大追跡~警視庁SSBC強行犯係~Season2

大追跡~警視庁SSBC強行犯係~Season2 3話「大炎上!暴走する正義」

大追跡~SSBC警視庁強行犯係~Seaon2~3話「大炎上!暴走する正義!」あらすじネタバレ

ある日の夜、伊垣の娘、美里は塾から帰って来ました。

美里は母の青柳遥(松下奈緒)が伊垣(大森南朋)と離婚しているので、青柳と暮らしています。

(美里)ただいま。あー疲れた。塾から帰って来たからしょうがないじゃん。てか、野菜炒めにサラダってどういう組み合わせ。

(青柳)早く食べなさい。美里、もう12時よ。けんちん汁も作ったじゃない。お肉がない。

(美里)もううちはいつからベジタリアンになったわけ。あーあ、パパの料理はバランス良かったなぁ。パパこんなの送って来た。先月、会った時の写真、AIで加工したんだって。

(青柳)馬鹿じゃないの。いい年して。

そこへ、古手川から電話がかかって来ます。

(古手川)足立区の水天公園で男性が頭から血を流して倒れているとの通報がありました。心肺停止とのことです。

(美里)行ってらっしゃい

足立区の公園で、ホームレスの石原慎也(きたろう)が死亡しているのが発見されました。

既に機動捜査隊の沢村伸吾(ワタナベケイスケ)と牧島鈴花(平川結月)が到着しています。

仲間のホームレスの男性、今田が泣いていました。

(今田)しんちゃーん!

(佐倉)今、鑑識作業が終わったところです。

(青柳)被害者の知り合い?

(佐倉)ホームレス仲間だそうです

機動捜査隊の沢村が状況を説明しました。

(沢村)名前は石原慎也さん。年齢は分かりません

(伊垣)あれか

(名波)コンクリート

(牧島)髪の毛が付着しています。恐らく石原さんのものだろうと

(小山田)あれが凶器になった

(伊垣)一課遅いぞ。

(青柳)SSBCが何やってんの?殺し?

(城)まだ分からないそうです

(名波)防カメチェックする前に現場の状況を把握したくて

(牧島)小木星矢さん、20歳。職業は現場作業員だそうです。

(青柳)SSBCは防カメ探して。

第一発見者の小木をパトカーに乗せ、発見時の状況を聞く青柳。

しかし、小木はまるで楽しむかのように、笑っています。

(小木)へぇー覆面パトカーの中ってこうなってるんだ。

(青柳)撮らないで。小木さん、遺体を発見した経緯を教えてください

(小木)あっちのトイレに行こうとしたら、見つけたんだよ。でっかい石に躓いちゃって見たら人が倒れていてさ。頭血塗れでうわ死んでるって。初めて見ちゃった。死体。

(青柳)自宅はこの近くなんですか?

(小木)でもないけど

(青柳)じゃあなんでここ通りがかったの?

(小木)友達と遊んでて原チャリで帰る途中

第一発見者の現場作業員、小木星矢(望月歩)に話を聞くと、小木はどこか事件を面白がっている態度で、不穏を感じる青柳。

SSBC強行犯係の伊垣修二(大森南朋)と名波凛太郎(相葉雅紀)、光本さやか(足立梨花)、小山田勝也(高木雄也)、仁科瑠美(丸山礼)、城慎之介(野村康太)、葛原茂(光石研)、木沢理(伊藤淳史)は独自の追跡を開始しますが、公園付近の防犯カメラには決定的な人物が映っていませんでした。

(伊垣)水天公園周辺の防犯カメラです。まず公園北の入り口に1台。それから公園西の入り口から、30メートル離れた住宅に1台。そして東側50メートル離れた住宅に1台。

(八重樫)防カメこれだけか

(名波)後はここに1台。これは公園の上を走る幹線道路の現場から200メートル以上離れた、無人の餃子販売店に設置されたカメラです。

(八重樫)成程、分かりました。おい、伊垣、被疑者どこに映ってるんだよ

(伊垣)いや残念ながら

(八重樫)何だよもったいつけてよ

(青柳)この公園で生活をしている今田賢治さんは午後10時50分頃、石原慎也さんと会話していたそうです。公園に入ってトイレに行こうとした小木星矢さんが、倒れている石原さんを発見したのは午後11時30分頃。つまり、石原さんが死亡したのはその間の40分間ということになりました。

