BLACKTRICK~裁きを操る弁護人~

BLACKTRICK~裁きを操る弁護人~5話

BLACKTRICK~裁きを操る弁護人~5話あらすじネタバレ

バルで、麻生縁(志田未来)が土生洸太(神尾楓珠)、鯖山周平(戸塚純貴)と呑んでいます。

(縁)浦真鷲先生ってそもそもなんで弁護士になったんですか?一級建築士ですよね。

(鯖山)ちなみに僕も一級建築士です

(縁)浦真鷲先生の話です

(土生)麻生さんは、なんで弁護士になったんですか?

(縁)ある人に憧れて弁護士として困ってる人の役に立ちたいなって

(土生)素敵です

(鯖山)熱い

(縁)じゃなくて、浦真鷲先生が弁護士になった訳です。

(土生)なんでそんな気になるんですか?

(鯖山)来たばかりじゃないのちょっと

帰り道、縁は、ドンヒョク(セヨン)から傘を貸してもらいました

(ドンヒョク)これ良かったら使ってください、僕この近くなんで

(縁)ちょっと待ってください、これ私の連絡先なんで。

(ドンヒョク)弁護士さん

鯖山と土生は、縁とドンヒョクに気付きます

(鯖山)土生、あれ

緑はドンヒョクとカフェで後日再会し、貸してもらった傘を返してから、不動産屋の父親の友人、向井が千葉県港南一でマンションを建て替えようとしていることを話しました。

しかし、星野という高齢者の男性が、一人だけ立ち退かないというのです。

(ドンヒョク)僕の友達の父親が千葉の港南市で、マンションのオーナーをしています。その方がマンションを建て替えようとしているんですけど、一人だけ立ち退かないんです。

(縁)立ち退かない?

(ドンヒョク)もしかして日本の法律では退去させることは出来ないんですか?

(縁)今の時点では何とも。お友達は弁護士に相談を?

(ドンヒョク)今、弁護士、韓国にいます。だから凄く困ってるんです

(縁)もう一度、話聞かせてもらえますか?

土生と鯖山、紺野飛香(三浦真椰)、中崎遊星(春本ヒロ)がドンヒョクを怪しみます。

土生は、縁がドンヒョクとカフェにいるのを隠れて、観察していました。

(土生)相談内容が友達の父親っておかしくないですか

(中崎)それより尾行して写真撮るほうが

(土生)中崎、今そういう話してない

(飛香)恋!

(鯖山)やっぱですよね

(土生)いやまさか、麻生さんに限ってこんな男と

(飛香)でもあんなとこで立ち退き問題なんてあるんだね。港南市でしょ

(土生)はい、千葉港南市。行ったことあるんですか

(飛香)再現ドラマの撮影でね

(鯖山)明日香さん元女優さんです

飛香はかつて、再現ドラマの女優をしていました。

(浦真鷲)この話、浦の設計図があるかもな。

ドンヒョクの相談を引き受け、現地を訪れた、縁。

(縁)お友達のお父様はどんな方かご存じですか

(ドンヒョク)いえ、よく知らないです。でも友達の話では先月倒れて病院に運ばれたそうです。そういこともあり、太一は解決を急いでいるんです。済みません、あ、星野さんですか?間もなく着きます。

そこで2人はスナックに立ち退いてほしいと願う高齢男性、星野(渡辺哲)と対面しました

(星野)太一から聞いてるよ、あんたがひょんどくさんかい

(ドンヒョク)ドンヒョクです、宜しくお願いします。日傘です

(縁)弁護士の麻生です

2人の様子を尾行する、鯖山と土生。

(土生) 何本傘持ってるんだよあいつ

(鯖山)だな

その後、星野が同席するなか、不動産屋を経営する向井(勝矢)と対面する縁とドンヒョク。

(縁)向井さん、この1階ぼスナックが立ち退かないということですね?

(向井)ええ、そうなんです

(星野)カラオケがうるさいったらありゃしねぇ

(縁)騒音ですか?いつからですか

(星野)んーここ3月ほどだ

(縁)退去願を出したのはいつ頃ですか?

(星野)半年前

星野は半年に、スナックを経営する清美にカラオケの騒音が騒がしいと苦情を入れていました。

(星野)何時だと思ってるんだ馬鹿野郎。お前ら警察呼ぶぞ馬鹿野郎

(清美)うるさい帰った帰ったじじい

縁は引き続き話を星野から聞き出します。

(縁)それ3か月も続いてるんですか?

