大追跡~SSBC警視庁強行犯係最終回「ティッシュ一枚の真実」あらすじネタバレ
元裁判官、そして元検事、木場良雄が相次いで殺害される事件が発生します。
(宇喜多)検事を殺す、捜査一課長を殺す!
宇喜多も殺された2人と同じく、警視庁に執念深い怨恨を持っています。
(木沢)この事件財布も何も奪われてないんだよな
(さやか)強盗じゃなくて殺害が目的だった
(名波)私も聞いたことなかった
(城)裁判官だったってことが関係してるんじゃないでしょうか。
(小山田)ありそうだけどなぁ
(仁科)私は絶対あると思う
(葛原)でも元裁判官が殺されるなんて聞いたこともありませんよ
(名波)知ってるんですか?伊垣さん
ふと、伊垣は捜査一課時代に、木場は事件の裁判を担当していたことを思い返しました。
(伊垣)木場さんか。俺が捜査一課にいた時の事件で、裁判を担当した人だ。大したことないよ
伊垣は事実を言いたくなくて、言葉を濁しました。
(菜々美)どんな事件で?
機動捜査隊の牧島鈴花(平川結月)と、沢村伸吾(ワタナベケイスケ)が先に現場に到着していました。
遺体を確認して、ぎょっとする2人。
(沢村)うわ!ひでぇな!
(牧島)自分、ここまで酷いのは初めてです。鑑識は死因は脳挫傷
(城)ここまでやるって誰が
(小山田)この人の身元は?
やがて、伊垣の元妻で捜査一課の青柳遥(松下奈緒)も到着しました。
(青柳)SSBCはさっさと防カメ映像見て来て
(伊垣)分かってるよ
(沢村)50メートル先に被害者のものと思われる鞄が落ちていました。その中に名刺入れが。
伊垣と青柳はその名刺を見て驚愕します。
(名波)弁護士、津上祐司。知ってるんですか?
(青柳)はい。
SSBCに戻る伊垣達は、木沢の事件の状況の説明を聞きます。
(名波)3人組が金属バッドで襲撃。9月7日に横浜で起こった元裁判官殺害事件と酷似しいます。
(仁科)歩容認証で解析すると同一人物の可能性が高いです
(木沢)同じ犯人グループが元裁判官と弁護士を襲った。
(青柳)元裁判官と元検事です。津上祐司さんは今年3月まで大阪地検の検事でした。
(小山田)ヤメ検だったのか
(青柳)現役の頃、2人の赴任地が重なっていた時期があります。平成19年から21年の福岡、。令和3年から5年は東京。その間に津上さんが主任検事、木場三箇裁判長として担当した事件が、いくつかありました。福岡は窃盗罪、東京は3件あって、令和4年2月の強制わいせつ未遂、同じく6月の暴行障害、令和5年4月の強盗殺人、実は2年前の傷害事件で被疑者の滝川遥人を取り調べたのは私です。私が滝川を逮捕し、津上検事が来注いて木場裁判長が懲役2年の実刑判決を下しました。そしてその前の強制わいせつ事件の犯人を取り調べたのは。
青柳が滝川遥人(西洋亮)を取り調べた際、彼は大人し気な性格で、その後、罪を償い、出所していました。
(青柳)氏名と年齢を教えて
(滝川)滝川遥人、30歳です。
伊垣は自分のことに触れると、触れられたくないことがあって、青柳が話すのを阻止しようとしました。
(伊垣)やめろ
(青柳)あの時、取り調べ中に
実は伊垣は、中学生に性的暴行をした被疑者を殴りつけていました。
(高野竜二)同意がなかった?
(高野)ありゃあもういい体してたよ。誘ってきた、真面目な顔してさ…
(伊垣)中学生がか?お前、ふざけるんじゃねぇぞ!
伊垣自身も中学生の娘、美里がいる親なので、怒りを抑えられなかったのでした。
(青柳)それでこの人は一課から外されたの。
被疑者を殴った伊垣は捜査一課から外され、SSBCにいます。
(伊垣)で、俺はここに来たわけだ。お前は良かったよな。俺が外れたおかげで一課に引き上げてもらったよな?
(青柳)ありがとう。私は被疑者を殴ったりしません。
(伊垣)有難うじゃない。あんな薄汚い奴を目にしたらお前だって冷静でいられるか?
