１００万回言えばよかった７話あらすじネタバレ
莉桜（香里奈）を車に乗せた人物、武藤千代（神野三鈴）が、直木（佐藤健）を殺した犯人なのではないかと悠依（井上真央）は怒りをあらわに。
一方で、その車を追いかけようとしていた譲は体調不良で倒れます。
検査の結果、宋（シム・ウンギョン）の病院にて、偽脳性腫瘍の可能性があると診断。
悠依は引っ越しの際に田中希也（永嶋敬三）が水回りを作業する際に、悠依の家に盗聴器を仕掛けたことを刑事から聞きました。
ただの頭痛と楽観視していた、譲に、同じく霊感体質の姉、叶恵（平岩紙）は、これ以上、幽霊と一緒にいると譲に命の危険が迫ると忠告。
「ご先祖様の資料にね、あったのよ！あんたは、共感性が高いから幽霊に命を吸い取られるて、死んじゃったんだよ」
さらに、叶恵は必死で父と共に弟のために祈祷。
叶恵の子供達の面倒を一時的に一切合切、樋口昌通（板倉俊之）に面倒をみてもらうことに。
そんななか、莉桜の行方を追っていた直木は、莉桜が連れ去られた場所や、そこで見聞きしたことを譲に伝えます。
譲は直木の証言を元に、単独で捜査を開始。
千代（神野三鈴）と、希也は、莉桜（香里奈）を家に連れて行きます。
莉桜は千代が未成年の子供達を騙して、性的虐待に加担していることを伏せたうえで指摘。
「あんたがしていることは綺麗でもなんでもない！」
「そうね…衝動？」
悠依の写真や、莉桜の夫をネタに、脅している様子を後をつけて見守る、直木。
その日の夜、直木は警察で譲に、希也と三鈴、莉桜の居場所を伝え、悠依の事も知っていることを伝えました。
また、悠依の自宅にて、幽霊の直木と、生きている譲が莉桜の件で話し合いました。
その頃、塾で講師もしている直木の元職場のレストランのオーナー、池澤（荒川良々）を訪ねる悠依と直木。
直木は教育関係の取材を受けていた池澤は、その後、口笛で直木を感じ取ることができました。
悠依と直木は本題として、池澤に話を切り出しました。
自分は元々、悪さをしたことがあり、周りの悪い大人に利用されたことがあった、恐らく莉桜も…と悪い予感を推測する、池澤。
「でも、俺は、勝さんの存在があったからラッキーだった」
悠依と直木は池澤と別れ、池澤は直木に、意味深な気持ちで、悠依の傍にずっといることを伝えるのでした。
また、池澤の教室で彼が、ぶどうグミを子供達にあげていたことを知りました。
譲はその頃、空き巣被害を装って、三代を訪ねました。
一人暮らしの女性を装った三代は素直に、譲を家にあげます。
譲はなんと不正で地元の名士である三代の家に少女たちも、希也もいないことを知ります。
さらに、彼は違法な捜査をしたことを咎められて動けず…。
そこで、悠依や直木に仕事抜きで、協力することにしました。
さらに、幽霊の謎めいた女性、原田弥生（菊地凛子）があらわれました。
弥生は悠依の家に移動。
彼女は医師の宋夏英（シム・ウンギョン）の友達で、１年前に交通事故を起こして亡くなり、運転中の脳出血で対向車に衝突。
その対向車の主はなんと、宋の夫で、彼はその時に死去。
状況がわかってから、弥生は宋に謝りたいことが心残りで、現世にきてから、幽霊が見える譲のことを知って彼に自分の思い残しの協力を求めたのでした。
後日。
譲は、昌通に、「相性ドンピシャだからこそ乗り移られるからそれが危険。3回乗り移られたら身の危険が及ぶ」と姉、叶恵の忠告を伝えました。
警察の生活安全課で、山崎莉果の事を担当の村中望海（穂志もえか）に調べてもらいました。
既に、児童相談所から心配されている莉果。
その頃、悠依は宋に、原田弥生を会わせていました。
「許さなきゃいけないのはわかる・・・でも、でも・・・どうしてあの日に、あの時間に、どうしてあの道を選んだの？どうして佑鎮の車に？謝られてどうとかじゃない、許すとかじゃない…そんな、ごめんなさい、あなたのことを許せない」
弥生の事情を知り、優しい彼女でも、夫の佑鎮の事で複雑な気持ちになりました。
譲をその後、診察した宋は、幽霊が原因であったとしても元気でいてほしいから、生きていてほしいから、治療を続けるように医師として忠告するのでした。
その夜、叶恵は悠依と直木をファミリーレストランに呼び、譲から離れてほしいこと、乗り移りはもっと危険だとオブラートに忠告。
「お2人にこんなこと言うのはひどい、勝手だと思います。」
「それは・・・みんな同じです。大事な人がいる、よく考えたら残酷ですよね」と悠依。