(星野)それだけじゃねぇゴミはほったらかし、カラスや野良猫が荒らして後始末が大変なんだよ。あんなの嫌がらせじゃないのか?

向井が星野を想って退去を勧めると、星野は何で自分が出て行かなければならないのかと癇癪を起してしまいました。

(向井)私からも注意してるんですけどね、星野さん以前にもお話しましたけど、思い切って売却というのは?なんで俺が出て行かなきゃいけねぇんだ、馬鹿野郎!

その後、縁は、カラオケスナックを経営する清美を訪ねました

(清美)だから出て行かないって言ってんじゃない

(縁)検討の余地は?

(清美)あのね、うちはかれこれ5年以上ここにいるの。漁師の兄ちゃんや建設業、農家のおっさん、いろんな人がうちに通ってははしゃいでくれる。まぁ弁護士先生にとっちゃどうでもいい人なんだろうけどさ。あの爺さん出て行けなんてめちゃくちゃよ

(縁)そんなことは…しかし、星野さん半年以上前から退去のお願いを。

(清美)まあ事と次第によっちゃ考えないこともないけどね

そこで、清美は星野に一千万で、星野が立ち退く条件を出し、そのことを喫茶店で縁から聞く星野。

(星野)一千万

(縁)あくまで先方の要望ですので

(星野)金目当てなのは目に見えてるんだ。さっさと追い出してくれよ。弁護士ならできるだろ?法律で脅して

(縁)借地釈放といって借主は法律で守られています。

そこで、縁は正当事由があれば、清美に立ち退いてもらえるかもしれないと提案しました。

(星野)正当事由?

(縁)例えば老朽化や契約違反などです。ただ法律上明確な定義はないので、相手が納得しないケースもあります。それと確認したところ先方に契約違反はなく、家賃の滞納もありません。そこでこちらが交渉材料として使うのが星野さんが仰っていた迷惑行為です。騒音などの理由は退去理由なりえます、証拠さえあれば、交渉を有利に進められます。

(星野)それで頼むわ

(縁)分かりました。

土生と鯖山は喫茶店で2人の様子を客として尾行していました。

(中崎)じゃあやだって言われたら無理ってことですか

(呉田)そのくらい借りてるほうが強いって事

(飛香)ただ正当事由があれば追い出せる。そうなったら裁判?!

(呉田)うちも昔、オーナーとお客さんが住人と揉めて1年近く争ってたよ

(中崎)マジすか

ドンヒョクを交えて、カフェで星野の件を引き受けることになった縁。

(縁)法律上。先方に。騒音の理由は退去理由。

(星野)それで頼むわ

縁は、本来の職場のコルディア総合法律事務所に戻り、浦真鷲の監視役として、上司で代表の森田銀次(生瀬勝久)に状況を報告していました。

(森田)これ、浦真鷲くん案件じゃないでしょうね?彼が関わるのも絶対だめですからね

(縁)違います。あの人には指一本触れさせません。これは私の案件です。

浦真鷲に報告する縁。

(縁)浦真鷲先生、聞こえてます?依頼案件を引き受けることになったのでそちらへ出向くことは減りそうです。

(浦真鷲)その案件、手伝ってやろうか

(縁)結構です、私一人で出来ます。とにかく絶対に変なことしないでくださいね

縁の動向をスナックの向かい側の部屋から観察する鯖山と土生。

(鯖山)温泉旅行、わかばが良かったな。見て来れサウナ付き露天風呂。これ最高じゃんねー

(土生)余裕の却下でしたね。もっとね。

(鯖山)え、何?

ドンヒョクと協力して動く縁。

(縁)この辺は空き家みたいで

(ドンヒョク)手分けして捜しましょう

しかし、近隣住民は高齢者で耳が遠く、騒音トラブルについても知りませんでした。

(近隣の高齢者女性)騒音?そうねぇーちょっと遠いし分からないわ、ごめんなさい

(ドンヒョク)ここに泊まり込むんですか

(縁)こうなったらなんとしてでも迷惑行為の証拠を捉えます

(星野)電気もガスも使えねぇぞ

(縁)水があれば大丈夫です

鯖山と土生は、カラオケスナックの真上のアパートで潜入捜査する縁を見守りながら、状況を呉田と浦真鷲に報告しました

(鯖山)スナックのママさんと向井さんが話しているようですねぇー星野さん案外いい人なのかもしれませんね。向井さんがママと別れて町のほうへ歩き出しました、

(浦真鷲)やつの動きを探ってくれ

(鯖山)了解。あーあ俺も弁護士なのにな

縁は、カラオケスナックの騒音レベルを確認しました。

翌朝、スナックの清美と向井が話し合いの後、向井不動産と喫茶店が揉めていることを突き止める、浦真鷲、土生、呉田、中崎、飛香ら。

(呉田)土生の話だと向井不動産とこの喫茶店は何か揉めているようです。

(中崎)裁判記録調べてきました。なんと向井、2016年と2017年、2020年に訴訟を起こされていたみたいです。脅迫と詐欺の損害賠償です。どれも少額の解決金で和解したみたいなんですけど。

向井は、2016年と2017年、そして、2020年に脅迫と損害賠償で訴訟を相手側から起こされていることが分かりました。

そこへ、縁が一旦、はかり設計事務所を訪れました、

(麻生)確認が済んだらすぐ出ますので

(呉田)あと2千万。結構だね

縁は変わらず、犯罪すれすれの方法で真実を暴く浦真鷲のやり方に正義感で反論しました。

(浦真鷲)案件は順調か?やっぱり麻生君一人じゃ厳しいか

(縁)浦真鷲先生には関係ありません。私は先生のやり方を認めてません。正しい方法でも人は救えると信じています。

(浦真鷲)君にとっての忠実はなんだ

(縁)法に忠実であることです、それが私にとっての正しさです、失礼します。

理想主義の縁に、浦真鷲は人生経験の未熟さを感じて苛立つのでした。

(浦真鷲)それだけじゃ人は救えない

縁は何らかの理由で、拘置所にいる学生時代から憧れていた弁護士、白本美志(映美くらら)を訪ねます。

一時は、白本と仕事をしていた縁は、彼女と面会しては相談をしていました。

(縁)これまでの案件も正直その人がいなかったら解決に至らなかったかもしれません。けど納得いかないんです。

(美志)それで今回は自分だけで解決したいってことね。まぁでも立ち退きトラブルは難しいわね。どちらの言い分もあるから

(縁)なんでそこまであの場所に拘るんだろうって思っちゃったり

星野が立ち退かない理由が腑に落ちない、縁に、白本は彼なりに何か理由があるとアドバイスしました。

(美志)きっとその人なりの訳があるのよ。そんなに寂れてるの?

(縁)昔栄えていた町というか、千葉の港南市ってとこなんですけど

縁が悩む案件の場所が千葉の港南市と知ると、白本は意味深に含み笑いをしたのを隠しました。

縁はスナックの清美を訪ねますが、迷惑がられます。

その様子を気がかりにする星野。

一方で、土生(神尾楓珠)は向井の不動産に客として来店し、潜入調査を開始しました。

(土生)駅から10分以内で20㎡以上が希望です

(向井)今捜しますからね。

(縁)少しだけでもお話を聞かせてもらえませんか!

(清美)しつこいわね、迷惑なのよ

土生は、向井が不審な電話をしていることを目撃しました。

その夜、鯖山と土生が清美のスナックに潜入すると、清美は星野からの苦情を受け、カラオケの音量を下げました。

(鯖山)(土生)乾杯

(土生)なんでアイツが?

そこへドンヒョクも来店しました。

(清美)お兄さんこの辺りで見かけない色男ね

(ドンヒョク)仕事出来ました、この辺いいところですね

(清美)お兄さん韓国?ちょうどいいわ。うちで美味しいマッコリがあるのよ

清美はドンヒョクに店自慢のマッコリを渡すのでした。

一方で、土生は鯖山に会計させた後、ドンヒョクを追います

(清美の客 大橋)なんでよー前はそんなこと言わなかったじゃん

(清美)文句言うな。こっちだって色々都合があるのよ

縁は、ドンヒョクに食事を届けてもらうなど手助してもらいながら調査を続けます。

その中に先程、清美から貰ったマッコリが入っていました。

(ドンヒョク)冷たいのもありますよ

(縁)お気遣い済みません。

(ドンヒョク)あの、騒音どうですか?

