夫婦別姓刑事

夫婦別姓刑事9話

夫婦別姓刑事9話あらすじネタバレ

皐月が亡くなった日を振り返る明日香。

その日は四方田の誕生日でした。

四方田皐月は家族を温かく送り出すと、家を飾り付け、誠の為に新しい靴を買いました。

その靴は、皐月を殺した犯人によって、血で染められました。

四方田誠(佐藤二朗)と鈴木明日香(橋本愛)夫婦は、かつて、四方田の前妻、皐月(清水美砂)を四方田の自宅マンションのエレベーター内で殺害したと思われる、喜多村拓春(竹原ピストル)を任意同行しました。

(喜多村)四方田さん

(四方田)署までご同行願えますか。いやー、毎日毎日、蒸し暑いっすねーすっかり冷やし中華の季節だなぁ。室温どうですか?暑い?寒い?ご希望あれば?

(喜多村)私はなんで呼ばれたんですか?

(四方田)いきなり本題言っちゃいますか。まぁこっちは言っちゃってもいいですけどね言っちゃいますか?今日はこの後、雨になりそうですし。やっぱりね、ずっと引っ掛かってるんですよ。あなたのあの言葉が。あの日、僕達もお祝いをする予定でした。何故あなたはあの言葉が言えたんですか?俺には先生がやったとは思えない。昨日の事件も皐月の事件も。昨日、女性が襲われた事件と5年前の事件で重なる点があったのでお話を聞いてみようと思いました。

(喜多村)昨日の事件?5年前というのは四方田さんの奥さんが殺害された事件のことですか?私はまだ疑われなきゃダメなんですかね?

(四方田)聞きたいことがあるから呼んでいます。

(喜多村)こういうことを言うのも難ですが、私は協力してる側の人間です。四方田さんとも色々話しましたよね?私にも済みませんって謝まってくれたじゃないですか。ビラだって一緒に配ったじゃないですか。なんであの時誤ったんですか?

四方田と音花と喜多村はビラ配りの後で冷やし中華を食べていました。

(四方田)なんていうか一度ちゃんと謝りたいと思ってたんですけど時間ばっかり経っちゃって、ほんと、済みませんでした。

(音花)私からも済みませんでした。

(喜多村)私は早く犯人が逮捕されることを願ってます。

(四方田)カー!来たー!今シーズン初の冷やし中華です。冷やし中華の登場が年々早くなってる気がしません?

(喜多村)どうでしょう。あんまり冷やし中華に注目してこなかったんで。

音花と四方田は冷やし中華にマヨネーズをかけました。

2人の好みを珍しそうに見る、喜多村。

(喜多村)冷やし中華に、マヨネーズをかけたことはなかったです。

(四方田)先生それはないわ。冷やし中華にマヨネーズ掛けないなんてね、人生半分ソンしてる。

(音花)それは間違いない

(四方田)店によってはね、マヨネーズ下さいって言うと、は?みたいな顔する店員がいるんですけどね。その時、私は軽い殺意を覚えます。先生は殺意を覚えることはありますか?先生も良かったら。やっぱりさ、冷やし中華は1年じゅう食べたいな

(音花)いやいや、1年中ないからハイバリューなんだよ。いつでも食べられるとなったら、意外に1年に1回食べるか食べないかだと思うよ。

(四方田)今の言い方、お母さんそっくり。

(音花)お母さんの子だからね。

(四方田)お父さんの子でもある。そうですよね?うちは完全に妻似です。顔も形もそれから口も。

(音花)じじい…お父さんに似なくて良かったー

(四方田)息子さん、どっち似ですか

(喜多村)私は平和主義者なのでそんなことはありません。

(四方田)お父さんの悪口ばかり言ってるとな、お母さんに怒られるぞ!まぁ、生きてればの話ですけど。息子さんは喜多村さんの悪口とか言ったりします?先生ほんとマヨネーズ大丈夫?

(喜多村)うちは離れて暮らしてるので。

(四方田)なんでマヨネーズ勧めたのにかけなかったんですか?

