相棒22

相棒22 1話 微笑みの楽園に近づく牧村という男の化けの皮

相棒22 1話あらすじネタバレ

末次広平は妻、佳代と共にレストランを経営。

佳代が客の荷物を拾った瞬間、爆発。

ある夜、警視庁特命係の杉下右京(水谷豊)と行きつけの小料理店「小手鞠」の茉梨(森口遥子)と共に、相棒の亀山薫(寺脇康文)と美和子(鈴木砂羽)のマンションを訪れました。

料理教室に通い始めた美和子が腕前を披露したいと言って招待したのでした。

亀山家名物「美和子スペシャル」の毒味です。

亀山はこっそり右京と茉梨(森口遥子)に罰ゲームと陰口を叩くのでした。

もう一つ頼まれていたのは、上原阿佐子(栗山千明)。

阿佐子は、その食事の最中に「和製シャーロックホームズ」の異名を持つ杉下を紹介され、行方不明になっている婚約者、牧村克実(市川智宏)の捜索を頼みます。

右京、阿佐子、茉梨、亀山は、「新美和子スペシャル」を個性的な味と言って、まずさを誤魔化すのでした。

一方、警視庁の捜査一課の伊丹憲一(川原和久)、出雲麗音(篠原ゆき子)、芹沢慶二(山中祟史)も動き始め、男性、平井蓮が自宅マンションから転落死した事件を調査。

鑑識の益子(田中陸三)によると、睡眠薬を飲まされた挙句、引きずられた痕があると指摘。

彼は宗教団体「微笑みの楽園」の信者で、何者かに突き落とされた疑惑が浮上。

翌日、右京と亀山は、阿佐子を伴って牧村の捜索を開始。

いつも鞄の中に、フリーの記者をしているので、ノートとパソコンを持ち歩いていたとのこと。

フォーマルシューズだけがないことに気付いた右京。

「仕事へ行くのにフォーマルな靴?」と亀山は疑問を抱きます。

「もしかしたら仕事先でパーティーがあったのかも」と、阿佐子。

しかし、フリー記者だという彼の仕事先の坂本龍二は、「そんな記者は知らない」と口裏を合わせるような態度に違和感が拭えません。

不信を抱き、言う今日は彼が出入りしていたレストランを訪問。

「牧村さんは知っています。」

「1年前、爆破事件の被害に…妻を亡くしました。」

証言してくれた男は、末次。

その店は1年前、「微笑みの楽園」の信者が起こした爆弾テロの被害を受けていました。

レストランを爆破したのは、平井蓮。

伊丹達は被害者が10年前に警察や政治家を狙った大規模テロ事件を起こした男、翔の兄だという事実にたどり着きます。

事件後、教団との接触が見られず、平井翔の単独犯行と決めつけて逮捕に踏み切りました。

しかし、平井翔は警察に追い込まれた挙句、屋上から投身自殺。

当初、兄の蓮は無宗教でした。

阿佐子は牧村を探し続け、右京たちに協力的。

角田課長らは違法賭博やるアジトへ たどり着き、一斉逮捕。

右京、阿佐子、亀山は「微笑みの楽園」へ。

入口で、阿佐子が持ってきた水筒のお茶を怪しむ不思議な空気に圧倒されます。

リーダー格の男に連れられて中へ。

「微笑みの楽園」はいくつもカフェを作り、店員になり、声をかけ、お客に合ったハーブティーを提供。

右京は微笑みの楽園会員が経営するカフェを訪れます。

仕事で左遷され、人材の墓場と呼ばれる窓際部署にいて、部下が気が利かないなどと親身に話を聞いてもらえる振りをしました。

「必要なものは自分たちで作る。米や野菜を作り、学校も作ります。あの子たちを見てください、彼らはここで生まれ育ちました。俗世にいたらあのような笑顔は出ますか?」

平井の指紋は完璧に拭き取られていて、捜査が難航する、伊丹、芹沢、出雲。

しかし、公安の成増が訪れ、爆破事件が起きた去年、爆弾の原料、テロ組織の件は公安部の案件だと主張。

内村刑事部長(片桐竜次)や中園参事官(小野了)も止めますが、警視庁内では大揉め。

「早期解決のためにも公安にお任せいただきたい」公安のトップ、(松田賢二)に言われ、内村刑事部長は了承。

右京、亀山、阿佐子は「微笑みの楽園」の子供達に、牧村がよく遊びに来てくれたと無邪気に答えました。

牧村は信者のふりをして右京のように潜入捜査をしていたのではないかと。

衣笠副総監(杉本哲太)と御法川誠太郎公安部(田中美央)は、内村刑事部長がすっかり人が変わり、かつては五月蠅かったのに、今や「室内犬」とこっそり笑うのでした。

角田課長は微笑みの楽園に拳銃を売った男を恫喝して取り調べ。

右京、亀山、阿佐子は微笑みの楽園に牧村が偽名「吉川隆」を使って潜入していたファイリングを突き止めました。

右京らは森の中を追いかける彼らの目を誤魔化す為、ポケットチーフに石を包んで川に投げました。

その頃、成増は部下から暴力団員が微笑みの楽園に拳銃を追っていた報告を受けました。

右京達は、阿佐子からかつて牧村とデートをしていた時に、紅葉を見たと振り返りました。

「牧村さんが亡くなったことを既にご存じのようですね。」

「あんなところにいれば生きて帰れるか分からないじゃないですか。」

「牧村さんの行方知らずな状況のなか整理をされるのが早い。牧村さんが微笑みの教団を調べていることを事前に知っていて、我々を利用してここまで来た。違いますか?」

「彼が取材の為に微笑みの楽園を訪れていたのは知っていました。警察も取り合ってくれず、弁護人から、杉下さんのことを聞き、美和子さんと料理教室で知り合った時、杉下さんのことに触れました。嘘をついて申し訳ないです。改めてお願いできますか?牧村を見つけたいんです!お願いします。」