(縁)さっきまで聞こえていたんですけど、今は落ち着いて。

(ドンヒョク)おかしいですねー店は繁盛してたんですけど。丁度今、店の状況を見てきました。そんなに悪いお店には見えませんでした。ママも気さくで、お土産にお店のマッコリまでくれて。そしたら今の状況、ソウルの太一にも伝えておきます。あの、近くの旅館とりましょうか?今日は僕がここで

ドンヒョクは一人狭いアパートで調査する縁に旅館を取ろうかと気遣いました。

(縁)いや、さすがにそれは出来ません。

(ドンヒョク)じゃあ交代交代って言うのは

鯖山と土生はその様子を観察します。

(鯖山)やっぱりお泊り確定だなー

(土生)ちょっと黙ってもらえませんか

星野は翌日、喫茶店のマスター(小倉久寛)から店を閉める話を聞きました。

(喫茶店のマスター)今月で店を閉めることにしたよ。もう年だしねぇー

(星野)マスター何があった?

(マスター)お恥ずかしい話さ、詐欺に引っ掛かっちゃって、支援金もらえるって言われてろくに確認しないで判子ついたら闇金まがいだよ。

(星野)マスターは馬鹿野郎じゃねぇ、騙した奴が馬鹿野郎だ

その後、土生は不動産屋の向井に客として潜入します。

(土生)日当たり良好で…トイレ借りてもいいですか?

(向井)どうぞ、左側です。

土生はお手洗いを借りるふりをして、向井と訪れたヤクザの会話に耳を欹てます。

また、地上げの情報が書かれたファイルを写真に収めました。

(向井)表から来るなっつったろ。

(ヤクザの男性)上手くいってたじゃないっすか、マスタービビりましたね。

(向井)裏口から出ろ

土生の調査を聞いて、向井不動産がヤクザと関わり、地上げ屋をしていることについて話す、浦真鷲と呉田。

(呉田)他の土地も地元の反社とつるんでやりたい放題買い漁っているようです

(浦真鷲)向井不動産の裏の顔は地上げ屋か

(呉田)とんでもない輩ですよ

(浦真鷲)エキスポからの距離は?

(呉田)車で15分ってところですかね

(浦真鷲)これが裏の設計図だ

清美と向井は繋がっていて、星野を騒音トラブルで追い詰めようと画策します。

(向井)再開発の発表まであと1週間だな

(男)予定通り地域振興課で段取りが進められてます

(大橋)その買取金額ってのはいくらなんだ

(男)かなりの額であることは間違いないよ

(清美)金が入ったら港南銀座に高級クラブ出して、金持ちからふんだくってやるわ

(男)ママあんた悪いねぇ

(向井)そんなことより問題は、あの爺が根を上げてないってことだ

(清美)あのしぶとい爺だね

(向井)やりたかねぇが少々痛い目見てもらうしかねぇか

(清美)やだよ私は面倒くさいことに巻き込まれるの

(向井)ママはあの弁護士がいなくなったらまた嫌がらせをしてくれればいい

その夜、星野が縁を気に掛けました

(星野)ちょっといいかな、うまくいってねぇんだろ。なんで土地に拘っているのかって思うよな。息子にも言われてるんだよ。病院も近い町のほうが安心だって、その通りだよ、ここよか便利だしな。あなたとまた花火が見たい。女房の最後の言葉だ、俺より先に死にやがって馬鹿野郎。あいつはな、こ子から眺める花火が好きだった。俺は花火なんか興味ない。うるせぇだけで綺麗とも思わねぇ。あの浮かれた空気も性に合わねぇ。でもな、俺はこの土地を離れたかねぇんだ。ここを立て直してまた屋上にする。盆暮れには倅が帰って来てゆっくりできる家にする。俺は馬鹿野郎とかうるせぇとか言いながら、孫を膝に座らせて、酒を飲む。もういいから家に帰りな。

(縁)いえ、まだ証拠が

(星野)あんたは正直で真面目な人だ。まだあんたみたいな弁護士もいるなんて世の中捨てたもんじゃねぇな。この件はあんたに全部任せるよ

星野が立ち退かない理由を知った縁はますます力になろうとします。

その後、縁はドンヒョクに電話しました。

(縁)いきなり済みません、昨日話していたマッコリなんですけど、このマッコリってあのお店の自家製ですか?日本ではお酒を許可なく作ることは犯罪なんです。それに店で出していたとなると…。

(ドンヒョク)持って帰るの忘れちゃいました。そうみたいです、お店で飲んだ時、実家を思い出すって言ったらくれたんです。

縁は、コルディア総合法律事務所へ行き、先輩弁護士の茉希(月城かなと)にスナックが違法でマッコリを作っていることを伝えました。

(茉希)どうしたの

(縁)スナックの違法行為を見つけました。これで一気に解決できるかもしれません

(浦真鷲)偽りのファザードで嘘を暴く

縁はその後、コルディア総合法律事務所に戻り、清美の店で違法にマッコリ酒造していることを突き止められると考えました。

向井は、星野が倒れたと聞き、医療従事者に扮した呉田と看護師の飛香、星野の息子に扮した鯖山に騙されます。

(土生)今、向かいました。

(呉田)どうされました?

