１００万回言えばよかった８話あらすじネタバレ
千代（神野三鈴）は、田中希也（永島敬三）は、譲が嗅ぎまわっていることを察知。
同時刻に、田中希也は池澤（荒川良々）とやはり繋がっていて、再会を喜びます。
莉桜（香里奈）と他の少女たちと、莉果は別の場所へ移動。
何の疑いもなく、少女たちは移動した家を面白がります。
莉桜は莉果に、力になってくれる人がいるから、学校へ行く振りをして逃げるように忠告
莉果(佐藤ひなた）は千代に洗脳されていましたが、逃げ出すことに成功。
また、莉桜が希也に背負われて連れ去られる現場を目撃していた彼女は、悠依の美容室に助けを求め、一旦は祖母の家へ、その後は児童養護施設へ保護されました。
高校合格が決まった、莉果はその後、悠依にヘアメンテナンスをしてもらいました。
「私、高校入学できても普通の生活には戻れないよ」
児童買春の被害者であることがネックになる彼女を悠依はそんなことないとフォロー。
莉桜はせめて、莉果と子供達の味方になろうと、取引先の大人達の取引名簿をスマホで撮影。
しかし、武藤に見つかり、田中に殴られて、失敗。
少女たちと共に、移動先に連れて行かれたのでした。
さらに、少女たちも児童買春の秘密を伏せれば、自由に逃げて良いと武藤から言われ、大金を渡された莉果以外の少女たちは戸惑います。
「全部忘れちゃえばいいわ、そしたらなぁんにも怖いことないから」
悠依（井上真央）を襲った犯人は特定されました。
しかし、莉桜（香里奈）の行方は分かりません。
直木（佐藤健）は、悠依のことを守ってあげられなかったことを悔いていました。
一方、譲（松山ケンイチ）は、直木の幽霊パワーを跳ね除けられる方法に気付きます。
悠依と直木はペットショップへ過去に行った時、直木が猫アレルギーであることがわかりました。
この猫アレルギーを利用すると、譲が直木のパワーを跳ね除けられることが発覚。
また、静電気を起こすと直木の存在を悠依が感じとることができると知り、大喜び。
悠依と譲、直木は再び、繋がることができました。
譲は莉果が児童養護施設へ入ったことをきっかけに、武藤千代を取り調べます。
しかし、千代はのらりくらりとかわし、「居場所のない子供達に食事や落ち着ける環境を提供しているだけ」と答えました。
それでも譲は、千代に最も厳しく確信をついたことを追求。
「通常の大人なら行き場のない子供達を警察に通報するはずです。でも武藤さん、あなたは未成年の彼女達に”仕事”をさせていた！これがどういうことか理解できますよね？」
「刑事さん、私がそんなことをさせていた証拠はどこにあるんですか？莉果ちゃんや他の子供達の行方も分かりません。それに、もしそれが事実だとしても、顧客名簿はどこにあるんでしょう」
物的証拠が見つからず、千代を逮捕できないもどかしさを痛感する、譲。
その日の夜。
直木は他の人の人生を生きることで、生き返る方法があると原田弥生（菊地凛子）から聞かされました。
また、弥生の思い残しを解決するため、弥生の亡き夫と容姿が瓜二つな譲が夫役になって、彼女に「愛している」を伝えました。
弥生は自身が幽霊になった思い残しが解消され、去っていきました。
直木と悠依は2人きりになった時、そっとキスをしました。
その感触を感じ取るために、直木は静電気を引き起こしました。
しかし、悠依は直木との別れが日々迫る現実を受け止め、「直木、消えても良いよ」と彼の今後を見守る決意が固まりました。
翌日。
弥生は宋の目の前に現れ、彼女が肌身離さず持っていた亡き夫からのマフラーを拾いました。
宋は一度だけ、実体化した、弥生と対面。
弥生の記憶がない宋は何の疑いもなく、マフラーを受け取りました。
そして弥生は消えていきました。
そんななか、田中希也（永嶋敬三）と莉桜が発見され、直木を殺した証拠も見つかります。
なんと、莉桜と田中希也は一酸化炭素中毒で自殺を図り、莉桜は意識不明で搬送。
意識不明で、脳の機能が低下すれば心臓が持たなくなるハイリスクだと語る、宋。
一方で、直木は武藤千代の自分が殺害されたことへの関与を拭えないと、譲に訴えました。
悠依の事を変わらず気に掛ける、レストラン「ハチドリ」のオーナー、池澤（荒川良々）は店を臨時休業。
池澤の子供食堂を利用していた、大翔と海翔は店を訪ね、無事、進学できたことが書いた手紙にし、ハチドリの店の前に置きました。
直木は2人の新しい旅立ちを見送りますが、なんと直木は池澤が事件現場を「なんであんなところに」と呟いていたことで亡くなった当時の記憶が少しかすめました。
その頃、池澤は善人のふりをして、悠依に接触。
