BLACKTRICK~裁きを操る弁護人~最終回あらすじネタバレ
10年後に起きた、古瀬義親(北村一輝)の秘書、仁藤武史(田口浩正)が死亡した事件。
その真相は当時、第二秘書だった室田昴(林泰文)を自死に見せかけた殺人事件でした。
浦真鷲直人(GACKT)は、はかり建築設計事務所の面々、呉田利静(竹歳輝之助)、土生洸太(神尾楓珠)、中崎遊星(春本ヒロ)、紺野飛香(三浦麻椰)、鯖山周平(戸塚純隆)と、コルディア総合法律事務所の弁護士、麻生縁(志田未来)のおかげで、妹で弁護士の白元美志(映美くらら)の冤罪を晴らすことが出来ました。
しかし、今では浦真鷲が弁護士を辞めたことで「浦真鷲ロス」。
(遊星)よしここだ
(呉田)はー平和だなぁ心の穴が開いた感じ
(飛香)大変だったけどいざ終わっちゃうと寂しいねー
(鯖山)ロスに浸ってないで働いてください。土生、お前、建具表終わったのかよ!
鯖山は建築士の仕事を皆でやり直そうとせっつきました。
(土生)麻生さん、会いたい。
土生は縁に片思いするので、縁ロスでした。
(鯖山)お前だけ別のロス発生してんじゃん
最近、鯖山だけは設計の仕事で多忙なようでした。
麻生縁(志田未来)は常広茉希(月城かなと)に事件の話をしていました。
(茉希)え、あれから一度も浦真鷲さんと会ってないの?
(縁)一方的にさよならされてそれっきりです。
(茉希)さっぱりしてるねー。浦真鷲ロスなんだ
(縁)さっぱりっていうか薄情すぎますよ。違います、断じて違います。
(茉希)でも浦真鷲先生の監視がなくなってからちょっと元気ないんじゃない?
(縁)まぁ確かになんか調子狂うって言うか…でも勿体ないね、弁護士辞めちゃって。もう建築士一本なんでしょ?
(縁)ロスではないんですけど、白元先生の再審だってこれからなのにー
(茉希)噂をすれば。
(縁)浦真鷲先生だ。いつも急なんですよ
いつも浦真鷲に振り回されていた縁は、弁護士を辞めた浦真鷲とはあれからは一度も会っていないようで、どうも調子が出ません。
浦真鷲から今すぐ事務所に来てほしいと電話がかかりました。
(浦真鷲)麻生さん今すぐ事務所に来てくれ。
その頃、浦真鷲がいないことに仕事がない呉田らは暇を持て余していました。
特に土生はまだ「麻生縁」ロスです。
(土生)麻生さん…
(飛香)気分転換にチョコでもどう?どう?今朝、作ったの
(鯖山)気分転換も何も遊んでるだけでしょ
(土生)あ、そう。小学生の時にバレンタインでもらったやつ
(呉田)ん、チョコだ。美味しい
(飛香)見た目はアレだけど、味は保証するから。…食べなさいよ
(鯖山)後にします。この展開図、浦真鷲さんにチェックしてもらいたいんで
鯖山にも食べるようにせっつく飛香ですが、建築士の仕事に一人集中したい鯖山は皆に嫌な態度を撮り続けるのでした。
(中崎)お客さん来てるみたいですよ
(飛香)弟子入りのお願いだって
(鯖山)弟子?
そこへ、浦真鷲の客として、伊集院豪(鬼龍院翔)が来ました。
彼は浦真鷲の弟子になりたくて事務所に直談判しに来たのです。
(伊集院)浦真鷲先生に憧れて、私、伊集院豪、わたくし、弁護士資格取りました。弟子にしてください。
(浦真鷲)伊集院豪?聞いたことのある名前だな。
(伊集院)自分こう見えて嘘をつくのも見抜くのもマジ大得意なんで絶対、お役に立てると思います。
(浦真鷲)タイミングが悪かったな。弁護士もう引退したんだ
(伊集院)そんなバレバレの嘘お見通しですよ。
(浦真鷲)これ、なんだと思う?銀座で一粒8千円の超高級チョコレートだ。食ってみろ
(鬼龍院)マジ?これ8千円?いただきます!美味い!8千円は違いますね。
(浦真鷲)お前、やっぱ弁護士向いてないわ
(鬼龍院)お願いします、鍛えてください。ほら、これも作ってきたんですよ。
事務所に向かった縁。
(土生)麻生さん、お茶どうぞ
()結縁構です
(鯖山)サンキュー
(土生)鯖さんのじゃないんで
(呉田)浦真鷲さんなら仕事で出ちゃったよー。実はうちのお客さんが相談したいことがあってさ、力になってあげてー。麻生さんにしか頼めない
(縁)内容によります。私まだやるって言ってませんでしたからね。ああ、有難う。
中崎がその後、縁にペットボトルのお茶を渡しました。
その相手は、インフルエンサーの高島春奈で、縁は春奈の大ファンでした。
(縁)え?!るなちゃん!SNSとか見てます
(高島春奈)突然済みません、本当は浦真鷲さんに相談に来たんですけど。
(呉田)やっぱ知ってた?人気インフルエンサーだもんね。生憎、引退しちゃってね、麻生さんにバトンが。
(縁)一先ず、お話を聞かせてください。
(春奈)今すぐ夫と離婚したいんです!もうあの人とはやっていけない!