(小山田)しかしその時間帯、カメラ1に映っているのは無人の公園だけです。

(城)カメラ2には小木さん原付バイクが映っています。

(木沢)カメラ3には何も映ってません。

(八重樫)真っ暗じゃねぇかよ

(葛原)カメラの向きが悪いのか街頭が切れていたのか

(青柳)あのカメラは?

(光本)車が行き交ってただけです。

(仁科)40分の間に52台

(青柳)小木星矢さんが倒れている石原さんを発見。

(八重樫)被疑者に繋がるもの何もないのかよ。使えねぇな

(名波)やっぱり何者かが石原さんの頭を殴りつけて殺害した可能性が高いんでしょうか

(八重樫)我々はそう考えてます。コンクリート片に付着していた髪の毛は石原さんのものと確認されましたから。

(青柳)指紋らしきものも残っていますが、今、鑑識が精査中です。

(葛原)他に現場で見つかったのは石原さんと小木さんの足跡だけ

(八重樫)これあれだな。小木星矢だな。第一発見者を疑え、小木が有力な被疑者だ。

(青柳)確かに彼には少し違和感を覚えました。面白がっているようにも感じました。

(八重樫)第一発見者の小木を任意で引っ張れ!

(木澤)ちょっと待ってください。カメラ3に何か映っている!画像鮮明化処理で。まだいけます。男です。

(葛原)男ですね

(八重樫)顔、いけるか

(伊垣)もっといけます。動かします

すると、小木とは別の男性が映像で出てきました。

(八重樫)こいつだ。こいつを疑え

(伊垣)小木は?

(名波)第一発見者を疑えって

(八重樫)もとい、小木は全く関係ありません。こいつです、こいつが被疑者です!

そこで、佐倉と青柳は石原の死を悼んでいたホームレスの男性、今田に、石原が男とトラブルになったことを知りました。

(佐倉)この方をご存じですか?

(ホームレスで石原の友人、今田)こいつだよ。しんちゃんと揉めてた奴だ。しんちゃんが集めていた空き缶、蹴り散らかして口論になっててさ、ホームレスの癖にって言ってそのまま言っちゃったんだよ。

(青柳)それはいつ頃ですか?

(今田)一週間ぐらい前佳奈。こいつがしんちゃん殺したの?刑事さん

(青柳)まだ分かりません。

遺体の傍には、コンクリート片が落ちており、捜査一課の青柳遥(松下奈緒)、八重樫一課長(遠藤憲一)は、他殺と事故の両面から捜査を開始しました。

青柳はすぐに、八重樫に情報を共有し、報告します。

(八重樫)トラブル?

(青柳)前にも同じようなことがあったと。周辺の聞き込みに当たります。

(八重樫)あの時間に歩いてるってことはそう遠くない場所に住んでいるな。徹底的にやれよ。徹底的にだぞ。

その後、八重樫はまたしてもマスコミ達に追いかけられ、清水琴音(水嶋凜)に執拗に問い詰められました。

(琴音)一課長!水天公園で男性の遺体が見つかった件あれは殺人事件なんですか?殺しなんですよね?

(八重樫)あのさ、勘違いかもしれないけどさ、どんどん人数増えてないか?あのね!まだ発表できるもの何もないからごめんね。おお、久し振りじゃん。

八重樫はいつものようにマスコミから逃げました。

その頃、青柳と佐倉は、折原茜と大野俊太の家を訪ねました。

(大野)警察?

(青柳)ある事件の捜査で回っていまして

(佐倉)この人見たことありませんか?

2人に黒キャップの男の男の写真を見せると、大野はすぐに面白がって写真を撮りました。

(大野)もしかしてホームレスの死んでたあれ?そいつが犯人なの?

