366日

366日8話 明日香と遥斗のすれ違い

366日8話あらすじネタバレ

雪平明日香(広瀬アリス)は水野遥斗(眞栄田郷敦)、小川智也(坂東龍汰)、下田莉子(長濱ねる)、吉幡和樹(綱啓永)たちと地元の花火大会を楽しみました。

その後、東京に戻った明日香は、遥斗の妹、花音(中田青渚)から、遥斗が帰宅していないという情報を電話で知りました。

「龍ヶ崎駅で迷っていたところを宮辺さんが見つけてくれたみたい。」

しかし、遥斗はすぐに看護師の宮辺と共に帰ってきました。

明日香は遥斗を探す為、茨城に戻ろうとしますが、アノンの連絡に安心しました。

一方、輝彦(北村一輝)と、智津子(戸田菜穂)は、車で遥斗を探しに行った為、彼らの店「てるちゃん」では、花音が留守番をしていました。

遥斗の傍には看護師の宮辺紗衣(夏子)がいました。

花音は、紗衣が遥斗を見つけてくれたと明日香に伝えますが、自分達の地元に紗衣がいたことに疑問を感じていました。

翌日、明日香は遥斗に、一人にしたことを謝り、遥斗も心配をかけたことを詫びました。

「ごめんね心配かけて。」

「大丈夫だよ。今度、どこか行こうか?」

「考えておく。」

遥斗に診察の日。

「今までできていたことが分からなかったり、症状や緊急連絡先を書いたヘルプカードを常備しておいたほうがいいかもしれません。」

池沢友里(和久井映見)の診察を受ける遥斗を待つ間、明日香は紗衣に、先日の件のお礼を伝えました。

「祖父母を訪ねる為に龍ヶ崎にいました。」

「宮辺さんに見つけてもらえて良かったです。」

そこで、明日香は紗衣が花火会場にいた理由を聞きました。

そこに診察を終えた遥斗と花音が来ました。

「宮辺さん有難う御座いました。」

2人共、紗衣に礼を述べ、明日香と共に病院を後にします。

「こっちだよね?」

「大丈夫、私も電車反対方面に乗っちゃったことあった。ねぇお腹空かない?」

2人は肉まんを頬張りながら歩きました。

帰宅後、遥斗は次に出かける予定を明日香とメールします。

「このお店どうかな?」

「美味しそう!lここにしよう。」

「お兄ちゃん、これ混ぜて。」

花音から料理の手伝いを頼まれ、手先の練習をしながら、遥斗は次の明日香との予定を心待ちにしていました。

翌日。

遥斗は仕事場で、書類の書式を変えたことを女性の先輩に指摘されるものの、何もおとがめなし。

花音は、恋人の滝本竜也(中沢元紀)と共に、兄を微笑ましく見守るのでした。

「お兄ちゃん、また一から恋しちゃってるね、明日香さんに。」

「そうだね。先輩、元気そうでよかった。」

「そういえばお兄ちゃんの同僚だけど、木嶋さんが就職のこと相談に乗ってくれるみたいだよ。」

「ありがとう。」

木嶋(前田公輝)は恋人、芽美(高田里穂)から夜、明日香と食事をしていたことを黙っていたことを指摘されました。

「明日香さんのことどう思っているの?私たち、もう終わりにしたほうがよさそうだね。私、100%こっちを見てもらえないとダメなんだ。それにもうこの年だし、寄り道している暇ないんだよね。ありがとうね、楽しかった。荷物は後で送って…じゃあ。」

木嶋は、芽美との恋に別れを告げました。

遥斗と明日香は、ディナーを楽しみ、地元のマスコットキャラクターの話や、デートをした時の思い出を語りました。

「このベンチで朝まで話していたんだよ。あの時も遥斗、ハンカチ強いてくれたんだ。思い出したの?」

「ううん、なんとなく」

「あの日、桜が満開で…!」

「うん、桜…綺麗だった!」

遥斗の記憶が少しずつ回復していることを喜ぶ、明日香。

翌日。

遥斗、明日香、和樹、智也は、莉子は、遥斗が店の絵画を描いたレストランでランチを食べる事に。

「俺、花音ちゃんの彼氏の滝本竜也です。遥斗先輩の同僚の木嶋さんのおかげで、ここにアルバイトが決まりました。」

なんと、竜也は、そのレストランでアルバイトが決まりました。

「オカベ音楽教室の演目、花のワルツに決定しました。」

「俺は、自社農家のホームページを花音ちゃんが手伝ってくれることになった。」

「おめでとう!」

「じゃあ今日はお祝いだね。」

明日香は「オカベ音楽教室」の演目が「花のワルツ」に決まったことや、智也は、花音が、彼が家族経営する農家のサイトのホームページを立ち上げてくれることになり、遥斗たちと祝杯をあげるのでした。