(縁)これからマイホームを建てるところなんですよね。そんな時に離婚なんていいんですか?なにがあったのか聞かせてもらえますか。
(春奈)私が美容サロンで詐欺に遭ったんです。
(呉田)これ
(縁)勝田亜矢子。最近では美容サロンの経営もやってるみたい
(春奈)サロンからDMで体験の案内が来たんです。500円なら安いし試しに行ってみようかなって。まだ1回しか施術受けてなくて。
浦真鷲はおらず、呉田によると事務所の客で人気インフルエンサーの高島春奈(あの)が、タレントの勝田亜矢子(小沢真珠)が経営する美容サロンに高額な契約金を払ったものの、まだ1回しか施術を受けられないようです。
(勝田の従業員 須田)高島様、体験いかがでしたか?
(春奈)なんとなくいい感じな気がします。え?!本物?
(勝田)本日はお越しいただき有難う御座います。こちらお客様にお勧めのプランで御座います。
(春奈)100万もするんだ
(勝田)実は体験当日で契約いただいた方限定で、60万円になるんですよ。今日初めていただくのが一番お得です。特別にオリジナルの美容液もプレゼントしますよ
(春奈)そんな安くなるんだ。じゃあ契約します。
春奈は縁と呉田に話を続けます。
(春奈)なのにまだ1回も施術を受けさせてもらえないんです
(呉田)混雑を理由に予約を撮らせてもらえないらしい。
(春奈)夫にはちゃんとしたサロンだって嘘ついたんですけどバレちゃって。夫だって仕事だって嘘ついて遊んでたんですよ。なんで私だけ怒られるの。
(呉田)それで大喧嘩。
(縁)分かりました。でも先ずはサロンの件を解決しませんか?
(春奈)そんなことできるんですか?
(縁)先ずは予約が取れない理由を調べてみます。エステは特定商取引法の対象なので解約して返金を求めることもできますよ。
(春奈)お金返ってくるんだ
(縁)念の為、今度、契約書を持ってきてもらえますか?離婚を決めるのはそれからでも遅くないと思います。
(春奈)分かりました。宜しくお願いします。
縁が春奈の件で外に出ていくなか、縁にアイスを買ってきた土生(神尾楓珠)は、彼女への思いを鯖山と中崎遊星に話します。
(土生)麻生さん、アイス買ってきました
(呉田)さっき帰ったよー。俺、イチゴがいい
(飛香)ドンマイ
(中崎)僕、抹茶で
(鯖山)脈なしなんだしもう諦めたら?
(土生)これぐらいで諦めるなら最初からアピールしてないですよ!
なかなか縁への恋が実らず、怒って鯖山に八つ当たりしてしまう、土生。
(鯖山)びっくりした。そんな大きい声出すなよ
(土生)それぐらい僕の麻生さんへの気持ちは強いんです、これまでだって2人で沢山思いで作ってきて。ずっと見守って来て。ライバルとも戦ってきて
(中崎)見守るっていうか。別に大した思い出ないですね。
(鯖山)単なるストーカーだろ。勝負ですらなかったけどな。思い出補正だな
土生は麻生とのこれまでを回想しますが、全部、彼の独りよがりです。
高嶋春奈と夫からマイホームの依頼を受けている呉田達は、なんとしても顧客になってもらう為、土生の恋の悩みに付き合っている時間はありません。
(飛香)高島さん夫婦、仲直りできるかなー
(鯖山)してもらわないと困りますよ!確認申請降りて来て着工目前なのに
(土生)もし、離婚となると、マイホームの依頼はキャンセルですよね
(鯖山)無理無理!今までの努力が水の泡じゃん!
(飛香)うち結構やばいですよ。
(土生)正直言うと倒産とか
(鯖山)縁起でもないこと言うな!
(呉田)売上飛ぶどころか赤字だな。みんなが路頭に迷わないためにもやりますか。
(鯖山)何を?
(中崎)とりあえず勝田周り調べてきます
(飛香)サロンの体験予約入れてきたよ
(土生)予約行ってきます。大きい声出すなよ
(呉田)やるよー鯖山
鯖山は建築士としての仕事をしたいため、勝田の美容サロンへの潜入を拒否します。
もはや断る余地はありませんでした。
(鯖山)いやいやいやいや、俺、最後だからやらないって言ったじゃん!絶対にやらないからね、絶対やってたまるか。
その頃、勝田亜矢子(小沢真珠)の美容クリニックに向かった縁は、受付に問い合わせるものの、会わせてもらえませんでした。
(縁)弁護士の麻生と申します。代表の勝田さんにお話伺いたいのですが…
(勝田のスタッフ上野)確認してまいります。少々お待ちください。
(勝田の秘書 氷川)秘書の氷川です。申し訳ありませんが勝田は会議中でして。
(縁)弁護士の麻生です。分かりました。もし宜しければお店の予約票を見せていただけませんか?かなり埋まってますね。簡単に予約が取れないのは…顧客の想定と相違がありませんか?
(氷川)その点については現在、新規のおっやく様の契約を制限して、予約枠を確保するよう、対応していますので。
その後、同時タイミングで、勝田のもう1人のスタッフ、須田の案内で体験サロンを受ける、土生。
(土生)カウンセリングがあるんですか?これで500円はマジで安いですよね。
(須田)はい
鯖山、呉田、土生、飛香、中崎は、浦真鷲なしで、春奈の件で潜入捜査を開始します。
また、勝田は従業員達に、ノルマの圧力をかけ、なんとしても契約を取らせようとしていました。
(スタッフ一同)美容液の売り上げは好調です。本日も体験プランのご予約を沢山いただいております。
(氷川)先ほどの弁護士は予約票を確認して戻られました。でも弁護士が調べているなんて大丈夫でしょうか?
(勝田)ちゃんといつものやつ見せたんでしょうね?調べたきゃ調べさせればいいのよ。無理やり契約させたわけでもないしちゃんと施術もしてる。悪いことは何一つしてないんだから、さっさと新規契約取りまくってよ。
早速、土生がわざと、「鴨」になって予約した後、勝田亜矢子の実態を調べる呉田達。
(飛香)土生君が行ってる体験プランをホームページで予約したら、こんな感じでいつでも予約取れる
(鯖山)全然混み合ってないじゃん
(呉田)会員になった途端、予約を制限されるのかもなー
(鯖山)サロンでは毎月、トークショーが開かれていて、そこで体験も出来るらしいですよ。
(飛香)知名度を使って一気に集客ね
(中崎)SNSにも高島さんと同じような目に遭ってる人たちがいました。
春奈以外にも、他の客が施術の予約をしてから高額な前金を払っておきながら、施術してもらえない状況です。
そこへ、土生が契約書を手に入れて戻って来ました。
(鯖山)予約取れない。お前、遅刻!寄り道してたんじゃないだろうな。何か分かったか?
(土生)スタッフさんから色々聞こうと喋ってただけです。一先ず、サロンが使ってる契約書を手に入れました。
(鯖山)お前まさか…何しに行ってんだよ
(土生)契約しちゃいました。いやいや、俺はちゃんとその説明に納得したうえで
(飛香)サロンのSNSにも早速出てる
(呉田)こんな綺麗な人に勧誘されたら断れないか
(鯖山)この浮気もんが。鼻の下延びちゃってる
(土生)いやそんなことないって
春奈から改めて状況を再確認する縁。
(縁)体験日にキャンペーン価格で契約した場合、一年間中途解約できず、返金にも応じない。
(春奈)これが契約書です。こう書いてあるから解約は出来ないと思ってたんです。
(縁)特定商取引法があるのでこの一文だけで解約出来ないとは言えないはず。あれ?これ事業者契約ですか?
