中学聖日記 第6話
放送日:2018年11月
TBS火曜ドラマ
中学聖日記 第6話のあらすじ
黒岩晶15歳の夏から3年。2018年。
晶の前から姿を消した末永聖は、先輩である丹波千鶴と同じ小学校で教師を続けていた。
過去を封印した生活を送っていたが、偶然、晶の姿を見かけてしまう。
晶は、聖が姿を消した後、母・愛子の元を離れ、愛子の部下・上布茂の母親の元で下宿をしていた。
一方、聖との婚約が破棄になった勝太郎は東京勤務となり、そこに部長として原口律がやってきた。
中学聖日記 第6話の感想
あれから3年。聖と晶のその後
何話頃だったか忘れてしまったのですが、スマホでニュースを見ていた時に、晶役の岡田健史くんが中学生であることに違和感があるという声を読んだことがありました。
岡田健史くんのことを知らなかったのですが、現在19歳で、確かに中学生というには大人びています。
だけど、あれから3年の18歳という役を演じていくうえでは、その違和感は観ないふりをしなければいけないものだったのだと今になってわかりました。
例えば、鈴木福くんが14歳。中学生だけの役をやる分には適した年齢ですが、福くんが18歳以上の役をやることになったら、またそれも違和感が生まれます。
配役というのはとても難しいものですね。特に、男の子は…。
余談はここまでにしておいて、晶15歳の夏から3年。
現代の2018年になりました。
勝太郎とも別れた聖は一体どこへ消えてしまったのか。
黒岩家の食卓。愛子の前に晶の姿もありませんでした。
3年ぶりにクラス会をやろうという話が出てきましたが、なんと、晶は学校へ来なくなったどころか、一緒に卒業をしていないというのですからビックリです。
では、晶もどこへ姿を消してしまったのでしょう。
お弁当屋さんで働く聖を観て、生き方を転向したのかと思いましたが、小学校の先生になっていたとは驚きです。
塩谷教頭は聖が教師を続けられるようにと計らい依願退職させたのでしょうが、教師であることを素直に諦めることのなかった聖は、ある意味、肝が据わっています。
小学校ということであれば、間違いは起こらないとは思うので、安心ではあるのですが…。
聖が勤める小学校に千鶴がいたことにはとても驚きました。
千鶴は前話5話でとても胸を痛めていました。
2人の関係が悪くなってもおかしくないほどの剣幕だったのに、千鶴の先輩としての器の大きさを感じます。
そして、あんなことがあっても、聖を受け入れてくれた愛の大きさも感じます。
ただ、結婚話がダメになったということまでは、小さな町では隠すことができなかったんですね。
でも、理由までは知られていないようで聖も心機一転暮らすことができているのでしょう。
そんな聖が勤める小学校の何だか訳ありの少女・橘彩乃が聖の頬を叩いた時には観ているこちらもドキっとしました。
単に頬に蚊がいただけですが、聖でなくたって晶のことを思い出してしまいます。
彩乃に頬を叩かれたことで、一瞬、聖は晶のことを思い出したようです。
その矢先、まさか晶と遭遇するとは聖も思いもしなかったことでしょう。
そんな偶然があるでしょうか。
聖の妄想ではないかと思ってしまうほどです。
間違いなく晶でした。
だけど、晶は気づかなかった様子。
ただ、ジョフィは気づいてしまいました。
愛子に報告をしたので、2人を絶対に会わせないようにとすることでしょうし、会ってしまったものなら想像以上に大変な事態になりそうです。
同じ町に暮らしているかどうかは定かではありませんが、そう遠くない場所に2人は住んでいて、赤い糸で繋がっていることがわかります。
苦労、そして、支えてくれる人の愛。自分のことも誰のことも裏切るわけにはいかない聖の決意
前話5話で、聖にとてもひどいことを言った勝太郎。
聖との結婚が破棄となり、もう出てこないかと思ったのですが、まだ出てくることになろうとは思っていませんでした。
しかし、あの頃の勝太郎とは違いましたね。
原口さんの指摘がなくても性格が変わってしまったと感じました。
あんなことがあったのだからそれも当然です。
だけど、3年という月日の現実から逃げているあたりはやはり勝太郎らしいです。
晶を見かけた聖は何を思ったか、報告を兼ね、千鶴に気持ちを吐露しました。
晶の前から姿を消し、勝太郎と別れた後の聖はやはり色々あったんですね。
それを救ってくれたのが千鶴。そして、塩谷教頭の口添えがあったと聞いたときには思わず目頭が熱くなりました。
何かと聖にきつく当たっていましたが、大切に思うからこそだったのかと思うと、印象がとても変わります。
そして、両親の思いも考えると、今の生活がダメなったら将来どころか、誰の信用も得ることができないことでしょう。
ただ、これはドラマなので何かあってもらわないと面白みがありません。
最後には幸せになるかもしれないけど、そこに至るまでは想像以上の波乱となることに違いありません。
聖の過去の男性達
子星中学校同窓会―。
一緒に卒業をしていないのだからと、晶を呼ぶことに抵抗があった九重と白石でしたが、普通に晶は来ましたね。
九重のボディーブローにどうなるかと思いきや、男同士の仲直りということで、男同士の友情というのはなかなか理解し難いものです。
当然のことながら、聖のことを聞かれた晶。
どう答えるのかと思いきや、聖の存在なんて忘れている様子。
あんなに好きだったのにそんなことがあるでしょうか。
気持ちどころか存在も本当に忘れてしまったのでしょうか。
一方で、聖に関係していた男性の1人である勝太郎が聖の前に現れて、聖もビックリしたとは思いますが、観ているこちらもビックリです。
あんな別れ方をして、3年経って今更一体何の用なのかと思いきや、単に荷物を持ってきただけのようでした。
捨てても良かっただろうに、それができなかったんですね。
そして、3年経ってやっと聖との関係にけじめを付け、次に進む準備が整ったようです。
冒頭で出てきた女性が彼女なのかなと思いましたが、終盤でまさかのあの人に告白するとはこの時は思いませんでした。
動き出した3組の恋愛
勝太郎と話したことで、前に進んでもいいんだと聖は思うことができたことでしょう。
野上先生に抱き締められただけですが、2人の関係は変わりそうですね。
そしてまた1人。さらにもう1人。
晶とるなも前に関係を進めたようです。
もう2人いました。
勝太郎と原口さん。
関係が進みましたね。
3組の恋愛が動き始めましたが、ここで彩乃の母親が聖の何かを知った様子です。
聖の過去が広まること間違いなしだと思うのですが、どんな波乱が待ち受けているのかハラハラします。
中学聖日記 第7話の予想や期待
前話5話では、聖が姿を消したというだけでその後の展開が見えませんでしたが、3年経ったところで聖と晶の赤い糸は切れていませんでした。
彩乃の母親が聖の過去を知ったことで、聖の新天地である小さな町でどんな波乱に見舞われるのか。
それが起こることで、離れ離れになった聖と晶の関係はどう変化していくのでしょう。
そして、まだ登場し続ける勝太郎と原口さんの恋愛は、聖にどう関係してくるのか、次回以降気になるところです。