美食探偵

美食明智五郎5話 ゲストは横溝菜帆!上遠野(北村有起哉)の良いパパぶりに感動!

美食探偵5話あらすじネタバレ

 前回の事件の影響で、苺は、親友の桃子(富田望生)と共に、近所の有名ファストフード店で食事を楽しみます。

しかし、桃子と楽しんでいた直後、前回の事件の影響で肉料理が食べにくいことや、マリア(小池栄子)からの脅迫を思い出して身震いするのでした。

その脅迫とは、これ以上、自分に関われば、明智の目の前で殺すと言われていたからです。

マリア(小池栄子)の幻影や幻聴に葛藤する、明智(中村倫也)を少しでも元気づけようとしている、小林苺(小芝風花)。

そこで、マリアから手紙が届いた時に、「プリマベーラ」と綴られた意味深な内容を見る明智。

 違和感を抱えながら、買い物に出かけた2人は、事件を捜査する上で、協力することが多いベテラン刑事、上遠野(北村有起哉)が、小学高学年の娘、小春(横溝菜帆)と一緒にいるところに遭遇します。

 上遠野の娘、小春は、年相応の反抗期はあるものの、しっかり者で利発な性格です。

明智、苺、小春の様子をじっと付け狙っていたのは、「マリアファミリー」の一人で元フレンチシェフの伊藤(武田真治)の姿が。

別の事件が発生し、上遠野は娘との水入らずの休日返上で、現場へ。

小春のことを任された明智と苺。

とくに、苺は、小春を探偵事務所に連れ帰ると、こぶサラダとフレンチトーストを振舞おうとしますが、フレンチトーストは「卵や牛乳を使うから高カロリー」だと断られてしまいました。

さらに、小春はサラダにチーズは使わないでほしいと苺に頼みます。

苺は「わがまま」と言いますが、さらに、何も知らずに、苺が提供したミルクティーが手にかかった小春は大慌てで洗い落としていました。

違和感を覚える苺に対し、明智は、小春が乳製品のアレルギー持ちで、乳製品がかかっただけで症状のハイリスクがある体質だと伝えました。

小春のことをその後、上遠野(北村有起哉)から頼まれた苺は、明智にも促されて、男装し、小春の学校へ潜入。

給食の最中に、小春は、クラス一のルックスの良い男の子から、プリンを貰っていて、これといって問題はなさそうに思う苺でしたが、下校中、小春はその子を含めたクラスメイト全員から、ひどい学校でいじめを受けていました。

小春はアナフィラキシーショックで倒れてしまい、明智は小春に、重度のアレルギー反応が出た時などに使う「エピペン」を咄嗟に小春に打ちます。

大慌てで、上遠野(北村有起哉)は、小春の元へ駆け付けます。

妻(奥山佳恵)には、「今まで仕事熱心で娘のアレルギーのことさえもちゃんと把握していなかった。2年前からあったのに。小春の受験の時も駆け付けてくれなかった」と不満を言われてしまうのでした。

一方で、明智と苺は、小春のクラスメイトのなかで唯一、良心的な小春の友達の少女から、小春が臨時担任の兼木から「アレルギー体質にもかかわらず、給食を残すのは好き嫌いだからだ」とひどい偏見を抱かれていることや、兼木によってクラスがコントロールされているからこそ、小春をターゲットにしたいじめが起きている実態を知りました。

 上遠野は怒りでいっぱいになり、高橋(佐藤寛太)と共に、小春の通う学校を訪ね、同級生たちに、娘をいじめたのは誰だ?と激しく問い詰めます。

同級生から帰り際に、チーズを背中に入れられるといった陰湿ないじめを受けた小春は、学校の担任にも見てみぬふりをされているなど状況は最悪といっていいもの。

 担任教師に明智と苺、上遠野はそれでも追及しますが、「子ども達はふざけているだけ」という子どもを守ろうとさえしない姿勢。

 そんななか、小春は次第に追い詰められ、母親が声を掛けても、食欲がなく、部屋で塞ぎ込んでいました。

さらに、同級生らと使っているSNSに、「アレルギーだから小春は仲間外れにする」とか、「(アナフィラキシーショックの症状を知らない)がゆえに、小春がチーズを背中に入れられてパニックになる姿をきもい」などと暴言が書きこまれていました。

