大追跡~SSBC警視庁強行犯係~Seaon2~8話「記憶の中の殺人者」あらすじネタバレ
カフェにて、中学3年生の娘の美里に彼氏が出来たことを心配そうに話す、名波(相場雅紀)に話す、伊垣。
(名波)え、彼氏?
(伊垣)何考えてんだよ全く。受験生だぞ。
(名波)美里ちゃんが言ってきたんですか?彼氏が出来たって
(伊垣)ああ、昨日な、月1のデートだったのに嫌なこと聞いちゃったよ
(名波)いいじゃないですか。年頃の女の子は普通、お父さんにそういうふうに言いませんよ。
(伊垣)そういうことじゃないんだぞ。まだ15だぞ?
青柳と離婚している伊垣は、美里と月に1度、外に出かけることを親子の時間として大切にしていました。
そこへ青柳が割り込んで説明を補足しています。
(青柳)ただの友達よ。ボーイフレンド。おはようございます、名波さん。
(名波)おはようございます。青柳さんもここへいらっしゃるんですね
(青柳)今日は朝から熱いですからね。…前進んで。
名波ににこやかに挨拶した後、元夫の伊垣に冷たく列を進むように言う、青柳。
(伊垣)お前会ったことあるのかそいつに
(青柳)写真だけ。サッカー部の清水君。優等生なんだって。図書館で勉強教えてもらってるみたいよ、美里
(伊垣)気に入らないな
(名波)何がですか。
(伊垣)サッカー部で優秀ってモテるだろ。弄ばれてるかもしれないじゃないか!美里は
(青柳)やめてよそういう言い方。
堅物な気質な伊垣に反論する青柳と名波。
(名波)まだ中学生ですよ
(伊垣)いや、中学生でも油断できない
そこへ、光本さやか(足立梨花)も来ます。
(光本)お早うございまーす。あれ?3人一緒。最近、下ろしてたんですけど、やっぱり暑いんで結んじゃいました。
(名波)どっちも似合ってますよ、光本さん
(伊垣)ダメだ、名波、今のはセクハラ発言だぞ
(光本)大丈夫です。
(青柳)有難うって言ってくれたじゃない
(伊垣)いやいやあんなこと言いながらあとでセクハラだって訴えるんだよ。
(光本)そんなことないですよ
(青柳)あーあ面倒くさいこの人
(名波)じゃあ伊垣さんもお嬢さんに余計なこと言っちゃだめですよ
(青柳)そいつとw彼呂とかね
(光本)美里ちゃん彼氏できたんですか?どんな人なんですか?
(青柳)ボーイフレンドよ。前!
(伊垣)そんなこと言ったら会ってくれなくなる。もうこの話は良い。…分かってるよ、もう。
事件の通告があるまで、伊垣と名波はまだ美里の恋人の清水について話し続けていました。
(名波)なんで僕なんですか
(伊垣)だって俺が言うと角が立つだろ。
(名波)僕が言う方がおかしいですよ、彼氏はまだ早いなんて
(伊垣)いやだけど、俺が言えるわけないじゃん。
ふと、光本さやかの見た目が変わったことに気付いた木沢が、光本に絡んできました。
(木沢)今までのほうが良かった。髪結ばないほうがいいって
(光本)は?
(仁科)木沢さん余計なことは言わない
(木沢)下ろしたほうが光本には似合うって言ってるんだよ。僕は
光本に好意がある木沢の気持ちはなかなか光本や周囲には伝わりません。
(光本)係長、セクハラです。
(城)係長は夏休みです
世田谷区上北沢のマンションで、会社員、江本史織(西野実見)が殺害される事件が発生しました。
機動捜査隊の沢村伸吾(ワタナベケイスケ)と、牧島鈴花(平川結月)が青柳達より先に現場に到着していました。
(沢村)江本史織さん、26歳、会社員。この部屋の住人です。
(牧島)遺体を発見したのは江本さんと同棲している後藤正樹さん、28歳。海外出張から帰って部屋に入ったところ、亡くなっている江本さんを見つけたと…。
(青柳)死亡推定時刻は?
(沢村)鑑識の見立てでは8時間から10時間
(捜査一課刑事 青柳の同僚 佐倉大)(本田大輔)ということは昨夜の10時から12時か。
(牧島)ベランダの手すりに何者かが乗り越えたと思われる跡が残ってます。
(青柳)3階まで登って来たの?
(古手川亮太)(松本慎司)ここを伝ってきたんでしょうか
(佐倉)やれないことはないな
(江本史織の恋人)史織?史織
史織の恋人、後藤正樹が、第一発見者になりました。
青柳は史織の恋人に状況を訪ねました。
(史織の恋人 後藤正樹)(井上雄太)史織は冷房が苦手で、時々、網戸にすることが。3階だから大丈夫って
(青柳)最近、誰かにつけ回されていたこということはありませんか?
(詩織の恋人 後藤)ないです
(佐倉)誰かとトラブっていたとか?
(後藤)ないです
後藤は恋人を亡くした悲しみで涙声になりました。
(古手川)青柳主任、部屋の真下の植え込みの中にありました。
古手川が犯人のスマートフォンを発見して、青柳に渡しました。
その頃、伊垣と名波は近隣住民のシニアの女性、小林道江(三谷悦代)の家を訪ねました。
(小林)やだわーこんな物騒なことこの辺じゃ今までなかったのに。
防犯カメラ映像を道江の家で確認した2人。
(名波)すいません
(伊垣)こいつだ
SSBC強行犯係の伊垣修二(大森南朋)、名波凛太郎(相葉雅紀)、光本さやか(足立梨花)、木沢理(伊藤淳史)、仁科瑠美(丸山礼)、葛原茂(光石研)、城慎之介(野村康太)、小山田勝也(高木雄也)は、史織の事件の件で着手します。
(城)防カメはエントランス、エレベーター、廊下だけ
(小山田)ベランダ側にはないのか
(伊垣)この男が走ってた先に上北沢駅がある。
(名波)駅の防カメにこの人物が
(仁科)歩容認証の結果ですが、2人は同一人物であることが分かりました
(光本)エコバックの中にマスクとパーカーを入れてた。
(城)わざわざ切符を買ってるのはスマホやカードで足がつかないようにするためですね。
(伊垣)事故の男は390円の切符を購入して新宿方面行きの電車に乗った。
(小山田)でもその行き先は新宿で降りたか手前で降りたか
(木沢)どこかで乗り替えれば千葉まで行っちゃうよ
(名波)全ての駅の防カメをチェックするしかありませんね
(伊垣)現場で採取されたスマホの解析も頼む
(光本)データ通信SIMカードですね。
(伊垣)持ち主は辿れないか
(名波)でもスマホに指紋が残ってないってことは犯人のものである可能性が高いです。
(光本)5つの動画があります、再生します。
(城)誰
(仁科)隠し撮りっぽいですね
男の動画には特定の女性の足取りを追った不謹慎な動画がありました。
光本がその映像を再生し、皆で被害者がどのくらいいるか、次の犯行の有無を確認します。
(小山田)若いな。
(木沢)高校生?
(城)あ!
光本は犯人がターゲットにしている女性の行動を動画に収めているのを解析しました。
(名波)江本史織さん。
(伊垣)もしかしてこれは犯人がターゲットにしてる女性達か
(木沢)伊垣さんの言う通りかもしれませんね。
(仁科)どうしたの?
(木沢)最後の映像は…光本さん!
(光本)え?
なんと、犯人が複数の女性のなかで、最後に狙っているターゲットに光本に絞っていました。
(八重樫)この5人がターゲットってことか
(名波)その可能性が高いですね。犯人は江本史織さんを襲ったわけですから
(光本)スマホには動画の他には何も入ってませんでした。
(青柳)光本さんと江本さん以外の女性は誰なの?
(伊垣)分からない
(木沢)今、ネットに上げられたすべての画像を検索してるんですが。
(仁科)顔認証にかけてもヒットする人物は見つかりませんでした。
(八重樫)このままだとこの中の誰かがまた狙われるかもしれないんだぞ身元が分からなきゃ保護しようがないじゃねぇかよ。
(青柳)でもなんで光本さんが
(名波)犯人にターゲットにされる理由がある
(伊垣)他の4人と共通する何か
(八重樫)光本、この4人の中に見覚えないのか?
(光本)真ん中の人はどこかで見たことがある。
(木沢)どこで会ってたんだ
連続殺人事件へと発展したことで捜査一課の青柳遥(松下奈緒)、佐倉(本田大輔)、古手川(松本慎司)捜査一課長、八重樫雅夫(遠藤憲一)も捜査に着手します。
間もなく、第2の事件が発生し、伊垣、名波、城、小山田と青柳らは現場に到着しました。
遺体は動画に映っていた鈴木瞳(大寺亜矢子)という女性でした。
(沢村)皆さんご一緒なんですね。
(佐倉)どうしてこんなところへ
(沢村)女性は遊歩道をウォーキング中だったと思われます。
(牧島)そこで襲われ、ここに引きずり込まれたんじゃないかと。スマホケースに免許所が
(青柳)見せて。
(城)あの動画の中にいた人じゃありませんか
(名波)鈴木瞳さん
(小山田)同一犯の仕業だ。
青柳は怪しいマスク姿の男性の犯人の映像を八重樫に送信して、説明しました。
(八重樫)なんだこれは
(青柳)SSBCが見つけた防カメ映像です。死亡推定時刻から鈴木瞳さんは江本史織さんの前に殺害されていたと考えられます。
(青柳)鈴木瞳さんは江本史織さんの前に殺害されていたと思われます
(八重樫)一晩に2人かよ。このままじゃ大変なことになるぞ
八重樫はただでさえ忙しいなか、警視庁記者クラブの清水琴音(水嶋凜)らに追いかけられました。
(清水)どうして逃げるんですか?一課長
(八重樫)逃げてるわけじゃないよ、なんだよどんどん増えてるじゃないかよ
(琴音)2人の他殺体が見つかったそうですね。被害者の名前を公表しないのは何故ですか?同一犯による犯行
(琴音の先輩記者、堀)連続殺人?!
(八重樫)君達はさ、どうして面白おかしいストーリーを作ろうとするの!殺人なんてちょいちょい起きてるんだから珍しくもなんともないじゃないよ
(琴音)殺人なんて?問題発言ですよ!一課長
(八重樫)あーもううるさい。
八重樫はまたしても、琴音たちから逃げていきました。
SSBCでは動画の女性達のプロフィールを仁科が説明。
(仁科)江本史織さん、26歳、石川県出身、世田谷区上北沢在住。アパレル会社広報担当。鈴木瞳さん、42歳、愛知県出身、墨田区吾妻野在住。主婦。光本さやか、32歳、宮城県出身、中央区月島在住、警察官。
(木沢)年齢も出身地も職業もバラバラ
(小山田)残る2人も1人は恐らく10代
(伊垣)もう一人は20代後半から30代
(城)共通点がまるでない。
(八重樫)光本、まだ思い出さないのか?この彼女は見たことあるだろ?お前が思い出さないとまた殺人が起きるかもしれないんだぞ。どこで会ったか思い出せ。お前はともかく他の彼女たちが殺されたら、警察の信用がた落ちだぞ。
(木沢)お前はともかくってなんですか
(八重樫)すまん、言い過ぎた。光本なんとか思い出せ、思い出せ!思い出せって
(名波)一課長
(八重樫)うるさい…あ、済みません
(名波)コグニティブインタビューってご存じですか?認知面接。僕がアメリカ留学で学んだことの一つで、犯罪の目撃者などからストレスを与えずに記憶を引き出す方法です。僕に任せていただいても宜しいでしょうか?
さやかは一人に見覚えがあるものの、どこで会ったのかどうして思い出せません。
さやかに名波凛太郎(相場雅紀)は、相手に精神的負担をかけずに、情報を聞き出すコグニティブインタビュー法を試すことにしました。
(名波)そう、リラックスして。光本さんはどこかで彼女に会ったかもしれない。どこでしょう?漠然としたイメージでいいです。その時彼女はあなたのこと見てましたか?他の誰かと話していた?彼女は笑ってた?怒ってた?座ってた?立ってた?
(光本)そんなに昔じゃないような…たぶんそんな気が…笑ってた。座ってたような。
(名波)場所のイメージは?カフェ?レストラン
(光本)どれでもないと思います
(青柳)どれでもない
(名波)彼女の服装は?色でもデザインでも
(光本)白。でもどんな服を着ていたかは全然
(名波)じゃあその時の匂いは覚えてますか?
(光本)甘くてツンとくるような
(木沢)甘くてツンとくる?
(仁科)なに?
(名波)この辺でやめときましょう。これ以上は光本さんにかえってストレスがかかってかえって逆効果です。自然に思い出すのを待ちましょう。
(伊垣)最後にもう1つだけ。この場所にいつ訪れたか思い出してくれ。この場所に犯人がいたということだ。
(光本)この服を着るのは仕事が休みの時なので、渋谷で友達とランチを食べた日だと思います。7月26日。
(名波)1か月前
曖昧な記憶の中から事件に繋がる手掛かりを探っています。
城、伊垣、名波は店の防犯カメラを解析します。
(伊垣)ここだ
(城)防カメありますね
(小山田)7月26日、午前11時半頃の映像。
(名波)残ってることを祈って探しましょう
SSBCでは光本の身の安全の対策を仁科が練っていました。
(仁科)さやかちゃんを守ってあげなきゃ。小山田くんか城君についてもらって、伊垣さんでもいい。名波さんは元証券マンだから頼りにならない
(光本)でももうみんな防カメ映像捜し回ってるし
(木沢)僕がつく。僕が光本のボディーガードに
(仁科)木沢さんも頼りないって。弓道が何の役に立つのよ。柔道だって最軽量じゃん!
すると、木沢が柔道と弓道の資格を持ち、ボディガードを買って出ます。
(木沢)これでも柔道初段、弓道2級。大丈夫!僕に任せろ、光本
(光本)えー
その夜、木沢は光本と雑談をしながら歩いていると、怪しい男が近づいてきました。
(木沢)月島なのにもんじゃ焼きの店がない
(光本)もんじゃストリートはあっち
(木沢)ストップ!
男が通り過ぎていき、光本の家に到着しました。
(光本)ここです。有難う御座いました。
(木沢)部屋の中もチェックさせて。江本史織さんは自宅で殺されたんだぞ。ダメだ!今日のところは大丈夫。いいか、光本、窓は絶対開けるなよ。誰が来てもドアは開けない。じゃあ明日の朝、迎えに来るから。敵が襲ってくるのは夜とは限らない、油断するなよ。じゃ、おやすみ。…すぐ鍵閉める!
(光本)あんまり見ないでください。ああちょっとそっちはダメ。もういいでしょーやめてよー…はい
木沢は念入りに部屋の中に入り、不審者がいないか確認しました。
光本がその夜、寝ているなかで怪しいマスクの男の夢を見ました。
(光本)きゃー!もうイヤ
翌朝、光本は無事、出勤し、伊垣達と共に、不気味なマスクの男の動向を探索します。
(名波)7月26日午前11時27分の映像です。場所は渋谷区北代々木のオフィスビル。この映像のカメラ側にあるビルです。見て下さい。
(木沢)こいつが光本を
(仁科)歩容認証でも、ホラーマスクの男、エコバックの男と一致しました。
(伊垣)この男を防カメリレーで追ったところ、渋谷から地下鉄に乗って九段下で乗り替え、森下駅で降りました。
(小山田)江本史織さん殺害後、犯人が使った上北沢駅笹塚経由で行ける駅です。
(城)光本さんを撮影した後の午前11時50分、森下駅から200メートル以上離れた防カメににこの映像が
(伊垣)この顔に心当たりは、光本
(八重樫)光本、思い出せ
(青柳)きっとどこかで会ってるはずよ
(八重樫)なんで思い出せないんだよ
(名波)一課長
(八重樫)ですよね
(青柳)この後、この男はどこへ
(伊垣)ここから先の防カメ映像は見つからない
(木沢)でも犯人は森下に住んでる可能性があるってことか
(八重樫)全捜査員で防カメローラー作戦
その日の夜、高校生の上田由美に、マスクの男に殴られ、馬乗りになって襲い掛かって来ました。
偶然通りかかった島本太一(諸喜田智也)という男性が助けてくれました。
(由美)やだ…助けて
(島本)何やってんだ。警察呼ぶぞ。おい、待て。大丈夫?
青柳が由美に聴取します。
(青柳)千川女子高等学校2年生。犯人に心当たりはありませんか?上田由美さん。なんでもいいんです。何か感じたことはなかった?匂いでも何でもいいの。この人、見覚えありませんか?この人は?
青柳は由美に、鈴木など女性の写真を見せました。
(名波)光本さんは彼女は?
(光本)記憶にありません。
しかし、由美は恐怖から泣き出してしまい、証言は得られませんでした。
(青柳)上田由美さんが抵抗した際、犯人を傷つけたと考えられ、爪の間から犯人のものと思われる皮膚片が検出されました。ですが、DNA鑑定の結果、警察のデータにはないものでした。
(八重樫)防カメ映像どうなってんだよ
(城)これだけです
(小山田)現場周辺の駅の防カメには映っていません。
犯人は森下駅を利用していません。
(伊垣)森下駅の防カメ映像も確認しましたが、上田由美さんが襲われた後、同じ男が電車を降りた映像は映ってません。
(青柳)犯人の自宅は森下駅周辺じゃないって事?
(名波)その可能性があります。
(八重樫)何のための防カメローラー作戦だよ
(名波)申し訳ありません
(八重樫)名波さんが謝らなくていいんですよ。
(青柳)上田由美さんまで襲われたってことは
(名波)やはり犯人は5人全員を狙っています。
(仁科)次はこの人か
(木沢)光本か
その夜、光本は木沢に付き添われ、夕食を食べました。
(光本)私さえ思い出せれば犯人が分かるかもしれないのに。私、刑事なのに情けない。今日、朝から何も食べてない。お腹空いた。
(木沢)だから君が責任を感じることはないって。なあに?腹減ってるの?ダメだよ
木沢は光本に片思いをしていて、光本にあれこれ口出ししました。
(木沢)めっちゃ美味しいけどさ、こんなんでお腹いっぱいになるの?
(光本)いやだから意外となるんですって。これはこうやって押し付けて、で、くっついたのを食べる。
(木沢)光本、もっと緊張感持てよ。もんじゃ焼きの食べ方なんてどうでもいいから。あと、なんでスカートなんだ。何が起こるか分からないのにスカートは何だよ。ズボンじゃないとだめだろ。光本、髪は結ばないほうがいいって言っただろ。
(光本)あーもううるさい。木沢さんに守ってもらわなくても大丈夫です。私だって剣道2段なんですよ。…あーうるさい、絶対老人ホームで孤立するタイプ。
(木沢)うるさいってなんだよ。僕は君のことを心配して。これは先輩のアドバイスで。光本、襲われたらどうするんだよ。君を一人にさせられるわけないだろ。窓は絶対開けるなよ。…鍵は?
(光本)ドアも開けません、誰が来ても。すぐ閉める!おやすみなさい
そんな光本と木沢の後ろをマスク姿の男は既に背後から尾行していました。
男は木沢が光本のマンションの前にいるので、諦めました。
光本はドライヤーで木沢から髪を結べと言う言葉や名波の捜査から、美容室だと分かりました。
やがて、青柳が美容室に行くと、神室貴弥という美容師が、上田由美(石田莉子)、光本、山本優子(高嶋香帆)江本史織(西野実見)の髪を同時期にカットしていたことが分かりました。
(美容師)ああ皆さんうちのお客さんですよ。江本史織さん、鈴木瞳さん、上田由美さん、江本史織さん、光本さやかさん。
(青柳)5人は担当する美容師さんが同じとかですか
(美容師)いや、江本さんは田口君だし。
(佐倉)なんか共通点はないでしょうか?
(青柳)このお店のお客さんということ以外に5人に共通することです。
(美容師)あ、もしかしたら…
その後、青柳はSSBCに戻って伊垣達に美容師から聞いた情報を報告しました。
(青柳)5人が来店したのはほぼ同時期。その時、最初に担当したのが全員、神室貴弥という美容師だった。
(光本)何も言えなくて、でも正直違うと思ったし、苦手なタイプの人だったんで2回目からは別の美容師さんに。
(青柳)他の4人も同じ。最初は神室貴弥が担当してたけど2回目からは別の人を指名してる。希望したヘアスタイルとイメージが違ってたから。店長によると神室貴弥はそういうことがよくあったそうよ。
(仁科)お客さんの要望を無視して自分のセンスを押し付けてるってことですか?
(青柳)仲にはそれを気にいる人もいたけど店にクレームをつけてくるお客さんも多かったって。結局そのこと咎めた店長に反発して神室貴弥は1か月で店を辞めたそうよ。
(小山田)なかなかだな
(城)理由も同じ
光本は神室が長さを揃えるだけと注文したのにもかかわらず、彼の自己流にカットされてしまったことを思い出しました。
(神室)大丈夫、僕のセンスを信じて。最高、ね?言ったとおりでしょ
青柳は神室貴弥の人間性を皆に説明しました。
(青柳)噂ではその後に入った店でもトラブルを起こしたらしくて、今はどこにいるか分からないそうよ
(伊垣)問題のある人物だったということか
(名波)そんなことくらいで客を殺そうとするなんてそんなことあるのかな
すると木沢が心理学の観点から、神室貴弥の心理面の歪さを分析しました。
(木沢)たかが髪型、たかが指名拒否と思うかもしれませんが、これは自己愛憤怒。ナルシスティックレイジの一種かもしれません。自分の完璧な作品や世界を傷つけられると攻撃的になる。心理が概念。
(仁科)つまり、神室貴弥が女性達を恨む理由は充分にある
(伊垣)しかし、客とトラブったことが何回もあるならなんでこの5人なんだ
(城)どうして光本さんなんですか
さらに青柳、古手川、佐倉の調べでは、神室が今の住所の家は家賃などが払えず退去していることが判明しました。
(佐倉)一課長。美容室に残っていた履歴書の住所に神室はもう住んでいませんでした。2週間前に出てったそうです
(古手川)区役所に転出届が提出されていないので引っ越し先は分かりません。
(八重樫)店を転々とした挙句、とうとう勤め先が見つからなくなって、家賃が払えなかったってことか
(青柳)追い詰められて怒りの感情が頂点に達して犯行に走ったのかも。
(八重樫)しかしどうやって神室の居場所を突き止める?どうするよ青柳。
その後、高校生の上田由美と、成人女性、山本優子の自宅には24時間体制で警備員が付きました。
(伊垣)上田由美さんの自宅には24時間態勢で警備がついた。
(名波)山本優子さんの自宅にもすでに警備がついてます。
(小山田)後は神室を見つけるだけ
(城)光本さんの警備も当然、強化されるんですよね
(仁科)そりゃそうでしょ。木沢さんだけじゃね頼りないもん
(木沢)そんなことない
(伊垣)他の2人に手が出せないとなれば光本が狙われる可能性が高まる。
(名波)木沢さん一人じゃ対応出来ませんよね。
光本は犯人をおびき寄せ、最速に逮捕するため、自らがおとりになることを皆に伝えました。
(光本)いえ、木沢さんだけで構いません。一課の屈強なボディーガードより、木沢さんのほうがいい。いや、やっぱり、木沢さんもいらない。犯人は美容室の顧客リストから私の住所も分かってるはずです。駅から自宅までの帰宅ルートも下見してるかもしれません。
(伊垣)自分がおとりになるつもりか
(木沢)それはダメだって。
(仁科)さやかちゃんなに言ってるの
(名波)ということは逆に神室を待ち伏せするチャンスがある。僕達だけで用意しきれませんよ。
(伊垣)リアルタイムで映像を送れる防カメを20台設置する。いや、5台だ。当然、一課の力も必要だ
そこで、伊垣は、引っ越し業者のふりをして、捜査一課の防犯カメラ映像も含め、大量の防犯カメラを設置し、光本と犯人の動きを探ることにしました。
(伊垣)大丈夫だ、光本、神室の姿は見えない
(名波)26番怪しい人物。
(城)100メートル先です。光本さん
(城)違いますね
(伊垣)神室じゃなかった
(名波)40番不審者なし
(伊垣)41番も違った。
(光本)また空振りかもしれません
(伊垣)まだ油断するな
(名波)伊垣さん、48番。
すると、犯人が光本の家に既に侵入しました。
(伊垣)光本、誰かがお前の部屋に侵入しようとしてる。光本!
光本はエレベーターに乗っていて、伊垣の声が聞こえません。
やがて、部屋に着きそうになった光本の代わりに、青柳とクローゼットに隠れていた佐倉と古手側が逮捕しました。
(木沢)良かったー
青柳が神室を取り調べます
(青柳)何故彼女達を狙ったの。理由を言いなさい。
(神室)わかってないからだよ
(青柳)分かってない?
(神室)あの5人は僕が切ったなかで最高の出来だったんだ。誰が見たって分かる。最高の作品だよ。それが気に入らない?他のスタイリストに替えてくれ?自分が何言ってるか分かってんのか?あんな馬鹿で愚かな女達は死んで当然なんだよ!
刑事としても、娘の美郷を育てる母としても、青柳は激しい怒りを抱えました。
(青柳)だから殺した?
(神室)ねぇ刑事さん、この髪、僕に切らせてよ。僕が最高のスタイリストだって
青柳はその手を払いのけました。
やがて、八重樫が警視庁記者クラブの琴音や堀の前で神室の逮捕を発表しました。
(八重樫)昨夜、職業美容師の被疑者、神室貴弥を住居侵入の疑いで逮捕致しました。同被疑者については9月7日に発生した江本史織さん、鈴木瞳さん殺害事件、ならびに、同9日に発生した女子高生殺害未遂事件への関与についても、現在、捜査を進めております。
(琴音)(水嶋凜)神室容疑者は犯行を認めてるんですか?
(八重樫)認めてるよ。で、加えて被疑者の爪から採取された皮膚片のDNAが被疑者、神室の物と一致しました。
(堀)犯行の動機は?
(八重樫)この動機ね、ほら被疑者が美容師じゃん?で、自分で切った神これをなんか否定されたからなんだって。ちょっとね名前があるんだよ。あれメモどっかいっちゃった。ナムスティックなんとかって言って。ちょっと待って思い出すから。ちょっと待って、ちょっと待って、今日、俺調子、悪いわ。
またしても八重樫は琴音たち「警視庁記者クラブ」から逃げました。
光本は捜査を通して助けてくれたお礼に、ずんだ餅を伊垣達に配りました。
(城)おおーずんだ餅
(仁科)私、これ大好き
(光本)宮城の実家の母のら送ってもらいました。今回皆さんにはご迷惑をおかけしたので
(名波)迷惑なんて
(木沢)迷惑かけたのは僕だよ、結局、何の役にも立たなかった
(名波)そんなことありませんって。
(小山田)城
(城)美味しい
(光本)木沢さんには感謝します。私が髪おろそうが結ぼうがほっといて。ほっといて。
(木沢)はい
(名波)伊垣さん、これ美里ちゃんに持って帰ったらどうですか?
(伊垣)ああ、あいつこういうの好きそうだな
(名波)サッカー部の優秀な彼氏と食べなさいって。
(伊垣)はぁ?!
からかう名波に、伊垣は少しムッとするのでした。
大追跡~警視庁SSBC強行犯~Season2~8話「記憶の中の殺人者」感想・みどころ
次々とヘアサロンを訪れた客を身勝手かつ、歪な理由で殺そうとした、元美容師の神室の行動が惨たらしくて記憶の凝りそうです。
今回の事件でなんと、光本も他の被害者女性達と同じようにターゲットにされていたなんて衝撃ですよ。
光本に片思いした心を隠す木沢が、純粋な思いで光本のボディーガードをした正義が微笑ましかったです。
髪の毛をまとめているよりも下ろしたほうが似合うなんて言葉選びが甘酸っぱくて可愛かったです。
木沢は長男気質なところがあり、世話焼きで口うるさいけれど、くまなく部屋の中をチェックして光本を守ろうとする優しさを感じました。
名波の学んだ、犯罪被害者に精神的な負担をかけない、コグニティブインタビュー法や、木沢が言う、ナルシスティックレイジも勉強になりました。
2人の犠牲者が出てしまったことは無念でした。
光本や残りの被害者2人には事件のトラウマから元の日常に戻れますように。