366日

366日4話 莉子と明日香の衝突と遥斗の変化

366話4話あらすじネタバレ

水野遥斗(眞栄田郷敦)が入院してから3カ月が経過したものの、未だに彼は目覚めません。

雪平明日香(広瀬アリス)は、遥斗が目覚めることを信じて付き添いながら奇跡を信じていました。

「雪平さん、パトリアに彼女と一緒に行って来て良かったですよ。」

受付の仕事の合間に、静原(前田公輝)とカジュアルな会話を交わしました。

ある日、音楽教室で働く明日香は、クラリネット講師の根岸祐(李千鶴)ら講師仲間の集団をパトリアで見かけました。

同僚の戸田彩乃(清乃あさ姫)によると、空き教室でチャリティーコンサートの練習をしているとのことでした。

すると、室長の山浦久典(赤ペン瀧川)が、明日香もコンサートに出てみないかと提案してきました。

高校からクラリネットをやっていた明日香に期待の声が高まるものの、明日香は「今は聴く専門なので」と言って断りました。

「雪平さんもデートですか?美味しいもの食べに行くんですか?」

「行けたらいいですけどね、彼、四月から意識不明で…」

「え?!」

明日香と遥斗のことを初めてサラッと触れる程度に聞いた静原は言葉を失いました。

病院に行った明日香が遥斗にそんな出来事を話していると、下田莉子(長濱ねる)と小川智也(坂東龍汰)が来ました。

「向こうから誘ってくれたからやってみればいいのに。」

話を聞いていた莉子は、明日香は自信なさげです。

そんな莉子も遥斗に伝えたいことがあり、それは彼氏であった狛江崎亘(岩永丞威)と結婚することでした。

「実はね、私、結婚するんだ。」

「え?彼氏いたの?」と智也。

「いるよ。何言ってんの。」

「昔から莉子は男運悪かったよね。」

「昔の話でしょ。」

返事のない遥斗の代わりに、喜ぶ明日香と複雑そうな顔の智也。

智也は病室で、自身の内服薬を看護師の宮部に届けてくれました。

「薬?どっか悪いの?」

「日々の体のケア、大事だからね。」

一方、遥斗との過去のいざこざを解消できた吉幡和樹(綱啓永)も彼女の佐竹芽美(高田里穂)と自分の写真が飾られている遥斗が手掛けた店「パトリア」へ行く約束をしていました。

「パトレアいつ行く?」

「日にち決めよう。」

そんななか、莉子は帰宅中、電話中の亘に出くわします。

「今日はね、良いお肉買ってきたんだ。ご両親のお墓参り、いつ行く?」

「莉子、話がある…」

アパートに帰ると、亘は話があると言って切り出してきました。

明日香はあくる日、仕事をしていると山浦に声を掛けられました。

「楽器やってたよね?またやってみるのもいいよね。」

その後、仕事帰りに、莉子がいるカラオケへ向かう、明日香。

「あいつ、結婚していた。秒で別れたよ。今までおじさんとか色んな人と付き合ってきたよ。でも、不倫だけはしないって守ってきたのにやらかした。遥斗に報告に今から行こう!」

なんと、恒が既婚者で、莉子と同棲していたことが判明しました。

莉子は既に暴飲暴食で、泥酔しています。

明日香は莉子を介抱して彼女の家まで送りました。

「なんかあった?俺で良ければいつでも協力するからいつでも言って?」

和樹(綱啓永)は残業中に話します。

智也はトレーニング中、父は腰痛、母親からいつ実家に帰って来るか電話がありました。

明るく振舞いますが、彼は、感覚鈍麻、握力低下などの症状が起こる病気を抱えていました。

家族にも明日香達にも隠しています。

今までは注射薬で症状を抑えていたものの、もう限界な症状でした。

手術には1年はかかると医師に言われていました。

明日香はカフェで、遥斗の病院の看護師、宮部紗衣に出くわしました。

その後、明日香は紗衣と別れてから遥斗のお見舞いへ。

智也は先に病室に行き、遥斗に呟きます。

「俺さ、手術するのに1年かかるんだ。前向けって言われても…」

入れ替わりで、明日香は莉子のことを告げました。

「昨日、大変だったんだ。莉子が荒れちゃってさ。」

LINEの既読がないので、お見舞いの後に、莉子に会いに行きました。

その帰りに亘に会いました。

合鍵を返しに来たのです。

「3年前から妻とうまくいかなくて…信じてもらえないかもしれないけど、莉子のことは本気だった。」

「だとしても莉子を騙していましたよね?」

「莉子にもう一度、謝りたくて会いに来ました。」

「莉子はずっと不倫はしないって言っていたんですよ。だったらもう少しけじめをつけてからにしてくれませんか?お願いします。」

その後、亘と別れてから、明日香は遥斗が一人暮らしをしていた家の整理をする事に。

妹の花音が既にやっていて、遥斗が住めるような状況でない為、解約することになったのでした。

荷物の整理が終わると、間もなく、莉子から通知が。

その後、莉子と対面。

「亘さんと何があったの?」

「けじめがつくまでは莉子にもう会わないでほしいって言った。」

「なんで?もう別れたのに。亘さん明日香には前から気づかれたかもって言っていた。」

「女性からLINEきていたの偶々見ちゃったんだ。」

「なんでそれ信じるの?」

「信じたかったんだよ。莉子が大好きになった人だから。」

「結局、私、騙されたんだよ。見る目なかった。」

「莉子には良い人が見つかるよ。」

「今度こそやっといい人が見つかったと思ったのに。理学療法士の夢も応援してくれた。明日香には分からないよね。クラリネットも講師も全部逃げていたよね。明日香はなにか一つ頑張った事ないもんね。」

