相棒22

相棒22 17話 爆弾魔invisible(前編)

相棒22 17話あらすじネタバレ

男は自宅で爆弾を黙々と作っていました。

「爆弾は目的に応じて作り方、原材料が変わる。本物の爆弾を作る為には粘り強く試行錯誤を繰り返すことが大事。そうでなければ目的は達成できない。まずは大きな花火を打ち上げますよ、杉下さん…」

男は右京を知っている口振りです。

右京は業務終了後、チェスの大会に向けて練習中。

その様子を見守る、亀山薫と角田課長(山西惇)。

「子供のころからチェスはやっていました。」

「どうりで変わり者ガキだっただろうな。」と角田。

「右京さんどんな子供だったんですか?」

その後、小手茉梨の「花の里」で夕食を亀山夫婦ととる、右京。

「そうですねぇ、問題児でした。協調性に欠けていて、集団行動ができない。大人の方が話が合いました。」

「子供はムラ社会ですからね。」と、美和子。

「子供の頃、友達はいましたよ。本にチェス他にも沢山。」

そんな右京を意味深に花の里の前に立って、付け狙う男がいました。

五期連続で市長を務め、次期都知事の最有力候補と目される山田征志朗(升毅)の自宅に宅配人から小包が届けられました。

その中身は、「杉下右京」からで、爆弾が届けられました。

「今、届いた荷物は爆弾だ、今すぐ避難しろ。」

犯人は自ら、山田の妻、美紀子に電話を掛けて通告しました。

「さっきうちに爆弾が届いた。2つ届いていて、一つは霞が関の杉下右京、もう一つはinvisibleと書いてあったわ。」

「警察には連絡をとったのか?小包み開けたのか?」

「開けるわけないでしょ!」

「わかった。俺が連絡する。」

夫に電話を掛けた美貴子は、お手伝いの年配女性、雅恵と共に家から出ました。

差出人には、右京(水谷豊)の名前と「invisible」透明人間という意味深な英単語が記載されています。

幸い市長宅で怪我人は出なかったものの、爆弾による火災が発生しました。

雅代は警察官をしている息子に電話をしました。

「正義、家が家が燃えている!」

警視庁は、テロ事件として捜査を始めます。

中園参事官(小野了)と、内村刑事部長(片桐竜次)は、右京と亀山をすぐ呼び出しました。

「お前、山田市長になにか送ったか?」

「はい?」

「被害者宅に荷物を送ったか?」

「いえ、面識はありません。」

「差出人の名前にお前の名前が書いてあった。」

「何をしでかすかわからないが、爆弾を送るバカではあるまい。」

「過去に爆弾事件は扱いましたが心当たりはありません。荷物にはなんと書いてありましたか?」

「一つはお前、もう一つは、invisible」

「invisible…いえ全く心当たりはありませんね。」

「この件に関して、お前は重要参考人だ。捜査には参加するな。いいな?」

内村刑事部長に忠告されたものの、自分が事件に関わるように仕向けられていると感じた右京は、相棒の亀山薫(寺脇康文)と共に独自の捜査を開始。

invisibleは、「透明人間」や、目に見えない弱者を意味します。

捜査一課の伊丹(川原和久)、芹沢(山中崇史)、出雲(篠原ゆき子)は、山田とお手伝いの雅恵、山田の妻、美紀子から事情を聞きました。

「私のせいで…家を守れなかった。」

すすり泣く雅恵に、山田はフォロー。

「燃えたのが家で良かった。雅恵さんのせいではないよ。」

そこへ、雅恵の息子で警察官に勤める、正義が訪問して来ました。

「母さん、大丈夫?家に泊まる?」

「ホテルとってあるから大丈夫よ。」と美紀子。

右京と亀山が、入れ違いで、捜査一課たちの後から、山田を訪問。

「申し訳ありません、入れ代わり立ち代わり。」

「せがれの正義です。ネット上で殺害予告を受けています。結果、どれもいたずら半分でしたは。市政というのは突き詰めると税金をいかに再分配するかです。社会的に弱い立場の人たちに比重をかけてきました。でも私を良く思わない人もいます。そういう人からだと思います。」