(名波)この犯人グループは木場元裁判官と津上元検事が関わった事件に関係があるのかもしれないってことですよね。
(小山田)2人によって刑務所にぶち込まれたやつら
(伊垣)お礼参りってことか
警視庁内閣官房長官で、SSBCのメンバー、名波凛太郎(相葉雅紀)の伯父、久世俊介が重々しい口調で会見を開きました。
(久世)裁判官と検事が襲われた。警察の見立てに寄れば、2つの同一事件が同一犯による犯行となれば、これは我が国の司法制度に対するテロ行為であると私は考えます。絶対に許すことは出来ません。
久世はその後、八重樫に電話しました。
(八重樫)久世官房長官が記者会見で仰ったことは、全くその通りで御座います。
(久世)本当に2つの事件に関係性があるのならば、次に起こるかもしれない犯罪は絶対に阻止するかもしれない。裁判官、検事となれば残ってるのは刑事なだけだろ?いいか?犯行の動機が自分を刑務所に入れたことによる怨嗟であるならばその矛先が刑事になることは当然だ、絶対に阻止しなければならない、八重樫くん。
内閣官房長官の久世俊介(佐藤浩市)のアドバイスを受け、SSBCの伊垣、久世の甥、名波凛太郎(相場雅紀)、仁科瑠美(丸山礼)、光本さやか(足立梨花)、木沢理(伊藤淳史)、葛原茂(光石研)、小山田(高木雄也)は防カメ追跡を勧めます。
(青柳)福岡で事件を起こした男は17年前に出所して既に死亡しています。東京で津上検事が起訴した強盗殺人犯は、木場裁判長から無期懲役の実刑判決を受け、現在服役中。そしてあなたが取り調べた高野竜二は、半年前に府中刑務所を出所してる。
(八重樫)つまり狙われるとしたら伊垣、お前だ
(伊垣)え、俺。
(名波)あの3人組が伊垣さんを襲うって言うんですか
(青柳)だって殴っちゃったんだもん
(木沢)あとの2人は仲間
(伊垣)お前だって恨まれてるだろ。お前が送検したアイツ、なんだっけ。
(滝川)滝川遥人は既に出所した。だからあり得ない。滝川は取り調べ中から反省していたし、裁判でも罪を素直に認めて控訴もしなかったのよ
(仁科)(木沢)違うなー違いますね
(伊垣)なんでそう言い切れるんだよ?
(葛原)伊垣君、一課長は君に警戒しろと仰ってるんです。
(八重樫)久世官房長官も心配してらっしゃるんだ。お前がやられたら迷惑するんだぞ。
(城)これからは一人で行動しちゃだめですよー
(光本)いつも名波さんと一緒に居なきゃ
(八重樫)じゃ明日の朝、7時半に迎えに来てくれ
八重樫は帰宅すると、金属バットの音が聞こえました。
八重樫雅彦(遠藤憲一)までもが命を狙われていることが判明しました。
そこで新たに浮かび上がったのは、かつてトクリュウによる強盗殺人事件で逮捕された、宇喜多健介(こばやし元樹)。
さらに、同じ夜、青柳が美里と暮らす家でも、青柳が帰宅すると、美里が帰っていませんでした。
(青柳)美里?今日は塾じゃないはずなのに。もしもし、何の伝言も入ってないし、スマホの電源も入ってないの!不審な男が映ってた
(伊垣)誘拐?落ち着けって。それだけで誘拐って決めつけるのはまだ早いだろ。目出し帽被った怪しい男がモニターに映ってる。
インターホンのモニターを確認すると、目出し帽を被った怪しい男が現れていました。
伊垣は青柳の家に良き、インターホンに映っているのは高野竜二だと分かりました。
(名波)3時25分
(青柳)美里が学校から帰ってくる時間です
(名波)青柳さんが以前取り調べた殺人事件の犯人じゃ
(伊垣)高野…これは高野竜二だ。
SSBCに戻って、解析する一同。
(八重樫)美里ちゃんを連れだした様子はないな。美里ちゃんに万が一のことがあったらそれは刑事の家族を狙ったテロだぞ。
(名波)この後、待ち伏せて連れ去った可能性もあります。
やがて、美里から電話がかかってきました。
(葛原)機動捜査係は中学校周辺を捜査、木沢くんと光本さんはNシステムで高野の車を追ってください。
同級生の清水という男子生徒に勉強を教えてもらっていて、母親に連絡する前に電源が切れたのでした。
(青柳)もしもし美里?今どこにいるの?帰ってるの?一人でいるの?今まで何してるの?
(美里)家。清水くんと一緒に勉強してたの。
(名波)美里ちゃんの友達です。サッカー部のキャプテン。
(青柳)なんですぐ連絡しなかったの!
(美里)清水君と一緒に動画見てたら、電源切れちゃって
(伊垣)もしもし、美里、ずっと電話してたんだぞ!お前、今日ずっと清水君と一緒にいたのか?
