DIVER~潜入捜査班~3話あらすじネタバレ
伊達は妻の遺影に朝、手を合わせます。
反抗期の高校生の娘、亜紀。
亜紀はどこか心を閉ざしている様子でした。
それは、亜紀が中学時代、母が自宅で殺されたからでした。
その時、娘からの電話に出なかった伊達は、娘との間に長い溝が生まれてしまったのでした。
亜紀は、自分達よりも仕事を優先する父に怒りを胸に抱えていたのです。
ある時、黒沢と佐根村(野村周平)は、大麻を買う高校生を目撃。
その様子を引き止めました。
しかし、「深田」と名乗ってその大麻の売人とどうやら知り合いの黒沢。
佐根村は黒沢の得体のしれない行動を怪しみますが、黒沢は、その麻薬の売人を、頼りになる「情報屋」だと言います。
大麻を吸わなかった佐根村と黒沢。
黒沢は最初から、佐根村に大麻を吸わせる気はありません。
神戸の中華街で、8年前に高級住宅街に住む母と幼き子の命を奪った犯人、飯島洋介(梅原勇輝)が何者かに殺害された事件が発生。
男を発見した刑事の鏡(正名僕蔵)と、若手の上島(正門良規)と、大山(中山義紘)。
鏡はすでに死亡。
その夜、鏡は夜の街を歩いている学校帰りの亜紀を保護。
亜紀はその前、仕事中の伊達に「電話をかけたのだから出なさい」と出くわして叱られますが、無視。
過去をさかのぼり、警視庁の指揮をとっていた伊達(安藤政信)は、ホテルから逃走した飯島を逮捕したものの、彼の親族が警察関係者の甘下り先企業の重役であったことを理由に、警察は殺人事件の証拠をねつ造。
それに怒り狂い、その時の捜査一課長を殴りつけ、飯島は麻薬により、精神に異常をきたしていたという嘘の状況をつくり、事件を隠蔽。
飯島はそのことで、減刑処分となりました。
飯島を殺した犯人は、これらの関係者である弁護士、警察などをターゲットにしています。
伊達の娘、亜紀の名前も出ていて、亜紀の命が狙われている可能性も否めない状況です。
8年前の事件関係者が相次いで誘拐される新たな事件も発生。
D班のホワイトハッカー、宮永(浜野謙太)が調べたところ、判断を下した弁護士、隠蔽した警察に対し、高額な懸賞金がかかっているのでした。
さらに、D班きっての頼りになる男、黒沢(福士蒼汰)も「個人的なことに巻き込まれるなんてごめんだ」と塩対応。
伊達は当時、飯島に妻子を殺された被害者遺族、丸山(近藤公園)から、犯人にたどり着く手がかりはないのかと詰め寄られたことを思い出します。
「いつまで真実が分からないのか。妻と息子が報われない」と・・・。
黒沢は、麻薬の売人に情報を聞きますが、今日は「新ネタ」がないと言われ、去られてしまいます。
しかし、「捜査」のためとして、佐根村が大麻を軽い気持ちで吸ってしまいました。
さらに、伊達の一人娘、亜紀(宮野陽名)にも危険が迫り、伊達は警察による警護を求めるのですが、阿久津(りょう)は証拠がないと冷たい対応。
丸山の確たる証拠がないと強く言われてしまった鏡は、知り合いの警備会社に亜紀の警護を頼むことを伊達に連絡してくれました。
しかし、その警護人たちは、だらしなく、仕事中に携帯を見る始末。
とうとう、伊達家に覆面姿の怪しい男たちが複数侵入し、亜紀を含めた伊達一家は危機に。
何も知らない娘の亜紀を小部屋に隠しますが、相手は複数。
伊達は懸命に我が子を守る為に闘いますが、返り討ちに。
一人は連行したものの、亜紀は誘拐。
その一人に激しい怒りをぶつけ、娘の居場所を聞きますが、伊達は興奮している為、上島たちがとりあえず落ち着かせるために連れ出します。
やがて、犯行声明が・・・警察が捜査に動かなかったことで、家族を自分は亡くした、警察の家族を殺し、復讐を続けることを伝える犯行声明が。
阿久津に対し、必死に娘の救出を訴えますが、警察の隠蔽に伊達は巻き込まれたとしれっとした態度の彼女にさらなる怒りを募らせる伊達。
ここで、宮永が誘拐犯の車を突き止め、次に、鏡が丸山が過去に、空港で動いていたことを伝えます。
ここで、黒沢が伊達を食事に誘います。
しかし、伊達は、黒沢の腕に自分が自宅で犯人に襲われた時、犯人の腕に会った傷と同じ傷がついていることに気付き、亜紀を誘拐した首謀が黒沢なのではと疑います。