「そりゃ分からないよね。でも莉子は私の気持ち、わからないよね。ずっと目を覚まさない人を思う私の気持ち分かる?誰だって抱えているものは人それぞれだよ。」

「はいはい、明日香はいつも正しいよね。」

翌日。

遥斗を見舞う、明日香。

「莉子と喧嘩したよ。明日香は何も頑張っていないって言われてグサッときた。でもそういうこと言ってくれるのは莉子だけだったんだ。寒くて、遥斗の事を駅で待っていた時、莉子が温かい飲み物をくれた。一生友達でいたいと思った。莉子に何かあったら絶対に支えるって決めていたのに…ダメだね、私。…あっ、和樹?」

和樹が多忙な中、駆け付けました。

「仕事大変そうだね。大丈夫?」

「うん、忙しいけど何とか。明日香、大丈夫?聞こえちゃってた。さっきの話。俺と遥斗みたいに長引く時もあるし、一旦長引くときついから。明日香と莉子にはそんな風にならないでほしい。ごめん、いいアドバイスとかできないんだけど。」

「良いよ。」

ふと、遥斗の痙攣発作が起こりました。

「強直発作です。発作によって、呼吸が止まることもあるので、痙攣予防の点滴、増やしておきます。昨日、元気でもいつどうなるか分からない?いつどうなるか分からない、明日はどうなるか分からない。」

主治医の友里(和久井映見)も優しく寄り添いました。

ふと、莉子は学生時代から失恋するといつも明日香が寄り添ってくれたことを思い出し、自分の行いを後悔するのでした。

そもそも、莉子が明日香を軽音楽部に誘い、クラリネットを吹く楽しさを、教えたのでした。

夜、明日香は学生時代と同じように、莉子に飲み物を渡しました。

「はいこのあいだはごめんね。」

「なんで謝るの?悪いのは私なのに。」

「あの時はホットだったね。温かくて嬉しかった。莉子が私にむかついていても私は莉子と離れたくない。莉子と一緒にいたい、それを伝えに来た。」

「私だってそうだよ!でもあんなひどいこと言って、明日香に八つ当たりして本当に最低だった。本当にごめんなさい!」

「私こそ、莉子の気持ちもっと考えるべきだった。」

「さっきね、亘さんに会った。ほんとにちゃんとお別れした、彼も納得してくれた。」

「そっか」

「なんでもっと早く出会えなかったんだろ。ここ最近は考えても仕方ない事ばっか考えてた。知らなかったとはいえ、奥さん傷つけたの確かじゃん。でも何度も連絡きてぐらついてそんな自分がまた嫌になって。でも…ちゃんと終わらせた。頑張った。好きだった。本当に好きだったんだ。…明日香、良い匂いがする。」

莉子は明日香と仲直りし、ハグしながら、終わった恋を悲しみました。

明日香にハグされた時、学生時代にハグした時と同じように、明日香は良い香りがしました。

その後、明日香の家でお酒と食べ物を食べ、学生時代に明日香と莉子が描いた落書きが描かれたスケッチブックを見ました。

「明日香さ、なんでクラリネットやめたの?就職も音楽関係にせっかくい行ったのに。」

「受付事務だし。莉子もこの間言っていたでしょ。音大受験もどうせ最初から無理だってあきらめていた。こんな中途半端な人間が音楽やる資格ないって思っちゃって。」

「そうかなぁ」

ふと、イラストブックを見ていた2人はある事に気付きます。

遥斗が同じスケッチブックに描いたイラストでした。

明日香の絵を「下手くそ」とわざと揶揄いながらも、明日香への優しいメッセージを書き残していたのです。

「いつもパワーをもらってる。」

「明日香、遥斗ね、明日香のクラリネットの音にいつも励まされていたんだって。俺も頑張ろうって。誰かの心を動かすことってすごいじゃん。明日香はもっと自分に自信を持ったほうが良いよ。」

莉子は介護職の仕事に出かけ、和樹は写真を撮り休日を楽しんでいました。

智也は病気を隠してトレーニングをしています。

明日香は、莉子の言葉に励まされ、クラリネットに向き合う決意ができました。

クラリネットを取り出し、「さくらのうた」を演奏します。

遥斗が元気だったあの頃の思い出が脳裏に焼き付いています。

明日香は、遥斗が目を覚ました通知を聞き、妹、花音、父、輝彦(北村一輝)、智津子(戸田菜穂)が見守るなか、遥斗はみんなのことが分からず、ぼんやりとみているだけでした。

366日4話感想・みどころ

明日香、智也、莉子、それぞれに余裕がないことが伝わりました。

莉子はもう少し、大人になってほしかったなと思いました。

仕事が終わってから駆け付けた明日香に失礼ですよね。

様々な恋愛を経験してきて、不倫だけはしない、今度こそ幸せを掴むと思っていたから、その絶望は大きいかもしれませんが…。

10代の少女のように、「明日香には私の気持ちは分からない」なんて言わなくても…。

それでも、明日香と莉子の間にある絆が壊れなくて良かったですね。

和樹も積極的に関わるようになって、明日香と莉子にとって、遥斗の事で頼もしい存在になると思いました。

智也の症状が進行していて、遥斗と同じように何かしら彼の身にも起きないことを願いたいです。

遥斗がようやく目を覚ましたと思ったら、ぼんやりしていて、何かしらの症状が起きていますね。

明日香達の事、認識していないような気がして、心配です。

目を覚ました遥斗と、明日香達の新たな闘いが始まったといえる4話でしたね。

 

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