(佐倉)ふざけたことやめなさい

(青柳)削除して。見せてください。こういうことはやめて。

しかし、突如ネットに、「ホームレス殺人事件の第一発見者は現場作業員」、「一番怪しいのはこいつ」と小木の個人を特定する情報が拡散されてしまいました。

美里が青柳にそのことを伝えます

(青柳)あー疲れた

(美里)ねぇママ、水天公園のあれって殺人事件だったの?ネットに出てるし。

翌朝、SSBCで、解析をします。

(名波)もうリプライで溢れ返ってる

(伊垣)最初の投稿者は「告発探偵」。

SNSでは、「告発探偵」と名乗る者が情報を水天公園の石原の件を面白がって拡散していました。

(青柳)現場作業員なんて発表してないのにどうして知ってるの

(八重樫)告発探偵って誰なんだよ、調べろ

(小山田)それは難しいです

(八重樫)なんで

(葛原)投稿者の名前を教えろと言われても時間がかかりすぎます。

(八重樫)なんで?

(光本)このアプリの大本はアメリカ企業ですよ。ニーロンマックスの

(八重樫)ニーロンマックス?

(城)世界一の大企業

(小山田)ニーロンマックスがうんって言わせりゃいいじゃないか。

(八重樫)なんだったら俺が直に電話するか?

(葛原)無理ですって、先ずはFBIに捜査協力を依頼して。アメリカの裁判所に情報開示命令を出していただかないと。

(伊垣)そんな暇があったら捜査を進めましょう

次に画面に映ったのは、小木星矢の個人を特定した情報でした。

石原を殺したのは小木だと拡散しているのです。

(八重樫)そんな暇とはなんだそんな暇とは。おいおい誰が情報流してるんだよ来れ。

(青柳)どこからそんな情報が。

(小山田)まさか警察関係者とか

(葛原)いやいやそれはないと思いますが。

(木沢)ネット住民の調査能力は侮れません。ネット上上の小さな情報からターゲットに迫っていったんでしょう

(光本)うわ

(小山田)うわ祭り状態だ

(仁科)フェスティバル

(伊垣)無視しましょう

(八重樫)祭りの意味は分かってるよ。我々はこの黒い男を追う、それ一択。

すると、古手川が鑑識からの情報を持ってきました。

(古手川)一課長、報告です。石原さんの髪の毛が付着していたコンクリート片から採取された指紋が、小木星矢のものと一致しました。

(名波)じゃあ被疑者は。

(八重樫)もとい、黒キャップの男は菅家営内ですね。やっぱり小木だ、小木星矢がやったんだ

間もなく、星矢の母親、小木香奈恵からSSBCにクレームが来ました。

(光本)小木の母親からです。

(香奈恵)石を投げられたんですよ!うちに向かって。息子は警察に通報しただけですよ。警察からうちの子は犯人じゃないって発表してください。

しかし、小木が石原が殴られたと思われるコンクリート片の石に触れたことにより、小木の指紋がついているので、青柳と佐倉はこれ以上話すのを躊躇いました。

(青柳)息子さんと話をさせてください。

(香奈恵)せいや、刑事さんが話がしたいって。

(青柳)遺体の傍に転がっていた石からあなたの指紋が採取されました。どういうことか説明して。

(小木)俺、触ったよ。あの石には確かに触ったけど、殺してない。何もしてないんだって。

(青柳)それをどうして最初から言わなかったのはどうして?パトカーに乗った時喜んでいたじゃない。スマホ出して、渡しなさい。拒否するなら、令状を出すことになります。あなたの職場も徹底的に調べたうえ、この部屋の物全て押収することになります。それでもいいの?

(小木)テンパっっていたんだよ。やだよ。

さらに、小木はSNSでホームレスの件で、友達に「溜まり場」として拡散していました。

(光本)削除されたもの復元出来ました。

(八重樫)こいつ自分で広めてるようなもんじゃないかよ。

(名波)この中の誰かがSNSに投稿したってことか。

(伊垣)創としか考えられないな

(青柳)小木は友達に売られたってこと?

