4分間のマリーゴールド9話 花巻家、それぞれの再出発
沙羅(菜々緒)の中学の同級生で小学教師の滝沢(市川智宏)から頼まれ、みことたちに救急救命隊の講習をおこないます。
みことと沙羅は周囲から孤立する生徒、直哉(川口和空)のことが気がかりで仕方ありません。
調理師の専門学校の面接試験を終えた藍は、沙羅に促され、高校卒業後に離れ離れになる同級生の琴(鈴木ゆうか)。
いつも藍に積極的に話しかけてくる天真爛漫な女の子で、藍に好意をもっています。
廉も千冬(磯山さやか)に改めて会いに行くと宣言します。
そんななか、滝沢が勤める学校で直哉の緊急を要する連絡がみことの仕事場に入ります。
救急隊としてすぐ現場に駆け付けると、滝沢までもが意識を失い、倒れました。
そこで、滝沢と手を重ね合わせ、彼の生死がわかるビジョンを視ますが・・・みことに信じられないトラブルが起きました。
みことの上司、磯辺が突然倒れたところから始まりましたが、実は子ども達への救急隊の説明会でした。
一人、納得していない男子児童、直哉(川口和空)。
この子はみことたちの説明にひねくれた態度をとります。
みことは最近、特殊能力が薄れていることに気付きます。
沙羅にもその話をします。
もしかしたら状況が良い方向に向かっていくのではないか?と考えたり、母、理津が前回、自分が死んだとき、何らかの自己犠牲的行動をとれば、愛娘、沙羅の危機を回避できると言って、みことに自分の運命を視ることを強要した過去を思い出すのでした。
藍は料理の専門学校の面接を受けたり、自分に好意があり、唯一コミュニケーションが学校でできる同級生、琴に思い切って告白。
琴と両想いであることがわかりました。
千冬と廉も良い関係になり、大人の恋愛を楽しめそうな関係に。
そして、みことは沙羅に結婚指輪を渡し、口づけをかわすのでした。
そんななか、直哉が学校で怪我をし、腕を骨折したかもしれないのです。
そこで、みことたちが駆け付けますが、滝沢も児童の直哉をかばったことから頭を強打していました。
その場に倒れる滝沢。
急いで、直哉とともに、救急搬送されていきました。
結果、病院で、急性硬膜下血腫で手術しますが、助かる可能性は低いとのこと。
その日の夜・・・沙羅とみことは2人で夜の道を歩きながら、滝沢の安否を心配して語っていました。
さらに、滝沢がかつて学生時代、園芸部でよく花壇の手入れをしていたことを思い出すのでした。
翌日、救急隊のパンフレットの不足分を配布しに滝沢の学校へ。
直哉は階段で走っている直哉を見て咄嗟に庇ったのです。
直哉は口が反抗的ですが、根はとても優しい男の子でした。
沙羅がその後、直哉を訪ね、直哉とともに花壇の手入れをしながら、諦めないで先生が必ず治ることを信じようと伝えるのでした。
その頃、みことはビジョンを見ようと、滝沢と自分の手を重ね合わせますが、自分が人の生死を判断できる不思議な能力を失っていることに気付き、呆然とします。
沙羅とも手を重ね合わせますが、沙羅の運命も視えませんでした。
さっそく、藍や廉にそのことを話す、みこと。
廉はいきなりみことの力が薄れ、沙羅を救うために他の手段はないのか?と悩んでしまいます。
藍は、視えないことは沙羅が亡くならず、助かる希望があるのでは?とプラスな意見をのべました。
みことと沙羅は学校にいる直哉を訪ね、花壇を手入れします。
一日も早く、滝沢の回復を願う一同。
直哉に、滝沢のお見舞いに行こうと提案する沙羅。
しかし、滝沢は未だ、眠ったまま。
どんなことでもいいから、直哉の声を聞かせて?と沙羅が促すと、直哉はまず、自分のせいで先生がひどい状況にあることを泣きながら謝りました。
また、先生が大切にしている小学校の花壇を大切にしているから、元気になってね・・・と声を掛け続けますが、先生、目を覚まして・・・と泣き崩れてしまいます。
そこで、滝沢の手がかすかに動き、目が開きました。
みことは誰かのために一生懸命になり、前だけを向いていれば、能力なしでも誰かが助かるのでは?運命にとらわれるのをやめる決意を沙羅に話しました。
沙羅もそのみことと同じ気持ちで、絵を描き続けることに。
みことは救急隊として救える命、救えない命があっても、ひたむきに向き合えば奇跡が起こると信じて・・・。
翌日、広洋(佐藤隆太)がひょっこりやってきました。
沙羅のことを含めた花巻家の現状を知った広洋は心配しますが、今は花巻家の面々が落ち着いていることを知り、ホッとします。
その日の花巻家は藍が琴とのデートから琴と一緒に帰宅してにぎやかに。
後日、みことと沙羅は藍が琴と行くはずだったけど、映画鑑賞で行けなかった若き画家の美術館へ。
2人はこの日、ウエディングドレスの調整前に車で展示へ行くことに。
楽しく会話していた矢先・・・みことと沙羅が乗っていた車に別の車がぶつかりました。
2人の運命は・・・・来週は涙なしには見られない最終回です!