(春奈)はい、私個人事業主なので経費に出来て節税になるって言われて。
夜に浦真鷲の「はかり建築設計事務所」に戻る縁は呉田と高島の件を話します。
(呉田)おー麻生さんどうしたの
(縁)高島さんの旦那さんと話をすることになって
(呉田)あーそうか。俺は残業。浦真鷲さんがサボってるからさー
(縁)呉田さんは浦真鷲先生と知り合って長いんですよね?
(呉田)あー大学卒業してからだから、もう20年以上になるかな。
(縁)嫌になったりしないんですか?自分勝手だし、すぐ嘘つくし
(呉田)それも含めて浦真鷲さんだからねぇ
(縁)優しいですね
(呉田)うーん建物ってさ、見た目が大事だけどそれよりも中身がどう作られてるかが大事じゃない?人間も一緒なんじゃないかなー。じゃ、俺は今からデートだから、娘に焼き肉奢って来ます。
呉田は一人娘との焼肉へ行くため、事務所を後にするのでした。
その後、縁は高島春奈の夫、俊の話を聞いていました。
(高島俊)妻から詐欺に遭ったかもしれないって聞かされて、焦って頭が真っ白になって。
(縁)それで思わず奥さんを責めてしまったんですね
(俊)だって60万ですよ?マイホームの為に2人でずっとお金貯めて頑張ろうとしたのに
(縁)まだ詐欺だと決まったわけではないんですよ
(俊)ずっと喧嘩ばっかりで、家の打ち合わせも止まってるし、もう一緒にはやっていけないんじゃないかな。
縁は翌日、勝田の美容サロンを訪ねます。
そして、秘書、氷川に高島の契約書の原本を見せてもらいました。
(氷川)こちらが高島さんの契約書の原本になります
(縁)写真を撮っても?勝田さんとはお会いできませんか
そこへ、勝田亜矢子(小沢真珠)がやって来ます。
(勝田)こんなに若い弁護士さんだったのね。予約が混み合っている件でご迷惑をお掛けしています。改善次第、施術を受けていただけますから。
(縁)それがいつになるのか分からない状態では?
(勝田)契約書、読まれましたよね?高島さんには納得いただいた上で予約してもらいましたから。
茉希は浦真鷲がいなくても、依頼人の為に前に進む縁の背中を押します。
(茉希)いろんな夫婦の離婚裁判やって来たけどさ、喧嘩の原因ってより、信頼関係が壊れちゃうほうが厄介なんだよね
(縁)2人とも本当は離婚を望んでいないと思います。なんとかしないと
(茉希)いけそうなの?
(縁)それが簡単にはいかなそうなんですよね
(茉希)ゆかりなら出来る。浦真鷲先生に散々、鍛えられたでしょ?
(縁)鍛えられたというか、巻き込まれたというか
これまでの浦真鷲との関わりを振り返る縁。
(茉希)でも本当に、ゆかりはいい意味で変わったよね。先輩として鼻が高いよ。よし、じゃあ頑張れ。
(縁)有難う御座います。先輩のおかげです。
(縁)必ず突破口を見つける
麻生縁の本来の勤務先、「コルディア総合法律事務所」の代表、森木銀次(生瀬勝久)はまだ拘置所にいる無実の罪で拘留されている白元美志(映美くらら)を訪ねました。
(森木)こんな日が本当に来るなんてね
(白元)本当にみんなのおかげです。
(森木)再審の件は麻生さんが滞りなくやってくれてる
(白元)何にも心配してません
再審請求が通り、森木はかつて、白元をサポートできなかったことを詫びました
(森木)白元さん10年前、君の弁護を引き受けられなくて申し訳なかった。
(白元)謝るのは私の方です!森木さんが心配して忠告してくれていたのに本当にすみません。
白元は当時、森木の忠告を無視して、ドンヒョクの父、仁藤の力になろうと動き続け、古瀬義親(北村一輝)から冤罪の濡れ衣を着せられる形となりました。
(森木)再審が終わったら君が弁護士に復帰できるよう、全力でサポートさせてもらうから。麻生君を直々に鍛えてやってくれ。あと、もう1つ、浦真鷲君なんだが
(白元)いいんですか?ご期待に応えられるよう頑張ります。
(白元)弁護士辞めちゃいました?だってお兄ちゃん弁護士向いてないですから
春奈は勝田とのトラブルよりも縁に、早く夫と離婚したい意思が強いようでした。
一方で縁は契約書が偽造されていることを春奈に伝えます。
(縁)ここを見て下さい。ここ試し書きのような跡があります。
(春奈)いつも癖で書いちゃうんです
(縁)そしてこっちはサロンで見せてもらった高島さんの契約書の原本です。
(春奈)あれ?試し書きがない
(縁)恐らく契約の時に見せる1枚目と、実際にサインをさせる2枚目で内容を変えていたんです。顧客にとって有利な条件を見せて契約させて、控えの方には不利の条件を入れる。この原本は開示を求められた時に備えて捏造したのかもしれません。契約書が改ざんされた状況を確認すれば返金を求めることが出来ると思います。
(春奈)でももういいです。今朝もまた喧嘩してもううんざりなんです。お金なんかよりも早く離婚したいんです!
春奈の件が解決に向かいそうななか、藤原(片岡愛之助)が来ました。
(飛香)一度、意地張っちゃうとどんどん泥沼になってくのよね
(呉田)決断が早い方が傷が浅く済むよ
(中崎)経験者は語る
(呉田)うるさいよ
(縁)せっかくサロンの件が解決出来そうなのに
(浦真鷲)珍しいお客様だ
(藤原)ご無沙汰しています。相変わらず皆さんお元気そうで
(飛香)前にうちで家を建てたお客さん。大阪の敏腕弁護士なんだって。
(浦真鷲)偶然外で会った。みんなにお礼が言いたいんだと
(藤原)その節は素敵な家を有難う御座いました。家づくりの際は妻となかなか意見が合わなんで喧嘩ばっかりで大層ご迷惑をお掛けしました。
(鯖山)あーありましたね。奥さん、備え付のたこ焼き器を作るって言いだして
(飛香)懐かしい。あの背の高い奥様
(はぶ)たこ焼き器の為に離婚仕掛けてましたよね
かつて、浦真鷲達に顧客として依頼した彼はお礼にたこ焼きを持ってきました。
(藤原)(片岡愛之助)今輩白状しますけど、あれ僕のせいなんですよ。妻がたこ焼きが好きや言うもんやから僕も妻に合わせてたこ焼きが大好きやって嘘つていしまいまして
(呉田)それで奥様はタコ焼き器に拘っていたんですね
(藤原)さすがに邪魔やろ言うたら、大喧嘩になってしまいましてね。
(鯖山)離婚しなくて良かったですよ
(藤原)いや、家づくりのおかげでケンカも仲直りもうまなってしまいましたわ。せやせや忘れてた。お礼にタコ焼き器を持ってきましたわ。これでみんなでタコパしましょ。これでたこ焼き焼きましょうか?可愛いやろ?
その夜、浦真鷲が「嘘の設計図」を作る際、呉田は勝田亜矢子に偽の取材を許可させました。
(呉田)勝田亜矢子の取材オッケーだそうです。
(浦真鷲)嘘と真実のドローウィングだ
そして、呉田、中崎、飛香、土生、鯖山による、偽の取材が始まりました。
(縁)ちょっとお願いが…あれ?皆さんは?
(呉田)野暮用でね。お願いってもしかしてこれ?高島さんご夫婦の家づくりの記録
(縁)私が取りに来るって分かっていたってことですか?
(鯖山)もうやらないって言ったのにな
(飛香)でもその恰好って素敵よ
(鯖山)そうですかー
(土生)普段よりしっくり来てますよ
(鯖山)困るんだよ。建築士なんだから
(呉田)お待たせ。じゃ、行きますか。
(鯖山)全員眼鏡だな
(土生)呉田さんのその眼鏡ダサくないですか?
(中崎)これすごいっすね。これ経費で出ますよね。
(飛香)これいくらしたの?ちょっと大げさじゃないの?勝田さん、本日は宜しくお願いします。
(勝田)テレビで取り上げていただけるなんて嬉しいです
(飛香)いえ、どうぞ。勝田さんは実業家としての才能もありますし本当にお綺麗です。
(勝田)うちのエステのおかげですよ。お手軽な体験プランもあるので是非どうぞ
(飛香)いいな。私もやってみたい。では今後のビジョンについて聞かせていただけますか?まさしく女性の味方って感じですね
飛香は取材をし、中崎は照明を当てます。
一方で土生はクリニックにクレームを言う顧客を演じ、浦真鷲達の協力者の一人、アイもスタッフのふりをして仕掛けます。
(上野)体験ご希望のお客様から電話が来たら、ご希望の日程をお聞きしてから予約を撮ってね
(アイ)はい、分かりました。頑張ります。
(上野)うん、お願いします。
上野はその後、勝田の取材を見守る秘書の氷川に、客のクレーム対応をしなくてはならないことをこっそり告げました。
(上野)氷川さんすぐ来てください。先日、ご予約されたお客様がクレームを言いに来られて
(氷川)取材が来てるって言うのに
(土生)聞いてます?!毎日電話してるのに1回も予約取れてないんですよ!どうなってるんですか?どういうことだよ、予約が取れないって!落ち着いてられないんですよ
(アイ)済みません、私、スキマバイトなんで
一方でその様子に気付いた勝田が、飛香と中崎に違和感を尋ねました。
(勝田)なんだかロビーが騒がしくない?
(飛香)いえ何も聞こえませんけど、聞こえた?
(中崎)いえ
(勝田)気のせいね
中崎は突如、仮病を使って切り抜けました。
(土生)今すぐ解約させてくださいよ
(氷川)体験から入会されたお客様は1年間は、解約できない契約なんです。契約書にも記載されております。
(土生)そんなの知らないんですけど!契約書の原本を見せてくださいよ
わざと、クレーマーな客を演じ続ける土生。
(氷川)それは…かしこまりました、お待ちください
(土生)早く見せてくださいよ
(アイ)まぁまぁそう怒らずに
(上野)氷川さん、すいません、まだ作り直せてなくて予約取れました。済みません。
(氷川)分かった、私がやるわ
浦真鷲は中崎に指示を出しました。
中崎は仮病を使ってその場を抜け出し、証拠として、氷川が原本を改ざんしている様子を写真に撮りました。
(アイ)上野さん、さっきお客様から電話があっていくつか予約を取っておきました。
(勝田の従業員、上野)え、これ体験プランの予約じゃなくない?私は体験プランの予約してって言ったじゃん!予約は…予約は初回の人だけなの。勝田さんに怒られるのそっちなんだけど。
(アイ)すみませーん
その頃、浦真鷲の指示で、氷川が原本を偽造している様子を撮った中崎は慌てて、勝田のベテランスタッフから身を隠しました。
(浦真鷲)中崎、落ち着け、一番奥の部屋に隠れろ
(中崎)一番奥?
呉田は機器のメンテナンススタッフに成りすまし、鯖山は警備員になって、作業員を阻止します。
(鯖山)ちょっと済みません。入館許可書は?
(本物の作業員達)え?いつもそんなのもらってないですけど
(鯖山)今日から必要になったんです。規則なんで守ってください。
(氷川)こちらで納得していただけましたか?
(土生)いや、ちょっと待って下さい。もう1回読みます。
(呉田)こんにちはメンテナンスで伺いました。
(上野)いつもの方ではないですが
(呉田)あの道が混んでるみたいで後で合流します。
(アイ)ほらさっきのお客様
無事、勝田亜矢子に疑われることなく、状況を切り抜けた呉田達。
(呉田)お疲れ様でした。
(アイ)お疲れ様でしたー
(土生)もう大丈夫です
(須田)何だったんだあの子
夕方になって、潜入捜査で疲れ切った呉田達。
(鯖山)所長なにちゃっかり休んでるんですか
(呉田)だって疲れちゃったんだもん。そうだ、競馬中継でも見よう
(鯖山)もんじゃないですよ、ちゃんと働いてください。競馬中継なんか見てないで
ふと、呉田達は報道で、大物政治家の古瀬義親(北村一輝)が映っているのを目にしました。
古瀬なりに彼の正義が動きすぎて暴走してしまっていたことを察する一同。
(取材に答える古瀬)これはね我が国の観光、雇用、経済、これを急成長させる。
(中崎)この人何も食らってないんですね
(呉田)そう見せてるだけだよ。実際支持率落ちてるし、相当叩かれてレう
(鯖山)それでも諦めないってことか
(土生)え、何がそこまでさせるんですか?
(飛香)私利私欲のためではなく本気で国のこと考えてたんだね
(呉田)案外、武藤さんの事、一番引きずってるのはこの人なのかもな。俺達には俺達の正義があった。この人の中にも曲げられない何かがあったんだろ
(鯖山)え、俺達って正義側だったんですか?
(中崎)俺達も正義の味方のつもりでやってましたよ。
(鯖山)いやいやいや、結構グレーだったよ、寧ろ黒
(土生)浦真鷲さんの役に立てたし、良かったじゃないですか。
(飛香)今までの恩返しと思えば…
(呉田)じゃあそろそろやりますか。最後の仕事だ…の前に食べますか?
そこへ、浦真鷲の知人、YOSHIKI(YOSHIKI)が来ました。
(YOSHIKI)ねぇ、浦真鷲、いる?
(飛香)本物?本物よね?
(中崎)本当にいたんだ
(土生)あ、赤だ
(浦真鷲)よう、久し振り。ああ、うん、うん、じゃ行こうか
浦真鷲とYOSHIKIは、共に立体パズルを触っています。
(中崎)同じ属性?
(鯖山)てか交信してた?
勝田亜矢子のトークショーが行われました。
(勝田)皆さんこんにちは。本日はお越しいただき誠に有難う御座います。どうぞ宜しくお願い致します。お客様を綺麗にして笑顔で帰っていただく。それが私の人生の目標なんです。
土生と飛香、中崎はまた変装して、その発表会を阻止し、上野と潜入したアイの会話を顧客たちの前で流しました。
(土生)皆さん、このサロンは詐欺です。契約しても予約をとらせてもらえません。こっちは証拠があるんですよ。
(勝田)なんでこんな音声が。誤解です。体験のお客様は勿論、ご契約いただいたお客様もご予約いただけますから。
(中崎)僕もいいですか。僕、美容オタクで使われてる成分が一般的なものとかなり成分が違ってて。含まれてる成分が全部少なくてですね、もしかして薄めてるんじゃないかってこんなふうに。
(勝田)そんなことはないわよ
(氷川)皆さん、落ち着いてください。写真も捏造ですから。
(飛香)そういうあなただって、簡単に解約できないように契約書、捏造してますよね。
(氷川)いつの間に!
(土生)騙したな!ふざけるな
呉田がメンテナンスとして潜入し、上野が成分を研究室で薄めているネガを撮りました。
さらに、土生と飛香が、勝田を煽りました。
後から訪ねてきた縁は、勝田にクレームを言う顧客たちと土生と飛香、中崎の状況が把握できず、立ち尽くしていました。
(縁)何があったの?
勝田は全てを仕組んだのは縁のせいだと責め、訴えようとします。
(勝田)あなたこないだの弁護士?あんたの仕業なの?盗撮に盗聴、あんた達がやったことは犯罪でしょ?訴えてやる
(縁)訴えられるのはあなたの方です。契約を取らせてから契約書を捏造して解約出来ないようにする。詐欺と有印私文書偽造罪に当たります。他にも被害に遭った方々が多数いると確認できています!法的手続きに進んでほしくなければ、今すぐ返金してください。
縁の言葉にぐうの音も出ない勝田なのでした。
春奈の件は解決しましたが、春奈はこの件で夫と離婚しようと決意を固めていました。
(春奈)有難う御座いました。サロンから全額返金されることになりました。
(春奈の夫 俊)麻生さんが動いてくださったおかげです。
(縁)良かったです。これで仲直り出来ますね。
(春奈)離婚の意志は変わってないんです。今回のことで夫とは前みたいに笑って話せなくなって
(俊)お互い相手のことが信じられなくなってしまいまして
(浦真鷲)いやーこの家本当によくできてるな。これお2人のご自宅の模型。家の中はこんなかんじ。この家のインスピレーションは1936年完成したフランクロイドライトの落水荘。知ってます?彼は対立するオーナーと何度も歩み寄り共に作り上げ最後は世界遺産になる程の名作を残した。家を作るのって人生に似てると思いませんか?環境、土地、気候、そしてなによりも一緒に暮らしていく人とどう折り合いをつけていくか…。あ、あと照明、照明は…もう別れるからいっか。
浦真鷲は縁に高島のアプローチを任せました。
(浦真鷲)じゃ後は、麻生くん、宜しく
もう彼女を一人前の弁護士として認めているのです。
そこで、縁と浦真鷲は春奈を説得します
(縁)確かこの証明に決めるまでに、お2人は2か月も迷われていましたよね。
(春奈)そう、もっと派手なのがいいって
(俊)僕はリビングなんだからシンプルにしようよって
(春奈)よく考えたら私もシンプルなほうがいいって思ったんだ
(縁)壁紙も床もドアノブも全部一つ一つお2人で悩みながら、沢山話し合ってきたんじゃないんですか。
(春奈)でもこの時はそうだったってだけです。今はあの時と違うから
(縁)私は違うと思います!だって奥さんは綺麗になって旦那さんに喜んでもらおうと思ってサロンに通おうとしたんですよね。相手のためにやったことが少しすれ違っただけだと思います。旦那さんは春奈さんがいないならこの家に住む意味がないって言ってましたよ。先日、お聞きしました。そうですよね?