「女性関係、人間関係等なにかしら心当たりはありますか?」

「あの、先程から父に失礼ではありませんか?特命係は鼻つまみものと聞いていますよ。」

「お前は黙っていろ。警視庁の捜査に協力している。私は母子家庭で育ち、母は厳しかった。自分を常に律して来ました。私怨で爆弾テロを受けることは全くないんです。」

征志郎から事情を聞くと、怨恨で狙われる覚えはないとの証言しか得られませんでした。

「何らかの意図を持った示威行為でしょう。ん?誰かに診られている可能性がしたのですが…気のせいのようです。」

「ん?」

右京と亀山を狙う者は間違いなくいました。

男は、また次の犯行に及ぶために爆弾を政策。

そんななか、警備会社に勤める男性、牧野文雄が、宅配業者に届けられた爆弾で重傷を負う、第二の事件が発生しました。

「わああああああー!」

その宅配人の男、本城卓は、運転をしながら狂ったように笑いました。

牧野は意識が戻るのを待つしかない状態で搬送されました。

捜査一課の伊丹達が様子を見守るのでした。

その頃、右京と薫は、鑑識の益子(田中陸三)に協力を求めます。

「元々殺す意図は犯人にはなかった。」と亀山。

「火事を起こすことが目的だったかのような犯行でした。被害者に対して、爆弾を仕掛けるから非難することを電話で伝えています。」

「被害者を傷つけることが目的だった?」

亀山と右京はお互いの見解から推論しました。

配達人は、本城(吉田日向)と名乗る若い男でしたが、警察は招待すら掴めずにいました。

伊丹達は、「invisible」と名乗る配達人の男からの爆弾被害に遭った、牧野を見舞います。

「何か些細なことで手掛かりはありませんか?」

「今日のところはやめてください。」

牧野の医師が牧野(山形匠)への伊丹達の聞き込みを中断させました。

しかし、牧野は苦しそうな声を出しています。

「何か成果はあったみたいですね。」

「ああっ!はぁー!」

意味深なリアクションをとる、麗音。

「誰かに恨まれているとかなかったか聞いたんですよ。」

「ドクターストップがかかりましたからね。」

「これ以上の事情聴取は無理ですよ。」

捜査一課は右京達に告げて、去りました。

「困りますよ!勝手に入って来られては!」

右京は牧野の社員証から、牧野の勤務先を覚えました。

牧野の医師に咎められ、右京と亀山は牧野の勤務先へ。

そこで、右京は街角で山田(中川翼)と名乗る顔見知りの少年と遭遇。

「杉下さん!」

「彼は?」

「IQ150を持つ、僕のチェスのライバル、山田さんです。」

「あのチェスクラブにも仕事が忙しくてずっと通っていないんです。来週も行けそうになくて…それでは失礼します。」

山田は、「チェスのライバル」と右京が評する、IQ150の天才でした。

しかし、山田は意味深な言葉を言い残して去っていきました。

「そういえば、市長と苗字が同じですね。山田っていう苗字は沢山いますね。

亀山と右京は何事もなかったかのように、捜査を続けます。

牧野の勤務先の上司は答えます。

「もう1年以上で、体育会系の陽気な性格で、人の恨みを買うような人に思えません。ここに転職する前は、城北中央署勤務でした。仕事であの近所にいたときにチラッと聞きました。宮仕えが性に合わないって言っていましたね。ニュースを聞いた時は大丈夫か心配しましたが、命を取り留めて良かった。牧野は特別枠で、城北中央署の市長さんのご子息と繋がっています。副署長の紹介で、うちに転職したんだ。」

城北中央署では、牧野の件で深く関わり合いたくないと同僚たちがこそこそ話をしていました。

その夜。

本城卓の家を訪ねた、山田。

2人は爆弾計画のグルでした。

右京は花の里で夕飯をとりますが、意味深に次の事件が起こる事を考えこんでいました。

翌朝。

右京と亀山は現場に到着。

「さすが杉下さん、ゲームを盛り上げてくれる。」

そう言った山田こそが、「invisible」でした。

共犯の本城はトイレに行くと上司と先輩に言い、爆弾計画を実行しようとしていました。

「馬鹿野郎!事務所でしておけよ。」

乱暴な言葉を投げ付ける、本城の上司。

電気工事会社に勤務の本城は、上司や先輩社員からお荷物扱いされていたのです。

その頃、城北中央署に「僕はinvisibleです、城北中央署に出頭します。」と書き込んだ、山田。

城北中央署には、牧野が転職したことを副署長に訪ねる特命係と捜査一課。

「牧野の方から移動したいとあって。」

そして、牧野が城北中央署に出頭して来ました。

「僕は連続爆弾事件の犯人invisibleです。今、生配信中です。」

「君みたいなものがいると困るんだよ。生配信を辞めなさい」

「本当ですよ。ほら…」

上着を脱いだ山田の腰には爆弾装置が巻かれていました。

「起爆装置は解除しています。安全です。僕は、自首しに来ました。」

「城北中央署のことが爆弾犯に書き込まれています!」

山田正義は慌ててネットを見て、副署長に報告。

「たった今、その犯人が出頭して確保されているところだ。」

「山田くん…!君は…!」

右京は山田が犯罪を犯したことにショックを受けるのでした。

相棒22 17話感想・みどころ

都知事の有力候補の市長、山田の家に爆弾を仕掛けたのは、IQ150で、かつて、右京とチェス対戦をした山田と、本城でしたね。

まさか、一見清廉潔白そうな好青年の山田が、右京が許せないと思う凶悪犯だったとは。

本城は、電気工事の社員として勤めていますが、上からは厄介者扱いされ、彼自身が、「透明人間」、「目に見えない弱者」でしたね。

孤独を抱えた本城と、山田が結託し、爆弾事件を起こそうとしたきっかけがますます気になりました。

爆破事件を起こしながら、女性である、山田征志朗の妻、美紀子とお手伝いの雅恵は逃がすという謎の良心も持ち合わせていましたね。

しかし、山田のターゲットは、市長の「山田」です。

彼らは、親子だったのかなという可能性も感じます。

もし親子でも、家族として存在を認められない見放された息子だったのかもしれません。

爆破事件を起こし、承認欲求や不満を伝えたいのか、山田への底知れぬ怨恨なのか、次回、後編に続きます。

 

data-ad-format="rectangle" data-full-width-responsive="true">
data-ad-format="rectangle" data-full-width-responsive="true">

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください