Believe~君にかける橋~

Believe~君にかける橋~3話 狩山の命懸けの覚悟!そのとき玲子は?

Believe~君にかける橋~3話あらすじネタバレ

自ら設計した「龍神大橋」の建設現場崩落事故で「あらぬ罪」を被り、「国立刑務所」に服役中の狩山陸(木村拓哉)。

会社を守るために、一度は蓋をした真実を明らかにし、余命幾ばくも無い妻、狩山玲子(天海祐希)の元へ帰る為、狩山は決死の覚悟で、刑務所からの逃走を計画します。

わざと、重傷を負って、外部の医療機関に搬送される、狩山。

「意地を張るならかっこつけろ」と言われたこともあったが、これが俺のやり方。

もう戻れない、正しい事をしていた自分には戻れない、きっとたどり着くと信じることにしました。

第7肋骨を骨折していたので、固定の措置をしました。

「痛むか?狩山さん。」

「措置の間は手錠はない、ゆっくり羽を休めると良い。これから24時間の監視になります。雨が上がったな、狩山…刑務所はお前を弱い存在だと決めつける場所。女性の家族を恋しがる受刑者もいる。」

「それが言いたかったことですか。付き添いをつけたのも。僕に何か言いたいことがあるんじゃないですか?」

「自惚れの強い奴だ。逃げるつもりだろ?病院から逃げ出す気だろ?野口はお前に協力したから一か月の懲罰を受ける。一体なにが目的なんだ。」

「いや、甲斐被りすぎですよ、区長。今の自分に目的なんかありません。せいぜいあったかい風呂に浸かりたいだけです。でも牙を向かれた覚えはありません。

「いいだろう、見逃してやる。君の話を信じる者も受け入れてくれる者も少ないだろ。景気の荷重は避けられない。警察には脅されて逃げたことにしてやる。」

「いや、林さんも不利な状況になるでしょう」

「以前、冤罪を訴えた受刑者がいた。その後、その受刑者は刑期を終えて出社し、私の家に火をつけた。冤罪の訴えが通じなかったのは私のせいだと、私の家に放火した。妻を亡くし、延焼で隣の主婦も亡くなった。罪を犯した人間を丁寧に扱うのは無駄だと思うようになった。だがこうして定年をまじかに迎え、それは本当に正しかったんだろうかと考えるようになった。贖罪だ。君のことだ、もうこの病院の構造は頭に入っているんだろう?それともこれは罠だと思うか?私を信じるか、疑うかそれは君が決めろ。」

林の思わぬ態度に、混乱する、狩山。

監視担当の横田を呼ぶように付き添いの部下に告げた、林。

後は治療期間中、何とか監視の目をくぐり、病院を抜け出すチャンスのみです。

「餞別だ。これでどこまで逃げられるか、君の才覚による。」

狩山にお金を渡し、逃げるように指示。

しかし、わざと壁に頭を打ち付けて怪我をし、狩山の病室で、倒れました。

狩山の部屋の見張りをしていた横田と飯田は、狩山が林に怪我を負わせたと誤解します。

警視庁は狩山の逃走を知り、警察の失態だと痛感。

狩山を再拘留することに力を尽くします。

林はある人物に狩山の逃走を許したのも、最初から想定していた事を告げていました。

「成功しました。」

その頃、狩山の妻、玲子(天海祐希)は周りに感謝を伝え、関西弁を話す患者、奏美のケアを徹底的にすることに。

ところが、ここで不測の事態が生じてしまいます。

狩山が逃げたことで、狩山と同房の灰谷(一ノ瀬ワタル)は同房の受刑者と喧嘩。

そして、警察に殴られます。

主任の橋本警察官は、野口ヒロト(濱田龍臣)を問い詰めました。

「狩山が逃走する日、何か狩山と揉めたな。答えなさい」

「林区長までこれはどういうことですか?」

狩山と逃走計画を図った事を黙秘する、ヒロト。

狩山の逃走計画見抜いていた林(上川隆也)は、狩山の担当弁護士、秋澤(斎藤工)が「国立刑務所」を訪ねて来ても、狩山は体調不良で面会はできないと言いました。

玲子が勤める病院でも狩山の逃走の件で、国立刑務所の刑務官で、副看守長の宇崎(尾上寛之)が訪ねていました。

「狩山陸受刑者が逃走しています。なにか心当たりはありませんか?」

「狩山になにがあったんですか?」

玲子は、宇崎から聞いた、狩山の現状に戸惑うばかり。

狩山の件について、桑原常務(岩谷健司)と狩山の勤務先の社長、磯田典孝(小日向文世)に、秋澤が報告。

「狩山さんは事故の真実を訴えようとしているのではないかと思っています。依頼人が違法行為を犯し、私も弁護士として困惑しています。私は狩山くんの弁護士です、利益を相反することは避けたい。」

「これ以上、狩山君に罪を重ねたくない。」

「この中に発注書がある。しかしパスワードが分からない。」

3人とも、狩山の思うぬ逃走に、龍神大橋の事故の事実が彼によって明かされることを恐れていました。

その頃、上司の掛野は、警視庁の刑事、黒木正興(竹内涼真)から休暇届を受け取りましたが、拒否。

「狩山陸が逃走している。彼に興味があるもの好きな刑事が調べようとしているという情報が耳に入った。どうする?」

相棒の千佳を連れて、黒木は、狩山のことを調べることにしました。

その頃、玲子は、思春期で気難しい年頃の患者、奏美を元気づけようと、後輩の北村医師が奏美が推しているアイドルにグループチャットで連絡しました。

「こんなの頼んでへん!私、来年、誕生日を迎えられへんかもしれないし。」

病院の看護師たちは奏美の反発に困惑しますが、玲子は違いました。

「奏美ちゃん、健康な人もいつ明日、お誕生日を迎えられるか分からないことがあるよ。」

「…ありがとう。」

奏美(澤井梨丘)はようやく素直になり、北村(市川知宏)に礼を言うのでした。

南雲(一ノ瀬颯)と、絵里菜(山本舞香)の元に、秋澤が接触。

「僕は狩山さんを裏切ったわけではありません。会社があなたをベトナムへ異動させたのは狩山さんとあなたの距離を遠ざけるつもりですよね。あっ…転勤前の大切な時間をお邪魔してしまって済みません。」

黒木も、国立刑務所を訪ね、狩山のことを探ろうとしていました。

さらに、夜には、玲子を梶田千佳(片山友希)と尋ねます。

「なんなんですか、あなた…いい加減にしてください。」

「失礼しました、警視庁の黒木です。」

千佳と黒木は警察手帳を玲子に提示しました。

狩山は逃走し、ヒロトの妻、ユナに匿ってもらいました。

「済みません、携帯を貸してもらえませんか?それから、ヒロトさんは冤罪を訴え、ここから脱出すると言っていました。必ず、お子さんとユナさんを幸せにすると言っていたので、それを伝えにここに来マシや。」

「こんな危ない橋を渡るんだから、会いたい人がいるんでしょ?服なら沢山あるから入って入って。そのダサい上着だとパクられるよ。」

古着屋を営むユナに服を借り、スマートフォンで玲子に電話を掛ける事に。

「本当になにからなにまで済みません。」

「お金とかある?」

「済みません…お子さん、男の子ですか?女の子ですか?」

「男の子、ヒロトに似て可愛いんだ。朝に出て行ってくれればいいよ。」

しかし、ユナは今の恋人の男性と合流し、狩山が逃げていることを伝えました。

「私、ヒロトにはもう未練ないんだ。この狩山って人のニュースみたよ。早く警察に電話して。子供の父親がヒロトなのも嫌なんだ。騙されて刑務所に入った事件だし、彼奴、生活力ないじゃん。」

玲子は黒木と千佳から狩山の脱走に協力したのではないかと疑われていました。

「狩山は現場で骨折し、私の病院に入院したのが馴れ初めです。驚異的な回復をし、リハビリに取り組み、とても面白い人だと思いました。」

「失礼ですが、お子さんは?」

「授かりましたが、生まれてすぐ亡くなりました。」

「立ち入ったことをお伺いして済みません。」

「私は狩山が逮捕されてから離婚を考えていました。ですから狩山が私に連絡してくることはありません。今度は私から聞いてもいいですか?あの狩山の事故で、亡くなった若松さん、随分あなたに似ていますよね。」

「若松は僕の兄です。小さい時、両親が離婚して離れて暮らしていました。もう奥さん、取り調べが上手ですね」

「奥さん?」

「失礼しました。」

「私は看護師ですが、親族や自分が病気なら冷静ではいられません。」

「有難う御座いました。何かありましたらすぐに知らせてください。」

「玲子、やっぱりもう警察来たんだ。真実を明らかにしたい。」

「だからって脱走?自分が罪被ったんでしょ?あんた何考えてるのよ。一年半待てないの?」

「それじゃあ間に合わないかもしれないだろ。」

「どこにいるか教えて!バカじゃない…勘弁してよ!あり得ない。」

狩山は、ユナの洋服店にまだ身を潜めるものの、黒木たち警察官が店の前に集合してしまう事態に。

ユナが現在の恋人と共に狩山を通報したからでした。

そこで、ダクトを伝って逃げる事にした狩山。

しかし、狩山は黒木に見つかりました。

「狩山陸さん、動くな!動いたら銃で撃ちますよ。発砲は一般市民への許可得ていますから。はい、その場で両手を上げ、ひざまずきなさい。」

狩山はここで、納品物を届けるトラックの中に逃げ込みました。

その頃、玲子はタクシーに乗って、狩山がかつて働いていた龍神大橋の工事現場へ。

「姉さん、ここでいいのかい?」

「ありがとう、腐れ縁の男とデートなの。」

「やっぱりここしかないと思った。いい年してかくれんぼする気ないんだけど!お腹は、空いてないの?」

「なんか持ってきてくれたの?」

「甘えるな!脱獄犯に手助けはしない。」

狩山はようやく、龍神大橋で、妻と再会することができました。

Believe~君にかける橋~3話感想・みどころ

狩山の出所により、大きく動く警視庁と、狩山の関係者たち。

玲子だけが狩山を信じている味方としか言えない状況ですね。

同房の受刑者、ヒロトの妻、ユナが快く彼を匿ってくれたと思いきや、彼女は意外にも冷淡でした。

林刑務官は何を考えているのか掴みどころがなくて怖いですね。

かつての受刑者が冤罪で逃走し、その元受刑者に逆恨みされ、家族を亡くしたトラウマが今も彼を苦しめていると思いました。

胸元に掛けたケロイドが物語っていますね。

林はそれでも何者かと連絡をとっており、狩山の逃走は想定の範囲内だったので、彼の狩山への執着に今後も注目です。

玲子とようやく再会できたのは龍神大橋の工事現場。

狩山夫婦は口ではお互いに遠慮していても心が繋がっていると感じました。

玲子以外は敵だらけの包囲網に、希望に向けて諦めない狩山の背中を応援したい3話でした。

 

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