100万回言えばよかった6話あらすじネタバレ
莉桜(香里奈)は自身を取り巻く現状に焦っていました。
元夫(長谷川初範)から、悠依から手紙が届いたことを知らされ、動揺。
さらに、莉桜は、かつて生前、涼香(近藤千尋)が10代の頃から繋がりがある闇社会の人間との件で、「お小遣い」をもらったと平気な顔をしていたことを思い出しました。
危機が迫る認識がなく、莉桜は涼香が利用されていることをわかっていて、その人物との接触を咎めていたのです。
莉桜(香里奈)が悠依(井上真央)からの手紙を受け取ったのと同じ頃、直木(佐藤健)は幽霊仲間の樋口昌通(板倉俊之)と共に成仏する方法を探します。
直木と樋口のことを通り過ぎる通行人たちを他所に、一人、彼らのことがわかる女性(菊地凛子)が。
悠依の引っ越しを知った直木は、急いで止めようと譲(松山ケンイチ)の元へ。
悠依は宋(シム・ウンギョン)に引っ越しを手伝ってもらっていました。
先輩の田島(少路勇介)は、幽霊の証言でもいいから、事件の手掛かりがほしいと、譲に訴えます。
譲に霊感があることを知らない警視庁全員が、彼の健康を心配します。
直木は譲に幽霊が見える彼に自分が頼りすぎたことを謝罪。
譲は、自分が警察としてタフでいないと職を失いかねないと直木に伝えました。
直木は譲が職を失う事がないように距離感を気を付けることに。
「あなたのような人がなぜ殺されなきゃいけないんだ。僕はそれが許せない」
「あんた、良い人だな」
譲の優しさに、直木は触れ、味方がいる心強さを感じるのでした。
悠依は宋(シム・ウンギョン)が亡き夫、佑慎との写真など思い出を全部消したことや、馴れ初めは彼女の方から夫にアプローチをしたことを告げました。
引っ越しの準備の際、業者から水漏れをしている事を指摘。
しかし、業者の一人、田中希也(永島敬三)は、悠依の家に盗聴器を仕掛けます。
その後、直木は、譲に頼み、譲の姉、叶恵(平岩紙)に昌通(板倉俊之)と共に、会いに行き、成仏するためのヒントをもらいます。
「そもそもなんで俺は消えずにいるんですか?」
「思い残しがある。事件が解決したら、消えるんじゃないかな。昌通さんは思い残しを探しているよね。死は理不尽だよね、ある意味平等。平等でなければいけないと思う」
悠依は子供の学習塾の仕事に出ている、池澤(荒川良々)に、直木と譲のことを話伝えます。
悠依が「直木がここにいる」という言葉に対し、悠依のメンタルを疑う、池澤。
譲が警察ということを知ると、池澤は急に動揺し事件の事を詳しく聞かれるのではないかと焦ります。
しかし、直木が事件の記憶を持っていないと知ると、どこかホッとする池澤。
その後、教室の子供に算数を教える、池澤をよそに、悠依は後にします。
さらに、昌通は子供好きで、叶恵の子供達の遊び相手をします。
「俺ずっとこうしていたいな」
叶恵の小学生の子供達も母親譲りで、幽霊の昌通が見える体質。
子供達の父親のように温かく接する、昌通。
直木は譲、昌通と共に、叶恵の家を後にします。
叶恵は3人を温かく見送りますが、彼女は弟の身に何か危険が迫っていることを察知。
それを悠依に話したことがきっかけとなり、直木は譲が抱える思いに気付きます。
その日の夜。
悠依の家にて、悠依は直木に事件が解決したら今後どうしたいか聞きました。
「俺は全てが片付いて事件が解決したら、自分の意思で消えたい」
その言葉を悠依に直接、伝えるべきか気遣う譲。
しかし、直木はそのままを伝えてほしいと譲に頼みます。
悠依は出かけてしまった直木に不安を感じていました。
「このまま思い残しが終わったら、直木が消えてしまう。それって直木にとってさみしいことですよね」
譲は悠依といてモヤモヤした気持ちに気付きます。
直木に、とうとう、悠依のことが好きなことを指摘されます。
「鳥野直木さんが好きな悠依さんが好きなんです。言えるわけないでしょ。この気持ちをずっと誤魔化すしかないんですよ。」
「消えるって…悠依さんの気持ちも考えて下さいよ。消えるとか言わないでくださいよ。消えるの怖くないの?」
「あんたに俺はむかついているよ。なにピュアに好きな気持ちを駄々洩れさせてんじゃねぇよ。悠依が他の人のになるの嫌だし、俺も言っている事ぐちゃぐちゃだけど自分が消えるのが怖いんだよ」
「もし、悠依さんに伝えたいことがあるなら、俺の身体使って下さい。声も聞こえる耳も俺のだけど…あなた達は最高だ。あなたの事が好きな彼女が好きなんだ」
