相棒2020 4話あらすじネタバレ
叶笑(高梨臨)は、芸者として舞を披露しています。
右京と亘は、行きつけの小料理屋「こてまり」の女将、茉梨(森口遥子)の後輩、叶笑(かのえみ)がいるお座敷にいました。
2人は、ここで、小手茉梨から後輩の叶笑(高梨臨)を、「怨憎会苦(おんぞうえんく)」から救ってほしいと依頼を受けました。
叶笑こと、智美は、芸者見習いだった当時17歳の頃、久我山大樹という男から暴行目的で帰り道に襲われるトラウマが。
その時、駆け付けた警察官によって久我山は逮捕。
怨憎会苦は、仏教用語で恨む憎む相手に会わなければならない苦しみのこと。
久我山は、最近、出所してきたというのです。
そこで、久我山が周囲をうろついているから目的を探ってほしいというのが茉梨からの右京達への依頼でした。
ところが、彼は神社の裏にて、かんざしで首を一突きされて殺害されました。
右京と亘は、叶笑を心配して訪ねると、彼女は右京達と昨日、会った時に片足を痛めていることに気付きます。
それを彼女に問うと、お座敷の時に足首をひねってしまったと答えるのでした。
叶笑の御座敷の女将は、叶笑が足を怪我したのは、お座敷で踊っている時ではなく、仕事の後だと伝えてきました。
男の勤め先は、叶笑のお得意様、吉岡(窪塚俊介)が社長を務める会社であることが発覚。
久我山はどうしてもと懇願して、その会社に勤務。
しかし、吉岡は久我山が殺されたというのに、叶笑の店でお座敷遊びに興じていたとのこと。
部下が死んだのに、お座敷遊びをするなんて・・・と疑う右京。
なんと、凶器のかんざしから叶笑の指紋が検出。
伊丹(川原和久)と芹沢(山中祟史)は、叶笑を事情聴取。
久我山に会いに行った叶笑。
再び、乱暴されそうになったので、正当防衛でかんざしを彼の顔に振りかざしました。
叶笑に対し、麗音(篠原ゆき子)は、なぜ、因縁の相手と知りながらわざわざ会ったのか?最初から殺す目的で会っていたのではないかと疑います。
しかし、叶笑は殺意も殺害も否定。
ここで、右京と亘は、そもそも叶笑のことを相談した茉梨に対し、最初から叶笑の行動を知っていたのではと追及。
茉梨は、叶笑は自分にとって我が子のような存在だからこそ、彼女が殺人をしていないと信じていると口にするのでした。
15年前の暴行未遂事件の現場で、別の窃盗事件が発生していたことを知る右京と亘。
「助けて」と叶笑の叫ぶ声が聞こえ、警察官たちが駆け付けたおかげで叶笑は救われました。
窃盗事件は当時の警察たちが逮捕され、解決。
当時の警察は右京達に協力的で、田崎という男が当時の窃盗犯で、なんと共犯は吉岡!
