相棒21 1話あらすじネタバレ
朝、捜査一課の伊丹(川原和久)、芹沢(山中崇史)、出雲麗音(篠原ゆき子)は、サルウィン共和国の映像を見ていました。
そこで、3人は元特命係の右京の相棒だった亀山薫(寺脇康文)の姿を発見。
いつのまに偉くなった彼の変化に驚く一同なのでした。
同じ頃、鑓鞍兵衛(柄本明)と片山雛子(木村佳乃)も、右京と同じようにパーティーに招待されていました。
そのパーティーでは、南アジアのサルウィンで、腐敗政府を倒した、アイシャ・ラ・ブラント(サヘルローズ)という反政府運動のリーダーが親善目的で来日することが決まっています。
パーティーに招待された杉下右京(水谷豊)は、招待した主が、亀山薫(寺脇康文)だと知りました。
パーティーには、鑓鞍兵衛(柄本明)、片山雛子(木村佳乃)といった政治家や外務省幹部の厩谷(勝村正信)など要人も。
槍鞍は亀山と初対面で、片山雛子が元々、彼と長い付き合いであることを知り、雛子の人脈の広さに感銘します。
厩谷は外交通で、アイシャをサポートする、ミウ・ガルシア(宮澤エマ)らサルウィン川との関係も問題ない人物。
右京は、アイシャとミウが亀山の元教え子だった事や、警視庁を退職する際の亀山が、真の正義を次世代に伝えたいことが実現した事を喜びます。
厩谷と片山、槍鞍は国王の来日調整で大忙しな現状を話し合います。
会場はお祝いムードに包まれたものの、薫のスマホに「アイシャを殺害しなければ、旅客気を墜落させる」という脅迫文メールが届きました。
脅迫文は翻訳サイトを使って会場内の日本人が送った模様。
該当の便には、薫の妻、美和子(鈴木砂羽)も搭乗。
つまり、アイシャを殺害すれば、美和子が助かるという状況です。
右京と薫は手分けして、脅迫者を追うことに。
右京は警視庁で、青木年男と同じサイバー対策課の土師(松嶋亮太)に調査を依頼。
また、非公式で資料を入手し、社美彌子(仲間由紀恵)に協力を求めました。
亀山は動揺するなか、槍鞍と会いますが、槍鞍は「薫」という名前から、彼を女性と勘違い。
素っ気ない態度をとります。
その後、通訳の江威子が貧血体質で倒れたのを介助した後、今度はアイシャが厩谷にドライヤーで首を絞められそうになりました。
アイシャが間一髪で逃げ、亀山やミウ達の元へ来たので、亀山は厩谷を問い詰めます。
すると、アイシャ、厩谷、里村、江威子、ミウに、同じ脅迫メールが何者かから届いたことが発覚。
メールの通り、動揺してパニックになり、アイシャを殺そうとしていた厩谷。
八代は、甲斐峰秋(石坂浩二)にサルウィンの状況を相談。
抗議のつもりで話したこと、右京の身勝手な行動は甲斐の責任でもあり、監督不行き届きだと静かに責める、八代。
ミウとクリスには英文で、右京とアイシャ、里村、江威子には日本語。
土師による解析により、それは判明しました。
右京は、厩谷も大切な人が美和子と同じ便に搭乗していて、アイシャを殺そうとしたと推理。
厩谷は一人娘が乗っていて、アイシャの首をドライヤーで締めようとしたと供述。
アイシャは自分の命が危ないという状況は冗談だと明るく振舞いますが、右京を含めた全員にはその嘘は見抜かれてしまいました。
江威子は夫、も、厩谷は娘、薫は妻、里村(濱田学)は婚約者、ミウは祖父母が搭乗。
みんな大切な人が搭乗していて、アイシャの命と引き換えに殺すと脅迫されていたのです。
里村は脅迫文に従わなければ一人娘を殺されるのではと不安に。
昼食パーティーに、アイシャが急病人になったことで、薫が出席しなかったことに触れた片山と槍鞍。