(春奈)だとしても今更戻れません。
(春奈の夫、俊)はい、2人で暮らすために作る家だから2人で暮らさなきゃ意味がない
(縁)私は建築のことは全く詳しくないですがこの家は本当にお2人の希望が目いっぱい詰まった家だと思います。
(春奈)色々酷いことを言ってごめんなさい。この家を完成させてあなたと一緒に暮らしたい。
(俊)こっちこそごめんなさい。うん、僕も。もうどうなるかと思ったこの家。
春奈と俊の夫婦仲も、縁の温かいフォローにより、無事、解決しました。
普段通りの「はかり建築設計事務所」に戻りました。
(鯖山)わたくし、今回ノーミスで御座います。
(土生)一番簡単な役でしたからね。あのお言葉なんですけども飲み物買ってきました。
(中崎)有難う御座います。
(鯖山)役に簡単になにもないんですよ
(飛香)高島さん達仲直り出来て良かったね
(中崎)家づくりって結構いいですね。あんなふうに誰かの人生を変えることもあるんですね。
(呉田)良い仕事だろ。中崎も建築士目指しちゃう?
(土生)一級建築士の資格受かりましたけどね
(呉田)おお
(鯖山)俺の背中を見て決意したんだな。
(土生)いや俺でしょ
(一同)おおーおめでとう
(鯖山)二次試験落ちろ落ちろ落ちろ
(土生)最低
(飛香)でも高島さんの旦那さん、奥さんがいないならこの家に住む意味ないっていつ行ったの?
(土生)あの言葉のおかげで仲直り出来たんですよね
縁は、高島夫妻の夫婦仲を改善させるため、嘘をついていました。
(縁)実はあれ嘘なんです。どうしても仲直りするほうがいいと思ったんです。で、思わず言っちゃったら、旦那さんが合わせてくれて
(土生)麻生さんの嘘は旦那さんにとってはホントだったんです園
(飛香)2人とも仲直りの秘訣を捜してたのよね
(浦真鷲)合格だ。そもそも弁護士なら嘘もつけないとな。
(縁)そもそも私、試されていたって事?信じられない、最悪だ。
(浦真鷲)上出来だ。麻生君、以前よりも良い弁護士になったな。俺のおかげでな
(縁)自分の力ですから。違いますから。
(呉田)じゃあ成長した麻生さん、これからもうちの顧問弁護士として宜しく
(縁)顧問弁護士なんてやりませんよ
(鯖山)とかいって引き受けてくれるのが麻生さん
とうとう、土生は縁に告白し、食事に行くことに成功するのでした。
(土生)あの、麻生さん今度、一緒にランチどうですか
(縁)お茶ぐらいならいいよ
(飛香)あれ嘘だよね
(中崎)どうかな、成長したから
(浦真鷲)さて、俺はお暇するか。仕事に戻らないと
(縁)え、仕事?浦真鷲先生、弁護士辞めたんじゃ
(浦真鷲)それは嘘だ。
浦真鷲は最初から弁護士は辞めていませんでした。
こうして、はかり建築設計事務所は縁を巻き込みながらも、一人でも多くの依頼人を救っていくことでしょう。
BLACKTRICK~裁きを操る弁護人~最終回感想・みどころ
本日は最終回ということもあって、ユーモラスで爽快な終わり方でした。
GACKTさんに縁のあるYOSHIKIさんや、ゴールデンボンバーの鬼龍院翔さんが登場し、華やかでしたね。
GACKTさんとYOSHIKIさんの共演はファンにとっては夢のようなワンシーンではないでしょうか。
浦真鷲とYOSHIKIさんの独特な間とか、何も会話しなくてもテレパシーのように以心伝心な2人のやり取りが微笑ましかったです。
特に、鬼龍院さん演じる伊集院と浦真鷲のやり取りは、年始の某番組を彷彿させました。
もう一人のゲストの片岡愛之助さんは藤原という役だったり、たこ焼きエピソードが片岡さんのリアルな奥様とのエピソードをにおわす演出も面白かったです。
幅広い支持を受け、高い演技力も評価されている、あのさんと、彼女を騙す悪徳美容サロン経営者の勝田を小沢真珠さんが熱演しましたね。
美容サロンの嘘と、依頼解決だけでなく、夫婦仲を取り持った縁の弁護士としての成長ぶりに、浦真鷲がちょっと寂しそうにしていたラストが、続編を期待させますね。