(喜多村)あの時間はなんだったんですか。私が何をしたって言うんですか

(四方田)あれは親として振舞っただけだ。一度怪しんだ人間は真犯人が見つかるまで永遠に怪しむ。それが刑事です。

(喜多村)私を試したってことですか

(四方田)あなただって弄んだでしょ?うちの家族を。偽善者ぶってビラ配って。いくつか質問して怪しい点がなければすぐにお帰りいただけますから。質問させてください。ではまず、昨日の夜は何をされてましたか

(明日香)四方田さん落ち着きましょう

(喜多村)時間は?

(四方田)19時以降です。

(喜多村)昨日は仕事が終わって真っ直ぐ家に帰って来ました。18時過ぎに学校を出たと思います。

(四方田)それを証明できる人は?

(喜多村)済みません、一人暮らしなので。学校に聞いてもらえれば出た時間を小目嬰してくれえた人がいるかもしれません。

(四方田)身長は何センチですか?

(喜多村)175くらいかと。最近、測ってないから縮んでるかもしれませんが。

小寺園(斉藤由貴)、郡司綾(斉藤京子)、上山晋吾(矢本悠馬)、署長の井伏(坂東彌十郎)らと共に、捜査を開始する、四方田と明日香。

昨日、何者かに女性が殴られる事件が発生し、犯人は自転車で逃走しました。

(明日香)被害者は49歳女性、救急隊の話によると、後頭部をドンキのようなもので殴られた痕があるとのこと。近くを通った男性が悲鳴を上げている犯人に襲われている女性を発見。犯人に飛び掛かったそうです。

(郡司)勇気ある人ですね

(明日香)その後、犯人は南の方向に逃走。今のところ足取りは掴めていません。

(四方田)その男性まだいる?

(明日香)はい、待ってもらっています

(四方田)よしもう一度話を聞こう。

前夜、被害女性を目撃し、助けた男、馬淵に聞き込みをした明日香と四方田。

(馬淵)家に帰る途中で下。女性の叫び声が聞こえて。で、路地を見たら男が馬乗りになってて。

(明日香)何か特徴はありませんか?慎重とか年齢とか

(馬淵)マスクをしていたので顔は分からないんですけど、あ、でも慎重派僕より大きかったと思います。ちなみに僕は166㎝です。

上山は四方田に聞き込みの情報を共有。

(上山)モダさん聞き込みの情報です。ここから100メートル程離れた植え込みから、猛スピードで去ってく自転車が目撃されてます。

四方田達は、池田が自転車を特定したのをきっかけに、別の所轄署から刑事の中村に協力してもらいました。

(池田)結果出ました。東都ゴム自転車用タイヤ、RT26ST番。同じものです。

(上山)一緒ですね

(四方田)おお中村すまんな。

(中村)そんなくだらないしがらみなんかどうでもいいです。色々分かりました。5年前の事件に関連していると思われる自転車のタイヤ痕は、一般的な自転車に使用されるタイヤであることから、相当な数が出回っていました。

(四方田)つまり、一致したとしても持ち主が同じとは限らんってことか

(中村)それがそうでもないです。

(小寺園)なに?どういうこと?

(中三浦)調べたところその自転車と同じタイヤを使ってる自転車は都内で500台流通してることが分かりました。その500台全て防犯登録がされていて、名前や住所がっ分かるようになってます。その中に喜多村みかという名前がありました。

(上山)確か6年前に自転車に衝突されて亡くなった女性ですよね。モダさんこの事件はモダさんの手で挙げてください。

(四方田)喜多村の妻

(明日香)関係ないかもしれませんが調べてみる価値はあると思います。

被害者はかなりの重傷を負いました。

(小寺園)四方田、ちょっといい?病院の許可が出た、記憶しっかりあるって。私これから行って話聞いてくるから。

(四方田)朗報だ。被害者女性の聞き取りが始まる。記憶もはっきりしてるらしい。この後具体的な犯人像が浮かび上がります。このまま否認を続けるかそれとも自ら認めるか、こっちはどっちでもいいですよ。先生に付き合います。

(喜多村)私は本当に何もしてないので。

(四方田)じゃあ次の質問。先生は自転車に乗りますか

(喜多村)自転車

(四方田)少し、踏み込んだことをお話をします。6年前に事故で亡くなられた奥様が使ってた自転車は今どこにありますか?