(八重樫)今そんなことどうでもいいじゃねぇかよー
いつもは温厚に美里に接する伊垣も厳しい口調で娘を問い詰めようとしていました。
そこで、名波が親心として熱が入りすぎた伊垣と青柳の代わりに、電話に出て、美里をフォローしました。
(名波)もしもし、美里ちゃん、今日ママ帰り遅くなるから何か食べていてね
(八重樫)人騒がせもいい加減にしてくれよ
(青柳)動画を見ていたら充電が切れてしまったと。申し訳御座いません!ほらあなたも謝って
(伊垣)誘拐って言いだしたのはお前だろ
(葛原)誘拐じゃなかった。
(木沢)良かった
(名波)でも、ドアフォンに写ってたのは高野なんですよね。
(城)なんで高野が青柳主任の自宅に来たんでしょうか
(光本)高野は青柳さんとは面識がないんですよね
(小山田)高野は伊垣さんと青柳主任が元夫婦だと知ってた
(仁科)どうして
(木沢)でもそうとしか考えられない
(葛原)伊垣君への復讐か、青柳主任、もしくは美里ちゃんに危害を加えること
(名波)美里ちゃんが無事だったからといって危険が去ったわけではありません。
(八重樫)引き続きNシステムで高野の車を追え
伊垣と青柳はみんなに頭を下げました。
美里は今のところ無事なものの、本格的に狙われているのは八重樫でした。
(八重樫)高野の標的じゃない。俺だ。
(青柳)直ちに自宅に警備を用意します。
八重樫は翌朝、「警視庁記者クラブ」の若手敏腕記者、清水琴音(水嶋凜)を含む記者達にまたしても囲まれて質問攻めにされました。
(琴音)(水嶋凜)一課長!目黒の元検事殺害事件の捜査はどうなっているんですか?
(琴音の先輩記者、堀)横浜の元裁判官殺害事件と関連してるというのは確かなんですか
(八重樫)あのさ今日勘弁してくれないかな。俺、寝てないんだよね
(琴音)久世官房長官が司法制度に対するテロの可能性だと仰っていましたが!
(堀)もしそうなら犯人検挙しないと大変なことになりますよ
(琴音)次の標的は誰なんでしょう。
(八重樫)ごめん、俺、今日はもう駄目だ
不眠と自分の命が狙われている可能性がある八重樫は軽く記者達をあしらうのでした。
内閣官房長官の久世俊介(佐藤浩市)のアドバイスを受け、SSBCの伊垣、久世の甥、名波凛太郎(相場雅紀)、仁科瑠美(丸山礼)、光本さやか(足立梨花)、木沢理(伊藤淳史)、葛原茂(光石研)、小山田(高木雄也)は防カメ追跡を勧めます。
(城)一課長の自宅から200メートルほど離れた防カメ映像です。
(名波)時間は昨夜11時2分
(小山田)一課長が金属バッドのような音を聞かれた10分後です。
(青柳)やっぱり一課長の予感は当たっていたのかも
(八重樫)やっぱり俺を狙っていたのは高野だ
(木沢)実は、この映像には音声も記録もされていまして。
木沢が八重樫の自宅の防犯カメラに映った外国人の男達の声を再生しました。
(八重樫)外国人?
(光本)アジア訛りが強い
そこで、帰国子女の仁科が和訳して、みんなに伝えました。
(仁科)ちくしょう。次はやってやる。あいつをぶち殺す。と言ってます。
(伊垣)殺害を実行する別動隊
(葛原)一課長はもうご自宅に帰らないほうがいいです。
その日、八重樫は警視庁の仮眠室で、仮眠をとりますが、自身の不安や、枕が変わると眠れませんでした。
そこへ、古手川(松本慎司)が、八重樫がいつも使う枕を持ってきました。
(古手川)一課長
(八重樫)枕が変わると眠れないんだよな。有難う。
仮眠室から出た、八重樫は翌朝もまた琴音たちの質問攻めに遭いました。
(堀)昨日はご帰宅されなかったんですか
(八重樫)なんだよまた
(琴音)一課長。ご自宅の前に何人も警察官がいますがあれは警備の警察官ですか?
(八重樫)違うよ
(堀)もしかして犯人の次の標的は八重樫一課長ですか?
(八重樫)違うよ、ちょっとごめん。…もしもしどうした?
やがて、高野の車が見つかった連絡を葛原から受けた、八重樫。
(葛原)高野の車が見つかりました
(城)(野村康太)(小山田)(高木雄也)と伊垣が周辺の防カメを捜してきます。
(城)車種もナンバーも一致。
(小山田)防カメに映ってた車に間違いありません
(伊垣)料金から見て、駐車して12時間以上経ってるな
(小山田)ここなら防カメで追えます。周辺の防火目捜してきます。
(葛原)高野ですね?
