相棒2020 10話あらすじネタバレ
ある男が人がいるなか、踏切りに飛び込んだ埜原よしあきという男。
そのニュースをラジオで聴いていた若き画家。
贋作を持ち歩いていた画商が自首してきたものの、書いては自信の目利き力が傷つくことを嫌って、いずれも「騙されたわけではない」と主張。
被害者が存在しないという不可解な状況が発生します。
経済事件を担当する二課でも詐欺罪に問えず、自首してきた画商をそのまま返すことに。
ところが、その後、問題の画商が踏切に飛び込んで人身事故を起こし、自死。
冠城亘(反町隆史)は、動機を「良心の呵責」と主張するけれど、杉下右京(水谷豊)は事の経緯から画商が警察に逮捕されることで、緊急避難しようとしたのではないかと推理して独自でいつも通り捜査を開始するのでした。
次に右京たちは、中岡という画伯の元を尋ねます。
彼が埜原の贋作を仕入れた画家の一人だからでした。
「なるほど」と感心する右京に対し、自分の絵を馬鹿にされたと怒る中岡。
その夜、小出茉里(森口遥子)を訪ね、中岡の絵を見てもらいます。
茉里はなんとも言えない普通の絵という印象でした。
埜原の贋作の製造販売元、販売を広域指定暴力団が取り仕切っていると判明。
暴力団組員の一人が因縁を付けられて、大怪我を負い、病院へ運ばれました。
先輩組員(三国一夫)が見舞いに来て、現場に来た伊丹(川原和久)と芹沢(山中祟史)から状況を聞いて仲間を心配するのでした。
後日、右京と亘は、じいやとお坊ちゃんに成り済まし、四条真奈美という銀座の画商を訪問。
美大を卒業後、銀座の画廊に転職しました。
その画廊とは、黎明画廊・・・すなわち、埜原の画廊です。
埜原が死ぬまで、四条真奈美(野口かおる)は埜原とは師弟関係にありました。
そこで、真奈美は、自分の絵だと右京と亘に嘘をつきますが亘は、埜原の贋作だと指摘。
さらに、四条はヤクザの情婦で、そのヤクザは埜原の贋作の販売元の組であることが判明しました。
四条の関係者である埜原のことを知っているか尋ねました。
埜原は過去に詐欺事件を起こしていて、四条がそれを引き継いだ可能性が高いのです。
それを知った刑事部長の内村(片桐竜次)は、組長の桑田(大石伍郎)とリモートで密談を交わします。
贋作を一つや二つ買っても、自分達の組は真面目に活動していることを内村に伝えた桑田。
右京と亘は、入院している桑田の組員、虎太郎のことが気になりました。
虎太郎は半グレ集団から暴力を受けて、入院中。
贋作販売は組をあげての「シノギ」であることもわかりました。
その頃、捜査一課は、内村刑事部長が、一課の紅一点、出雲麗音は内村から右京と亘を手伝うように頼まれました。
ふと、青木(浅利陽介)が右京たちに贋作工房の場所を特定したことを右京と亘に伝えにきました。
麗音も、内村の命令通り、しつこく右京と亘に「お供」して、工房へ向かうことに。
内村と伊丹、芹沢も後に到着。
すると間もなく、ヤクザと半グレ達の大乱闘が起こりました。
麗音が伊丹に頼まれて、すぐに応援の警察を呼ぼうとしますが、内村がそれを「余計なこと」だと阻止。
大人数のヤクザと半グレに立ち向かう、内村、右京、伊丹、芹沢が立ち向かうヤクザと半グレたちと闘いますが、内村が返り討ちに。
外で待っていた麗音が後から駆け付けると内村は気絶。
蜂須賀という若い男が半グレたちのリーダー格で、口笛を吹いて半グレたちは退散していきました。
こんな状況に、中園(小野了)慌てて、病院へ。
内村はICUに入ることになり、深刻な状況です。
中園は右京と亘に「お前たちがしっかりしていれば、捜査に加わらなきゃ部長は危険な目に遭わずに済んだんだよ、この疫病神が」と思わず悪態をついてしまいました。
麗音は中園から、任務を解かれます。
