366日

366日9話 JO1ファン歓喜!明日香ママの趣味に共感!明日香は和樹と?

366日9話あらすじネタバレ

遥斗は、花音と花音の彼氏、竜也(中沢元紀)に引っ越しの手伝いをしてもらいました。

彼の一人暮らしを見守る2人。

雪平明日香(広瀬アリス)は高次脳機能性障害を持つ、水野遥斗(眞栄田郷敦)を懸命に支えてきました。

遥斗は復職し、戻らない記憶の穴埋めをするかのように、明日香に気を遣います。

「遥斗とは友達に戻っただけ。それより試験もうすぐでしょ?風邪ひかないようにね。弁用頑張って。じゃあね。」

お互いを思いやり、友達としてやり直すことにしたのでした。

数日後、明日香に下田莉子(長濱ねる)から電話がありました。

心配する莉子に、明日香は遥斗と友達に戻ったことを伝えました。

一人暮らしを始めた遥斗の家に、吉幡和樹(綱啓永)が訪ねてきました。

「遥斗、ごめん、あの時、話聞いてた。ずっと思っていた。2人があんなことになったのは俺の精じゃないかって。俺が忘年会企画したせいで。」

一輝は、自分が忘年会を企画したせいで、遥斗と明日香が別れることになったのではないかと詫びます。

「遅かれ早かれそうなっていたと思うから。お互い笑って過ごす為に別れた。今は色々とにかく頑張らなきゃと思っている。」

「一人暮らしもそれが理由?」

「うん。この蕎麦美味いね。」

年越しそばを食べながら微笑む2人。

遥斗は遅かれ早かれそうなっていたと言って、和樹のせいではないと伝えました。

明日香は、樋山ちなみ(鈴木綾音)から室内のサークルに入らないかと誘われました。

「雪平さんどうかな?」

「僕もクリスマス演奏会を見ていいと思って。」と静原(前田公輝)。

明日香は一度、見学して見ることにしました。

その頃、遥斗も社内で行われる新店舗、新メニューのコンペに興味を惹かれていました。

莉子は試験勉強中、智也が手料理を作ってもってきてくれました。

「あの2人に何かできないかなって思っているんだ。」

「見守る事しかできないよ。試験勉強頑張れよ。」

明日香のマンションに母の真由美(中島ひろ子)が来ました。

「今度、JO1っていうグローバルボーイズグループの新曲発表があるのよ。パフォーマンスも見た目もめちゃくちゃ最高!お母さんの推しは景湖。しばらく泊ってもいい?友達といっぱい約束しちゃって。ご飯はお母さん作るから。」