(名波)他にも映像を捜してきました。
(伊垣)高野はこの近辺にいると思われます。
やがて、高野を拘束した青柳達。
(伊垣)これはなんだ高野。こいつと俺が元夫婦だと知ってて来たんだろ
(高野)また俺を殴るのか伊垣さん。偶然見かけたんだよ、あんたが娘と一緒にいるのを。人間誰だって弱みがあるよな。あんたにとっちゃ娘だ
(伊垣)この野郎!
(青柳)やめて!やめて!やめて!
青柳はまた高野を伊垣が殴るのを制止します。
(高野)お前の娘に興味はない。いたずらですよ。インターホン押しただけで罪になるんですか?
八重樫も被害者になっているので割り込んできました。
(八重樫)おい、お前、何の容疑がかかったか分かってるんだろ?仲間を使って、元裁判官と元検事を殺害。そしてこの俺を狙った。証拠は揃ってんだぞ。吠え面かくなよ。伊垣、防犯カメラの映像を見せろ
(青柳)あの映像だけでは
(八重樫)あの3人の外国人が映った映像だよ。え、だめなのかあれだけじゃ
(伊垣)え?
(高野)お前ら全員、訴えるぞ、ふざけんなよ
任意同行で、高野を帰してしまうことになりました。
(光本)じゃあ高野を帰したんですか?
(名波)ああ仕方ないです。形としては任意での事情聴取だったし。
(小山田)確かに決定的な証拠は何もないんだよなー
(名波)でも考えてみれば高野は伊垣さんを逆恨みする理由はあっても、検事や裁判官を殺すほどの同期はないんですよねぇ
(木沢)確かに外国人グループまで使って
(伊垣)必ず誰か雇ってるやつがいるはずだ
(城)じゃあ誰が?
伊垣達に助言を出すため、久世がSSBCに来ました。
(八重樫)久世官房長官がいらっしゃった
(久世)忙しいところ悪いな。仕事に息詰まっているようだな、倫太郎。みんなもあまり顔色が良くないみたいだ。今、八重樫一課長から捜査状況を聞いたばかりだが、今回の事件は捜査一課とSSBC強行犯係が、能力の全てを発揮しなければ解決には至らないだろ。
(八重樫)その通りで御座います。
(久世)私はとうに警察の現場を離れた人間だ。現役の君達になんやかんや助言が出来る立場じゃない。だから私も思うところがある。元裁判官と元検事が殺害された。動機があるのは、2人によって、有罪判決を受けた人物。まぁそれは間違いないだろ。だが、そっから先だよ。君達に思い込みはないか?捜査対象を出所した人間に絞ってる。
的を得た久世の洞察力に感銘する一同。
(名波)それはそうです。出所しなければ何も出来ないのと同じ
(青柳)あの2人が担当した事件がもう1つありました。
そこで、木沢は令和5年4月に西東京市で起きた強盗殺人事件を思い出しました。
裕福な家の家主の、佐伯兼三の妻、雅代(小林素子)を殺害された、トクリュウ(匿名流動型犯罪グループ)による犯行でした。
(木沢)令和5年4月に起きた強盗殺人事件です。被害にあったのは西東京市の資産家、佐伯兼三さん宅。白昼に押し入った男が2人組の男が佐伯さんの妻、雅代さんを殺害し、現金1580万円を奪ってとうそうしました。実行犯は3日後に逮捕されましたが、取り調べで闇バイトに応募して強盗を指示されたと供述。警察はトクリュウによる組織的犯罪と認定し捜査を拡大ししました。。1か月後、指示役の宇喜多健介を逮捕。木場裁判官が無期懲役の判決を下しました。送検された宇喜多は津上検事によって実行犯と同じ強盗殺人罪で起訴され、木場裁判官が無期懲役の判決を下しました。
(久世)宇喜多健介、無期懲役
(八重樫)あれは私が捜査一課長に就任して最初の凶悪事件でした。
(青柳)宇喜多は確か府中刑務所に収容されているはずです。無期懲役中です。
(名波)じゃあ伯父さんは外国人グループを使って木場元裁判官と津上元検事を殺害したと?
(久世)私にも確信がない。だけど他に誰がいる?
