アンサングシンデレラ7話あらすじネタバレ
葵みどり(石原さとみ)が、準備が体操をしていると、販田聡子(真矢ミキ)が薬剤部の人員不足解消のために、調剤ロボットを今後、導入することを話します。
販田は院長と交渉として、高額な導入予算を勝ち取るため、問題を起こさないようにとみどりには釘を刺すのでした。
そんなみどりに、瀬野(田中圭)は、急性骨髄性白血病で入院中の心春(穂志もえか)の検査結果が出たことを知らせます。
心春は、みどりが新人時代から瀬野に任された患者の一人で入院歴が長い。
一度、快方に向かっていたものの、再発と再入院をしています。
検査結果は良好で、心春はみどりとその喜びを共有。
そんな2人の前を病院長の案内で、特別室に入る患者を見かけます。
その患者はVIPで、議員の古賀万奈美(渡辺真紀子)。
左尺骨の日々で入院していて、元秘書へのパワハラ疑惑でマスコミに追われる古賀は、みどりたちの病院を隠れ蓑として利用することに。
病院長と整形外科医、大津(瀬川英次)以外の病院スタッフは、古賀の素性が伏せられていました。
みどりは相原くるみ(西野七瀬)と古賀の病室へ。
みどりたちの診察に対し、古賀は答えず、秘書の鴨井(モロ師岡)が対応。
古賀は、鴨井の前任の秘書に対し、「このバカ!」などと暴言を吐いた音声記録が世間に公表され、マスコミに追われています。
雲隠れするように、葵たちの病院に入院してきたのでした。
みどりは喘息の持病を持つ古賀の容態も聞きたかったのですが、古賀がそのような態度なので、古賀の状況を把握できません。
しかし、古賀が胸を押さえる仕草が気になります。
その日の夜、ドラッグストア勤務の薬剤師、小野塚(成田凌)が書店で薬剤師としてもっと上を目指せるように本を探していました。
彼は救急認定薬剤師になりたいという展望がありました。
翌日、心春は煙草ケースを持ち歩く古賀に注意しますが、古賀は煙草ケースをかちかち鳴らすのが癖だと答えました。
古賀は心春に煙草が気になるなら中庭に出ればいいと言葉を続けますが、心春は自身が急性骨髄性白血病により、安易に外出できないことを伝えます。
古賀は心春が中学の時から入院していて、今、再入院していることを推測。
心春はもうすぐ退院が決まるから、体調に気を付けていることを伝えました。
古賀が現れますが、目の前で倒れてしまいます。
心春はみどりたちをただちに呼びますが、彼女の体にも異変が・・・。
走って葵を呼んだので、息の苦しさを感じていました。
葵は古賀に本当の容態を聞きますが、古賀は、患者に極端に関わることは、調剤の準備など薬剤師の仕事が疎かになっていることを指摘。
それは、くるみも葵も納得せざる得ない現状。
しかし、葵はそれでも古賀に対し、「薬剤師が加入することで医師との患者の状態について連携の伝達ができる。」と抗議。
それによって、葵は古賀に接近禁止命令が上層部から出されるのでした。
販田からも、葵に、接近禁止を通告。
秘書、鴨井(モロ師岡)からは、もし、古賀の健康状態に問題があれば、古賀に否定派の人達からの批判が殺到し、古賀は議員を辞めざる得ない状況に陥るからだと葵に話すのでした。
心春が倒れた原因は、肺塞栓症で、結果、退院が延期。
心春は葵に充てた手紙を破り、退院延期に落ち込みますが、そんな彼女に「無理して笑うことはない」と声をかけたのは古賀でした。
心春は「自分はまだ治療の道があるだけマシ・・・長く入院している間に何人もの命を失った同じ病気の人を見てきた」と気持ちを切り替えようとします。
その頃、瀬野は、新人時代の葵にどうして、心春を任せたのか理由を問うくるみ。
葵がかつて、子ども時代に妹を急性骨髄性白血病で亡くしており、新人時代の葵が、妹と同じ病気の患者を特別扱いせず、他の患者と同じように接することができるかどうかを試したかったからでした。
また、葵は必要以上に感情移入することも知っての上で、葵みどりの力を試したのです。
瀬野は、くるみにも葵と同じように薬剤師として成長してほしいし、できることを期待していると告げるのでした。
瀬野が葵だけでなく、くるみのこともちゃんと見ていたことをくるみは実感。
葵は心春の為に何ができるかを検討し、小児科医にまで根詰めて作った資料を基に相談。
そして、葵は病院の中庭に小児科医と共に、心春を連れ出します。
心春は大好きなバレエを白血病が分かってから断念したことがありました。
バレエの踊りをし、ようやく外に出たら風を感じたいという願望を達成するのでした。
次に、古賀の対応に挑む葵。
実は、病気で友達を亡くした過去がある古賀は、医療制度の拡充を人生の目標に掲げたこと、東大卒業後に厚労省に入り、骨髄バンクと提供ドナー助成制度の確立に、力を尽くしてきた経歴がありました。
古賀自身が、本当は心根が優しく、正しい医療が多くの人に提供することを願っている、本心を伝えました。
古賀は葵の熱意と、心春が退院延期になっても、懸命に治療に励んでいるのを見て、自分も検査や治療に向き合うことを決意。
葵はやがて、テオフィリン中毒が、古賀の原因だと突き止めました。
煙草を辞めたことで起きたり、服薬している喘息薬のテオフィリンが、喫煙によって代謝が促進されてしまう影響が。
そのことを考慮した古賀にテオフィリンを処方していた医師が処方量をあえて増やしてしまいました。
古賀は喫煙の回数を減らしていたのにもかかわらず、そのことを医師に伝えていなかったので、処方量が増えたままなのに代謝量が減り、テオフィリンの血中濃度が高くなっていきました。
よって、体に大きく影響し、動悸や眩暈などが起こったのです。
その後、退院した古賀は自身を貫く意志を追いかけてくる記者たちに伝えました。
心春が中庭に出られた時に病気で諦めざる得なかったバレエの踊りをしていたのを思い出し、記者たちの前でバレエの振り付けをして車に乗り込むのでした。
心春は葵に「退院の予告状」と称して、自分が退院するまでに開けないように忠告し、一度くしゃくしゃにした手紙を託すのでした。
心春は、葵に退院でき、葵から医師や薬剤師たちが書いた寄せ書きをもらいました。
両親と病院を後にしてからは、葵と同じ薬剤師の道を志す為、薬学部の学生として治療と向き合いながら普通の日常を取り戻すことができました。
しかし、2人の命を救った葵とは対照的に、廊下を歩いていた瀬野は自身の体調に異変を感じていました。
アンサングシンデレラ7話感想・みどころ
急性骨髄性白血病で長い入院生活の小春は、その不安を周りに悟られないように表向きは明るく振舞っていて切なかったですね。
心春は持ち前のポジティブ精神と人の痛みを感じ取ることができる優しい女性です。
一方で、実際にいる某議員のモデルになった古賀。
友達を亡くした経験から正しい医療が浸透することなど願い、行動してきた生き方は逞しすぎる!
世間からのバッシングや自身が議員として仕事を続けるためには病気のことを明かさず、検査を拒んでいた古賀。
頑固な頑固でしつこいくらい検査を受けることや、自分の病気と向き合うことを伝える葵や、中学の時から白血病と闘病する心春に出会えて本当に良かったです。
心春と葵から生きるために何が自分に本当は大切で、必要なのか答えを見つけた古賀と、葵や古賀の優しさに触れ、病気と闘いながら生き続けることを決めた心春、2人の女性のそれぞれの前進する姿にとても感動しました。
瀬野は、葵がお節介すぎるほどしつこくて、どうしようもないほど世話焼きな性分や、葵の熱意ある行動力を見抜いていたのですね。
くるみのことも昔の葵を彷彿させる何かを感じていて、くるみのことも葵同様にしっかり先輩として見守ってきて、期待している彼の奥底にある優しさが素敵です。
しかし、母を病気で亡くし、医療手段の事情で、助けられなかったトラウマを持つ瀬野自身も、病魔が・・・。
次回、葵たちの勤務先でほっこり和ませてくれるベテラン薬剤師、荒神(でんでん)の末期がんの妻や、瀬野の病気の正体に迫ります!新たなゲスト、東根作寿英さんも加わり、より濃いアンサングシンデレラを来週もお見逃しなく。