(向井)星野さんにお会いすることは出来ませんか?

(呉田)今は安静中でして

(鯖山)先生有難う御座います。失礼ですが、父のお知り合いですか?

(向井)私、星野さんのマンションの管理をしています、向井と申します。息子さんですか?

(鯖山)息子の太一と申します。向井さん折り入ってお話が。

(飛香)大丈夫あれ

(呉田)分からん

病室に、星野はいません。

その頃、縁は、清美の店にあったマッコリが原因で、星野が倒れたと知り、清美を追求しました。

(縁)失礼します、酒類の取り扱いについてお話が

(清美)私のせいじゃないからね。星野のじいさんが倒れたの私のせいじゃないからね」

鯖山は、向井に、星野の息子の太一に成りすましながら、マンションを売却したいと申し出ました。

その会話をはかり設計事務所で盗聴する、浦真鷲。

(鯖山)父ももう75歳であの通り体も良くありません。そこでなんですけど、実はあのマンションを売却しようと思ってるんです。これ以上あそこにいても父が心配で。いきなり言って済みません、明日にはソウルに戻らなくてはいけなくて。以前倒れた時に父から委任状をもらったんです。何かあったらお前に任せるからと。

(向井)事情はお察しします。

そこへ医師と看護師に扮した呉田と飛香が、鯖山を呼びました。

(呉田)星野さんちょっとお話が…問題発生だ、土生から連絡があって、麻生さんこっちに向かってるらしい。急げ。

鯖山は引き続き星野の息子「星野太一」を名乗り、ピンクのメモ用紙のカンペを頼りに、身元確認の手続きを誤魔化そうとします。

(不動産売買の関係者)星野太一さんの本人確認をさせてください。お父様と太一さんの生年月日をお聞かせください。

(鯖山)宜しくお願いします。父が1951年8月20日です、僕が1991年12月5日です

(不動産売買関係者)駅の近くのコンビニは

(鯖山)ABマートです

(不動産売買業者)次はですねぇ、現在空き地の左隣のお店はどちらですか?写真が逆でしたね。元々あった左隣のお店はどちらですか?

(鯖山)済みません、おトイレどちらですか

星野家の情報が記載されたカンペを落としてしまったことに気付きました。

(鯖山)もしもしごめんなさい、本当にごめんなさい、あの肉屋か和菓子屋か分からなくて。

(呉田)大丈夫だってすぐ教えるから

(中崎)和菓子屋です

カンペを病院で拾った、呉田と飛香、中崎に電話で聞き込む鯖山。

鯖山に星野家の近所の肉屋について教えようとしたところ、鯖山のスマホの電源が切れてしまいました。

縁はその後、ドンヒョクを訪ね、彼の知り合いの旅館にいる星野と本物の太一と出会いました。

(縁)星野さんが入院されたと聞きまして

(ドンヒョク)え?

(星野)なんで帰って来たんだ太一

(星野太一)スナックと揉めて埒が明かないって聞いて、飛んできたんだよ。なんで旅館に?

(星野)昨日うちに旅館の人が迎えに来て、息子さんに頼まれたって。お前のサプライズなんだろ

(土生)リアル太一が帰って来てます

(呉田)鯖山が終わった。俺らは向井と接触済みだ。鯖山を救えるのは土生しかいない、頼む

その後、車の中で待機していた土生がピンチヒッターとして鯖山を助けます。

(土生)向井さんどうですか?物件見つかりましたか?

(向井)土生田さん、今取り込んでますんで

(鯖山)こっちじゃなくてこっちの和菓子屋です

(向井)確かに追って送金しますんでお父様にくれぐれもお伝えください

向井は清美に、鯖山が扮する星野の息子、太一に騙され、星野が立ち退くので、契約の判子を押すよう、頼みました。

(向井)ほら、星野のじいさんが観念したよ、約束の金、色付けておいたから、これに判子押して

(清美)あの人に何したの

(向井)別に何もしてねぇよ

そこへ、土生が太一と星野を連れて来て、売買契約を無効にさせました。

(土生)ママ、店立ち退くって

(向井)星野さん、入院中じゃ?いや、さっき息子さんが僕の店に来て

(星野)入院?おい、お前行ったのか?