(仁科)自業自得ともいえるけど

(城)軽いノリですることじゃないですよ

(木沢)でもこれで小木の容疑が晴れるわけじゃありませんよね。

(小山田)たまたま死体を見つけたって言うのは嘘って事も。

(葛城)石原さんを殺して第一発見者を装った可能性も捨てきれませんね

(八重樫)やっぱり小木で間違いない。青柳、行くぞ

(名波)これで決まりなのかな

(伊垣)小木が嘘をついていないとしたら

(名波)まだ黒キャップの男を被疑者から外す理由はない。

(光本)確かに

(伊垣)一課が小木を調べるなら俺達はこいつを追いかけませんか?係長?

伊垣は独自でそれぞれ動くことを葛原に許可を取りました。

(葛原)そうですね。今はこの映像しかないんですよ

(名波)防カメはこれだけじゃありません

(小山田)範囲を広げれて探そう

(木沢)一課とは別行動をとることになるんですね

(さやか)うちはSSBCは捜査一課の別班

(仁科)一課の事件を扱うけど、独自で動いても構わない。ですよね?係長

(葛原)その通りです。

小木の家には、マスコミが集い、機動捜査隊の沢村(ワタナベケイスケ)と、牧島鈴花(平川結月)が一人の配信者を捕まえました。

(泉)小木さんいるんでしょ?

(牧島)公務執行妨害!

そこで、佐倉による、フリーのジャーナリスト、泉の取り調べが始まりました。

(佐倉)名前と年齢、職業

(泉)泉克典。35歳。ジャーナリスト。フリーです。ネットで発信してます。

(佐倉)警察官に止められたのに何であんなことしたんだ

(泉)だって殺人事件の容疑者でしょ。

(佐倉)大した正義感だな

(泉)正義感?そんなものありませんよ。誰もそんなこと考えてませんって。面白そうなネタ見つけたら皆が競争になって調べまくる。名前や顔を特定して即投稿!でも俺、ジャーナリストだから。突撃!突撃!で、良い画が撮れたら即投稿。で、バズれば勝ち。それが間違っていたって関係ない。ネットなんてそんなもんでしょ

(佐倉)それが嘘の情報でも流すのか

その様子を見て、泉の人を馬鹿にした態度に苛立つ、青柳と八重樫。

(八重樫)ジャーナリスト全く理解出来ん。こういう奴は片っ端からとっ捕まえればいいんだよ。

(青柳)なんなのこいつ

さらに、警察内部の捜査情報や八重樫一課長の個人情報までがネットに晒されました。

(古手川)青柳主任。こんなものが。

(青柳)うわっ!一課長は見ないほうが、無視してください。

(八重樫)見せろよ。ホームレスっ殺人事件の犯人が見つからないのは捜査一課長の八重樫が無能だから。なんだこれ。www?

(佐倉)わらわらわら

ネットに疎い八重樫は、自分がネットで笑われていることに気付きませんでした。

(青柳)これ笑うっていう意味です。古手川

(八重樫)誰を笑ってるんだよ

その頃、SSBCでは、黒いキャップの男性の追跡が続きます。

(名波)公園周辺の防カメ映像です。

(小山田)あの辺りは街頭が少なくて暗い映像ばっかりなんだよな

(仁科)あれなんか真っ暗

(城)あれもです

(伊垣)でもそこに誰かが映ってる可能性がある

(木沢)画像鮮明化処理ですね

(光本)全部やってみましょう。

(葛原)お願いします。

青柳と佐倉と古手川(松本慎司)は、現場へ向かいました。

(青柳)現場百篇

(佐倉)ここに残っていたのはコンクリート片と、石原さんと小木のゲソ痕。

(古手川)小木がやったっていう決定的な証拠を見つけなきゃ

(青柳)今田さん。

すると、石原のホームレス仲間の今田が献花しに来ました。

(今田)本当に、しんちゃんは良い奴だった。運が悪かっただけなんだ。東日本大震災で女房と子供を亡くして、一人東京に出て来て、真面目に働いていたのに、コロナで職を失って、ホームレスになって。でもな、つらいことを山ほど経験しているからこそ、しんちゃんは優しくて。いつも誰かを励ましてそんな奴だった。そりゃ誰かいつかは死ぬよ。でも、ろくでもない奴に殺されて人生が終わるなんて!しんちゃんがそんな死に方するなんて俺はまだ信じられない。信じたくないよ