(葛原)あの事件には謎が残されてました。
(青柳)金。
(八重樫)そうだ、トクリュウの幹部だった宇喜多は、強盗の他に特殊詐欺にも関わってるんです。
(伊垣)宇喜多が所持している金は50億を超えたはずですが、それは1円も回収できていません。
(城)まさか
(伊垣)宇喜多が今も隠し持ってる金で、犯罪を支持しているってことか
伊垣達は宇喜多健介が、獄中にいながら特殊詐欺で鰓多額の資産を持ち合わせているので、闇バイトに新たに応募したような若い男性たちに指示している可能性を推理しました。
(仁科)どうやって
(久世)それを調べるのはお前たちの仕事だろ
そこで、宇喜多の面会に青柳が行くことになりますが、名波も同行することになりました。
(名波)僕も連れて行って下さい。アメリカ留学で、学んだクリミナルビヘイビアルアナリシスを勉強してきました。犯人の行動や心理を分析し、犯罪捜査に応用する方法です。この知識が役立つと思います。
犯罪行動分析の一つ、クリミナルビヘイビアルアナリシスを活用して、宇喜多の犯罪行動心理を探ると言い出す名波。
(八重樫)ちょっと待って下さいよ。名波さん1年向こうに行ったくらいで
(久世)ぐらいで?
ここで、八重樫はお決まりの名波と八重樫の上下関係を告げられ、指示に従うよう、命令されました。
今回はそこに久世も加わります。
(名波)僕の伯父は現内閣官房長官の久世俊介です。
(八重樫)ええ、こちらにいらっしゃいます。。
(久世)そして、倫太郎は国家公務員総合職採用試験に合格して入庁したキャリア官僚だ。
(名波)2年後には昇進して恐らく警察庁で局長、つまりあなたの上司になる。
(八重樫)はう?!またはうって言っちゃったじゃん
(久世)倫太郎にも経験を積ませてやってくださいよ。
(八重樫)どんどんやっちゃってくださいよ
(名波)有難う御座います
(八重樫)いえ、とんでもないっすよー
(伊垣)ベテラン刑事の勘も必要になるだろうからな
(八重樫)それ言うんだったら青柳がいるんだからな。行っちゃってもう青柳
(久世)SSBC強行犯係が捜査一課を強力にサポート。これぞ私が望んでた形だよ。
宇喜多に府中k梨むしょ面会する、伊垣、青柳、名波。
(名波)青柳さん宇喜多に会うのは?
(青柳)初めてです。宇喜多が逮捕された時の取り調べに私は関わっていませんでした。
(青柳)警視庁の青柳です
(名波)名波です
(伊垣)伊垣だ。木場良雄元裁判官、津上祐司元検事知ってるよな?
(宇喜多)刑事さんが3人もお揃いで何の御用件です?
(宇喜多)ああ、はいはい、大変お世話になりました。
(伊垣)2人が殺害されたことは?
(宇喜多)刑務所にいてもニュースは見ますよ
(名波)どう思いましたか?
(伊垣)事件を知った時、お前は何を考えた?
(宇喜多)なにを?そうですね、感心しましたね。大それたことをする奴がいるもんだって
(青柳)本当は小躍りして喜んでたんじゃないの?
(宇喜多)喜んだ?ああ、私を刑務所に入れた2人だから。もしかして刑事さん達は私が2人を殺したとでも?
そこで、名波が提案した、クリミナルビヘイビアルアナリシス駆使し、宇喜多を敢えて挑発します。
(伊垣)殺させただ。
(宇喜多)そういえばいましたね。パブロエスコバルでしたっけ?コロンビアの麻薬王。逮捕されて収監されたのは自分の金で建てた五つ星ホテルのような刑務所。彼は獄中にいながら組織の麻薬ビジネスを操り、さらに莫大な金を手に入れた凄い人間です。偉大といっていい。でも私はエスコバルになれません。刑務所にいながらビジネスに精を出そうだ、人を殺そうとかそんなこと考えたこともない。
(名波)でもお金は持っていますよね。何十億もどこかに隠してるんでしょ。
(宇喜多)またそんなことを…そんなことないでしょ。
落ち着きさを取り繕った宇喜多。
(名波)どんな気分ですか?高級リゾートで豪遊することも出来ない、高いお寿司も回転寿司さえも、キャビアもフォアグラも食べられない、どんな気分ですか?