「亜紀をどこへやった?!」と暴力的に詰め寄る伊達に黒沢は平然を保ち、笑顔すら浮かべるのでした。
亜紀は、黒沢と佐根島がわざと誘拐して、本当は保護し、麗子のところへ連れて行きました。
麗子も知っていて、この黒沢の作戦に同意。
亜紀は無事ですが、黒沢は亜紀をおとりとして利用し、本当の犯人をおびき寄せることを考えていると誘拐目的を話します。
亜紀は「父が何をしているか知るのにいい機会だし、お父さんは自分のことに興味のあるふりして関心がない」とおとりになることを承知した上で、父に犯行。
その後、麗子はリモートを利用して、宮永に作戦を提案。
それは黒沢の策略を元にしていますが、宮永と亜紀は、現れた犯人と格闘。
この時、宮永は動物の覆面マスクをつけています。
黒沢は麗子と作戦の動向を見守ることに。
本番当日、わざとおとりになった亜紀は、現れた犯人の車に連れ去られます。
現場に到着すると、犯人は亜紀を主犯の丸山(近藤公園)の元へ。
謝礼を受け取った誘拐犯は去りました。
亜紀が人質の部屋に連れて行かれると、そこには丸山が幼い息子と妻を失う事件に関与した人物の家族や関係者が監禁されていました。
誘拐犯の中に、佐根嶋が一人混じっていました。
誘拐犯に成り済まし、物陰に隠れて動向を見守る佐根嶋。
可愛い息子と母の命を奪われた丸山にはもう家族を愛す普通の父の面影は残っていません。
穏やかで冷静な話し方をしますが、その中には、別の母親と幼い子供もいました。
丸山が妻子を殺された関係者の家族でした。
そのほかにも女性が多いことに気付いた亜紀。
このなかで、犠牲になってくれる人を探している、一人死刑になれば・・・と淡々とつぶやく丸山。
ここで、佐根嶋が丸山に人質にとられた亜紀を救出しようとしますが、丸山は亜紀を解放し、自ら妻と子の元へ逝こうとします。
投身自殺をしようとした彼を伊達が助けました。
「丸山さん・・・すまなかった。警察のせいで大切な奥さんとお子さんが」と謝る伊達。
丸山は伊達に「妻と子を失い、ずっと暗闇をさまよっているみたいだった」と本音をこぼします。
黒沢は「丸山は死んだほうがよかった」と佐根村にこぼしました。
朝、亜紀は父親に素直な態度と元の笑顔をみせるように・・・親子は和解することができました。
その後、伊達が出勤すると、阿久津が外出していて、面会中の丸山にある情報を教え、丸山はそれを実行し、命を自ら絶ちました。
丸山に対し、阿久津は、「あなたの妻子を殺した犯人が同じ刑務所に服役している」とこっそり教えたのです、
それで事件が起きたのでした、
黒沢は佐根嶋に「阿久津さんの狙いを知っていたのですか?」と尋ねられ、はぐらかすのでした。
そして、阿久津はある事件の男(寺脇康文)を銃殺します。
来週は、その理由が明らかに!
DIVER特殊潜入捜査3話感想・みどころ
黒沢はとてもミステリアスで何を考えているか、両親のことに関する彼自身の心の傷が、歪んだ正義感を振りかざして行動に移していることがよくわかります。
黒沢が亜紀をわざと誘拐させて犯人の居場所と目的を突き止めた方法も、亜紀のことをちゃんと考えているのかなって思いました。
亜紀が無事で、伊達と和解できてほんとうによかった。
のっけから伊達のトラウマから始まり、冒頭シーンがつらかった。
この大事なキーとなる場面から、妻子を殺された今回の3話の黒幕、丸山(近藤公園)の心の闇も明らかになっています。
丸山を演じた近藤公園さんは、石原さとみさん主演の過去ドラマ「アンナチュラル」や、「相棒」でも怪演ぶりを”魅せて”いて、今回の役も、元々、家族愛の強い父が女性をターゲットにした誘拐事件を発生し、誰かに犠牲になって死刑の対象にしようと淡々と話すシーンは背筋が凍りました。
黒沢や伊達、佐根村のおかげで事件が終結したかと思いきや、阿久津(りょう)が思わぬところで敵になりそうな行動を!
結果、丸山が妻子を失った犯人が同じ拘置所にいることを彼女から知って殺人を犯して自滅する急展開は予想外でした。
阿久津は今後、放送回を追うごとに黒沢の最も大きな敵になりそう・・・ラストシーンに出てきた謎の男(寺脇康文)も気になる3話でした。