今田は石原の生い立ちを青柳達に話し、何かと気に掛けてもらい、おかゆを作ってもらったりしました。

(石原)風邪ひいたのか、けんちゃん。じゃあ俺が温かいおじや作ってやるよ。大丈夫、大丈夫。

SSBCでは黒いキャップを被った男の解析を続けます。

(伊垣)またこいつ

(名波)黒キャップの男

(小山田)暗がりを選んで歩いてるのか

(木沢)でも、この道だけじゃ後足は追えません

(葛原)一体誰なんでしょうね

(仁科)顔認証掛けてもSNS上に存在しないって

(城)まるで幽霊ですね

(光本)やめてよジョーくん

伊垣と名波は、社員食堂で食べていると、琴音に声を掛けられました。

(伊垣)小木と黒いキャップの男どっちなんでしょうね

(伊垣)しかし、黒キャップの男は、公園に入ってくる映像が一切ない。他にもまだいるか。

(名波)じゃあやっぱり小木?

(琴音)名波さんいつアメリカから戻って来られたんですか?私のこと覚えてます?

(名波)勿論。東京中央テレビの清水さん。3週間前ですよ、帰国したのは。

(琴音)伊垣さんもいるってことはまたSSBCに?

(伊垣)普通なら出世していくのに自分から希望出してな

(名波)今の仕事が好きなんです

(琴音)今、大変ですよね。ネットみましたよ。本当に小木星矢って人が犯人なんですか?別の被疑者もいるんでしょ。黒いキャップを被った男

(伊垣)なんで知ってるんだ?どこから漏れた?

(名波)またネット?

琴音はわざと伊垣と名波に話しかけてから、デスクの堀雄大に報告しました。

(琴音)デスク、被疑者は2人います。

堀はすぐに夕方のトップニュースにしようと思いますが、裏どりをしてからだと琴音に止められました。

(雄大)やっぱり。これはビッグニュースだぞ。清水、早速夕方のニュースで。

(琴音)ダメです。まだダメ。しっかりと裏を取ってからじゃないと出せません。

(雄大)でも他局に売られたら…お前なぁ

それ以前に、青柳達が先に会っていたカップルの大野と茜達に黒いキャップの男について聞いていました。

(琴音)警察が来たんですか?水天公園の事件の捜査で?