(宇喜多)楽しみはあります。どんな絶望的な状況でもささやかな楽しみは見つかるものです。違うなあ、絶望の先の楽しみっていうのがあるんです。是非、刑事さんにも経験していただきたい。刑事さんだけじゃない、検事さんにも裁判長様にも。おう、皆さん嬉しそうな顔してますね。今の私の一言で自白が取れた戸で思ってるんですか?私は絶望してないし、エスコバルが偉大だと思ってない。そして金を持っていません。楽しい時間を有難う御座いました。
伊垣と青柳と名波は、主犯格が宇喜多だと確信しました。
(伊垣)あいつだ
(名波)そうですね
(青柳)間違いない
八重樫に宇喜多の周辺にいる手下かもしれない男達の身辺を報告しました。
(伊垣)宇喜多はトクリュウの人間です。トクリュウは暴力団と違って、人間関係が希薄。親分の為に頑張る手下などいないでしょう。
(青柳)ということは他人を自分に協力させるには金の力を使うしかありません。
(八重樫)やはり金か
(名波)なんらかの方法で宇喜多は自分の金を動かしてます。
(八重樫)しかし、本当にそんなことできるんですかね
(青柳)この1か月で、3人が府中刑務所から出所してます。その中の一人、坂上洋二は宇喜多と同部屋でした。さらにもう1人、駒田勝也は宇喜多と同じ作業場で働いていました。
(八重樫)同部屋か
(名波)犯人に協力した可能性は充分あります。
(八重樫)青柳、2人を捜し出して徹底的に締め上げろ
そこで、坂上洋二と駒田を青柳の同僚で捜査一課の刑事、青柳と佐倉大(本田大輔)が取り調べました。
しかし、工事現場で働く坂上洋二(林原翔)も、もう一人の駒田勝也(野中隆光)も宇喜多とは無関係だと口にしました。
(坂上)俺は何も言われていませんよ。ホントだって
(青柳)あなた、宇喜多と同部屋だったのよね。坂上健司さん
(坂上)一緒だったのは半月ほど前だし、あの人がなにやってムショに来たのかも知りませんでした。警視庁で問題でも起こしたんですか?あの人
(佐倉)あいつ同じ作業場で、宇喜多とどんな話をした?
(駒田)話したことなんかないっすよ。あいつは俺のこと見下していたから
伊垣、青柳、名波は駒田と坂上について独自の意見を話し合いました
(青柳)あの2人なにか誤魔化している気がするんです。
(名波)宇喜多から殺人の指示をされ、外国人グループを使って実行したとすれば、当然、そいつは報酬として大金が手に入りますよね。何百万、何千万、いやもっとかも
(青柳)でも2人は金を持ってるようには見えなかった。じゃやっぱり他の誰か?
(伊垣)俺はまだアイツが気になってる。高野だ。あいつも府中刑務所にいた。出所したのは半年前。なのにマンションも借り、車も持ってる。
(青柳)あのマンションも車も大したもんじゃないでしょ。大金持ってるわけがない。
(伊垣)目立たないようにしているだけかもしれない。それに俺のことを恨み続けてた執念深さ。あいつはねっからの悪党だ
(名波)金のためなら躊躇なく人を殺せるというの
(名波)宇喜多が目を付けるなら高野のような奴
SSBCでの解析で、小山田と城が、同じ刑務所にいる宇喜多と高野の刑務所での様子を皆に説明します。
(小山田)府中刑務所が残してる防カメ映像です
(城)作業中は主語厳禁、宇喜多の定位置はここ。離れています。
(名波)もう一つあるとすれば運動場。ここを見てください
(青柳)宇喜多と高野!
(伊垣)会話の内容は分からない。鷹のを呼んで問い詰めたところで雑談をしていたと言われればそれまでだ
(青柳)でも私達の見立てが正しければ宇喜多が指示役、高野がリクルーター、実行犯は外国人グループ。
(葛原)正面突破は難しい
(城)高野が来るまで待つってことですか
(光本)一課長を狙うまで待つって事?
(青柳)一課長は署内から一歩も外に出ないし、ご家族にも警備がついてる
(名波)じゃどうすれば
そこで、木沢がビジュアルマイクロフォンで解析を提案しました。
(木沢)高野の過去の防犯カメラ映像ありますか?木場元裁判官と津上元検事が殺害された前後、もしくは一課長が危険を感じた前後の映像です
(名波)それをどうするんですか
(光本)(仁科)もしかしてあれ?あれか
(木沢)ビジュアルマイクロフォンです。
(葛原)映像から音声を復元する技術ですね。
(名波)津上検事が殺害される2時間前の映像です。車には高野がいます
(伊垣)この映像は使えるか?
(木沢)というかばっちりです。ティッシュボックスに。ビジュアルマイクロフォンソフトを起動!音というのは空気の振動です。つまり高野の声は社内の空気を震わせ、それがティッシュペーパーに伝わる。
(葛原)ティッシュのかすかな揺れから高野の喋っている内容を復元するんです
(名波)そんなことが?