また、職場では、友里の小学生の一人娘、菫(宮崎莉里紗)が彼女の発表会に来てくれることを喜ぶ報告を受けました。

そして、オカベ音楽教室のクリスマスコンサートが開催。

明日香は、花のワルツの演奏を見守ります。

客席には遥斗、莉子、智也、和樹、友里と菫もいました。

演奏会終了後、智也は莉子に声を掛けました。

「莉子、あっ、あのさ…また飲みに行こう。」

「うん。」

莉子は智也が自分のことが好きな事に薄々気付き、呟きます。

「何よ、ヘタレめ」

遥斗は友里親子と遭遇。

「体調はどうですか?」

「大丈夫です。有難う御座います。」

「花のワルツ、良かった。演奏会楽しかった。」

遥斗は友里と菫と別れた後、和樹に背中を押されました。

「遥斗は明日香、優先だろ。俺に見たいになるなよ。」

遥斗はその後、明日香と合流します。

「演奏会の曲目が花のワルツで良かったよ。」

そこで2人は、「花のワルツ」にまつわる学生時代の話をしていました。

「花のワルツ、明日香が演奏しているの聞いたよ。」

「遥斗、あの時、サッカーの試合でいなかったよ。思い出したふりをしてくれたの?もしかして隅田川のあの時も?」

「うん…ごめん。」

「もう気ぃ遣わないで。記憶が戻らなくたって、私は今の遥斗といて楽しいし。」

「本当にそう思っている?」

「え…?」

「嘘付いたのはごめん。」

翌日。

「昨日はコンサート来てくれてありがとう」

明日香は花音と遥斗に届くようににメール。

しかし、明日香との話のすれ違いで、気まずくなる遥斗。

明日香は友里に相談。

「記憶障害の人に昔の場所について話したり、現地に行く事は良くないですか?」

「そのことで記憶を思い出す事もありますよ。」

「遥斗の為にって思っていましたが、結局は自分のエゴみたいな…」

「自分を責めないで。私もそういうときがあったわ。愛情だと思う。明日香さんは遥斗さんと向き合っているわ。」

遥斗は、少しきつい女性の先輩、高津から彼の弟が29歳になったことを知りました。

社内でも微笑ましく、同僚たちと会話することができ、仕事も慣れてきました。

ランチタイムに、紗衣と出くわしました。

「ああ、会社のビルがここで。」

「あのもしよかったらお昼一緒に食べますか?」

「はい。お昼これだけですか?

「あまり食欲なくて。」

「大丈夫ですか?」

「宮辺さん俺みたいな患者いっぱい見てきましたよね。明日香とかみんなが話す昔の自分は全然知らない自分で…。昔の自分に嫉妬しています。思い出していないのに思い出したふりをして。僕といる時、幸せだなって思ってもらえるように頑張っています。」

「水野さんは前に進んでいますよ。明日香さんだって自信をもってそう思っていると思います。水野さん、インスタまた見て下さい。元気になれるイラストアップしておくので。」

明日香は丁度、遥斗にメールをしました。

しかし、既に宮辺とランチを済ませた遥斗は明日香に気付きません。

「遥斗、どうでした?」

「普通でしたよ。さっきそこで水野さんと偶然会って。水野さんのことちゃんと見て下さいね。」

明日香は自分よりも遥斗の事を立場は違えど把握している紗衣に、女心が募り、モヤモヤが募りました。

遥斗は和樹を呼んで食事に誘います。

「もしかして芽美とのこと気にかけてくれた?彼女とは価値観が似ている気がして。でも寄り道している暇ないって言われたら何も言い返せないよな。」

「うーんそうか。俺も寄り道させちゃってんのかな。明日香に。今の俺は男として見てもらえていなくて、保護者みたいな。この状態のまま明日香といっしょにいていいのかなって。」