(大野)俺、写真撮っちゃった。これこいつ

(茜)やばいってしゅんくん

八重樫は、家族構成が妻と2人の娘と愛犬の情報に加え、双子の兄、雅夫(遠藤憲一)【一人二役】の情報も漏れていて、雅夫からクレームの電話が来ました。

(八重樫)なんで俺の経歴がこんな出ちゃってるんだよ。

(青柳)捜査一課長ですからそれは公表されていることです

(八重樫)ペットの名前まで出てるんだ

(青柳)それは分かりません。

(八重樫)雅彦まで乗っかってんじゃねぇかよ

(雅彦)おい、雅夫、無能な捜査一課長の兄貴かってうちの店にバンバンクレームが来たぞ

(八重樫)ごめんごめん、雅彦。暫くさ、電話線コード抜いておいて

(雅彦)電話線コード抜いたらファックス使えねぇべ

青柳は、古手川の情報で、茜の夫が黒いキャップの男性のことを拡散したと見抜きました。

(古手川)一課長これ

(八重樫)なんだよこれ。青柳なんだこれ

(青柳)あの子、やられた

ネット上では、「宇田川謙介」という名前が上がりました。

琴音が聞き込みした大野が黒キャップの男が宇田川だと拡散したのです。

(琴音)まだこいつが犯人かどうか分からないじゃないですか

(雄大)ほら見ろ、ネットに先越されたじゃないか。だから先出ちゃえって言ったんだよ

その頃、SSBCでもその情報を大野の情報を共有し、解析に四苦八苦していました。

(仁科)また祭り状態

(小山田)やばいよこれは

(葛原)みんな決めつけてかかってますね

(光本)公開指名手配みたいになってる

(城)でももしこれで特定されたらどうなるんですか

(木沢)充分あり得る

(八重樫)なわけないだろ、警察より先に。真に受けるなよ。もし、こいつが犯人じゃなかったら警察の面目丸潰れですよ

(名波)もう無視できませんよ一課長。そういう問題じゃないでしょ

(伊垣)この宇田川という人物に話を聞くしかない。

さらに、官房長官で名波の伯父、久世から電話がかかってきます。

(八重樫)もしもし、八重樫で御座います。

久世はこのままだと、自分と名波の個人情報まで漏洩し、八重樫の責任になりかねないと緩やかに圧力をかけてきました。

(久世)今、秘書官から報告を受けてネットを見てみたよ。捜査情報漏れているのか。君の個人情報も漏れてたぞ。このままではSSBC強行犯係の機密情報も詮索されかねない。名波凛太郎の伯父は元警察庁長官、現内閣官房長の久世俊介。そして、名波凛太郎は、国家公務員最医用試験に合格して警察庁に入庁したキャリア官僚。2年後には昇進して、恐らく警察庁の局長、つまり君の上司となる。これ以上、情報が洩れるなら君の責任になるぞ。早く事件を解決しろよ。

(八重樫)違います。憶測が飛び交ってます。ええ、重々、承知しております。…はう?!はうって言っちゃう。

走り出す青柳を伊垣と名波が追いかけます

(伊垣)待て

(名波)僕達も同行させてくださいお願いします。先に宇田川を検挙できなかったのは僕達に責任もあります。

現場へ向かうと、泉が来ました。

(泉)宇田川さん、お話聞きたいんですが。

(青柳)いい加減にしなさい。また逮捕されたいの?宇田川さん、この人達入れないからここ

(伊垣)はい、通して通して。不法侵入で入れないから下がって下がって。

宇田川を訪ねると、彼は石原とちょっとした口論になったが、殺していないと否認します。

(宇田川)訳が分かりませんよ。一体何が起こってるんですか?

(青柳)水天公園で石原さんとトラブルになったことがあるそうですね。

(宇田川謙介)あれは酔っ払ってて、口喧嘩程度で俺はそんなことやらないって

(伊垣)7月27日の夜、宇田川さん現場近くにいたんでしょ

宇田川は現場付近にはいたものの、アリバイがありました。

(宇田川)それは東千住に俺のバーがあって、大体いつも11時頃、閉めて歩いて帰るんです。あの公園の近く通ることもありますけど。

(名波)あの日、公園の中に入りましたか

(宇田川)入ってませんって!マジで俺が疑われてるんですか?

(伊垣)スマホを見せていただけませんか?

その後、外で待ち構えていた泉らマスコミを追い返します。

(泉)青柳さんどうでした

(青柳)宇田川さんは本件とは全く無関係と判断しました。

(伊垣)ただちにここから立ち去ってください。

(名波)ネットの情報に振り回されないで

泉らマスコミはつまらなそうに立ち去って行きました。

(泉)じゃあ容疑者は小木星矢だけってことか

伊垣、青柳、名波はそれぞれの推論を話しながら、真相に辿り着く証拠を考えます。

(青柳)ネットの情報に振り回されて。今度来たらただじゃおかないから。あいつの言うとおりね、もう小木しか残ってない。

(名波)本当にそうでしょうか

(伊垣)小木に絞るのが危険だ

(名波)小木でも宇田川でもない第三者がいるのかもしれません

(伊垣)それが分からない

(青柳)そんないい加減な。あなたの推理は外れね。小木が逃げた。

しかし、小木は何らかの理由で、家から飛び出しました。

小木を取り逃がした、沢村と牧村は、古手川と佐倉に謝罪します。

古手川は小木の母に聞きました。

(古手川)お母さんも気付かないうちに…いなくなったのはいつ頃ですか?