そこで、マイクロフォンソフトを機動させ、高野の証拠を見出すのでした。
(伊垣)逃げ切れると思うなよ
再び、宇喜多と面会する伊垣、名波、青柳し、彼に真実を突きつけます。
(宇喜多)皆さんとのお喋りは飽きました。まぁ気は進みませんが、暇つぶしに話を聞いてあげましょうか
(青柳)高野竜二が木場元裁判官と津上元検事殺害を自供した。
(伊垣)3人の外国人を実行役に使ったと。
(宇喜多)高野?誰ですか?知りません
とぼける宇喜多に呆れた名波が錦糸町の防犯カメラ映像を見せました。
(名波)錦糸町の防カメ映像です。津上元検事が殺害された1時間後の映像。映っているのは高野と3人の外国人。
(青柳)高野が3人に渡したのは1人3000万円。津上元検事、殺害の報酬よ。高野も最初否認した。
(宇喜多)そんな話が私に何の関係が。
(青柳)ハビエナルカンタラ、タビナス・パティーニョ、アマニ・ギラード。あなたの指示で殺害を実行した3人は全員留置所の中。高野竜二から金をもらって津上元検事と木場元裁判官の次に八重樫一課長を殺すはずだったのよね。全てあなたの指示で。一人殺したら100万円、2人目は300万、でも金の出所はあなたから。
高野を取り調べた際、高野は当初、容疑を否認しましたが、青柳に責められ、認め恵提案した。
(高野)俺じゃない、宇喜多だ
(青柳)金のためじゃないわよね、一千万ってことはないわよね?宇喜多は何十億も持ってるから
(宇喜多)刑事さん、なんでそんなところから私の名前が出るんです?高野とかいう男の話を真に受けるんですか?
(青柳)私達の勘違い
(宇喜多)創です。
(伊垣)分かった、じゃあ少々遠回りになるが、音揺れたら物は振動する、それを逆に考えれば、物の揺れから音が再現される。これが高野だ。
(宇喜多)ああこの人か。なんなんですか。
(名波)この音声をクリアにします
(青柳)これが高野の声よ
(電話の高野)もしもし日本語分かるな。金は津上を始末してから渡す。1人三百万。木場の時の3倍だ。仕事が終わったら連絡しろ。金は錦糸町で渡す。疑ってるのか?心配するな。宇喜多さんは死ぬほどお金持ってるんだよ
(宇喜多)最先端の科学捜査というやつですか。まぁでもこれが私が殺人を指示した証拠にはなりませんね。裁判所は採用しないでしょ
(伊垣)確かに。鷹のはこれを聞かされて観念したんだその先は勝手に喋ってくれたよ。次は八重樫一課長、次に真鍋警視総監、小田島警察庁長官も殺害するつもりだった。全部、宇喜多さんの指示だったってな。木場元裁判官殺しの報酬として1億、津上元検事殺害の報酬として2億。
(宇喜多)私にいくらもらったと?ほう…
(伊垣)確かにほぉだよな。俺も大概の悪党は見てきたがこんなに気前のいい奴は初めてだ。高野も驚かされるね。1億貰えればもう充分だろ。それなのに危ない橋を渡って2人目を殺すなんてな。
(宇喜多)刑事さんなのにそんなことも分からないんですか。人間の欲望には限度なんてないんです。1億と言われてももう一人殺せば2億と言われたらやるんですよ誰だって。もう一人殺せば3億やればやっちゃいますよ。これは私の一般論なんで勘違いしないでくださいよ。あ、もう1つこれも一般論ですが、5億やると言われれば、刑事を殺すという奴は世の中に5万といるでしょうね
(名波)いや、宇喜多さん刑事までは殺せませんよ。当然、警視庁も警察庁長官も無理です。
さらに、余裕の独自な歪な持論を展開する宇喜多にとどめを刺す伊垣、名波、青柳。
(青柳)高野のスマホにね、暗号資産を履歴化した履歴が残ってたの。木場元裁判官殺害後に1億、津上元検事殺害後に2億。でも現金化するにはパスワードが必要だった。あなただって自分の金を全部、持ち逃げされるわけにはいかないものね。最初にパスワードを高野に教えたのはあなたと同部屋だった坂上。
(伊垣)そして、津上元検事を殺害後、2億を引き出すパスワードを伝えたのは、2億を引き出すパスワードを引き出したのは、、お前と作業場が一緒だった駒田勝也。
(名波)そして、最後に高野は八重樫一課長を殺害しようとした。それが実行された時の報酬を受け取るバスワードは誰に伝えたのか。
(宇喜多)あーこうやって警察は冤罪を産もうと
(伊垣)お前の口座は全てバレバレ。
(青柳)あなたの保有する暗号資産は日本円で58億8000万円。既に全て差し押さえ済みよ
(名波)あなたの計画はもう終わったんです。宇喜多さん
(宇喜多)とうに俺はもう終わってる。俺は無期懲役だ、一生ここから出られない。確かに、美味い酒も飲めなければ極上の女も抱けないさ、でも行っただろ?絶望のその先にある楽しみがあるって。金と知恵さえあればこんなとこにいたって面白いことができるんだよ!53億は世の中がひっくり返るようなことに使ってやる!裁判官を殺す、検事を殺す、警視庁長官を殺す!久世の野郎が言ったとおりだ。俺はこの国の日本の国政をぶっ潰してやるんだ。トクリュウが稼ぐのは年間4千億。俺の53億なんてたかが知れてるんだよ!俺が死刑になったってな、第二、第三の俺が出てくるんだよ。そしてこの国は本当に終わるんだよ!