(喜多村)…処分しました。

(四方田)奥様の遺品を簡単に処分したんですか?

(喜多村)簡単ではないです。色々悩みました。でも、妻の存在が大きすぎて、妻が使っていたものを置いていたことに私は耐えられなかった。同じ妻を亡くした者同士なら分かりますよね

(四方田)だから処分した。唯根先生、奇妙なことに5年前の事件現場付近と昨日の事件現場付近で、同じタイヤ痕が見つかりました。そしてそのタイヤ痕は、奥様の自転車が履いていたタイヤと同じものです。つまり、奥様の自転車は両方の事件現場にあった可能性があえります。その意味が分かりますね?分からないわけはありませんよね?分からなければもう一度説明しますが大丈夫ですか?はい…何もお答えにならないということは理解したということで大丈夫ですねん?奥様が使用していた自転車は今どこにありますか?

四方田は怒りを噛み殺しながら質問を続けます。

(喜多村)どこにもありません。処分したので。お水はありますか?のどが渇いてしまって。

(井伏)自転車の話をしたらかなり動揺したな。自供にいけそうか

(四方田)どうでしょう。

(郡司)防犯カメラの映像から自転車の所在地絞り込めました。

(池田)渋谷区幡ヶ谷6丁目界隈だと思われます。

(上山)晋吾と郡司、行けるか?

(郡司)(上山)はい

明日香は喜多村の心理面に触れながら、と6年前の事件の動機を探ろうとします。

(明日香)奥さんが亡くなられてからどんな気持ちですごしてきましたか。誰かに聞いてほしいけど誰にも話せない。思い出しただけでどうにかなりそうになる。犯人が捕まったとはいえ、たった数年で刑務所から出て来て今は普通に暮らしてる。その怒りを紛らわす為に女性を襲った。違いますか?喜多村さんはこれを偶然だと本当に思いますか?

(喜多村)何が言いたいんですか?それは知りません。本当に妻の自転車でしょうか?もう一度調べ直してもらえませんか

(明日香)こちらは事実を伝えているだけです。

四方田は喜多村にペットボトルの水を渡しました。

(四方田)自転車の場所が絞れました。持ち主の特定は時間の問題です。もし奥様の自転車ならあなたは嘘の供述をしていたことになる。どうします?喜多村さん、過去は変えられないんだよ。

(喜多村)わかりました…認めます

(四方田)認める?何を?

(喜多村)事件を

(四方田)どっちの事件?

(喜多村)両方です。

(四方田)間違いないか?

(喜多村)はい。間違いありません。

(明日香)署長、逮捕状の請求お願いします

(井伏)わかった。引き続き裏付け頼む

(四方田)では、まず、昨日の事件からお聞きします。昨日襲った女性は知り合いですか?

(喜多村)あの、5年前の事件からお話していいですか?四方田さんも奥様の事件のほうが気になりますよね?