4分間のマリーゴールド9話感想・今後の見どころ
ついに、みことが手を重ねただけで人の生死のゆくえがわかる特殊能力が突然、薄れていきます。
みことがかつて見たビジョンには、なんらかの原因により、沙羅が来年の28歳で亡くなってしまうというものでした。
今後、沙羅がみことのビジョン通りに死なないということに繋がると良いですね。
一方で、花巻家の長男、廉(桐谷健太)や、藍(横浜流星)に恋の進展が!沙羅のことで不安がよぎる現実があるものの、それぞれが少しでも生きる希望や前向きになれる兆候だと思いました。
沙羅もみこととの結婚が日に日に近くなってくるのを感じ、少しでも心を明るくするきっかけが、どうか壊れないでと願わざるえませんでした。
みことは本当にまっすぐで人として心の広い繊細な男性です。
みことのような男性と沙羅のように一見、元気そうにみえるけど特別な事情を抱えている女性が一生を添い遂げられたらいいですよね。
小学校教師、滝沢の命もどうか助かってくれ・・・子どもたちを想う滝沢の優しさや強さは現実に教師をしている人達も学ぶところがあるなって思うほど、教師のかがみのような人柄がにじみ出ていると思いました。
いきなり、磯辺が倒れた時、なにが起きた?!と思いましたがなんと、みことら救急隊の小学校への説明会で安心しました。
「僕らは奇跡でできている」で可愛くて演技が上手いと話題の川口和空くんにも視聴者が注目していましたね。
川口くん演じる、直哉は今回、大人に反抗的な態度をどうしてもとってしまう複雑な役柄です。
”僕きせ”の時は、発達傾向がある高橋一生さん演じた、大学教授、相川一輝を唯一慕いながら、母との関係に悩む個性的で天真爛漫な男の子、虹一役が記憶に新しかったですね。
今回の真逆の役に視聴者さんたちも可愛いけど今回の役は新鮮と反応がありましたね。
みことと沙羅、廉と千冬、藍と琴・・・恋が成就して良かったです。
みことがあげた指輪がみことと沙羅を繋ぐ赤い糸のような気がしました。
沙羅の提案は、自分のせいで滝沢が重体になったと責める男児の直哉にはちょっと心苦しいのでは?と思いましたが、このきっかけで、滝沢の意識が回復し、手がかすかに動いた瞬間は涙腺決壊でしたね。
みことが能力を使わなくても誰かの命が助かるって、沙羅のことももしかしたら希望がもてるのでは?ということの予兆なのではないかと思います。
みことの周囲が沙羅の運命の日を意識しすぎて一時期はピリピリと張りつめていたけれど、みことの能力がなくなり、これまで以上に笑顔が花巻家に増えましたね。
しかし、ラストシーンは結構な衝撃でした。
ようやく花巻家にも、沙羅とみことにも笑顔が咲いたのに・・・これから自分達の人生を前向きに生きようとしていたのに・・・・。
まさかの交通事故・・・みことは?沙羅は?!この2人の幸せがふとした瞬間で壊れないように・・・来週も見逃せません。