ファイトソング

ファイトソング2話 ついに花枝(清原果耶)の恋が実る?!

ファイトソング2話あらすじネタバレ

2009年の冬。

路上ライブをしていた芦田と、マネージャーの弓美(栗山千明)は出会いました。

しかし、春樹はバンドメンバーと衝突し、曲も売れず、孤独まっしぐらの生活を送るようになりました。

そんなことを思い返した今の芦田は、自分の歌を聴いてくれたリスナーの一人だった花枝(清原果耶)の存在に救われています。

その空手家の日本代表を目指している木皿花枝(清原果耶)も、交通事故に遭い、搬送された病院にて、両耳が少しずつ聞こえなくなる腫瘍と診断を受け、人生に前向きになれない若者の一人。

児童養護施設で育ち、母親代わりに見守ってくれる施設長の直美(稲森いずみ)や、少し年上で、花枝のバイト先の経営者、慎吾(菊池風磨)に支えられて生きています。

「俺と付き合ってくれない?」

子供の頃から励まされてきた「ファイトソング」の作者で歌手だった、芦田(間宮祥太朗)とハウスクリーニングのアルバイトを通じて、知り合った花枝。

花枝は急に交際を申し込む彼の誘いを毒舌にバッサリと断りました。

「そういうのはいらない。私はあなたが歌う楽曲スタートラインが母との思い出を歌ってくれたので嬉しい、でも歌い終わった後の言葉はいりません。それに交際しようと気軽に言えば女性を落とせるとか思っていますか?軽いなって思いますね。今、良い思い出のまま、気持ちを噛みしめたいんです」

花枝ははっきりと断ったものの、初めて告白された心境に舞い上がり、後から迎えに来た慎吾は彼女の仕事がうまくいったと思い、見守ることに。

そんな春樹を心配する弓美と、春樹の元バンド仲間の鳥丸薫(東啓介)も、彼のダメすぎる一目惚れの状況を聞いてに呆れます。

花枝の人生初めての恋を応援する直美や穂香(莉子)とは対照的に、花枝に好意を持つ慎吾は複雑な心境を抱えていました。

ふと、施設に今いる子供の一人、美咲が泣き出したので、様子を見に行く直美。

みんなで作った食事を食べ、美咲も笑顔が生まれました。

直美は、凛も慎吾も施設に来た時はよく泣いた、でも、花枝だけは自分の不遇な状況に泣かなかったと思い返します。

皆、様々な思いを抱えて施設にやって来たけど、新しいチャンスがある、幸せを見つけるkっかけがあることを伝えた直美の言葉に花枝たちは笑顔に。

その頃、芦田は花枝に事情を話さず、突然告白をしたことを悔いていました。

花枝に直接謝ろうと考えた彼は、再び花枝の勤務先「サンシャインクリーニング」に清掃を依頼。

しかし、家にやって来たのは慎吾でした・・・。

慎吾は精神的にまいっていて、不貞腐れていた花枝を音楽で感動させた芦田に感謝し、頭を下げるのでした。

その頃、花枝は聴覚障害があるグラフィックデザイナーのクライアント、杉野葉子(石田ひかり)のホームクリーニングを担当。

とても彼女は聴覚障害があるとは思えませんが、花枝は彼女が読唇術を使えることを知り、それをうまく読み取ったり、携帯用ホワイトボードに伝えたいことを書いて、コミュニケーションを取ることに。

慎吾は「バーバサッコ」にて、萩原凛(藤原さくら)と、店長、迫智也(戸次重幸)に、春樹のことを相談。

春樹は人柄が良いと思う反面、花枝のシフトをわざと変えて、自分が春樹に会いに行ったことを伝えます。

気の小さい男だと凛と迫に言われますが、彼は花枝への恋心にどう整理をつけていいかわかりません。

花枝は葉子との仕事を終え、慎吾が経営するハウスクリーニングの職場へ戻りました。

そこで偶然開いた慎吾のパソコンを開いて、春樹のこれまでの苦悩と、告白をしてしまったことを詫びていること、花枝のことを思うからこそ、別れを伝えるメッセージを知りました。

芦田はとうとう、マネージャーの弓美から家を追い出されてしまい、身勝手な告白をした自分のことを悔い、今いる場所から出て行く決意をしたのでした。

花枝は芦田の心境を知って彼ともう一度会いに、芦田の家へ。

そんな花枝も、医師の立石(橋本じゅん)から、耳の手術を左右やること、手術日を決めること、そして今後、耳が聞こえない可能性があるから、聞こえているうちに「思い出」を作ることを提案されていて、彼女なりの苦悩を胸に秘めていました。

花枝は夜、芦田を訪ねるものの、芦田は留守なので自身の家に帰宅。

翌朝。

気持ちを切り替えた花枝は、家を出発する前に自分に気合を入れますが、芦田が訪ねてきて驚愕します。

芦田は、まず花枝に花束を渡して自分がしたことを謝りました。

花枝は芦田と付き合うことを突然、了承。

彼女の突然の告白に、笑顔がこぼれる芦田。

花枝は自身が耳の手術をする2月20日の前日までに交際することを決意。

自分の耳がもしかしたら聞こえなくなる可能性があるからです。

理由を伏せ、花枝は芦田と交際することにし、二か月間、スタートラインを聞かせてほしいと条件を伝えました。

芦田は素直に明るく笑う花枝を可愛いと思うように。

一方、花枝は今日、アルバイトがないので、芦田とデートをすることに。

同じ頃、芦田のメールに気付いた慎吾は芦田へ嫉妬心全開に。

しかし、職場に芦田が来て、気まずさを感じるのでした。

花枝はデート用に向いた服を一生懸命選んで、前に進もうとしていました。

その後、慎吾は花枝がすぐ、芦田と交際することになった報告を受け、複雑な気持ちをますます抱きますが、花枝の幸せを願おうと感情がぐるぐるとまわっているのでした。

花枝は芦田とどこへデートへ行くのか迷います。

しかし、花枝は途中、病気の症状で眩暈が起きて倒れそうになり、芦田は慌てて支えました。

結局2人は美味しい料亭へ。

ファイトソング2話感想・みどころ

1話の時から比べて、花枝に花が咲くような笑顔と持ち前の根性や活気が戻ってきました。花枝は再び、笑ったり、怒ったり、泣いたり、感情を取り戻すことができました。

恋する花枝を見て、母のように見守る直美(稲森いずみ)の存在も前回と同じように陽だまりのように温かいですね。

直美が、施設の子供達である花枝や慎吾が施設に来た時のことを振り返り、今、自分達の状況を変える為に前に進もうとしている姿をそっと応援する姿を見ると、実家に帰ったような温かさを感じます。

直美だけでなく、バーバサッコの凛(藤原さくら)や、店長(戸次重幸)の存在は、慎吾と花枝にとってかけがえのない仲間ですよね。

人がいることで、ヒロインの花枝も、花枝に切なすぎる片思いをする慎吾も、そして今後は、芦田も心を取り戻していくだろう今後の展開が楽しみです。

本作は「姉ちゃんの恋人」など担当する脚本家、岡田恵和さんとあって、この複雑な世の中にほんの少し希望と踏み出す勇気をくれていると思いました。

両耳の神経性腫瘍の影響は既に起こり始めていて、デートの際、倒れてしまった花枝が心配ですが、誠実で不器用な芦田と出会ったからこそ、病気のことも一緒に乗り越えられると良いですよね。

花枝と出会った芦田は、仲間との衝突が激しいものの、経験不足で恋を知らないところは花枝とまさに運命の相手ではないでしょうか。

「私に自分のつくった歌を歌って、女の子を恋に落とさせるつもりだったんですか?軽・・・私は母との思い出の歌を歌ってくれて感動したのに」

女性の恋心をまさにズバッと指摘している花枝、かっこいいと思いました。

芦田ほどのイケメンでアーティストに告白されたらコロっと落ちてしまいそうになるけど、花枝の言葉で一瞬、現実的に目が覚めますよね。

一方でそんな花枝に恋をする慎吾は、花枝が芦田と本格的に交際することになり、男のジェラシーが全開で、今後の慎吾のむず痒い恋心にも注目したくなりました。

芦田も、花枝とはまた違ってマネージャーの弓美(栗山千明)と、元バンド仲間の薫(東啓介)といった彼を見捨てない人の存在が、芦田自身の人間的にダメなところを変えてくれるのではないでしょうか。

弓美の家を追い出され、行く当てもない芦田ですが、なんとか自分の家には住めているようでホッとしました。

二か月の間、成果を出せなかった彼と、病気を抱え、もう一度、新しい自分と向き合うことを決意した花枝の恋がどうか幸せな形を迎えますようにと願う2話でした。

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