(四方田)分かりました。5年前の事件からお聞きしましょう

(喜多村)あの日、私は朝からずっと悲しくて落ち込んでいました。悲しかった理由は、妻が夢の中に出て来たんですけど。夢の中で妻が、いろんな人から責められてるんですよ。僕が妻を亡くした直後から投稿したSNSが原因なんですけど。そこに妻の楽しかった思い出とか綴って、写真も載せたりして、そうしたら逆に、見ず知らずの人達から責められて加害者にも未来があるとか、これで金稼ぐ気だろうとか。僕も妻も何も悪くないのに、仕事中にもイライラしてこのイライラはどうすればなくなるだろうってずっと考えてて、仕事終わってふらふらと行く当てもなく歩いてたら奥さんと偶然会ったんです。最初は奥さんのほうから声をかけてもらいました。喜多村先生って奥さんは手に紙袋を持ってて、お買い物ですかって聞いたら今日は主人の誕生日なんですって。あーいいなぁー夫婦でお祝いできるんだ。そう思ったら急にイラっとしてきて、無性に腹が立ってその場では別れたんですけどイライラが収まらなくて奥さんの後をつけました。気付かれないように距離を取って、奥さんは立ち止まり、此方を振り返りました。奥さんはすぐにスマホを取り出して誰かに電話しました。奥さんはマンションに入っていきました。エレベーターに乗り込んだのを見て、僕は外階段で先回りしてエレベーターから出てきたところを狙って、そして…殺しました。

(四方田)後悔は、ないですか?

(喜多村)悔やんでいます。全てを、最悪なことをしてしまったんだな。やり直せるならやり直したいと思ってます。

(明日香)なんだよそれ。なんでそんな他人事なんだよ。え?動機は?動機はただイライラしただけ?じゃあ誰でも良かったってこと?

(喜多村)はい

明日香は喜多村の肩を掴み、叩きました。

(明日香)ふざけんなよ!なんで!なんで皐月さんなんだよ、四方田さんが何したって言うんだよ。四方田さんがどれだけ苦しんだと思ってんだよ!

(四方田)鈴木、落ち着け。池田、鈴木一旦外出せ。5年前の事件のことをお聞きします。昨日襲った女性は知り合いですか?

(池田)はい

明日香は四方田を思い、喜多村の冷静で他人事のような態度や罪悪感のなさに激しい憎悪と怒りをぶつけました。

(喜多村)知り合いではありません。向こうも知らないと思います。

(四方田)何故襲ったんですか?

(喜多村)えっと、衝動的に…

その頃、上山と郡司は自転車乗り場を調べました。

(明日香)なんで?四方田さんなんでそんなに冷静でいられるんですか?皐月さん殺した人を目の前にしてなんで?

(四方田)落ち着け。逆だよ。違和感がある。なんで喜多村は人を殺したのにあんなに冷静でいられるんだ。

(明日香)それは…時間が経って冷静でいられるんじゃないんですか?

(四方田)取り調べの途中で気になった。5年前の事件は誕生日プレゼントとか犯人にしか知りえない事実とかあんなに細かく語ったのに。昨日の事件に関しては衝動的だと言っていた。昨日の事件の話になった途端、供述が曖昧になった。アイツは何かを隠してる。俺は本当の理由が知りたい。殺しました、捕まえてください、肺逮捕します、何も報われない。被害者遺族に必要なのは加害者が罪を犯した理由だ。

小寺園は、被害者女性、京香を訪ねました。

(小寺園)ご気分はいかがですか?話せますか?

(京香)なんとか大丈夫です。絶対に許せないんで。だからお話したいと思います。

(小手園)有難う御座います。ご協力感謝致します。ではその時の状況について詳しく教えていただけますか?

(京香)駅から出て自宅に帰っている途中、ずっとつけられている感じがして。その男が経っていて、そんなこと聞かれて。

(小寺園)知り合いではなかった?

(京香)それが分からないんです。思い出そうとしても思い出せなくて。怖くなって私はその場から去ろうとしていたんですけど、その男がついてきてそしたらいきなり後ろから襲われて。

京香は若い男性に声を掛けられました。

男は自分のことを知らないかと聞いてきました。

(男)こんばんは。僕のこと分からないですか?

(京香)ごめんなさい、急いでるんで失礼します。

小寺園は喜多村の写真を見せました。

(小寺園)ちなみにこの男に見覚えはありませんか

(京香)もっと若かった

小寺園は井伏に報告します。

(井伏)知り合い?

