大追跡~SSBC警視庁強行犯係~Seaon2~4話「トクリュウ撲滅作戦」あらすじネタバレ
久世俊介官房長官(佐藤浩市)から「闇バイトを使った強盗事件やトクリュウ(匿名流動型犯罪グループの撲滅)を強く要望されたSSBC。
(久世)宜しくお願い致します。昨年の特殊詐欺の被害額は前年のほぼ倍1414憶円。また、闇バイトによる強盗事件もいまだに続いております。これらの多くが、匿名型流動犯罪グループ。いわゆるトクリュウによるものと考えられ、このトクリュウの撲滅が喫緊の課題であります。
メンバーの伊垣修二(大森南朋)、名波凛太郎(相葉雅紀)、葛原茂(光石研)、木沢理(伊藤淳史)、仁科瑠美(丸山礼)、光本さやか(足立梨花)、小山田勝也(高木雄也)城慎之介(野村康太)らは、独自の追跡を開始します。
八重樫雅夫捜査一課長(遠藤憲一)を始め、青柳遥(松下奈緒)、佐倉(本田大輔)ら捜査一課にもプレッシャーがのしかかっていました。
(八重樫)久世官房長官が何を仰っているか分かるか?プレッシャーをかけておられるんだ
(木沢)トクリュウを捕まえろとか
(伊垣)プレッシャー?
(青柳)先週港区の南青山時計店で起こった強盗事件。この3人の実行犯は逮捕しましたが、奪われた時計は数でに指示役の手に渡ったと思われます。
(八重樫)事件はまだ解決してないってことだ。
(葛原)そうですね
(八重樫)我々捜査一課は、全力を挙げて捜査にあたってる。だけどサポートが足りないんだよな?
(名波)僕達ですか?
(八重樫)いやいや、名波さんはいつだって全力投球じゃないですか。
八重樫は久世官房長官の甥で、ゆくゆくは自身の上司になる名波に今日も忖度します。
(青柳)実行犯が逮捕されたからってSSBCの役目が終わったとは思わないでいただきたいです。
(八重樫)トクリュウを根こそぎ撲滅しなければ我々、警察の存在意義は揺らぐ。官房長官はそうおっしゃっている。とにかくしっかりやれよ。頼むぞ
(光本)しっかりやれって
(仁科)私達はきっちり仕事してるのに
(葛原)まぁ一課長が焦る気持ちも分かりますけどね
(名波)被害額を考えると警察は何をやってんだって声が上がるのも当然ですよね
(伊垣)トクリュウが今の俺達にとっての最大の敵だな
そんななか、深夜の公園内を元暴力団員の辻村貞夫(工藤俊作)が友人の住崎(金田明夫)と共に歩いていました。
(辻村)明日も仕事かい?すみさん
(住崎大輔)うん、夜勤だ。8時からよ朝の5時まで。
(辻村)ああ、俺は朝からだ。この年になってコンクリ袋担ぐなんてきついよ。
(住崎)もっと楽な仕事はねぇなー
(辻村)家族がいないだけ気が楽だけどな。
(住崎)俺もだ、こうやってお前と酒飲んで愚痴言い合って。おい、しっかりしろ、辻村、辻村
すると、バイクに乗った2人組の男に辻村は鉄パイプで殴られ、死亡しました。
現場には兄弟分の住崎大輔(金田明夫)もいたはずでしたが、住崎は警察に通報することなく、その場から姿を消しました。
現場に駆け付けた、機動捜査隊の沢村と牧島は、後から現場に到着した伊垣と名波に状況を説明します。
(沢村)(ワタナベケイスケ)伊垣さん。
(牧村)お疲れ様です。名波さん
(伊垣)遺体の人着は?
(沢村)60代から70代の男性、グレーのシャツに、カーキ色のズボンです。
(牧島)免許所も携帯電話もないので身元は分かりません。
(名波)じゃあ強盗ですか?
(沢村)いや、財布はあるんですよね。所持金は1020円です。
(牧島)あそこに鉄パイプが。あれが凶器ではないかと
(名波)一課です。
(青柳)SSBCは防カメ映像を捜す。早く行って。
(伊垣)お前なんかもっと他に言い方ないのかよ!毎回毎回
(名波)伊垣さん、伊垣さん行きましょう。
その後は、青柳と捜査一課の古手川亮太と佐倉大が、沢村と牧島から状況を聞きました。
辻村は住崎が現場から立ち去った後、傍を通りがかった大学生の通報により、警察に繋がりました。
(佐倉)(本田大輔)通報したのは帰宅途中の大学生です。遺体を発見した時、周囲には誰もいなかったそうです。
(古手川)相当な出血ですね。傷は頭に1か所。
(牧島)青柳主任、これです
牧村が凶器の鉄パイプを持ってきました。
辻村の血がついた鉄パイプに佐倉は犯行のえげつなさを感じるのでした。
(佐倉)こいつで一撃…
防犯カメラ映像を解析した伊垣と名波は、事件当夜、現場から立ち去る住崎の姿を確認しました。
(伊垣)現場から100メートル離れた住宅の防カメ映像です。
(葛原)午後10時25分
(光本)通報の20分前ですね
(名波)このバイクの映像はもう1つ。この先に映像はありませんでした
(木沢)逃走を意識した走り方にも見えますね
(伊垣)でももう1人不審な人物が。通報の8分前の映像だ。この人物が現場から最寄りの駅に向かったそうだ
ふと、防カメ映像を見た葛原は、住崎に見覚えがありました。
(葛原)住崎。翔嶋会の若頭だった住崎大輔です。
(仁科)暴力団員?
(葛原)元暴力団員です。翔嶋会は4年前に解散してますから。
(名波)どうしてそんな人を?
(伊垣)葛原係長は、ここに配属される前、組織犯罪対策部にいたんだ。
(名波)組織犯罪対策部
(木沢)強面の組員を相手にしていたなんて今の係長から想像も出来ませんね
(葛原)もう20年も前のことです
(名波)20年前というと僕の伯父が組対部長だった頃
(葛原)はい、当時私は久世部長の部下でした。
(伊垣)じゃあその頃の住崎大輔を
(葛原)よーく知ってます。
かつて組織犯罪対策部に所属し、住崎とは20年以上の面識がある、葛原。
青柳と葛原は八重樫に報告します。
(葛原)6年前の住崎大輔と辻村貞夫です。
(八重樫)2人共翔嶋会の組員だったのかー
(青柳)これは組が解散する
(葛原)2年前の写真です。組対のデータにありました。
(八重樫)元ヤクザか。なるほどね。これ知ってるか?大村屋の月餅。でかいだろ?美味いぞ?食うか?
(青柳)現場に住崎がいた。住崎が辻村さんを殺害した可能性もあるということでしょうか?
青柳は住崎が、また犯罪に手を出したのかと疑念を抱きます。
(葛原)いやーそれは考えにくいです。今は足を洗って70近くになった住崎が今更殺しをやるとは思えません。ましてや辻村とは兄弟分の関係でしたから。
(青柳)じゃあどうして現場から立ち去ったのでしょうか
(葛原)うーん分かりません
(八重樫)これ美味い。誰か月餅余ってるぞ。食う奴いねぇか?お前らもこれ食え。
(青柳)とにかくやったのはバイクに乗った2人組の可能性が高くなった。
(八重樫)ひでぇことするよな。ヤクザなんてろくな死に方しねぇってことだな
(葛原)それはちょっと言い過ぎなんじゃ
そこへ、佐倉と古手川が報告に来ました。
(佐倉)一課長、あの鉄パイプは現場から200メートル程離れた建築現場から盗まれたものでした。
(古手川)その近くに居酒屋があるんですが、辻村さんのポケットにその店の割引券が入ってました。
一方で、捜査を進めるなかで、辻村が事件直前に居酒屋で、恋人の正樹といたところを誘拐されそうな女性、瞳を助け出したことがありました。
その件を居酒屋の塚田に訪ねた、青柳と佐倉。
(塚田)あー覚えてます、覚えてます。この店に来たんです
(青柳)それは昨日の夜?
(塚田)はい、トラブルがあったんです。あれはやばかったっす。こっちがビビりましたよ。
(塚田)おかわりいかがですか?
(辻村)(住崎)ウーロン杯で。
(山野井)俺らと遊ぼうぜ
庇った正樹は山野井らから突き飛ばされました。
(堺)正樹くんなんかほっといて行こう。ちょっと借りるぐらいいいよな
(瞳)いや!
(山野井)おい、バイクどうするんだよ。その辺に止めとけばいいんじゃない?
(住崎)やめとけ
(辻村)その辺にしとけ。酒がまずくなる。ガキが失せろ
そこで、辻村は住崎が関わるのをやめるように言うのも聞かず、瞳を助けたのでした。
伊垣達は、山野井と堺の行方を居酒屋での防犯カメラを元に追跡します。
(名波)居酒屋飲む甲斐の防カメ映像です。
(仁科)拡大鮮明化します
(木沢)2人共30代か
(光本)どちらも警察のデータにはない顔です
(名波)この程度のトラブルで相手を殺害したとすれば、相当凶悪ですねこいつら
(葛原)過去にも何かやらかしてるでしょうね
(光本)それなのにデータにないって
(伊垣)半グレか
(名波)半グレ
(伊垣)従来の暴力団は組長を頂点としたピラミッド組織だから警察はマークできているが犯罪のたびにアメーバのように離合集散を繰り返す半グレは、把握しきれていない。
(名波)だからデータにない
八重樫と青柳は、山野井と堺が半グレだと知り、八重樫は久世に評価されるべく、半グレの一斉摘発に躍起になりました。
(八重樫)半グレ?いいじゃんいいじゃんいいじゃん
(青柳)ではないかとSSBCは
(八重樫)久世官房長官が問題視されているトクリュウによる犯罪の大本は、大体が半グレの連中だ。
(青柳)仰る通りです。
(八重樫)青柳、良いか?半グレの摘発はトクリュウ撲滅に繋がるんだ。
(青柳)なんとしてでも被疑者を特定します
(八重樫)よし、頑張ろうぜ
そこへ、清水琴音(水嶋凜)や堀含む記者達にまたしても囲まれ、追求される青柳と八重樫。
(清水)夕べ遺体で見つかった男性の身元は分かったんですか?
(八重樫)ああ、元暴力団員な
(堀)暴力団員?
(八重樫)ある意味なんつったらいいのかな因果応報ってやつだろうな。
(琴音)え、それ問題発言では
(青柳)今の発言はオフレコで
(八重樫)別の意味でねー大事件なんだよ。
(琴音)別の意味ってどういうことですか?
(八重樫)犯人逮捕されるじゃな。そしたらもうね、芋づる式にね、トクリュウ
(アオヤギ)もうその辺で
(琴音)芋づる式ってなんですか
しかし、住崎は山野井と堺の件を誰かに公衆電話から電話していました。
(住崎)30半ばのガキだ。それから金のことなんだけどな、すまんな、宜しく頼む。
SSBCの防カメリレーによって、男達は半グレの山野井晃也(矢野聖也)と堺大輝(栄信)だと特定されます。
2人の周辺からは先日起きた高級時計店の盗難事件との接点も浮かび上がり、2人がトクリュウではないかと疑惑が募るのでした。
(名波)バイクの2人が居酒屋に来るまでの前足映像です。犯行前なので防カメを警戒してる感じはありません。
(伊垣)これを地図に落とし込むとこうなる。遡って追えたのはここまで
(葛原)ここから前が分からないわけですね
(名波)この映像には何も映ってなかった気がするんですが
(仁科)待って下さい。15番の映像。ボリューム上げます
(光本)お手柄!瑠美ちゃん!
(仁科)サンキュー
その後、山野井の自宅を突き止めた伊垣と名波は、コンシェルジュに身元を確認しました。
(伊垣)このマンションの住人だったのか
(名波)この人は誰か分かりますか?
(コンシェルジュ)山野井さんです。1216号室の
(伊垣)1216室。一課に連絡だ。ちょっと待当てよ。
(名波)待って伊垣さん、せっかく見つけたんですよ。山野井、今いるかも。1216は億ですね
(伊垣)名波、やみくもに突っ込んでもさとりあえず一課に連絡しとかないと。
名波は、まだ山野井がいる可能性を示唆し、調べると鉢合わせます。
(伊垣)1218だったな。
(名波)斎藤さん寝てるんじゃないですかね
(伊垣)今日は帰るか
山野井の気をそらしてから追いかける2人ですが、取り逃がしてしまいました。
そのことを葛原の報告で知った八重樫は、苛立ちます。
(八重樫)取り逃がした?
(葛原)申し訳ありません。詳しい事情はまだ。
(八重樫)また余計なことやったんだろ。SSBCの分際で!
(青柳)相手に気付かれたってことですか…すぐに令状を取って、山野井の周辺を調べます。
さらに、捜査一課が山野井の自宅を調べたところ、裕福な暮らしをしている山野井の部屋から、高級時計やアクセサリーが見つかりました。
(佐倉)なんだこの部屋
(古手川)家賃43万円だそうです。
(青柳)43万
(伊垣)事件の時バイクを運転していたのが山野井だったとすれば辻村さんを殴ったのはリアシートに乗っていた人物。
(名波)ということになりますね。にしてもこんな部屋に住んでるなんて
(佐倉)これも何10万かしますよ
(青柳)山野井は非合法な手段で収入を得ているとしか思えない
山野井は違法でこれらの宝石を集めていました。
その後、SSBCに戻った伊垣達の解析は続きます。
(仁科)山野井の部屋から押収したノートパソコンから南青山時計台の検索履歴が残っていました。
(八重樫)南青山時計店?
(青柳)あの強盗事件に関わってたって事?
(葛原)でもこれだけでは決定的な証拠とは
(八重樫)いやこいつがやったんだよ。半グレだぞ、トクリュウだぞ
(名波)まだ決めつけるのは早くありませんか?一課長
(八重樫)ちょっと早いかもしれないですねぇ
(伊垣)今優先すべきは辻村さん殺害事件です。
(八重樫)分かってんだよ。誰だと思ってんだよお前。
葛原は夕方、工事現場で働く住崎に声をかけ、そのまま夜、一緒にラーメンを食べながら聞き込みを開始しました。
(葛原)辻村さんが殺された現場にあんたいたんだろ?あんたと辻村さんは近くの居酒屋にいた。俺達は防カメリレーであんたの前足を追い、警備会社の寮に辿り着き、あんたが今日あの現場に出るって聞いたんだよ
(住崎)大したもんだよ。違いますよ。葛原さん。辻村は俺と別れた後にやられたんです。事件のことはニュースで知りましたから。
(葛原)やったのはバイクに乗った2人組だろ?相手に心当たりは?じゃあなんで現場から逃げたんだよ?仲間がやられたんだぞ。
(住崎)いや、俺知りませんって。もう勘弁してくださいよ。俺ももうヤクザじゃないんですから。大人しく暮らしてるんだから、俺巻き込まないでくださいよ。なんか刑事さんに奢ってもらって落ち着かないな
住崎は身の潔白を伝えました。
(葛原)今は堅気だろ?遠慮するな。生活苦しいのか
(住崎)元ヤクザまともな職に就けませんからね。足洗っても、携帯電話だって5年間は契約できないんですよ。
(葛原)真面目に暮らしていれば何とかなるぞ。住崎、つまんねぇこと考えるなよ。辻村の仇を撃とうなんて意味ねぇぞ
(住崎)やるわけないでしょ。そんなこと
ラーメンを食べて帰宅した住崎は、何者かからのメモが玄関に置いてあるのを見つけました。
翌日。
堺と山野井が辻村をバイクで襲って殺した状況を整理しながら、他のトクリュウメンバーを整理する伊垣達。
(名波)山野井のマンション周辺の過去1週間分の防カメ映像を確認したところ、2日前の夜、山野井は、中目黒の飲食店から出て来て自宅へ帰りました。5日前も同じ行動をとっています。
(伊垣)この時一緒にいた男達の中の一人が、辻村さん殺害時に山野井のバイクに乗ってた人物でした。この店の店員に聞いたところこの男は。
(青柳)勝手に調べたの?それは一課の仕事よ
(名波)済みません。店の前まで来ちゃったものですから
(伊垣)この男は堺と呼ばれていることが分かりました。
(光本)堺と山野井
(木沢)実行犯の名前が判明した?
(葛原)他の連中も2人の仲間ですか?
(伊垣)はい。右から、吉野、宮前、稲尾、嶋。店員は彼らが半グレ集団だと認識していた。店での会話の内容や金遣いの荒さからかなりのポジションにいる連中だと
(青柳)半グレの幹部
(葛原)さらに伊垣君達は重要な証言を得たそうです。
伊垣達はバーの店員の串田に話を聞いたところ以下の証言がありました。
(バーの店員、串田)あの人達、時計屋の強盗事件のこと話してたんすよ。あれはうまくいったって。
(青柳)でもまだ決定的な証拠が。
(八重樫)やっぱりこいつらだ。やっぱりそうか。こいつらが南青山時計店強盗の指示役だ。証拠なんか良いんだよ。半グレだぞ?闇バイトだぞ?トクリュウだぞ?青柳、こいつら全員とっ捕まえて自白させろ
(青柳)一課長、今は殺人事件のことを
(八重樫)そんなのは後でいいんだよ。官房長官の言葉を忘れたか・
目の前で起こる事件を無視する八重樫。
いつものように名波が、久世の甥であることを理由に彼の無鉄砲な行動を正します。
(名波)ああ、久世俊介。元警察庁長官で、現内閣官房長官の久世俊介は、僕の伯父です。そそいて僕は国家公務員総合職採用試験に合格して警視庁に入庁したキャリア官僚。2年後には昇進して恐らく警察庁で局長、つまりあなたの上司になる。本来の目的を忘れてはいけません。辻村さんを殺害した山野井と堺を検挙することが、結果的にトクリュウ撲への近道になるんではないでしょうか。
(八重樫)重々承知しています。はう、はうって言っちゃった。その通りだと思います。な?青柳。
(青柳)はい
(葛原)あの、2人の確保を急いだほうがいいです。住崎が動く前に。彼は自分の手で落とし前をつけるつもりです。
(青柳)落とし前?
(葛原)組は解散したとはいえ、住崎にとって辻村はまさに兄弟分。目の前で殺されて黙ってるはずがありません。
(名波)敵を撃つってことですか
(木下)山野井と堺を殺す?
(青柳)でも住崎は堅気に戻ってるんじゃ
(葛原)本当は残りの人生、慎ましく暮らすつもりだったんでしょうが、そうはいかなくなった。住崎には現役暴力団の知り合いが何人もいます。奴らの力を借りれば、2人を捜し出すのは難しい事ではない。
(光本)すぐに見つけ出しちゃう?
(伊垣)俺達と競争になるのか
(青柳)一刻も早く山野井と堺を見つけ出しましょう
(八重樫)分かりました
葛原は堅気として生きてきた住崎が親友の辻村のかたき討ちをしようとしていると推測しました。
俄然、捜査に前のめりになる八重樫ですが、彼らを追っているのは警察だけではありませんでした。
仲間を殺された住崎、別の思惑を持つ半グレ集団が動き始めたのです。
その頃、長谷川というヤクザが住崎に、山野井と堺の情報を教えていました。
また、住崎は金を渡して、彼らを殺すための拳銃を長谷川からもらいました。
住崎と長谷川は、共犯でした。
(長谷川)すっかり老けたな。住崎さん。もうそこらにいるじいさんの顔だ
(住崎)そんなことはいいよ
(長谷川)元ヤクザを殴り殺したって自慢した奴がいた。山野井晃也と堺大輝。サーペントっていう半グレのメンバーで、闇バイトを使った強盗や特殊詐欺にも手を出している。もうヤクザは絶滅危惧種で今は俺達の時代だってほざいてるらしい。なめられたもんだぜ
(長谷川)本当にやるのか?堅気だぞあんた
(住崎)くれ。
(長谷川)2発やればいい。金をけちるからだ
(住崎)お前、相手2人だぞ、だって。けちったんじゃねぇよ。それ以上、出せねぇからだよ。あいつら2人はどこにいるんだよ?それじゃ困るんだよ。
(長谷川)じゃあ文句言うな。知らねぇよ。鷹成組の合田に聞け。あいつの甥っ子が元半グレだ。早くしねぇと警察が先に捕まえちまうぞ。
翌日、防カメリレーで、青柳と葛原は、堺の家を特定し、八重樫に報告していました。
(葛原)防カメリレーで堺の自宅を特定しました。住所は目黒区北し文谷8丁目2の12クラウドオフコート301号です。
(八重樫)山野井もそこにいる可能性があるからな
(青柳)ただちに令状を取って踏み込みます
住崎とヤクザの合田は一緒にいて、山野井と堺と接触しようとしていました。
(住崎)おせぇな1時間も待ったんだぞ
(合田)忙しいんだよ。俺は
(住崎)山野井と堺どこにいるんだ
(合田)一昨日、警察に踏み込まれて山野井は逃げた。たぶん、堺のとこだろ
(住崎)それどこだ
(合田)サーペンの連中がSNSを使って山野井と堺を捜し回ってる。あいつらグループの金を持ち逃げしたんだよ
(住崎)SNSって?
(合田)インターネットだよ!とにかくな、早く見つけねぇとあいつら始末されるぞ。
(住崎)おいどうしたらいいんだよ、どうしたらいいんだよ
(合田)息がくせぇよ!分かった分かった。仕事が早い探偵を紹介してやるから。
青柳と古手川と佐倉は、管理人に鍵を借りて堺の自宅へ向かいました。
もぬけの殻で、堺の部屋が荒らされていることを八重樫に報告する青柳達。
(八重樫)荒らされてる?おい、それどういうことだよ
(青柳)2人の姿はありません。私も情報が把握できなくて。
(葛原)山野井と堺が指名手配されてます
伊垣達は彼らの足取りを追い、三浦海岸にいることが分かりました。
(青柳)これは?
(仁科)SNSに投稿されたものです。
(伊垣)投降したのは半グレの仲間だろ?
(名波)恐らく2人はグループの金を持ち逃げしたんです。
(木沢)警察から逃げるための資金にしたんでしょうね
(青柳)堺の部屋を荒らしたのは
(伊垣)この4人だ
(八重樫)2人は自分達のグループからも追われているってことか。先を越されてたまるか。警察の威信にかけて山野井と堺を見つけ出すんだ。
(伊垣)早くしないと2人はやられる
(名波)警察からも住崎からも。今朝、7時30分の映像です。運転してるのは堺、助手席に山野井。
(伊垣)この車は多摩川インターかっら高速に乗り、横浜方面に向かいました。
(木沢)スマホの電源は切られてます
(光本)どこに逃走するつもり
(仁科)横浜方面ってことは神奈川のどこかかその先の静岡?
(葛原)潜伏できる場所があるんじゃないでしょうか
(八重樫)知り合いがいるんじゃないか。
(青柳)山野井と堺の身辺を調べます
(葛原)山野井と堺の車は新保土ヶ谷インターから逗子方面に向かいました。
(八重樫)横須賀のどこかってことか
(青柳)三浦海岸じゃないでしょうか
(八重樫)三浦海岸?
(青柳)山野井は、中学2年までそこに住んでたんです
(八重樫)知り合いがいる可能性がありますね
山野井と堺は同級生で、山野井が中学の頃、三浦海岸に住んでいたからでした。
(木沢)山野井のスマホの電源が入りました!中継基地は?横須賀市林!(伊垣)山野井がかけた電話の相手は松丸稔。SNSに自分の経歴を投稿してる。山野井とは同い年で、小学校も中学校も同じだ
伊垣は、山野井と堺が同級生の松丸稔の家に潜伏している情報を青柳と連携しました。
(青柳)間違いない、2人はそこに向かってる
(伊垣)逃げ切れると思うなよ
(木沢)てこと山野井と堺に関してはやることないわけか
(葛原)一課が総出で、2人を捕まえに向かってますからね
(仁科)私達はお役御免?
(光本)SSBCはやれることはみんなやりました。お取り寄せでいただいた赤福があるんです。じゃあ、お菓子食べませんか?
(木沢)うわぁ!伊勢の赤福!
(仁科)大好き
名波は、やることがなければ半グレの幹部をSSBCで特定しないかと提案しました。
(名波)あの、やることがないんだったら他の半グレメンバー僕達で捕まえちゃいません?
(葛原)捕まえるってどうやって
(名波)あれです。ダイレクトメールを送るんです。2人を見つけたって。
先ずはSNSにDMを送っておびき寄せる作戦を提案する名波。
(木沢)見つけた?
(伊垣)餌を撒いて相手を引っ張り出すのか
(仁科)それが出来たらすごい
(光本)私達が半グレの幹部を
(木沢)一課に許可を取らなくてもいいんですか
(葛原)私達SSBCは警視庁の別班です。別班なんだかえあ、別班なりのカラーをどんどん出して行かないと
(伊垣)しかし、2人を見つけたとメッセージを送って、向こうから返事が返ってきたらそこからどうするんだ?
(名波)まぁ確かに情報の交換や懸賞金の受け渡しがあるとしても、そう簡単に自分達の居場所を教えないか
そこで、光本は位置情報を探知す自作のアプリ、シークレットスパイダーを使うことを提案しました。
(光本)あの実はアプリがあるんです。自分で作ったの。シークレットスパイダーって名前を付けたんだけど、メッセージのやり取りが出来て、相手の位置情報も分かるんです。
(仁科)さやかちゃんが
(伊垣)ちょっと待ってそれ違法捜査じゃ
(名波)位置情報が
(葛原)伊垣君、責任は私が取ります。
次に名波が山野井と堺の行方を聞き出すべく、相手をおびき寄せるためのDMのメッセージを読み上げます。
(名波)写真の人によく似た2人を見つけました。
(木沢)あ、返信きた
(葛原)連中はまだ2人を見つけてないってことですかね
(伊垣)作戦通り進めるぞ
(木沢)これ送って。
(伊垣)良くできてる
(葛原)AIは凄いですね。
(伊垣)じらしたほうがいいな
(木沢)報酬はいくらですか…10万
(伊垣)安売りしたらかえって怪しまれる。
報酬の金額を上げる15万から50万に上げました。
名波がDMの文章を作成して読み上げ、木沢が打ちます。
(名波)了解しました。でももしこれが犯罪に関わることであれば私は自分の身を守らなければなりません。今後の連絡は今から送るアプリでお願いします。
仁科が、シークレットスパイダーをDMに貼りました。
これで、位置情報を特定させるのです。
(名波)警戒してる
(伊垣)しかし向こうは持って来ざるを得ない
さっそく、シークレットスパイダーで位置情報をダウンロードすることに成功しました。
(光本)お願い、ダウンロードして
(仁科)これでメッセージが来れば
案の定、相手から返信が来ました。
(光本)位置情報出ました。
(葛原)どこですかこれは
(伊垣)西日暮里
そこで、青柳と佐倉(本田大輔)は、山野井と堺の同級生の松本稔の家を訪ねました。
(青柳)お友達の山野井さんと堺さんいますか?
(松本)あいつら東京でしょ。こんなとこに来るわけない
(佐倉)電話で話してましたよね?20分前に。
(青柳)中に入らせてもらってもいいですか?裏から逃げた。
案の定、2人は潜伏していて裏口から出ました。
(伊垣)山野井と堺は
(青柳)確保した
(伊垣)2人は時計をしてるか?シリアル番号を教えろ
伊垣は青柳に、山野井がしている時計のシリアルナンバーを調べさせ、強盗事件の犯人と一致させることに成功しました。
(青柳)ちょっと待って、時計外して。F1726A
解析すると、F61726Aであることが判明しました。
そこで、伊垣たちは久世に許可を取って、SITを出動させました。
八重樫は葛原に自分の許可なく、SITを出動させたことに憤慨します。
(八重樫)半グレを確保した?
(葛原)SITを主とどうさせました。
(八重樫)おい、ちょっと待てよ。SITを動かせるのは捜査一課長の俺だぞ。SSBCが何勝手なことやってんだよ。
(葛原)許可をいただきました。良いから
(八重樫)許可出せるのは俺だぞ。
しかし、葛原は久世に電話を繋ぎ、八重樫に電話させました。
(八重樫)久世?官房長官でいらっしゃいますか?
(久世)SITに出動要請したのは私だ。一課の捜査員と一緒に、君も三浦に向かっているものだとばかり思ってたんだよ。申し訳ない。
(八重樫)いや、とんでもないですよ。元警察庁長官でいらっしゃいますから。SITなんかもうどんどんバンバン使っちゃってくださいよー
(久世)SSBCからの依頼ではあったが捜査の指揮を執ったのは八重樫君、君だ。殺人事件の被疑者を確保して、半グレ集団を取り押さえたのは君の手柄だよ。これからもトクリュウの撲滅を頼むぞ。
(八重樫)そういうことなってたんですね。有難う御座います。とりあえず失礼します。官房長官に褒められちゃった。だけどさ、君から官房長官に直に依頼してるわけ?いくら元上司と部下とはいえさ、俺飛び越えてそういうことするのは良くない。
(葛原)良かったですー、あ、いえいえ、実は八重樫一課長のお名前を語ってそれで取り次いだんです。
(八重樫)そういうことね?俺の名前使ってるんだ。じゃあ通るよ。
(葛原)勿論です。通りますよね
その頃、住崎は銃刀法違反で逮捕され、葛原の取り調べを受けることになりました。
(葛原)住崎、なんで俺の言うこと聞けなかったんだよ
(住崎)葛原さん、ヤクザ辞めても俺ら幸せになれねぇだよ。つらい人生を送るだけなんだよ。久し振りに、体中の血がたぎるような生きる目的が出来た。自分の手で辻村の敵を撃ちたかった
(葛原)あんたには無理だよ。今のあんたには無理だよ。シャバに戻ったらさ今度こそ穏やかに生きろ。真面目に暮らしていればなんか見つかるさ。小さな幸せが。
八重樫は、清水琴音(水嶋凜)や高橋ら記者たちの前でいつものように会見を開きます。
(八重樫)8月5日午後3時32分、神奈川県三浦市において、辻村貞夫さん殺害の被疑者、堺大輝、33歳、山野井晃也、34歳を通常逮捕致しました。また、2人が所属するはぐれ集団、サーペントの幹部4人も西日暮里の拠点にて別件の容疑で検挙いたしました。サーペントは匿名流動型犯罪グループ、トクリュウに関与している疑いが強く、組織の実態解明に向けて取り調べを進めているところであります。
(清水)先日、久世官房長官がトクリュウ壊滅を勧めると記者会見で仰っていましたが、今回の事件解決は官房長官が掲げられた目標を一つ実現させたということでしょうか?
(八重樫)良いこと言うじゃん。たまには。まぁね一課がそこ時から見せればこうやってパパっと解決がついちゃうってことなんだよね。
(琴音)でも、半グレの幹部を検挙した際に一課の捜査員は全員三浦にいたという話ですが。誰が事件を解決したんですか?
(八重樫)ちょっと待って。今全員三浦にいたということなんだけどさ、あの、三浦にもいたっていいう感じだからそういうふうに思ってて。
(清水)でも別の関係者からはSSBCが現場にいたと…
半グレを逮捕したのは一課全員ではないと突っ込む、琴音。
別の関係者からは、SSBCが携わったと聞いたと食い下がらない琴音に言い訳をします。
(八重樫)今日は官房長官にお褒めの言葉をいただきまして。機嫌がいいのでね。皆さんにはいつもお世話になっているのでね。月餅をあげます。これ感謝のしるしです。ありがと
お菓子で記者達を誤魔化し、その場を乗り切るのでした。
青柳と伊垣は、またしても元夫婦ならではのケンカを始め、仲裁に入った名波に窘められているのでした。
(青柳)なんか頭に来る。あなた達にいいように使われた感じ
(名波)そんなことはありませんよ。青柳さん。まぁ確かにちょっと勝手なことはしちゃいましたけど。でも僕達の仕事はあくまで一家のサポートですから
(伊垣)ステージの上に立ってるのは捜査一課で、SSBCは裏方だ
(青柳)あーいやらしいあなたが言うと
(伊垣)どうしてそういうひねくれた言い方するかな
(名波)夫婦喧嘩はやめてください
(青柳)その目よその目。もうその言い方も腹立つ。なんでこの人と結婚したのかいまだにわからない
(伊垣)そんなこと言うなよ。美里が可哀そうだろ。口悪いんだよ。大体な、女の子はパパに似るんだよ。
(青柳)可哀そうって何よ
(名波)まぁまぁ
(伊垣)最近、俺に似てきたな
(青柳)似てないわよ
大追跡~警視庁SSBC~強行犯係~Season2~4話「トクリュウ撲滅作戦」感想・みどころ
今回は、2人の低所得者のシニア男性2人をきっかけに、匿名流動型犯罪グループの一斉摘発に成功した伊垣達SSBC。
光本が開発したシークレットスパイダーで、相手の位置情報を特定し、DMを通して、山野井と堺の逃走先を特定出来た場面はスカッとしました。
相変わらず、久世官房長官の甥、名波に忖度し、強引な決めつけや犯人検挙しようとする八重樫が度々、圧力に負けて弱気になるところはクスッと笑えます。
今回は、捜査指揮を執った八重樫の手柄にし、配慮した葛原のおかげで、いつもは威張ってSSBCを見下す八重樫も上機嫌でしたね。
遠藤憲一さんの愛嬌ある独特の笑顔が微笑ましかったです。
今回の被害者の辻村は、山野井と堺に彼氏の正樹を攻撃され、連れ去られそうになった瞳を助ける正義感が勇ましかったですね。
一緒にいた住崎は、辻村の復讐の為に、ヤクザの長谷川に頼んで山野井達を始末しようとしてて、愚かだなと思います。
人生、小さな幸せが訪れることが必ずある、葛原の人情と温かさのある言葉が身に沁みる4話でした。