当時19歳だった彼は田崎の仲間で、窃盗の過去を隠していることが発覚。
久我山を恨む吉岡が、久我山に関する罪を叶笑になすりつけようとしているのではないかと推測する右京たち。
吉岡を後日、訪ねると、吉岡は久我山から脅迫を受けていました。
また、会話していくと、吉岡は、叶笑のことを本名を含めて知っていました。
吉岡に久我山大樹を殺害した容疑がかかり、会社のパソコンには、久我山にメールをした履歴が残っていました。
次に、現在は真面目に働く田崎を訪ねました。
久我山は、田崎も窃盗事件の過去で脅迫されていたことが発覚。
田崎は、自分は現在、更生していて、妻子もいる・・・自分は久我山の件で何か罪に問われるのか?と不安視。
右京達は罪に問われないにしても、田崎は久我山殺害の現場を知っている可能性が高いと睨むのでした。
さらに、警視庁に戻ると、吉岡が久我山とやり取りした時のメールを削除。
その解析を青木年男(浅利陽介)に依頼した麗音。
吉岡は当時、久我山の暴行事件を知っていたことが発覚。
さらに、吉岡は叶笑にメールを送っていたのです。
久我山と吉岡はお金のやりとりをしていて、15年前の出来事で話したいことがあるとメール。
次に、金を久我山から要求され、久我山が殺された神社で会っていたのです。
さらに、棚橋智美(叶笑)の復讐心を利用していた犯行だと推測する伊丹と芹沢と麗音。
久保山と吉岡は、お互いが今回の事件で、誤解し合っているのが真相。
互いを犯人と思い、庇い合っているのです。
さらに、吉岡の知り合いで、秘書をしている女性が、吉岡を事件の件で、脅迫されている状況から助けようとして連絡を取り合っていたことがわかりました。
15年前、久我山が智美を乱暴しようとしている光景を窃盗に入ろうとしたときに、目撃。
知っていながら見過ごしたことにずっと自責の念を感じていたのです。
それで、彼女のことが気になって店に通うように。
3ヶ月後に久我山が、会社に訪ねてきて、窃盗犯だった過去を理由に脅迫されました。
15年前、乱暴されそうになった叶笑を見捨てた吉岡は、その罪悪感と、叶笑が好きである気持ちから、自分が久我山を殺したと一度は、伊丹たちに自供。
しかし、事実は全く違いました。
久我山に「あの時、叶笑が俺に乱暴されそうになったのを見捨てた」と、後日会った時に脅迫され、しかたなく久我山を社員にした背景が発覚。
そして、秘書の女性は、吉岡が好きだったことから、久我山に15年前、叶笑を襲わせた張本人であることがわかりました。
吉岡が叶笑のことを気にかける様子が気に入らなかったのだと自供。
そこで、吉岡を名乗って、叶笑にメールを送っていたのです。
久我山の存在に怯えていたもう一人の人物は、田崎で、彼が久我山を殺した真犯人でした。
久我山を殺害したのは吉岡だと思い込んでいた叶笑。
実際は、吉岡は田崎のことを久我山に話したことで、叶笑が吉岡からのメールと勘違いして、久我山と再会。
これが、怨憎会苦の真相でした。
その後、田崎が久我山を殺害。
次に、吉岡が窃盗をしていた時、15年前の当時、わざと非常ベルを鳴らして、田崎と逃走。
そのことにより、叶笑が助かりました。
当時のことで、叶笑は吉岡に感謝の言葉を伝えたのでした。
相棒2020 4話感想・みどころ
強姦未遂の被害者の芸者、叶笑(高梨臨)。
冒頭から可哀想すぎる・・・女性にとって強姦被害は人生に大きく影響しますよね。
被害に遭った場所を通るだけでトラウマが蘇ったり、男性不信になったり・・・。
叶笑は今回のエピソードのキーパーソンですが、本当に被害者なのか凄くソワソワしました。
右京と亘に多くを語らず、どこか隠し事をしている節があり、なんだか怪しげな気がしましたね。
ところが、最初から「白」でした。
叶笑は、吉岡の機転により、命も人生も救われてよかったです。
私も、叶笑ほどではないけれど、高校生の頃に同じような被害に遭ったことがあります。
だからこそ、久我山が今回、遺体となって見つかったときは、物語のなかとはいえ、ほっとしている自分がいました。
久我山が叶笑を襲う15年前のシーンは、叶笑の悲痛な気持ちに共感。
女性を「性」の対象としてしかみれない人としても最低な男は厳重な裁きを受けてほしいし、久我山のように世に出るのが早いのも納得いかないなって思いました。
最後に、窃盗の前科があったとしても、性被害というデリケートな問題に遭遇したときに勇敢な行動をとった吉岡の行動力とそれによって救われた叶笑のシーンに感涙しました。
来週はなんと、大御所女優、富士真奈美さんがゲストとして登場!