ブルーモーメント

ブルーモーメント9話 史上最大豪雨に立ち向かえ!

ブルーモーメント9話あらすじネタバレ

園部肇一(舘ひろし)が進めていた国家防災プロジェクトの工場でガス爆発が起こり、緊急記者会見が開かれました。

安心で安全なエネルギーといわれていたガスの爆発により、園部は窮地に立たされます。

「住人の方々によっての証言、裏金、これどう弁明するおつもりですか?」

「そんなくだらないことに時間を使いたくない。わたし一人で決められることじゃない。」

彼のポストを狙う政治家の新島元樹(伊藤英明)が動きをみせます。

企業献金と制作活動費はパンドラの箱。

「党の顔、園部大臣を追い詰め、今の権力構造を変えるというシナリオではないでしょうか?」

「晴原さん、うちの娘もハルカンクイズ、大好きで。今後は園部大臣に代わり、私が引き継ぎたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします」

晴原は、新島に後日、挨拶されて戸惑います。

その後、園部一肇や、雲田、園部優吾(水上恒司)らがいるSDMに戻った、晴原。

「私は不正などしていない。」

260万人以上の避難者が想定される観測史上最強クラスの台風が東日本に接近中とのことを知った、SDM。

「台風本体だけでなく、離れた場所でも大雨洪水を避けられない。」

晴原柑九朗(山下智久)、雲田彩(出口夏希)の解析で判明しました。

一都四県の危険管理課と防災危機管理部の責任者を集め、SDM一同は大規模な避難計画を提案します。

「日本が経験したことのない台風が起こります。豪雨や竜巻も懸念しています。」

「まず神奈川に来週の月曜日に上陸、要支援者から非難を開始します。」

「全国の医者を派遣します。」

東京都の責任者、倉田英子(映美くらら)は異議を唱えました。

「あまりに不確実で非現実的でないですね。予想が外れた場合、受け止められますか?莫大な損失も見られます。園部大臣がSDMの指揮を執る事も不安視されています。」

「従来のやり方では救える命もないんですよ。」

「では、従来のやり方になると思いますが…」

予想が外れた場合、多額の損害、渦中の園部が関与するSDMが指揮を執ることを理由に提案は保留にされます。

まずは事故の疑惑を払拭するべく園部は住民たちのクレーム対応にまわりながら、地域に足を運んでいました。

群馬県坂和町で起きたガス工場爆発事故で、園部を徹底して疑う、自治会長、北里健二(羽場裕一)。

「帰れよ!」

彼の息子、まさるという園部に反対派の若者が彼に泥を投げ付けました。

同じ思いの晴原、彩、山形広暉(岡部大)、丸山ひかる(仁村紗和)も現場に来ていました。

晴原は爆発事故の原因に気象が絡んでいるとみて、台風の解析と併せて、本件の調査を進めることに。

その頃、園部優吾(水上恒司)と汐見早霧(夏帆)は、台風に備え、医師の調整協力依頼の為、前医療班統括責任者、志賀浩一郎(神保悟志)が表れました。

「心底、クビになって良かった。こんな人が前医療班統括責任者なんて。」

「あの時、園部大臣にも忠告した筈です。」

早霧(夏帆)も園部優吾と共に、志賀に抗議しました。

観測史上最大の台風が上陸するまであと5日…。

園部一肇は、新島と食事をし、打ち解けようとします。

「本題を話してください。」

「答えになってないな。」

「あなたはSDMによりさらに力を増した。この国の人間はムードに流されやすい。わたしはあなたに憧れて政治家になった。椅子、空けてもらいますよ?」

SDMでは、大雨と豪雨でシナリオを解析する、雲田と晴原。

倉田(映美くらら)に連絡しながら、台風の様子を見守ります。

「台風の進路が絞り込めてきました。」

「ただ避難指示、緊急安全確保は従来のやり方で。」

「また明日、状況を報告します。」

「先生、この数値が気になります。既に台風は猛烈な勢力になっていますが、周囲の水蒸気量が足りません。」

園部の件については、誰かによってガス漏れが発生した情報を得ることができました。

優吾は後日、志賀(神保悟志)に会いに行きました。

「しつこいな、まだ何か?」

「医師の調整をあなたに頼みたい。長年災害医療に携われるなんてすごい事だと思う。汐見さんそう言っていました。」

「界被りすぎですね。」

「あなたの心の底の思いをわかっている後輩がいる。もし汐見さんの言う通りなら、伝えておこうと思ったのです。」

「大臣のこと聞きました。辞任会見だと。」

汐見はかつてスーパードクターともてはやされていた時心地良さを感じていた、その未練を打ち消してくれることが、災害医療にはある、志賀はその良さをすべて捨てたとは思えない。