右京と亘は後日、引き続き捜査を続けると、埜原がそもそもの根源であり、子飼いの贋作家から絵を買い取って売り付けていた詐欺を働いていたことが判明。
埜原は自分のバックに暴力団の桑原たちの影をちらつかせ、お客を怯えさせていました。
さらに、虎太郎の件で報復を受けて怪我をしている組員の元を訪ねます。
すると、埜原の自死と桑原の組の扶桑武蔵桜にはトラブルが発生していたことがわかりました。
埜原は扶桑武蔵桜たちを頼りますが、詐欺を既に働いて、蜂須賀の半グレグループ幻影章に贋作を売りつけようとしていました。
しかし、そのトラブルで扶桑武蔵桜組は、シノギを横取りされたのでした。
それで、蜂須賀の半グレチームと桑原のチームが工房で乱闘になったのです。
その頃、内村の容態が急変して、心拍数が0に・・・一旦は、彼が他界したことを知らせようとする中園ですが、間もなく、奇跡的に息を吹き返したことをまず、伊丹に電話で伝えるのでした。
病院に駆け付け、右京と亘、麗音、伊丹、芹沢、そして、内村からモラハラを受けながらも彼を上司として一番に慕っていた中園はホッとします。
その後、伊丹達は、埜原の意志を引き継いで詐欺を続ける真奈美や、扶桑武蔵桜組の面々、蜂須賀と幻影グループを逮捕に至りました。
元気になってその後、退院した内村は、桑原とリモートをし、もしも扶桑武蔵桜組が解散するなら自分が祝うと伝えるのでした。
さらに、右京達に今まで出世欲が強かった態度を改めることや、特命係の協力が今後も必要だと穏やかに声を掛けます。
握手をする右京と亘ですが、固い杯を交わすとまで言いながら、先ほど言ったことは全て冗談だと笑い飛ばす内村を、彼に気付かれないよう、白けた目でみる特命係なのでした。
次週の相棒は、1月1日元旦スペシャルから放送となります。
来週の12月23日とさ来週の30日は別番組の放送により、相棒はお休みです 元旦に右京と亘に会いましょう。
相棒2020 10話感想・みどころ
内村刑事部長が絶体絶命のピンチ!
でも内村、組長の桑原とリモートで繋がっていたし、何らかの接点と隠し事があるのは確かですよね。
内村はいつも怒鳴ってばかりだけど、本当は右京たちには言えない警察の闇を抱えている気がきました。
大勢の半グレが怖すぎますよ・・・ヤクザの桑原の元にいる虎之介の先輩組員は、いたって冷静に対処していて、こんな状況なのに落ち着いてて温度差が。
埜原はヤクザなんかと組んで甘えるから、痛い目に遭うんですよ、つくづく、自業自得。
しかも、埜原の傍には、やはり「類は友を呼ぶ」じゃないけど、似たような感覚で師匠の埜原の行動を受け継いだ四条真奈美のような人しか寄ってこない・・・。
ちなみに、四条真奈美の役は相棒の過去作品「ビリー」にて、本ドラマの架空のSNS、フェイスグッドを使ったロマンス詐欺で、ビリーと名乗る外国人男性に騙される女性、マリを演じた野口かおるさんが二度目の出演!
内村と同じく、右京と亘、伊丹たちにいつも怒鳴ってばかりで、腰巾着的存在の中園も心に余裕がないところが伝わりますね。
でも、最後に一回、医師から死亡が確認されたにも関わらず、なんとか息を吹き返してその後、元気に生還して良かったです。
内村を誰よりも慕う中園の気持ちに共感。
内村は部下達にパワハラ、暴言、偏見的な意見が多く、いつも怒ってばかりのイメージですが。今回のことで特命係を少し見直す気になったのかなって思いきや、「冗談」だと笑い飛ばす・・・おいおい、やっぱりこの人変わらないわって思いました。
でも、内村なりの照れ隠しで、本音としては右京たちをこれまでよりも少しだけ見直した部分も多少はあったのではないでしょうかね。
扶桑武蔵桜組の親分と内村のリモートは今後も少し見逃せない部分がありますね。
次週の放送は、1月1日に相棒恒例の元旦スペシャルからスタートします。