僕とシッポと神楽坂 第6話
放送日:2018年11月
テレビ朝日金曜ドラマ
僕とシッポと神楽坂 第6話のあらすじ
悪質ブリーダーに育てられていたという犬を連れて大沢香子が坂の上動物にやって来た。
栄養状態は良くなく、ストレスから異物を食べていた様子。
新しい飼い主が決まるまで、 “ロミ”と名付け香子が預けることになった。
母親の頼子はロミは大沢家にふさわしくないと香子に返すように言うが、ロミの異変に気づき、坂の上動物病院に駆け込んだ。
僕とシッポと神楽坂 第6話の感想
動物を飼うことさえも立場を気にするお金持ちの考え方
悪質ブリーダーに育てられたという犬を連れて香子がやって来ました。
香子は第2話でも登場しました。
香子は達也の姪に当たり、達也の異母姉弟の頼子とはいまいちな関係で、達也との絡みはないけれど、時々登場する頼子の姿にこれからどんな関わり方をしてくるのかと毎回思っていました。
香子が連れてきた犬は既に見るからに何か障害を抱えてしまっているようです。
この子の母親も劣悪環境で繰り返し出産していたのではないかと想像をしてしまいます。
そして、この子も長年のストレスから異物を食べてしまうなんて本当に可愛そうです。
香子に見つけてもらえたことは幸せです
先住のジュリを亡くし、香子はこの子にロミと名前を付け、飼い主探しを始めましたが、名前まで付けてしまったら離れることは難しに違いありません。
香子が坂の上動物病院に行っていると知った頼子は、坂の上動物病院が大沢家にふさわしくないと言いましたが、ロミもこの家にふさわしくないと言った時には怒りを覚えてしまいました。
お金持ちというのはとても複雑な思考回路の持ち主です。
ロミの異変に気づいた頼子は一体どんな行動に?
頼子に返すように言われた香子でしたが、香子もロミもお互いを家族だと思っていると香子も譲りません。
だけど、それに対して、「家族って何?」と問う頼子の言葉は頼子の悲しさを物語っていました。
しかし、涙を流しお酒を煽る頼子に寄り添ったのはロミです。
動物は人間の悲しみにとても敏感です。
そんな風に寄り添ってくれたロミに異変となると、頼子も相当焦ったことでしょう。
頼子だってきっと動物が嫌いなわけではないのだと思います。
すぐに本田さんを呼びつけ、訪れた場所は坂の上動物病院だったことにはとても驚きました。
達也と頼子の本当の気持ち
ロミの異変は腸閉塞でした。
悪質ブリーダーの所で食べていた異物が排泄されなかったんですね。
緊急手術が必要となったロミ。
ジュリのこともあったせいか、手術はしたくない頼子でしたが、心配のあまりなのか倒れてしまいました。
そんな頼子に寄り添い、気持ちを受け取った達也はロミの手術を行いました。
相手がどんな立場であれ、気持ちを受け取り治療に向かう達也の姿は本当に素晴らしいものです。
無事に手術が終わり、目を覚ました頼子の元で2人の心に留めていた話を聞き、お互いを姉弟と認めていて、子供の頃に一緒に遊んだことを忘れず、大切な存在だったことが伝わってきて胸が熱くなりました。
大沢家は再開発により動物病院の土地を狙っているようですが、2人の関係により、それが緩和されるといいのですが…。
なんとなく深刻さのある回でしたが、そんな中で達也とトキワのキスの噂は箸休めのような気分でわくわくと心地良いものでした。
しかも、誰も気づかなかった熱に気づき、ハプニングから達也がトキワを抱きかかえるというシーンは、さらに2人お気持ちを縮めていくのでしょうか。
それにしても、ハプニングとは言え、あんなに綺麗にお姫様抱っこができるものかと思わず笑ってしまいました。
僕とシッポと神楽坂 第7話の期待や予想
次回は脳腫瘍の犬が坂の上動物病院にやって来ます。
手術の成功率は50%。
確率など気にせず達也は手術を行うのでしょうが、成功したとしてもその後に異変があったりしないのかとても心配です。
そして、何やら“大人の恋”が動き出しそうです。
そこに参戦になりそうなのが広樹とすず芽。
何を思ってすず芽が自分のことを好きだと広樹が思ったのかはわかりませんが、新たな恋が始まりそうですね。