(太一)いいや行ってない

(向井)騙された、まずい金が

(土生)星野さんこれ退去届です

案件が無事、解決したことを喜ぶ、鯖山、土生、呉田、飛香、中崎ら。

(呉田)というわけで売買契約は無効。スナックのママも追い出せてめでたしめでたし

(飛香)めでたくないし、旅館の経費が一番高いなんて

(中崎)しかし鯖さん名演技でしたね

(鯖山)言っとくけど俺、建築士だからね。もういいでしょ、そんなんやってられねぇわ

(呉田)浦真鷲さんがママを自供させて向井の悪事が芋づる式に明るみになりました

(土生)あの喫茶店も賠償金で駅前に店出すみたいです。

縁は浦真鷲が、エクスポの件を理由に敢えて縁を泳がせて、星野の件を解決させたことを追求しました。

(縁)最初から不動産の向井に狙いをつけていたんですか

(浦真鷲)さぁね

(縁)しらばっくれないでください!先生は港南市のエキスポに関わる場所だと気づいて、あえて私を泳がせて向井が尻尾を出すのを待ってた。

(浦真鷲)だとすればなにか?

(縁)だとすれば私は知らなうちに先生の手先になっていたってことじゃないですか

(浦真鷲)正解。ル・コルビュジェのヴォザン計画ではパリに溢れかえった自動車渋滞と環境悪化を逆手に取り、交通を積極的に促す、新たな立体都市計画を提唱した。

(縁)また始まった

(浦真鷲)頑固な星野さんの信頼を得たことは評価する、だが、仮に、スナックのママを追い出せたとして裏で地上げを企んでいたのは向井だろ?あのまま続けてれば奴らはあらゆる手を使い、徹底的に星野さんを追い詰めた。となれば高齢の星野さんの命が危ないと思わないのか。常識の通用しない相手で正義だけで立ち向かってもかなわない。

(縁)それでも私は

(浦真鷲)毒を以て毒を制す、それが必要な時もある。

縁は浦真鷲の監視役として、コルディア総合法律事務所で、代表で上司の森田銀次(生瀬勝久)に報告しました。

(森田)結局、浦真鷲君が関わっていたということですか?

(縁)済みません、気付いた時には後の祭りで。

(森田)何をしたかは聞かないことにします。

(縁)私のやり方が間違っているんでしょうか?変なこと聞いて済みません

(森田)いえ、私は間違ってるとは思いません。ただいずれ、法と正義のはざまでその信念を試される時が麻生さんにも訪れると思いますよ。

その頃、ドンヒョクは星野の土地を買い取り、花火が綺麗に見える新居を星野と太一に紹介していました。

(ドンヒョク)星野さん、土地を買い取らせていただけませんか?少しでもご安心いただけるように、相場より高く購入します。

(太一)この物件見てくれよ。ドンヒョクさんが紹介してくれたんだ、病院も近いし、アクセスもいい。父さん、俺ら家族からのお願いだ。

(ドンヒョク)ベランダから花火が良く見えるお部屋です

大物政治家の古瀬義親(北村一輝)は市民たちから税金泥棒と罵られていました。

(市民1)綺麗ごとばっか一点じゃねぇぞ、税金返せ

(古瀬)私を信じてください、私は必ず港南市を、いえ、この日本を生まれ変わらせます。

浦真鷲はドンヒョクの実態を知っているので、必ず追い詰めると心に決めるんでした。

BLACKTRICK~裁きを操る弁護人~5話感想・みどころ

今回はドンヒョクの闇に迫り始めたエピソードだと思いました。

爽やかで片言の日本語がちょっと微笑ましいドンヒョク。

しかし、その実態は詐欺師の香りしかしません。

ドンヒョクの協力のおかげで、縁は単独でも、ヤクザと繋がって地上げ業をしている向井や、スナックのママ、清美から、星野の名誉を守ることは出来ました。

しかし、ドンヒョクは星野と息子の太一に、星野の要望を叶えた物件を紹介します。

親切心の裏にとんでもない毒牙を隠し持っていそうなドンヒョクの動向に今後も注目です。

浦真鷲の犯罪ギリギリの依頼人の嘘と真実を暴くやり方は確かに私も縁のように反発したくもなりました。

浦真鷲の言うように理想論や正義だけでは本当に困っている依頼人や、その周辺の悪事を暴けない歯がゆさを感じました。

一番の手強い相手、大物政治家の古瀬と、ドンヒョクの闇にこれからも迫るのが楽しみです。

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