「ええ、いずれにしてもこんな山の中であなたを放り出すわけにいきませんからね」

右京達は、村岡という男性の旅館に泊まらせてもらいました。

しかし、村岡は微笑みの楽園の信者でした。

そんな彼の旅館兼自宅を追跡し、にやりと笑う信者の男が。

その日の夜中に、阿佐子の悲鳴が。

男が侵入し、阿佐子の身分証明書の入った写真、手帳を持ち逃げ。

右京は村岡が信者だということを見抜いていました。

また、村岡が敢えて阿佐子を狙い、牧村との写真、証明書などを持って行ってしまったことを知りました。

その頃、内閣情報官、社美彌子(仲間由紀恵)と警視庁長官官房付きの警視監、甲斐峯秋(石坂浩二)は、公安部が微笑みの楽園と平井蓮の件で動いていることに勘付いてきました。

捜査の指揮をとるように命じたのは衣笠だと社に教える、甲斐。

右京、亀山、阿佐子は、牧村が「吉川」と偽名を使い、牧村蓮に接触した証拠を、空いている牧村の家から発見。

ふと、同じ家の中に、元サイバー対策課の青木年男(浅利陽介)を発見。

この事件に関して、内調が調査に動いているので、青木も動いたのです。

青木は昨年の爆破事件で使われた同じもので、平井蓮が爆弾を作ろうとしていたことが判明。

蓮の犯行を知ったうえで、彼を転落死させて、指紋を全部、ふき取った犯人。

一刻も早く犯行を見つけてもらい、警察に動いてもらうため。

犯人は爆破計画を知っていた人物。

右京達は状況から牧村が犯人の可能性も示唆。

右京、阿佐子、亀山、青木は、突然、バッドを持った覆面の男に帰り道に襲撃されました。

なんとか格闘して難を逃れました。

角田は衣笠を訪ねます。

「先日、密造された拳銃が微笑みの楽園に流れていることを公安部にお伝えしたのですが…」

「御法川くんたちは本部に動いて強制捜査をしているよ」

先程の連中は、微笑みの楽園。

車の中で、牧村の事を何も知らない青木に伝える阿佐子。

「婚約者?あなたの」

「ええ」

「ひょっとして吉川崇という彼の偽名をご存じなのでは?」

「知っています」

「彼の件を以前から内調がマークしていたからこそ、吉川孝仁…牧村さんを青木君が知っていたのですね。」

警視庁では、角田課長が捜査一課伊丹達を呼び、公安部が強制捜査を教団部にすることを伝えました。

爆弾の原料が見つかったこと、拳銃の横流しなどがあったのです。

衣笠(杉本哲太)に、家に帰ると報告。

太田という微笑みの教祖の一員が、社美彌子(仲間由紀恵)に発砲。

撃った拳銃の出所は、角田が取り調べていた暴力団員の仲間です。

現場を目撃していた衣笠は、すぐさま、社の状況を青木に報告。

病院に搬送され、緊急手術を受ける、社。

伊丹達も内村刑事部長の指示で動きます。

伊丹達は夜道を歩く、太田を確保。

「てめぇなんで社美彌子を撃った?!」

「神のご意志だ!」と狂う太田。

阿佐子の安全は、亀山家で保証され、美和子が面倒を見ています。

角田は数年前に牧村が暴力団とトラブルがあったことを右京と、亀山に伝えました。

牧村はさらに、過激なエコ団体に潜入取材をするべく、鈴木と名乗っていました。

「あの人、隠し事が多くて…私の事ほんとうに好きだったのでしょうか。」

右京は、牧村が「牧村」という名前すらも偽名で、鶴見征一(市川知宏)公安部員だと言い当てるのでした。

相棒22 1話感想・みどころ

もうないと思っていた相棒シリーズ。

2023年一発目の新シリーズはとても見応えがありましたね。

また、右京と亀山の特命係が難事件を追う背中を追いかけられる日が来るなんて嬉しすぎます。

記者として潜入捜査をしていたはずの、牧村。

その恋人の阿佐子を裏切ってまで、何人もの人物になりすまし、実は公安部だったという正体。

そして、その裏には、何人もの人を毒殺してきた宗教団体法人「微笑みの楽園」。

微笑みとは名ばかりに人を陥れ、殺しても「神のご意志」と言って、自分達を正当化する太田のような不気味な人間性が覗かれましたね。

終盤では、衣笠がターゲットかと思いきや、なんと、社美彌子。

内調のトップが自分達の事を探り入れていると知った太田が、待ってましたとばかりに犯行を成し遂げて大笑いする姿が恐ろしかったです。

公安部が手柄を横取りする余裕なんてないですよ!

新しく登場した成増や、御法川には少し大人しくしてほしかったなと思いました。

美彌子の無事を願うとともに、いくつもの顔を持つ、牧村…いえ、鶴見という男の素性をもっと知りたくなった初回放送でした。

次週は、この物語の後編になります。

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