尾崎莉桜は、悠依と直木の里親、勝が面倒を見ていたことに触れます。
「直木は納得している？今はいるの？」
「今は居ないと思います」
「僕は最近、勝さんの夢を見るんだ。ニコって笑って英介頑張れよって言うんだ。勝さんが暮らしていた家を市の許可が下りて、子供達の次の居場所にしようと考えているんだ。勝さんの家に行かないかい？」
譲と直木はその頃、捜査資料で、田中希也と池澤英介が繋がっていることを知りました。
直木は信じられませんが、それは事実。
池澤と悠依が、莉桜の病院を後にしてから、宋が莉桜の病室に入る不審な背の高い男の情報を譲に連絡。
背格好と服装から池澤英介であることを特定した、譲と隣にいる直木は、悠依に危険を知らせることに。
彼は悠依を勝の家に案内するなか、田中希也と話していた過去を思い出しました。
なんと、田中希也は、武藤千代の息子で、莉桜を殺すように言われていました。
しかし、希也は悪い事をする大人はみんな考えていることは同じと池澤の裏の顔を指摘。
続けて、希也は、母親である千代の悪事を訴えようと考えていて、池澤に協力を求めていました。
そして今、池澤と悠依は勝の家で作業をしていました。
譲は池澤が直木を殺した犯人であることをやんわり示唆。
スマホで悠依と池澤の状況がわかるように、スピーカーに切り替えます。
なにか理由をつけて、自分達が向かう前に、池澤から逃げるように指摘。
悠依は全てを確信し、池澤が直木を殺し、児童買春に関わっていたことを察知。
「あれ？悠依ちゃんとあの頃、僕会っていたっけ？」
悠依は子供時代に、莉桜と涼香が池澤の白いバンに乗っていた当時の記憶が蘇りました。
あの時、ぶどうグミをくちゃくちゃと不気味な咀嚼音で食べていた運転手の男は池澤です。
悠依はとっさに、直木が傍にいるとほのめかし、話題をすり替えます。
池澤は手に凶器を握って、悠依に近づきました。
直木が今この場にいる演技をし、状況を切り抜けようとする悠依。
直木はスピーカー越しに口笛を吹いて池澤に自分が悠依の隣にいることを錯覚させます。
その頃、病院では、莉桜の意識が戻りました。
１００万回言えばよかった8話感想・みどころ
直木と譲が、乗り移りや接触によって、直木の寿命に影響しないやり方が、猫アレルギー。
直木にとってはだいぶ迷惑だけど、幽霊パワーを跳ね除けられる優しい方法があってホッとしました。
私も猫アレルギーだから、直木がペットショップで何回も可愛い猫を見てくしゃみをしてしまうの共感。
怖すぎる…荒川良々さん演じる、「グーミー」こと、池澤英介の人間性が。
悠依にもついに自身の本当の姿を見せた、池澤。
勝の家を訪れるまでは平常通り、子供好きで、塾講師や子供食堂など誰がどう見ても良い人を演じ切っていて、荒川さんの演技の振り幅が圧巻でしたね。
更に、冒頭で出てきた千代と希也の歪な親子関係。
母親でありながら、未成年の少女達を性被害に遭わせて虐待しておきながら、譲の前ではのらりくらりとかわす計算高い女ですね。
居場所のない少女たちを売春させた顧客リストはあるのか？とすっとぼける顔を心から殴りたくなりました。
運良く逃げ切れた莉果以外の少女達にも汚い手とおぞましい方法で手にした大金を渡して、自分の事を黙認することを条件に解放する…。
しかも、心身に深い傷を負った女の子たちに対し、「全部忘れちゃえばいいわ。なぁんにも怖い事ないから」と猫撫で声で言った瞬間は、彼女の非道な人間性に怒りで震えました。
千代自身も少女時代に生きるためにそのようなことをせざるを得ない状況だったのかなとも疑問に思います。
譲と直木が、真相にたどり着き、悠依も莉果を保護して助けたことから、池澤の恐ろしい本性を察知できて良かったです。
池澤と希也の繋がりも恐ろしい…。
希也の生活環境からしたら、一見、お人好しに見える池澤を頼るのも無理ないですが、彼の悪の部分を知っての上で頼っていた裏側の関係も深かったですね。
莉桜が意識を取り戻したかどうか、状況によっては口封じしようと目論んでいる池澤に宋が気づいて、譲にコンタクトが繋がったのが救いですよ。
宋も譲に弥生が起こした衝突事故で亡くした夫のふりをしてもらったからこその助け合いの繋がりと行動力が素敵でした。
グミを不気味な音で咀嚼する池澤は、直木に児童買春の件がばれたことで殺したのか？はたまた別の理由なのか？本当に池澤なのか？
本日の8話を見る限り、池澤以外ありえないと思うのですがね。
「どうしてあの場所を知っているんだ」なんて…犯人じゃなきゃ言いません。
池澤と悠依の対峙シーン、直木と譲間に合ってくれ！と願う8話でした。