小春はとうとう、自身のSNSに「死にたい」という言葉を発信してしまいます。

それは、SOSともいえる悲痛なメッセージをネット掲示板に書き込みました。

それを見つけたのが、なんと、明智と因縁の関係にある、快楽殺人鬼「マグダラのマリア」こと、マリア(小池栄子)でした。

マリアは親切な大人のふりをして小春の相談にのる代わりに、「あなたを苦しめた担任や同級生を道連れにして最期を迎える。みんな消えれば、あなたが犯人だと誰も思わない」と歪んだアドバイスを。

その頃、明智と苺は、マリアが送った手紙の「プリマベーラ」が、「春」という意味で、小春のSNSでのニックネームだと気付きます。

明智は、家に塞ぎ込む小春を訪問し、優しくマリアのことを問いますが、小春はマリアなんて人は知らないと誤魔化します。

小春はマリアに任せるまま、自分自身も葛藤を抱えていました。

そこで、父、上遠野にメールで「パパ、今までありがとう」とメッセージを送りますが、明智は娘の緊急事態を知らず、メールの内容に喜ぶ彼に、「小春が送ったそのメッセージは遺書だ」と告げました。

かつて、マリアのように明智が救うことができなかった、「林檎」こと、茜(志田未来)や、元フレンチレストランシェフの伊藤(武田真治)の協力の元、小春の通う小学校で、小春以外の児童たちと教師の給食に集団食中毒によるおぞましい殺人計画を実行しようと目論んでいました。

明智は小春の学校へ向かう前、苺(小芝風花)と衝突してしまいます。

小春の件で、マリアが小春にいち早く目をつけて接近していることを話している最中に、マリアは明智にとって「特別な存在」と口にしたことで、それまでしょげていた明智を励まそうと、わざと大袈裟に明るく振舞って明智に接してきた苺。

しかし、マリアのことになると急に意欲的になる態度に、苺は腹を立てたのでした。

マリア達の陰謀を早く見抜いた明智は、苺とぎくしゃくしたまま、「助手、二号」として、桃子(富田望生)に、学校調理師に成り済まさせて潜入させます。

桃子は「これ以上、苺を危険な目に遭わせない」ことを条件に、協力を承諾。

一方で、上遠野は別の事件で立てこもり犯の対応に追われていました。

その犯人にも、娘がいて、上遠野は自身の離婚と思春期の娘のことを話します。

仕事で出産にも立ち会えなかったことなど自身が仕事熱心あまりに家族と向き合えなかった自身の失敗を悔い、娘の新生児の時の写真だと言ってわざと、動物の写メを犯人に見せます。

それは、「娘の個人情報を晒さず、子を持つ父であり、刑事として犯人を説得するため」の方法でした。

高橋(佐藤寛太)は先輩の親心に感心します。

上遠野はなんとか犯人の説得に成功すると、大急ぎで小春のいる学校へ向かいます。

明智はいち早く学校に到着し、伊藤(武田真治)に接触し、犯行を食い止めようとしますが、パソコン越しに通話したマリアからは、「もう手遅れ」だと言われてしまいました。

既に、”林檎”こと、茜(志田未来)は、桃子の潜入を見抜き、彼女をフライパンで殴って気絶させていました。

さらに、林檎はヒスタミン剤を入れていました。

「弱い子をいじめる担任や子ども達は死んだほうが良い」と呟きながら。

小春は、クラスメイト全員や、担任に、自分の行いは間違っていると気付き、給食に毒が入っていることを必死で訴えますが、担任は聞き入れないどころか、小春を恫喝。

そこで、駆け付けた明智は、給食のカレーの中には、ヒスタミンが含まれており、ヒスタミンの影響で、徐々に子ども達や担任にも、小春のようにひどいアナフィラキシーショックを持つ人と似た症状が起きることを告知します。

当然、小春の同級生や担任はパニックを起こします。

兼木には、「アレルギーを持つ子どもにアレルギーを引き起こす給食を食べさせることは、毒を盛るのと同じ。担任が行っていたとは児童虐待にすぎない」と毒づき、さらに、小春のいじめを見ぬふりをしていた子ども達には、「アレルギー反応がある人がどれだけ普段、苦しい思いをしているか、身をもって知れば、”体験学習”になる」とまで厳しい態度をとります。

しかし、明智は子ども達や担任に、小春の精神的・肉体的苦痛がどれだけのものかを教える為、人の痛みを考えるきっかけになるように、助けた桃子と共に給食のカレーをすり替え、桃子はわざと毒入りのカレーをひっくり返しました。

こうして、マリアたちの犯行は「未遂」に終わりました。

上遠野は自分達が被害者であるにも関わらず、小春がマリアと通話したことをあえて伏せた上で、今回の毒殺未遂騒動に発展したことについて謝らせました。

しかし、小春の担任とクラスメイトは一番の被害者である彼らに謝りませんでした。

上遠野は騒動後、今まで家庭と仕事の両立ができず、娘のことに気付けなかったことを小春に詫びます。

すると、小春は「パパは自分に嘘をつかず、目の前の事件に向き合っている」ことが父親の良いところだと笑顔を取り戻したのでした。

こうして、上遠野親子は和解することができました。

事件が解決したものの、明智と苺の探偵事務所前には、マリアの姿がありましたが、彼女はタイミングを見計らって去っていきます。

来週は、「マリアファミリー」がさらに、明智と苺に接近し、明智のお見合いを破たんにしようと目論みます。

さらに、明智が誘拐?!6話が待ちきれません!

美食探偵5話感想・見どころ

 小春があまりにも不憫でなりませんでした。

登場する子ども達が、「アナフィラキシーショック」について知識がないからとはいえ、小学高学年で、アレルギー体質の人への思いやりが育まれていない状況は複雑な思いでした。

これも、臨時の兼木によるマインドコントロールが大きく影響していますし、色んなことが未熟な子どもへの悪影響が伝わりました。

子どもにとって親や教師は「大人」として「絶対的」そこを逆手にとった「給食ハラスメント」という名の児童虐待の実態が明るみに!事件が解決するだけでなく、小春が平穏な学校生活を送れるようにと願うばかりでしたね。

今回のエピソードで最も問題視するべきなのは、「アレルギーによるアナフィラキシーショックの日常を生きる人の日常」、「大人による子ども達への悪影響」だと感じました。

とくに、臨時教員の兼木は、小春へのアレルギーの無理解以上にひどい人間性でしたし、彼女は最後のシーンで臨時教員を辞めるべきではなかったのかなって思います。

小春と上遠野は一番の被害者なのに謝ったにも関わらず、兼木と小春のクラスメイトたちが謝らないのはおかしいですよ。

上遠野は不器用で子ども想いな父でしたし、マリアの実態を知らずに連絡を取った小春に謝らせたところも親としての威厳がありましたね。

しかし、立てこもり犯を説得した時は、自身が家族と向き合えなかった失敗を話し、同じく娘がいる父である犯人にも、わざと動物の写メを我が子の新生児時だと言うところや、子どもも親の良いところを知っているし、親は子どもを愛していてそのためなら一生懸命になれると強く訴えたシーンは号泣でした。

小春と上遠野が最後、和解できたのはホッとしましたし、小春は上遠野が言う様に、親の良い所を子どもは気付いている・・・まさにその通りでしたね。

小春が、自分に嘘をつかず、その場で誤魔化そうとせず、正直に仕事と向き合う父をちゃんと見ていたのです。

2人がグーで手を重ね合わせる所は思わず涙腺が緩みました。

明智が次回はお見合いの後にマリアたちに誘拐される?!来週も見逃せない波乱の展開ですね。

 

 

data-ad-format="rectangle" data-full-width-responsive="true">
data-ad-format="rectangle" data-full-width-responsive="true">

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください