4話あらすじネタバレ
桜木は、生徒たちに「スタディサプリ」を使って勉強させることにします。
瀬戸(高橋海人)が学校に来ていないことを心配しますが、瀬戸は姉(大幅しえり)を気遣い、勉強よりも家庭のことを優先することに。
東大専科には天野(加藤清史郎)、菜緒(南沙良)、楓(平手友梨奈)は、桜木特製の「バカハチマキ」を渡されて困惑。
解けない問題があった場合は、このハチマキをつけて悔しさを感じ、ネガティブ感情を活かしてやる気を引き立たせる策略を水野(長澤まさみ)から伝授されます。
その後、瀬戸を気にかけた天野、菜緒、楓は、彼から冷たく追い返され、桜木に見つからないようにそそくさと瀬戸のラーメン屋を後にしました。
入れ違いで、桜木と水野が、瀬戸の家庭事情を知ります。
瀬戸は、親の残した借金の返済に追われ、信用金庫から金を借りたものの、闇金だったことで心の余裕がないとのこと。
店に来たチンピラ男(金ちゃん【鬼徹トマホーク】)に食べているラーメンにいちゃもんをつけられますが、駆けつけた桜木と水野が庇いました。
姉が一生懸命に働いて、稼ごうとしても追いつかない状況なので、東大は諦めて、家のことに集中することを桜木と水野に伝え、頭を下げた瀬戸。
一方、理事長の久美子(江口のりこ)は藤井(鈴鹿央士)が桜木に厳しい態度をとられて以降、とても勉強に熱心になったことを校長の奥田(山崎銀之丞)から連絡を受けるのでした。
藤井が東大専科の生徒たちが、「バカハチマキ」をつけて授業を受けている内容を写真付きでSNSにアップします。
そのことに気付いた東大専科の生徒、菜緒、天野、楓。
「ハチマキ」の件で、桜木と水野の教育法ことで、菜緒(南沙良)と天野(加藤清史郎)の母は抗議に訪れました。
菜緒の母(森口遥子)は菜緒が家で勉強をしているときにこのハチマキを見つけて違和感を覚え、天野の母(片岡礼子)は過去に挫折した経験のある息子に受験で同じショックを受けてほしくないという思いから東大受験に反対の意思を持っています。
しかも、天野の母は優秀な弟と長男を比較する言葉も吐きました。
しかし、天野の母と菜緒の母、2人とも、「あんなハチマキで子供たちを弄んでいる」と抗議。
東大専科に早瀬菜緒と天野の親が乗り込んでいることを奥田(山崎銀之丞)と久美子(江口のりこ)に嗅ぎまわれ、教頭の高原(及川光博)は困惑。天野も菜緒も、自ら東大専科に入ることを希望し、勉強に励んでいる意思を伝えました。
子供たちが持つ強い意志を壊すのは「親の否定」だと切り出し、子供を信用してほしいと伝えます。
10代の思春期の子供たちが親に自分のやりたいことを相談できないのは最も親の否定が多く、親が子供に対して「うちの子が受かるわけない」など頭ごなしに決めつけることが子供の自信ややる気をなくさせる、やりたいことを見つけられない原因だとさらに畳みかけます。
二人の母親に、東大で実際出た入試問題を以前のように生徒たちにクイズ感覚で出題させ、菜緒と天野は正解します。
桜木と水野は、菜緒と天野が、東大合格のステップにかけて、優秀な藤井に勝ったことを伝えます。
そこで、「受験生の家庭10か条」と称して、東大合格には家族の支えが必要であることをさらに熱弁。
「家事を子供にさせる」「規則正しい生活を送る」、「夫婦円満」「子供の勉強に口を出さない」「受験生の家庭10か条を父親と共有する」など家庭の不安定さが子供の成長に影響することを伝えました。
子供に手伝いをさせることに関して、「うちは男の子だから家事を手伝わせる必要はない」と抗議する天野の母。
そんな彼女に桜木は男女だろうが性別は関係なく、子供が一人の人間として家庭のことを率先して手伝うことは生きてゆくことに必要だと言葉を返すのでした。
2人の母親が帰った後、東大の名物教師、柳鉄之助(品川徹)が登場。
竹刀を持つ昔気質な姿勢を貫く威圧感や圧倒的なオーラがある高齢男性教師です。
「仙人みたいだ」「よぼよぼ」と言葉にする天野や菜緒のテーブルを竹刀で叩き、2人の無礼な態度を直させます。
菜緒が「小学2年」から、東大専科の生徒たちの勉強をやり直させることに反論すれば、菜緒のデスクを叩いて高圧的な態度をとり、生徒たちを怯ませました。
桜木もかつて、水野が学生時代に柳に来てもらい、特訓授業をさせたことを話話ました・
柳は昔流の教育を貫くことを生徒たちに伝え、スパルタ法で子供たちに問題を出して指導。
楓、天野、菜緒は厳格な指導法に立ち向かう決意をします。
その頃、瀬戸はガソリンスタンドでアルバイトをしますが、うまくいきません。
桜木によって心を入れ替えた同級生の岩井(西垣匠)と小橋(西山潤)を見かけ、彼らが勉強する姿に葛藤する瀬戸。
瀬戸がバイトを解雇されたことや、借金問題について、前もって知っていた桜木は、瀬戸を叱責。
「現状を受け入れるな!お前のように両親を亡くして貧乏な境遇だと同乗してくれるかもしれない。でも、勉強を続ければ、自分に人生に良い転機が訪れる。他人に迷惑を掛けたくないなんてプライドを捨てろ」と厳しく訴えます。
さらに、瀬戸の借金について、彼が完済手続きを済ませ、瀬戸の姉が違法な金融機関からお金を借りていたことが判明したこと、その金融機関は闇金で、違法ばかりを行うところで有名だったので、桜木が交渉し、営業停止にすることを伝えると、交渉が成立したのでした。
桜木の陰の優しさに涙を流す、瀬戸と姉の玲(大幅しえり)。
そして、瀬戸は東大専科に戻ってきます。
桜木の奮闘を桜木健二法律事務所の弁護士、岸本(早霧せいな)に報告。
しかし、彼女は桜木と水野が信頼を寄せている人物でありながら、桜木と因縁関係にある桜木の元教え子、米山(佐野勇斗)と繋がっていました。
桜木はもう一人の東大専科の候補として、発達障がいのある男子生徒、原健太(細田佳央太)に声をかけます。
一番の健太の理解者の女子生徒、麻里(志田彩良)もその場にいましたが、彼女の額には誰かに傷つけられたような火傷の痕が・・・。
次週も、柳鉄之助(品川徹)が引き続き登場し、子供たちのやる気を引き立たせます。
ドラゴン桜4話感想・みどころ
東大専科に最強の教師、品川徹さん演じる柳が登場 !
「柳先生」は、平成に放送された「ドラゴン桜」の第1シーズンに登場し、その強烈な存在感が、令和になっても発揮!
竹刀を持って生徒たちに対して、少しでも口答えすれば、机を竹刀で叩くのは今の教育法に合っていないけど、菜緒、天野、楓の東大専科の生徒たちがその怖さに打ち勝ち、勉強に励む姿は応援したくなりました。
瀬戸(高橋海人)の借金問題も、桜木が事前の入念な下調べにより、救われて本当に良かったです。
桜木は厳しい物言いをするけれど、誰よりも生徒想いで情熱的なところは、生徒たちにとって心強い存在ではないでしょうか。
かつての桜木の教え子だった水野も、桜木とともに厳しくも子供たちをおおらかに見守る「先生」として接していて好感をもてましたね。
本日の放送では、桜木が「親の否定」が子供が進路を考えることや成長に暗い影を落とす、子供の意欲を低下させたり、受験に失敗することにもなるという教えが凄く心に響きました。
受験に必要なのは親が子供の勉強に口を出さず、子供のしたいことを応援する環境、子供に家事を手伝わせるなど日常生活はもちろん、夫婦仲が大切と説く姿に共感しかないですよ。
ただ、視聴者の皆さんも心配していたように、楓(平手友梨奈)の親は現代でいう「毒親」であり、楓にスポーツをさせることだけを強要させたり、楓の意思を普段から否定し、父親はテーブルを叩くなど恫喝的態度をとっていますよね。
桜木の熱さが、菜緒と天野の母を少し変えていくように響いていくことを願います。
本日登場した菜緒(南沙良)と、天野(加藤清史郎)の母は少しずつ改心が見られそうな予兆がありました。
菜緒は母親(森口遥子)が少し過保護気味、天野の母(片岡礼子)は息子が以前、受験に失敗していることで不安視し、息子を弟と比較しているようなところがありましたが、彼女なりに教育法を見直すきっかけになれなくもないです。
2人の母が子供への接し方を桜木の愛ある教育で変わってくれたらいいなと思います。
ラストで、桜木と水野の味方であるはずの弁護士、岸本(早霧せいな)がまさか、桜木に逆恨みの気持ちを抱き、復讐の機会を待つ元教え子の米山(佐野勇斗)と繋がっているなんて・・・。
桜木がこの米山だけでなく、水野すらも信頼を寄せていた岸本にも裏切られたとき、どう動くのか今後、期待したいですね。
発達障がいがありながら、昆虫や天気についてとても詳しい男子生徒、健太(細田佳央太)と、額にDVを連想させる火傷の痕がある麻里(志田彩良)の動向も見逃せません。
麻里の額の傷は明らかに事故とかじゃない気がして心が痛みました。
麻里が障がいがある健太を何かと気に掛ける優しさに好感が持てますが、彼女自身も放送が回を追うごとに、桜木に救ってほしいと思いましたね。
桜木の厳しさと子供たちが前向きに取り組めるように独自の勉強法を促す姿勢、人のことを考えて行動するよう、型破りに真っ向から向き合う姿が、次週も楽しみな4話でした。