翌日。
いつも通り美容室に出勤する、悠依。
その頃、悠依が働く姿を陰から見ながら、涼香とのことを思い出しました。
莉桜は、涼香が彼女たちが知るある人物に、お金をどんどん援助してもらっていて、歯止めが利かない様子を案じていました。
「もう、涼香とはこれ以上関わらない」と、莉桜。
「お金を使うと気持ちがスーッとするんだ」
涼香は重度の買い物依存症で、彼女自身、心が病んでいました。
涼香は、莉桜に、鳥野直木が持っている500万円をもらう代わりに、莉桜と縁を切ると交渉。
「それは嫌。鳥野直木が持っている500万を私にくれたら私、もう莉桜ちゃんと縁切るよ。見捨てないで。」
悠依は莉桜に連絡先をもう一度、伝えました。
「莉桜ちゃんは私が危ない目にこれ以上巻き込まれないようにしてくれているんだよね。今度は私が莉桜ちゃんを助けるよ」
莉桜は意を決して、悠依に電話。
「会ってこれから話そう。莉桜ちゃん。何が起きてるのかちゃん話して」
「警察にも言わないで」
莉桜に一人で会いに行く、悠依。
警視庁では、田中希也が傷害罪などの疑いがあることを譲、田島は捜査会議で気づきました。
さらに、田中希也の指紋は、涼香の指についた指紋と一致。
田中が涼香を殺した疑いを持ち、さらに、莉桜を追跡。
ふと、譲は悠依の近辺を怪しげなワンボックスカーが止まっていたことを思い出しました。
直木も譲と共に同行します。
ここで、莉桜と悠依の前に、黒のワンボックスカーが。
そのワンボックスカーから出てきたのは、10代の子供達に手芸やお菓子作りを教えている、武藤千代(神野三鈴)。
「久しぶりね、莉桜…やっぱり莉桜は綺麗ね。こっちへおいでよ」
彼女の存在に怯える莉桜は、おとなしく彼女の車に乗り込もうとしていました。
その頃、譲(松山ケンイチ)の姉、叶恵(平岩紙)は弟が霊と関わりすぎると、生気を吸い取られて、死んでしまう可能性が多いことを調べました。
その頃、案の定、譲は直木と関わったことで、体に不調が起こり、千代の車に乗り込んでしまった莉桜を追いかけることはできませんでした。
100万回言えばよかった6話感想・みどころ
直木の死の真相に一歩ずつまた近づいてきましたね。
譲はやはり、悠依が好きな気持ちに気付いたからこそ、自身の本音を隠して必死に足掻いている様子が伝わります。
悠依といると刑事として、直木の死の真相を探る協力者として接しているはずなのに違った変化を感じている彼がちょっとクスっと笑えました。
譲は直木が悠依に「事件が解決したら消える」と言うのはあまりにも酷だと必死になるのも、直木には悠依が好きってお見通し。
「ピュアな好きが駄々洩れしている」とはまさにその通り。
譲が直木に、自分の身体を貸してまで直木と悠依の力になりたいという優しさが画面上から伝わってきて涙腺崩壊です。
譲の愛情深い人柄は、幽霊を引き付けやすいとも感じました。
だからこそ、姉の叶恵が譲の身を案じていることや、彼がこのまま霊と関わることによって、命が失われる可能性が否めないのも納得。
後半は、莉桜と接点がある、希也と、彼女を精神的にも現実的にも支配下に置く女性、武藤千代。
表向きは小・中学生の女の子にお菓子作りとハンドメイドを教えているけど、彼女こそ、想像したくないけど、莉桜と涼香がかつて10代の時に「被害者」だった、児童買春の元締めなのではないかと思いました。
母親のような柔和な雰囲気を持ちながら毒親のような本性をちらつかせる、神野三鈴さんの演技がゾクっとさせられました。
大人になった莉桜を今でも、精神的に支配や、悠依のことで脅迫し続ける彼女の人間性が恐ろしい。
また、子供に一番関わる仕事をしている、直木の信頼している洋食店オーナー、池澤が今日もまた「匂わせ」ましたね。
学習塾で子供に勉強を教えている姿は本当に彼の穏やかな容姿からも人畜無害な良い人にしか見えません。
しかし、彼が莉桜と涼香を売春先に送迎する、「グーミー」の可能性がますます浮上していますよね。
悠依が霊の直木と会話すること、直木の姿は見えないけど、霊感体質の刑事、譲といることを話した時、池澤が事件のことに触れることがあるのか?と動揺ぶりは見逃せません。
しかも、幽霊の直木が事件当時の事を何も覚えていないとわかると、ホッと胸を撫で下ろしている部分があるから余計怖い。
池澤と希也、武藤は、莉桜と涼香の件で、接点があるとみて間違いないです。
波乱の展開が期待される、6話でした。