「他の人よりこの人、順番をつけることだもんね・・・ごめんなさいね。私は譲が大事。あの子はとても優しすぎるから」と叶恵。
叶恵の話を聞いた悠依は警視庁を訪れ、譲に直木と接触せず、悠依の家も訪ねないことを伝えました。
「さんざん、お世話になっておきながら申し訳ないですが、私達、魚住さんには本当に感謝しています。なんか、楽しかったし・・・今まで有難う御座いました。」
悠依はこれで良かったんだと踏ん切りをつけます。
その頃、莉桜を自宅から連れ去った後、GPS追跡で、悠依は莉香果を発見。
莉果は、助けを求めます。
「尾崎莉桜に言われてきました。助けて」
「警察に行けば殺すって脅されました」
昼間いても危険じゃないのは、祖母の家だと話す、莉果。
とりあえず、莉果を祖母の家に送り届けた後、警察へ。
しかし、直木と悠依はその途中で、鉄の棒を持った男に襲われます。
譲がなんとか咄嗟に駆け付けました。
譲は男を背負い投げて逮捕。
直木は悠依を幽霊ゆえに守ることができない無力さを感じます。
悠依は彼女たちを守りたかったと告げます。
「あなたは２０年前に彼女たちのような被害に遭われたことはありますか？」
譲は厳しく問い、女性一人で危険な目に遭いそうになった悠依を咎めます。
「私と莉果さんの違いは何？莉桜がいう、こっちって何？私は生きている」
「お前は生きていていいんだよ、無事でいてくれることの何が悪いんだよ」
譲はその言葉の深さを直木に、今自分に乗り移っても良いから伝えるべきだと涙ながらに売ってました。
悠依は直木が自分に伝えたいことは十分、分かっていると伝えます。
その頃、学習塾で不気味な表情を浮かべ、ぶどうグミを食べる、池澤。
彼こそが、莉桜と涼香を車に乗せ、児童買春先の元へ送迎している「グーミー」でした。
100万回言えばよかった7話感想・みどころ
莉桜が三代の車に洗脳されるように乗り込んだことで闇のベールが剥がされようとしていますね。
三代は希也を言いなりにして、少女を運んで車に入れるような立場にさせている恐ろしさ。
家庭に居場所がないか、反抗期で親との関係に不安定さを抱える小・中学生の子供達を巧みに信用させ、「習い事の先生」に成りすますのがとてもうまいですよね。
また、安心と愛情を求める少女たちにとって、「近所の友達のようなおばちゃん」に化ける三代がおぞましい。
そして、直木が恐らく知っているであろう、彼女が児童買春の元締めであることに作品であっても怒りが…。
一体どうしてこんな化け物のような人間性に三代はなってしまったのでしょうかね。
譲に希也と共に逮捕されて、二度と子供達と接触しないでほしいな。
直木と悠依は、譲を中心に直木の死の原因と、今回はかつての莉桜や涼香と同じように、三代によって性虐待の犠牲者になりつつある、莉果を助けます。
莉果を祖母の家になんとか、送り届けた悠依と直木だけど、三代が莉果の祖母を親切心で訪問しないことを願いますよ本当に。
直木にとって悠依は守りたい存在だけど、現実的に守れているのは譲。
その譲も、姉の叶恵の言う通り、共感性が高い優しすぎる性分だからこそ幽霊にとり憑かれやすく、命の危険も迫っている…。
直木のモヤモヤと無力さを感じる悲し気な表情に胸が痛いですね。
悠依は自分と直木、そして、宋の亡き夫にとても似ている譲の人生の為に離れる決意をするけれど、三代が指示した若い男に襲撃される寸前。
彼女自身も譲があと一歩遅かったら、直木とは別の意味で無力だと思いました。
自分の身体に乗り移られるハイリスクを覚悟で、悠依に生きていることへの罪悪感をもたないでほしいと思う譲の終盤の優しさが沁みました。
本当に悠依にとっても直木にとっても、譲は出会って良かった人ですね。
そしてラストに、相変わらず塾講師をし、直木のレストラン「ハチドリ」のオーナー、池澤。
直木に悠依の傍にずっと離れないでいてほしいと、彼女を守り続けることを優しく告げながらも、彼自身の本当の顔は、少女たちを買春する大人の元へ送迎する、「グーミー」。
これは私の憶測ですが、直木を殺した犯人ってまさかって考えてしまいますね。
誰がどう見ても柔和な顔つきで人当りも良い、池澤。
子供にも温かく接し、子供を親が預けたくなるような信頼性。
しかし、善人の皮を被った狼のような彼の素顔は、最後、グミを食べているだけでも身の毛がよだちました。
子供を送迎するだけにとどまっていてほしいですがね。
直木の死の真相と、莉桜が絡んだことでまたさらに、直木と悠依の歩みにリミットが迫っていると感じた7話でした。