(小木の母)分かりません

(沢村)申し訳ありません

八重樫は小木が犯人だと決めつけます。

(八重樫)逃走したということは犯行を自白したも同然だ。石原さんを殺したのは小木星矢だ

(青柳)全捜索員を導入して捜します

(名波)僕達も防カメを捜しましょう

(伊垣)本当に小木が犯人なら逃亡したってことになる。でも犯人じゃなかったら。犯人じゃなかったら姿を消した理由があるはず。

(青柳)まだそんなこと言ってるの

(名波)自分を売った友達を許さない

(伊垣)それだ

伊垣、名波、青柳は、SNSで石原の件をグループチャットで話した小木が、仲間内に裏切られたとみて行動を起こしたと推理しました。

(木沢)防カメの位置を表示します

(光本)自宅から南に向かってます

(仁科)京成線の青砥駅に向かってる

(葛原)ちょっと待ってください。小木のメッセージグループのメンバーの住所分かりますか?友達の家に向かってる?

(木沢)前田悠真は立石です。ここ

(葛原)一課に報告

その頃、小木はグループチャットの一人の男性、前田の家に行きました。

(小木)とぼけるなよ。俺がネットで晒されていること知ってるだろ。お前がやったのか

(前田)なんだよ何切れてるんだろ、離せよ。普通やるだろ、誰だってやるだろ。お前だって面白がってやってたじゃん。死体見つけたって自慢してたじゃん。有名人になって良かったじゃん

(小木)ふざけんな

(佐倉)やめろ小木!

小木は前田と揉め、危害を加えようとしたところを青柳が止めました。

その後、取り調べをすると、小木は石原を殺していないと言い張ります。

(小木)殺してない。俺は殺してないんだって

伊垣、名波、青柳は3人で話し合います。

(青柳)小木が嘘をついているとは思えない。何よりも引っかかるのは

(伊垣)アイツには動機がない

(名波)過去に石原さんと揉めたとかホームレスに危害を加えたとかそういうの一切ないんですね

(青柳)あなたの言った通りかも。もしかして第三者の存在が。じゃあどうしたらいいのよ

(伊垣)俺達もネットの情報に振り回されているんだ。小木にせよ宇田川にせよ、全部ネットから始まった。もう大前提から考え直さなきゃいけないんじゃないのか

(青柳)大前提

ここで、名波が真相に辿り着くための仮説を立てました。

(名波)あるトラック運転手が一方通行の道を逆走してしまい、それを目の前の警察官に見られてしまいました。にも拘わらず、注意もされず止められることはありませんでした。何故でしょう。答え、運転手はトラックに乗っていなかった、つまり歩いていた。大前提を疑えです。犯人は小木でも宇田川でもない

(青柳)全く別の誰か

伊垣、青柳、名波はもう一度、事件現場に足を踏み入れます。

(名波)伊垣さんここ塗料が剥げている。

事件当日の高速道路の防犯カメラで解析してみると、トラックがコンクリート片を積んで走行しているのが映りました。

(木沢)午後10時50分です。

(名波)石原さんと今田さんが最後に言葉を交わした時間。もっと後ですね

(伊垣)もっと進めて。ストップ

(城)ダンプ?

(仁科)拡大して

(葛城)詰んでるのは

(光本)コンクリート?

(名波)このトランプからコンクリート片が落ちた

(伊垣)後続車のドライブレコーダーだ

(青柳)あなたが考えた通りかもしれない

伊垣と名波はもう一度、コンクリートを積んだトラックの映像を確認します。

木沢が映像を解析すると、現場にあったコンクリート片でした。

石原の友人、今田は犯人じゃありませんでした。

(青柳)コンクリート片

(木沢)現場にあったものと照らし合わせます。完全一致

(葛原)やっぱり

(伊垣)水天公園の真上でダンプから落ちたコンクリート片が、石原さんの頭を直撃したんだよ。つまりダンプから落ちたコンクリート片がガードレールに当たって、公園に向かって落ちる、そして、石原慎也さんの頭に当たった。小木星矢が石原さんを発見したのはその16分後。

(小山田)でもそれをどうやって証明するんですか?

(八重樫)こんなことってあるのかよ

(伊垣)公園西側のカメラだ、これには音声も記録されてた

(名波)午後、11時12分の音声です。雑音を消した上でボリュームを上げます。

名波が当時の音声解析を再生すると、石原が事故死した最期の声が記録されていました。

小木は石原を見つけてからすふに警察に通報しました。

(小木)うわああっ!お、おじさん、おじさん?もしもし、人が死んでます。何公園って?いや分かんない!

