相棒１４話あらすじネタバレ
ある夜、中追（宮川一朗太）という男性が、雨宿りをしようと、小出茉梨（森口遥子）が営む小料理屋「こてまり」へ。
中迫が店を出てから、ハンカチを忘れていることに気付いた茉梨は、追いついたところで彼が高校の同級生だったことに気付きます。
そこへ、ちょうど、右京と亘が来店。
茉莉が留守の間、右京達は先に寛ぐことにしました。
ところが、再会も束の間、中迫は何やら切羽詰まっている様子で、知り合いから「全部ばれた」というトラブルに遭ったメールが届きました。
中迫と茉梨は同級生で、隣のクラスだったのでした。
事情を聞くと、中迫は税理士として働いているが、IT経営のバイシャスという表向きはスマートフォンアプリの開発に携わっているとされた、暴力団の牛嶋から命を狙われているとのこと。
最終的には、その会社は、マネーロンダリングが関係していたとのこと。
話を聞いた茉梨は中迫を助けようとするものの、殺人さえ躊躇しない危険な追跡の存在が明らかに。
茉梨をそのままタクシーに乗せて連れ去った中迫。
別れた妻子がいると身の上の現状を話す中迫は、家の前に怪しい二人がいると妻子から連絡を受けたと言葉をつづけました。
別れた妻子に売り切れ必須の洋菓子店、ヒューラのケーキまで買って渡そうとしていた矢先に、トラブルに巻き込まれたのです。
その様子を右京と茉梨の関係を疑う青木（浅利陽介）が偶々、携帯の写真に収めていたのでした。
一方、小手茉梨を店で待ちながら、彼女の異変を察した右京（水谷豊）と冠城亘（反町隆史）は、右京の電話が鳴りました。
茉梨は高校の同級生と偶々、ばったり会ったと言い、積もる話が続くので、お店を閉めると誤魔化して切り抜けようとしていました。
一方、その頃の茉梨は、牛嶋たちが自宅に訪ねてきたのを機に、中迫の姉を装って、彼らの目を盗み、中迫と２人で車で逃亡。
顧問契約をしているバイシャスの決定的なマネーロンダリングの証拠を別の場所に隠していると苦しい言い訳をする中迫。
そこで、中迫と茉梨が逃げたことを知った牛嶋たちが追跡してきました。
携帯アプリの開発会社なので、中迫の位置情報を把握した可能性が高いと読んだ茉梨。
中迫と茉梨は逃亡を続けることに。
翌日、ヤクザの組員の一人が遺体となって発見されました。
右京と亘は、特命係の部屋を訪ねた青木を捕まえて、彼が撮影した茉梨と中迫の写真を見せてもらいました。
その後、２人はフューラを訪ね、中迫がよくこの店に夕方来店することを知らされました。
また、バイシャスの情報を知り、中迫にたどり着いた右京たち。
同じ頃、茉梨はフィットネスクラブを訪ね、入会を検討したいから案内してほしいと申し出ます。
バイシャスと関連性のある会社が握る、不正の証拠品がそのフィットネスクラブのロッカーに隠してあったからでした。
中迫は、フィットネスクラブに入って、証拠を持ってきてくれるよう、茉梨に前夜、頼みました。
茉梨は案の定、ロッカーから証拠品と言われている物を見つけますが、中身は表に出せない大量のお金でした。
右京と亘は、「滞っていた養育費をまとめて払う約束」だったと話す中迫の元妻と接触。
彼女が言うには、中迫が夕べ、来てくれなかったことや、フィットネスクラブにはまっているとのこと。
右京達はフィットネスクラブを訪ね、スタッフから茉梨が訪ねてきたこと、トイレを借りるふりをして怪しい動きをしていたことを聞きました。
角田（山西惇）からも連絡があった右京は、中迫が茉梨を道連れにして、海外逃亡をするつもりと推測。
茉梨は、中迫が不正なお金に手を出していることを行動を共にして察知。
気付かぬふりをして中迫に同行し、彼を最終的には、空港へ向かう前に説得するのですが、中迫は納得せず、海外に逃亡することを決意。
マニラやダナンにつてがあると伝え、ヤクザマネーを奪って少し使うくらいなんてことないという中追。
自分は海外に逃亡して、人生リセットするつもりだと言葉をつづけました。
しかし、茉梨は警察に自分が行くことを言い、中迫を置いて車から出ますが、その隙に茉梨は牛嶋たちにつかまってしまいました。
「死ぬのはイヤだ」と逃げ腰な中迫は優柔不断になりますが、フューラの紙袋に入った大金を牛嶋と彼の仲間、勝本渡すことに。
お金を渡したものの、牛嶋は中身が違うものだと知り、勝本は中迫を暴行。
茉梨は、牛嶋に押さえられますが、彼を助けるため、抵抗して、牛嶋から中迫を救って一緒に逃げ出すことを試みます。
ところが、牛嶋に捕まり、中迫は今度、牛嶋を倒して、茉梨と共に逃げだしました。
寸でのところで、右京と亘に遭遇し、茉梨は助かります。
中迫は逮捕され、牛嶋と勝本が関与するバイシャスのマネーロンダリングについてのトラブルについても、不正なヤクザマネーを奪った罪を角田の前で包み隠さず話しました。
組のお金は、高岩という牛嶋たちと癒着のあるヤクザに横流ししていました。
茉梨のことを問われた際、茉梨は忘れ物を届けてくれただけで、巻き込んでしまったことを角谷訴えた中迫。
一方で、茉梨も罪に問われることはなく、お店を無事、続けられることになりました。
右京と亘になぜ、中迫に協力したのかを問われ、中迫と学生時代にオクラホマミキサーを踊った高校最後の文化祭の記憶、つい、中迫に巻き込まれたのは分かっていても、あの時に繋げなかった手が、繋ぐことができたからだと照れ隠しに笑う茉梨。
茉梨と中迫はお互いに想い合っていたのです。
右京は茉梨の淡い恋心が理由だったことを微笑ましく聞き、また、次の事件へ向かいます。
相棒１４話感想・みどころ
中迫はとても苦し紛れな様子が最初から伝わり、お店の女将と、客として偶々出逢ったとはいえ、茉梨をその場で道連れにするとは身勝手だなと少し思ってしまいました。
別れた妻と小学６年の子どもを気にかける優しいところもあるのに、バイシャスに関わらなければこんなことにならずに済んだのになー。
税理士として普通に働いていた彼が予期せぬトラブルに巻き込まれて可哀想です。
中迫と茉梨がお互いに好き合っていて、突発的に、茉梨も中迫を助けたい一心で、タクシーの乗ってしまう大人の「恋」を彷彿させる行動力は胸キュンでしたね。
中迫が後半で、茉梨が牛嶋と勝本につかまった時も、「小出に何するんだ」という勢いで彼女の手をとって逃げようとしたところも、学生時代に好きな人を守りたいという必死な想いが伝わってきました。
茉梨と車で逃亡を続け、最終的にはもしかしたら豹変して茉梨を裏切るのかなっていう宮川一朗太さんの表情の動きにハラハラさせられましたね。
逃げ腰で、お金を持って一度は、海外逃亡を目論んでいた中迫に良心があって救いでした。
罪を認め、茉梨を守り抜いた取調室にいる中迫と、対照的に、学生時代のオクラホマミキサーで、中迫と踊れなかった淡い初恋の思い出を話し、だからこそ、中迫に協力したくなった女性心が印象的な１４話でした。