(小寺園)被害に遭った女性は襲われた男にそう言われたらしいの。でも本人は知らないって。ちなみに、喜多村の写真見せてみたけど見覚えないって。

(四方田)さっき取り調べで喜多村は知り合いじゃないと言った。

(井伏)辻褄が合んな

(明日香)喜多村がそう言ったんですか?自供するならそこまで言う必要はない

(井伏)喜多村は誰かを庇ってる。あ、なわけないか、すまん、余計なこと言った。

上山と郡司は自転車を特定しました。

(上山)自転車発見しました。場所はノワール幡ヶ谷の駐輪所です。登録番号も一致してます。ただ、おかしいんです。喜多村の身長は176㎝ですよね。その割には、サドルの位置が高いんです。さらには、別の位置に錆がついてて、以前はサドルの位置が低かったことがうかがえます。今から画像送ります。逆にもし、亡くなった妻が生前乗ったままであれば、サドルの位置が低い可能性がある

(明日香)つまり喜多村でもなく、亡くなった奥さんでもなく、他の誰かがこの自転車に乗っていた可能性はある。

(上山)その線はあると思う。引き続きマンションの住人を当たってみます。

小寺園と京香は話を続けます。

(小寺園)あの、最近あまり若い男の人と話してないんですけど、話したとすれば、工事現場で誘導してた男の子かなって。何度か挨拶されました。

小寺園は四方田と情報を電話で共有しました。

(四方田)工事現場?

(小寺園)顔は覚えてない裸身だけど何度か挨拶されたって。

(明日香)すぐ調べます

(四方田)有難う御座います。

四方田は慌てて、音花に母の亡くなった日に皐月が誰かと面識があったか手がかりを電話しました。

(音花)5年前?

(四方田)お母さんがよく行ってたコンビニとかスーパーとか何か知らないか?

(音花)どうしたの?

(四方田)あの頃、仕事ばかりで音花の事ちゃんと見てなくてごめん。だから音花だけが頼りなんだ。なんでもいい、頼む。近所で仲良かった人とか身近で挨拶する人とかなんでもいい。…とにかく当時のことが聞きたい。

(音花)そんなこと言われても分からないよ。その頃、お母さんネットでよく買い物してた。配達の人がよく来てた。いつも同じ人でお母さん普通に話していたと思う。捕まりそうなの?

(四方田)必ず捕まえる

郡司に5年前、宅配業者を探すよう、指示する四方田

(四方田)自転車は見つかった。郡司は付近の宅配業者で5年前の配達員洗ってくれ。

喜多村と話す、池田。

(喜多村)私は死刑ですかね

(池田)それは裁判で決まることです。でも、個人的な意見を言わせてもらえば出来る限り、重い刑を課してほしいと思います。

(喜多村)私もそう思ってます。出来る限り早く

やがて、喜多村邦弘という男性が特定しました。

(郡司)吸いませんこの人の履歴書残ってませんか・

彼は工事現場で働く、喜多村の息子です。

(郡司)事件1か月前からこの地域を担当していました。喜多村邦弘という男が見つかりました。今、写真送ります。

(明日香)四方田さんこれ!

喜多村に喜多村邦弘が息子かどうか確認する四方田。

(四方田)そのマンションの506号室に喜多村邦弘が住んでる。喜多村の息子だ。引き続き、見張り続けてくれ。

その後、四方田は、取調室にいる喜多村に邦弘が息子稼働確認を取りました。

(四方田)喜多村邦弘はあんたの息子で間違いないな?

(喜多村)そうですけど、息子が何か。

(四方田)自転車も調べたよ。あんたの身長にしちゃサドルが高いそうだ。奥さんの形見である自転車に乗ってたのはあんたじゃない。5年前は宅配業者、5年後は現場作業誘導員。息子が働く現場近くで事件が起きてる。息子の犯行を庇って供述してるな?逃がさんからな

(明日香)四方田さんようやくです

(四方田)ようやくだ油断するなよ

そして、四方田は喜多村邦弘の家を訪ねました。

(明日香)四方田さん

邦弘の家には中年女性の写真が貼ってありました。

上山から電話があり、四方田と明日香は合流。

(上山)行き止まりですね。

(明日香)この中でしょうか?