(葛原)それが真相

(八重樫)事件じゃなくて事故ってことか

(名波)石原さんは殺されたんじゃなかった。誰かに恨まれて殺される人ではなかった

その後、八重樫が記者会見をし、琴音ら記者達に説明します。

(八重樫)7月27日午後11時28分、足立区水天公園内にて、石原慎也さん60歳が遺体で発見され、捜査を進めておりましたが、その結果、現場近くの幹線道路を走行中の貨物車両の荷台から落下っしたコンクリート片が頭部に当たったことによる自己であることが判明いたしました。俺もびっくりだよ本当にねえ。現在、当該車両の運転手から積載方法や積載量が法令に適合していたかなどについて事情聴取を進めております。

(琴音)じゃあネットに名前が上がっていた人達は

(八重樫)だから今言おうとしてるんじゃん。本当に君はいつもせっかちなんだから。ネットに上がっていた人物は全部ね、間違い。で、俺なんかほら双子じゃん?俺の双子の兄貴の名前まで出されちゃってもう大変っだったんだから。あのさ、今後、根拠のないは前とかさ、そういうの出すのやめよう。ね?そういうの推進して。なんかいいじゃん、今日静かで。そういう感じで頼むよ今後もね。失礼しますよ。

今田は石原に献杯しました。

(今田)良かったな、しんちゃん。良くねぇか。良かったってことはねぇか、もっと生きたかったな。本当にしんちゃんはただ運が悪かっただけだ。でもさ、自分でも言ってただろ?死ぬときはぽっくり逝きたいって、その願いは叶ったぞ。ゆっくり、ゆっくり休んでくれ。なあ?しんちゃん。

すると、小木も事件を茶化したような態度を反省し、献花しに来ました。

(小木)おじさん、ごめん。ごめん

伊垣、名波、木沢、仁科、小山田、光本、葛原は、城からのお土産のサンマパイを食べて、次の事件までつかの間の休息を過ごすのでした。

(木沢)サンマパイ?

(小山田)ウナギじゃなくて?

(光本)穴子でもなくて?

(城)だからほらネットで見つけたんです。すごく美味しいって

(葛原)これどこかで見つけたんですか?

(仁科)気仙沼?

(木沢)うん、美味しい

(小山田)またネットに踊らされていると思いましたけど

(光本)これ大正解

伊垣は名波に、娘の美里と撮った写真をAIを見せてにやついていました。

(伊垣)見てくれよ名波。俺と写真を撮る時、いつも仏頂面なんだよ、美里はでもこれは幸せそうだ呂?

(名波)もしかして生成AI?伊垣さんやばいですね

名波は伊垣の娘の溺愛ぶりと、動画の自画自賛に苦笑いするのでした。

大追跡~警視庁SSBC強行犯係~Season2~3話「大炎上!暴走する正義」感想・みどころ

ホームレスの男性、石原が亡くなった事件。

遺体はコンクリート片で頭部を殴られたように見えましたが、思わぬ真相でしたね。

第一発見者の小木は、事件をネットで面白がっていて、当初は愉快犯かと思いました。

石原に対して失礼な行動をとっていたことを悔いて、石原の亡くなった場所に、今田と献花した際は安心しました。

今回は、ネットの拡散と誤情報から、誰かが傷つく事や、捜査をかく乱させる事態が発生したレアなエピソードでしたね。

フリージャーナリストの泉や、小木をネットで晒し者にした前田は、自分達が軽い気持ちでした過ちを、時間をかけて気付いてほしいなと思いました。

伊垣、青柳、名波らも苦戦する程、第三者の犯行を私も疑りましたが、切ないことに石原は事故死でした。

石原は不運な最期を迎えてしまいましたが、今田のような心優しい友人に気に掛けてもらい、安心して天に昇れたことでしょう。

亡くなる時に誰かたった一人でも覚えていてくれたら嬉しいですよね。

 

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