右京と薫は、「我々の共犯になるかもしれない」と匂わせ、事実を話しました。
槍鞍に怪しい人物が参加していなかったか、槍鞍の政界の知人にいないか調べて報告してほしいと頼むのでした。
槍鞍は美彌子と共に日本へ帰国し、警視庁へ戻ってから、自分の関係者に怪しい人物はいない東京に報告。
サロンでは、アイシャの味方である若者、クリスが、彼女を殺し、すぐに日本に立つ、亀山と杉下はあてにならない、アイシャ殺害を報道しないように政府に訴える事を厩谷に頼みました。
その発言に、江威子、ミウ、厩谷は止めようとしますが、クリスは頑な。
国際指名手配されるし、アイシャが殺されることを報道しないよう、政府に働きかけるなんて無理だ、マスコミは抑えられないと対立。
江威子は厩谷に「彼は汚れ役を自ら買おうとしているのよ、私達のために」と渋々、制止。
厩谷はそれでも抗議しますが、里村(濱田学)から一番最初にアイシャを殺そうとしたくせにと責められ、ぐうの音も出ません。
右京と亀山も対立。
飛行機に乗る人質がもしも、美和子一人なら美和子を犠牲にして、今の状況を静観してもいい、でも、人質は150人。
今回の関係者の大切な人も含み、1人よりも150人の命の重みを痛感していると訴える、薫。
右京は「それならアイシャさんを殺しますか?」とわざと煽ります。
そんな彼に対し、良い解決策がないなら、これ以上は黙ってほしいと混乱と怒りをぶつけた亀山。
その後、亀山は美和子にショートムービーを送るように言い、最期になるかもしれないことを伏せ、やり取りをかわしました。
アイシャの様子を見に行った右京は、なんと彼女が自死していることを知りました。
一同は悲しみに包まれます。
アイシャは遺書があるものの、事件性を匂わせる亡くなり方でした。
中園参事官(小野了)、内村刑事部長(片霧竜次)らは、衣笠(杉本哲太)は、右京が亀山に招待されて、サルウィンの現場にいること、亀山薫が親善大使をしている立場の変化を伝えました。
そこで、アイシャの件は、慎重に取り組まなければならないと告げました。
間もなく、捜査一課の伊丹らと、鑑識の益子(田中隆三)が到着。
アイシャからの遺書がメールで薫にも送られてきます。
そして、何とか美和子を含む搭乗者たちが無事、到着。
空港へ美和子を迎えに行った亀山は号泣と共に安堵します。
美和子はのちに、夫から真相を聞き、今は天国のアイシャの為にやるべきことをするしかないとフォロー。
物語は後編へ続きます。
相棒21 1話感想・みどころ
いよいよ、初代相棒だった亀山薫と、杉下右京との元祖相棒が、令和に復活しました!
喜ばしい14年ぶりの再会と共に、大切な人である美和子が搭乗する飛行機が脅迫によって、アイシャの命と引き換えに爆破するかもしれないとなれば、薫の苛立ちや、右京の推理に怒りで反論するのもわかるなぁ。
右京もあえて煽って畳みかけるように皮肉を言い、薫に選択を迫るけど、配慮してほしかった。
新たな環境にいる、薫が、右京と物語が進むにつれ、どんな形で相棒になっていくのか楽しみです。
アイシャが自死に見せかけた事件性をプンプン匂わす亡くなり方なので、本日のエピソードはゾクっとしましたね。
厩谷、クリス、ミウ、里村、通訳の江威子・・・美和子と同じ飛行機に家族がいる彼等は何かを隠して言えない状況にあるのは明白。
特にクリスが一番怪しい。
アイシャのケースはとてもシリアスで、慎重に扱わなければならない為に、捜査一課や益子さんが呼ばれたけれど、右京と薫のいる時点で、派手に、華麗に解決してくれることを願いたい1話でした。