「俺、明日香と遥斗が笑っているところ昔から好きなんだ。2人でちゃんと話してみたら?あ、智也だ。和樹、今食事中?」

「なあまたみんなで集まる会しない?」

「智也が自分でやればいいじゃん。莉子、誘いたいだけだろ?」

「えー、和樹が何か企画考えてよ。」

翌日。

明日香、遥斗、智也、莉子、和樹で、ログハウスでアウトドアをすることに。

料理をみんなで作る時、サラダの作り方がピンとこず、遥斗は明日香に手助けしてもらいました。

できることをやろうとする遥斗と、過干渉になってしまう明日香。

「明日から資格試験の勉強するから、今日はお酒呑もう。」と、莉子。

「じゃあ俺もお酒呑もうかな」

「ダメだよ、先生から禁酒しろって言われているじゃん。」

「この遥斗が作ったサラダ美味しいね。」

「そんなことない。明日香はずっと無理している。」

「していないよ。」

「みんなに無理させている。」

「遥斗は昔も今も遥斗は遥斗だよ。気を遣うのもお互い様じゃない?」

「ごめん、ちょっと外の空気吸ってくる。」

「遥斗…」

「明日香が好きなのは、昔の俺だよね。今の俺には同乗しているだけ。」

「そんなことない

「思い出せない俺にがっかりしている」

「していないよ!」

「本当の事言ってほしい。本音で話したい。」

「そうだね…私のことも、楽しかった思い出も、全部忘れちゃった遥斗を見ていると、悲しかった。けど…悲しいって思っちゃう自分が嫌で、遥斗に嘘をつかせた自分は最低で…遥斗を支えたいって言っていたのに…私は遥斗を追い詰めてた。きっと遥斗も無理してたよね?何も覚えていないのにいきなりこの人が彼女ですって言われて…戸惑ったはずなのに。一生懸命合わそうとしてくれてた。ごめんね、しんどかったよね?」

明日香は瞳に涙をためながら打ち明けました。

「たしかに。無理はしてたかもしれないけど。俺はただ明日香に笑ってほしかった。やっぱり、一緒にいないほうがいいのかな。」

「えっ…?」

「もう悲しませたくない。」

「私だって悲しませたくない。遥斗の哀しい顔見たくない。」

「だったらもう彼氏とか彼女とかそういうのじゃなくて…」

「友達に戻る?」

「そっちのほうが良いと思う。」

「そうだね。」

「ごめん」

2人の気まずい様子を和樹が複雑な顔で心配して見ていました。

366日8話感想・みどころ

明日香と遥斗、お互いを思いやりすぎて、すれ違いが起こり、本日はとても切ない展開になりましたね。

遥斗は記憶がまだ不安定のなか、明日香に気を遣い、よく思い出せないことも、思い出したふりをしていて、明日香の笑顔を取り戻そうとしていましたし、明日香は明日香で、遥斗の健康を気遣うあまり、お酒の制限や、料理など日常の事を手助けしすぎていると思いました。

「明日香は昔の自分が好きだよね。」

遥斗の言葉にまさに共感しました。

明日香は遥斗の事を「病人」扱いしすぎるなと思うところはありました。

男として、大人として認めてもらえない、遥斗のもどかしさが伝わりました。

今の明日香と遥斗が、恋人ではなく、もう一度、0から再スタートして、お互いを徐々に好きになっていく方向性がベストだと思います。

紗衣は「良い人」なのか、それとも遥斗と昔「何か」あって、彼を明日香から奪おうとしているのか…どうも微妙になってきました。

これまでの紗衣は、明日香と遥斗が仲睦まじく歩く背中を、不機嫌そうな顔で見つめていたりして、不穏な空気が漂いました。

今日も偶然とは思えないほど、遥斗が龍ヶ崎にいることをわかっていて、偶然を装って助けたように伝わりました。

しかし、今日の8話では、遥斗が明日香からまだまだ手助けが必要と思われているところに焦りがあるのを感じ取り、一歩離れたところで見守っていてホッとしました。

明日香のほうがむしろ、紗衣を疑っていて、この2人が遥斗を巡る敵同士にならない事を祈ります。

恋人同士としてはとても心苦しいけど、また新たなかたちで距離を縮める、明日香と遥斗を応援したい8話でした。

 

 

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