推し活のイベントに参加するため、しばらく泊めてほしいと頼む真由美を明日香は迎え入れました。

明日香の母はその後、同じ推しがいる友達と電話し、楽しそうに笑う母を見守る明日香なのでした。

その頃、遥斗は宮辺紗衣(夏子)と偶然会い、龍ヶ崎コロッケを食べました。

莉子は試験が終わり、智也に声を掛けられました。

「莉子、試験お疲れ!」

「智也、ありがとう。飲みたいねー」

「飲もうよ。みんなで莉子のお疲れ様会やろうと思っているんだ。」

明日香の家では、JO1のコンサートを終えた母、真由美(中島ひろ子)が帰宅。

「楽しかった!好きなことがあるっていいよね。生きていて良かったよ。」

明日香に莉子の試験の「お疲れ様会」をやろうと、小川智也(坂東龍汰)から電話が入りました。

「明日香、莉子の試験が終わったからお疲れ様会やりたいんだ。明日香もどう?」

「いいね、みんなに会いたい。」

智也は和樹にもメールし、和樹は了承。

勿論、笑顔で答える明日香ですが、電話を切るとその笑顔は消えていきます。

翌朝、真由美と朝食を食べていた明日香。

「お父さん、乾電池?自分で買ってきてよ。」

電話を切った真由美は明日香に愚痴をこぼします。

「お父さん、家事は女がやるものだといつまでも思っているから一人でなんでもやる訓練させているのよ。私だっていつなにがあるか分からないんだから。」

莉子のお疲れ様会をする明日香達。

明日香は赤ワインを飲んでいました。

「遥斗、仕事終わらないって。」

遥斗は新しいコンペの仕事に挑戦し、優しい同僚の木嶋と共に残業していました。

「昔の自分に挑戦したいんだ。」

飲み会の帰り、明日香は具合悪くなり、和樹に送ってもらいました。

「わざわざすみません!ありがとう御座います。」

「お母さんあたたかい飲み物出してあげて。」

明日香はすぐ眠ってしまいますが、和樹は真由美に紅茶をもらいました。

「明日香、昔から植物のお世話するのが得意で。」

「お父さんに似たのかもね。明日香、最近なにかあった?最近元気ない気がしたから。あの子ね、昔から気を遣う子でね。そのうえ頑固なところもあってね。」

「友人に対してもそうです。いつも自分よりも周りを優先してて。」

「良かった。吉幡君のような人がお友達で。」

「僕だけじゃないです。みんなが明日香さんの力になりたいと思っています。」

翌朝、明日香は体調が良くなって起きました。

「あっ、明日香、体調どう?」

「寝たら良くなってきた。」

「和樹くんいい子ね。明日香が紅葉饅頭を食べ過ぎた話をしちゃった。」

「しょうもない話しないでよ。」

「じゃあお母さんスカイツリー見に行ってくるね。」

スカイツリーの言葉を聞いて、遥斗が事故に遭う前のことを少し思い出してしまうのでした。

遥斗の家、水野家では、竜也と花音が訪れました。

「3カ月?お前…今3ヶ月って?」

妊娠3カ月と勘違いした輝彦(北村一輝)ですが、竜也のアルバイトの話しでした。

「遥斗の様子どう?」

「ときどき見に行ってる。」

「ちょくちょく見に行ってあげてよ。やっぱり一人暮らしはまだ早いかなって思ってたんだけど。」

「あいつが決めた事なら良いじゃないか。」

遥斗の新しい一歩と花音の現状を見守る輝彦と智津子でした。

遥斗は、看護師の紗衣(夏子)とまた偶然、再会。

遥斗は、紗衣に最近はまっているお菓子をお茶菓子に出しました。

遥斗が帰っていく紗衣を見送っていた様子を偶然目撃した、竜也と花音は複雑な気持ちでした。

その夜、真由美は推し友達とアメ横や浅草、スカイツリーに出かけた様子を幸せそうに見せます。

「明日香と差し飲みできるなんて嬉しいね。大人になったね。こっちがアメ横で、こっちが雷門。スカイツリー…明日香?どうした?」

「あのね、あのハチミツくれた、水野遥斗くん覚えている?スカイツリーでデートの待ち合わせをして、事故に遭ったんだ。」

「あの事故で間に合わなかったの私のせいだし、私は遥斗の幸せを願わなきゃって思っている。」

「強がりだね明日香は。そこまで人を好きになるってなかなかないよ。誰のせいでもないよ。明日香は精一杯やったんだよね。」

「お父さんとお母さんみたいに分かり合えている関係になりたかったな。」

「そうでもないけどね。明日香が高2の時、お父さん転職したいって言い出して広島から茨木引っ越したでしょ?会社務めがずっと苦しかったんだって。心を壊す寸前までお父さんの苦しさにお母さん気付いてあげられなかったんだ。夫婦でも恋人でも理解するのってほんと難しいよ。それでも理解したい気持ちを持ち続けることは大事かなって。そのうえで心から一緒に笑えるかどうか。明日香にもそういう人はいつかで会えるし、明日香にも笑える日が来てほしいと思っているよ。」

「お父さんとは笑える?」

「うん、笑える。」

「お父さんお母さんの推し活動について理解してくれている?」

「それが理解していないのよねこれが!あっちだって釣りしているのよ。ため込まないで何かあったら言うんだよ。」

明日香の母は翌日、故郷に帰って行きました。

「親も当たり前だけど親の人生があって、親には親の思いがある。自分の知らない親の人生の歴史があるなって思って。話聞いてしみじみしちゃった。」

和樹は母と母の再婚相手の結城に会いに行きました。

結城は社長就任。

明日香は、室内楽サークルのことで、静原と会話が弾みます。

「静原さんもいかがですか?ちなみさんも静原さんのピアノ聞きたいんじゃないんですかね。」

「やってみたらどうかな?」

上司の山浦(赤ペン瀧川)も後押しします。

「頑張ってみようかな。」

遥斗は仕事の合間に紗衣にメール。

「明日香、この間母親に会ってきたんだ。もう再婚しただけど。学生時代、俺やつあたりしちゃって。実家とは縁を切ろうと思っていたけど、親には親の思いがあるって明日香言ってたろ?ずっとくすぶっていたモヤモヤがすーって消えた気がした。会って良かったよ。明日香、ありがとう。」