その話を汐見から聞いていた、優吾は、志賀にも、まだわずかに災害医療に関わる事へのやりがいや情熱を持っているのではないかと思い、彼を説き伏せようとしていました。

「私の制作活動費の詳細!これを全て国民の皆さんの前に開示します!公金の収支を明らかにする、当たり前じゃないですか。」

園部は記者会見で大胆な発言をして、マスコミをざわつかせました。

「パンドラの箱、開けたか…」会見を見ていた新島が呟きます。

「私には決めていることがあります。迷った時は困難な道を選ぶ。そして全身全霊をかけてその道を突き進む。それが政治家としての信念です。」

「意外でしたか?私は予想していましたよ。あなたが想像している以上に園部大臣は青臭いですよ。」

総務大臣の立花(真矢ミキ)に声を掛けられ、ぐうの音も出ない、新島なのでした。

晴原、彩らは台風の予測の観測を続けます。

「ここだ、ガスが漏れたのはこの建物からだ。」

園部大臣の無実を晴らすべく、雲田と晴原はガス漏れの原因の建物へ。

公民館のガスの使用履歴、公民館の工場の状況を防犯カメラの内容を確認して、調べました。

事故が起きる前、ガスが漏れ、低地の工場に流れた、静電気によってガスが溜まったところで引火。

「ついこないだまで改装工事をしていました。災難なんて…」

「工事業者がガスの元栓を締めきれていませんでした。ガスの使用記録に残っています。納期の遅れに責任を感じたのか、一人作業を行っていた人物が。」

「俺じゃない!」

なんとそれは園部に泥を投げた作業員、まさる。

「あなたはご自分に原因があるとお気づきになられたのでは?それで現場に戻った。」

「みんなを傷つけてはいけないと思い言えなかったんですよね。」

沢渡と雲田の言葉に、まさるは言い逃れ出来なくなります。

「園部大臣をお手本にしてはどうですか?迷った時は困難な道を選ぶ。それが政界への近道ですよ。」と晴原。

「この方たちが言う通り、俺の責任です。申し訳ございませんでした!」

「まさか…息子が…」

北里まさるが作業行程中、ガスの元栓を確認していませんでした。

「皆さんそちらにお伺いできず申し訳ございません、今後も管理を強化し、工場継続を検討していただけませんか?」

「申し訳ございません…大臣、この度の事、どうかご了承ください。」

「今回の件、まさるさんに不備はありますが、気象予報士が調べてくれました。情状酌量の余地はあるのではないでしょうか。」

工場のガス爆発の原因も分かり、園部大臣の疑いも晴れました。

「大臣が公表された制作活動費驚かされました。大半を防災プロジェクトに活かしている。私達の気持ちを汲んで計算していたのではないかと…我々はSDMに全指揮系統を委ねます。」

「SDM主導でこの台風災害に立ち向かいます。」

晴原たちは台風のシュミレーション対策に取り掛かります。

なんとあの志賀も協力してくれることになりました。

「台風上陸まで60時間を切った」

沢渡が広域安全避難を管理し、モニタールームで待機。

「新党、一緒に立ち上げませんか?」

「わたしは党を離れることはない。」

「次こそは確実に椅子を開けてもらいますよ?その前に、未曽有の危機からこの国を守ってください。」

新島は経団連にSDMに協力をすることを申し出ると、離党することにしました。

そして、園部大臣とは和解することができました。

晴原たちは。ヘリに乗り、射出弁を投下。

関東の水蒸気量があまりに多く、プレという現象がこれから起きる事を予測する、晴原。

プレとは、遠隔豪雨。

台風が起こる前に災害が遠隔豪雨により、発生するとのこと。

「今から埼玉県で遠隔豪雨が発生する可能性があり、避難が始まったばかりの人々が巻き込まれる可能性がある。2日前から…こちらは準備しているのに。」

晴原たちは現場にヘリで向かいます。

48時間雨量が700ミリを超えていました。

早霧は医療チームとして避難所に逃げた避難者の人たちのケアにあたっています。

次々と搬送される患者たちに、待機班に応援要請を頼みます。

そのエリアでもうすぐ河川敷が増水する可能性も。

一気に水が流れ、川幅から溢れて水が流れる…。

今の状況はまるで、灯(本田翼)を亡くした時と全く同じです。

晴原はトラウマがフラッシュバックするものの、緊急の対応に出ます。

なんと、道路が地鳴りし、人々が落下しました。

「こちら陥没現場、心肺停止の被害者が2名、さらに1名心肺停止を確認…。」

優吾が重々しい口調で現場の状況を報告していました。

ブルーモーメント9話感想・みどころ

園部大臣が自分の立場を衆議院議員の新島元樹(伊藤英明)に奪われそうになるものの、晴原や雲田の活躍があり、疑いが晴れて本当に良かったですね。

「迷った時は困難な道を選ぶ。」

晴原の深みある言葉や、SDMの為に全力を注ぐ意思が、園部に受け継がれた瞬間は胸がいっぱいになりましたね。

ガス爆発事故の真相は改装工事に携わった、自治会長、北里の息子、まさるのミスだったとは…。

東京の責任者、倉田英子(映美くらら)の説得が一番手こずったと思いました。

園部を全面的に疑っていましたが、SDMの迅速な対応と、園部の真実を知り、和解できましたね。

そして、晴原たちは、灯を亡くした時のような遠隔豪雨による大災害に見舞われます。

今まさに災害が起きているかのような重々しい空気が逆に、引き込まれました。

道路が真っ二つに割れて、心肺停止の被害者3名が出た時の優吾の報告に胸が締め付けられました。

晴原たちSDMも命の危機を感じる史上最大の災害へ立ち向かう背中を最後まで見守りたい9話でした。

みんな、無事でいてほしい!

 

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