(四方田)行くぞ

しかし、邦弘は人気のない建築現場で既に遺体となって発見されました。

(明日香)一体誰が何のために

(上山)喜多村の死亡推定時刻30分から2時間前だそうです。

四方田は、妻の皐月を殺した真犯人が被疑者死亡となり、事件の幕が下りることに強いショックを受けました。

(四方田)うわー!うわー!うわー!

(明日香)喜多村邦弘殺しの犯人、絶対に見つけましょう。そうすれば、皐月さんの事件も解明できるかもしれません。

喜多村に息子が亡くなったことと、四方田の前妻、皐月の殺害事件が被疑者である喜多村邦弘の死で、捜査が終了したことを告げる、四方田。

(四方田)逮捕前に被疑者が死亡した場合、被疑者死亡として書類を検察に送致し、最終的に不起訴処分となります。よって、岩本京香傷害事件及び、四方田皐月殺害事件は被疑者死亡のまま、事件は終了となりました。

(喜多村)どういう意味ですか?

(四方田)殺人事件の犯人と思われていたあなたの息子さんは死亡していました。謹んでお悔やみ申し上げます。

(喜多村)ちょっと待ってください!どういうことですか!いい加減なこと言うんじゃないよ!

(池田)本当です!何者かに殺害された可能性があります。詳しいことは死亡解剖してみないと分かりません。

(喜多村)なんでだよ…

霊安室で息子の顔を見た喜多村は四方田に語りました。

(喜多村)昔は親友でした、毎年、男2人で旅に出ることも楽しみでした。でも、妻が死んでから、息子は心を閉ざすようになって。あんたたちにとっては犯罪者でも私にとっては愛する息子だったんだ。

(四方田)俺の妻を殺した犯罪者だったことは間違いない。だからあんたの気持ちこれっぽっちも理解するつもりはない。俺の手で捕まえられなかった悔しさが残る

(喜多村)四方田さん、犯人捕まえてください。お願いします、息子を殺した犯人捕まえてください。だめです。私を殴ってしまったらあなたが処罰されます。誰が犯人捕まえるんですか?ダメです。殴ってはダメです。

喜多村は怒りに震える四方田の弱みを握りました。

喜多村と四方田は、加害者家族と被害者遺族として、対峙することになりました。

夫婦別姓刑事9話感想・みどころ

心が張り裂けるくらい痛い…。

四方田と明日香の怒りが、とても共感しますし、我が子が母の死から徐々に心のバランスをきたして殺人を繰り返すことを庇う歪んだ親心に複雑な思いです。

明日香が四方田の代わりに取調室で怒りを喜多村にぶつけた場面は涙腺が崩壊しました。

「なんで皐月さんなんだよ 四方田さんはずっと苦しんできた。なんで他人事なんだ」

私も喜多村に同じことを思いました。

正義感がとても強く、心の温かい明日香が、四方田と結婚して良かったと改めて思いました。

喜多村も元々は息子の邦弘と登山するくらい良好で、音花と四方田と近いくらいの「友達親子」だった優しい時間があったのでしょう。

しかし、今の喜多村は人の死を悼まず、自分が刑に服して、重刑を望むと口では言っているものの、この状況を冷静に受け止めていて、四方田が殴りかかる気持ちが分かりますね。

喜多村の息子、邦弘は母親を亡くしたことをきっかけに、母の影を追い求めるようにして女性を狙ったのだと思います。

心理的に歪な喜多村親子に背筋が凍るとともに、皐月を殺した邦弘を逮捕出来ず、悲痛な絶叫を上げた四方田に胸が痛みました。

被疑者死亡であっても、邦弘を殺した犯人は「消しゴム事件」の誰かです。

「消しゴムする」…この世から消したいと思う身近な人や知り合いを文字通り、命を奪うことです。

その事件の真相が次回、明るみになりますが、四方田のメンタル面が非常に心配な9話でしたね。

 

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