「会えて良かったね。」

遥斗はまた紗衣と会っていました。

紗衣は遥斗の名前入りのものを渡しました。

「龍ヶ崎高校野球部水野遥斗。」

「実は私、学生時代に水野さんに痴漢から助けてもらったことがありました。その時に渡せなくて。実は私、両親が亡くなって、竜ケ崎の祖父母に育てられました。あの時、ちゃんと渡せればよかったなと思っていて…。昔の自分と今の自分は違うって水野さん言っていましたけど、昔も今も水野さんは温かい人だと思います。水野さんのこと好きでした。でも後ろめたい恋愛は嫌だからこれで最後にします。有難うございました…お元気で!」

その後、遥斗は紗衣の言葉が気になり、彼女を追いかけました。

「ごめんなさい…今だけ。今だけでいいから。」

明日香と和樹は一緒に歩いていて、和樹は偶然、紗衣と遥斗に気付きました。

和樹は明日香の気持ちを察し、知らないふりをしようとしましたが、明日香はショックを受け、その場を立ち去ろうとします。

「明日香…明日香!」

「ダメだ!忘れようと思ったけど、やっぱりだめだ。本当は今でも会いたくて声が聴きたくて。遥斗もそうだといいなと思って心のどこかで期待しちゃった。なにやってんだろうね、私、ほんと、バカみたい。」

明日香は遥斗が好きだった気持ちが溢れ出し、ショックで泣いてしまいます。

和樹は「なにも言わなくて良い。」と言って、明日香を後ろから抱き締めるのでした。

366日9話感想・みどころ

明日香と遥斗が友達に戻ってから、紗衣が遥斗に急接近し、遥斗に初めて自分のことを明かしましたね。

やはり視聴者さんみんなも私含めて推測していましたが、かつて遥斗が痴漢から助けた々高校の後輩でした。

それでも、紗衣は自分の気持ちを遥斗に打ち明け、遥斗と決別しようとしていました。

それでも彼女もまた、遥斗への思いが捨てきれず、「今だけ」と、遥斗に寄りかかり、健気に腕にしがみつく姿が切なかったです。

明日香も和樹とこれまで以上に親しくなりそうですね。

和樹は明日香の気持ちを悟り、元々、明日香が好きだったこともあり、遥斗と紗衣を見てショックを受ける明日香をハグ。

いや、もう、遥斗と明日香は本当にこのまま友達に、恋人は和樹になってしまいそうですね。

遥斗と紗衣、明日香と和樹という新しい形を受け入れられない視聴者さん多いですが、明日香と遥斗の前向きな一歩を温かく見守りたいと思いました。

明日香の母が初登場しましたが、中島ひろ子さん演じる柔和で温かい母の存在が、明日香の背中を押したと思いました。

夫婦でもわからないことはあるけれど、2人で笑っていられるって素敵ですね。

JO1という実在のアイドルを応援する「推し活動」、現代的娯楽ですよね。

世間一般のJO1ファンの「JAM」さん達の喜びの声もSNSにあって、このドラマはJO1のファンの人達にも印象深い作品になりそうです。

言いたいことを溜め込まず、今まで遥斗の為に頑張ってきたことや、明日香が遥斗を好きな気持ちを大切にしていて、抱きしめられているような優しい温もりを感じました。

病気を克服し、治療を続けながら、新たな自分と向き合う遥斗と、明日香への恋心をようやくオープンにした和樹とそれに応えるか戸惑う、明日香。

それぞれの思いを胸に、366日を過ごす明日香達の動向が待ちきれない9話でした。

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