宇喜多は人間的にとても邪悪で、常軌を逸していました。
(伊垣)宇喜多!今のお前の言い分は取り調べ室でじっくり聞いてやる
(青柳)送検されたら、検事にも聞かせてあげて
(青柳)裁判官にも。あなた達がどんなに知恵を絞ったって、私達は犯罪者の先を行く
(伊垣)お前の犯罪はティッシュ一枚で暴かれたんだ。ティッシュ一枚でな。いつか捕まえる。絶対にな
八重樫は、警視庁記者クラブの清水琴音(水嶋凜)たちの前で発表しました。
(八重樫)本日、午前10時25分、木場良雄さん、津上祐司さん殺害事件の首謀者として、府中刑務所服役中の宇喜多健介受刑者、52歳を殺人容疑で通常逮捕致しました。また警視庁捜査一課長殺害未遂への関与についても現在、捜査しています。一連の事件は宇喜多健介が刑務所内から指示していた組織的犯行であることが捜査によって判明いたしました
(琴音)一課長、やっぱり命を狙われていたんですね。
(八重樫)まだ終わってないよ。面白がることじゃないよ
(琴音)ご無事で何よりです。本当に本当に
やがて、長崎出身のお菓子を食べる、伊垣達。
(仁科)ヤミー。なんでしたっけこれ
(青柳)かんざらし。
(名波)長崎からのお取り寄せでしたっけ
(青柳)島原名物です。
(木沢)青柳主任が長崎出身だとは知らなかったですー
(伊垣)長崎には優しい女がいるはずなんだけどな
(光本)涼しげでヤミー
(城)青柳主任みたいです
(小山田)やめろよお前嘘くさい
(青柳)嘘くさい
(小山田)いえ、城の言う通りです。
(数原)で、まだ泣いてるんですか一課長
(名波)よっぽど気を張っていたんですね一課長
(小山田)それで捜査指揮とっていたんだから凄いよな一課長
(光本)赤ちゃんみたいにすやすや眠ってた
(葛原)それで記者さん達の拍手で涙腺崩壊
(青柳)一課長があんなふうに愛されていたなんて知りませんでした。
(城)上司にそんなこと言っていいんですか。
(青柳)私達にも愛されてますよ。愛らしいというか子供っぽい
(伊垣)子供っぽい?一課長に言ってやろ。
青柳と伊垣は、ポットのお茶を取り合ってるうちに、こぼしてしまいました。
(青柳)はい、どうぞ、言わないで絶対
(伊垣)絶対言ってやろうっと
伊垣達は事件の解決をお菓子を食べて一息つきながら、今後も多くの犯罪に立ち向かっていく団結力が出来たのでした。
大追跡~警視庁SSBC強行犯係~Sesason2~最終回「ティッシュ一枚の真実」感想・みどころ
最強にして、手強い凶悪犯の宇喜多健介。
彼を演じたのは昨今、リバイバルドラマ化された「ガス人間」で話題の、こばやし元樹さん。
見ているだけでゾッとするけど、引き付けられる怪演でしたね。
凶悪犯の宇喜多の衣を纏ったこばやしさんの名演は、憑依型で、今後も注目したい俳優だと思いました。
伊垣の娘の美里は友達に勉強を教えてもらっている間、犯罪に巻き込まれることはなかったものの、携帯が繋がらなくて伊垣と青柳が心配するのも当然ですよ。
名波が優しい言葉で慰めていたけど、伊垣と青柳から、美里に夜遅くまでいることの危険さを伝えさせてほしかったな。
名波が駆使したクリミナルビヘイビアルアナリシスと、木沢のビジュアルマイクロフォンソフトのおかげで、首謀者の宇喜多含む、高野と外国人たちを検挙することが出来て良かったです。
命が狙われた八重樫がいつもしつこく追いかける琴音に心配されて、ほろりと涙してしまう場面は微笑ましかったですね。
伊垣たちの「もぐもぐタイム」最後か…。いつも事件の後に、伊垣達と同じようなリラックスした気持ちで癒されるので名残惜しいですね。