ファイトソング３話あらすじネタバレ
芦田（間宮祥太朗）と耳の手術日の前日まで期間限定で交際することになった花枝（清原果耶）。
お互いに「恋の取り組み」と称して、人生初のデートへ出かけます。
しかし、アーティストな芦田は、花枝にとっては予想外な高級和食店へ彼女を連れて行きます。
生まれt初めて女性扱いしてもらって嬉しいと微笑む花枝。
会話を続けた花枝は、自身が慎吾と共に児童養護施設で育ち、あまり外出したことがないことや、普通の家庭がすることを知らないことから「ファミレス」という言葉が嫌いと話します。
自分を不幸と言っているのではないと否定し、空手をするなど芦田が会話で不快に思わないように気を遣う花枝。
芦田はアーティストをしていて、ファンからチヤホヤされることが多く、ファンの女性は自分のことが好きだけど、あれは「恋」ではないと割り切っていること、恋愛経験が全くなくてぎこちなさを花枝に謝りました。
お互いに恋をすることに不器用で初心者であること、似た者同士であることを意識する２人。
花枝と芦田は気付きませんでしたが、偶然、同じレストランに弓子（栗山千明）も業界関係者と来ていて、芦田が花枝とデートをしている姿を二度見。
ふと、弓子は自身が芦田に恋心を抱いていることを思い出しました。
慎吾はその場を取り繕いながら、芦田に対抗意識を燃やします。
一方で、花枝と慎吾の共通の友人で、美容室を経営する凛（藤原さくら）は、自身の幼少時代を思い出しました。
彼女は美容院を経営する父と２人暮らしでしたが、父親が病気で倒れてから直美の児童養護施設へ入所。
そして彼女は、養護施設で過ごしていた時期、同じ施設に既にいた慎吾に恋をしていました。
直美から入所したばかりの花枝のことを任された時、慎吾が花枝に興味がある様子を知っていて、気まずさを感じていましたが、花枝とは優しい信頼関係を気付けるようになりました。
上機嫌で直美（稲森いずみ）の養護施設へ帰ってきた花枝は彼女や、同じ施設で兄妹同然に育ち、今やバイト先の店長な慎吾（菊池風磨）に、初デートの様子を報告するのでした。
芦田に嫉妬して、態度がおかしい慎吾と、花枝の初恋を見守る直美や凛。
花枝が「恋の取り組み」をし、芦田と交際することや、この交際の結末はハッピーエンドではないと言うことに関して、何らかの理由が隠されているのではないか？と推測。
翌日。
芦田の現場に行った花枝は、自分たちは「ひょんなこと」から出会い、恋が始まったことをパソコンで検索して微笑みます。
芦田の作曲を手伝う為、パソコンを使い、恋する気持ちがどんな状態かを調べていました。
花枝と芦田は、自分達の出会いが「ひょん」なことで心が動いている瞬間があり、会いたくてたまらない、相手のことばかり考えて心がざわつくことがあるなどと、パソコンで「恋について」分析。
ふと、花枝は自身の病気のことが気になり、「恋」を初めて経験する人たちのことを観察。
その頃、芦田もマネージャーの弓子（栗山千明）や元バンド仲間の薫（東啓介）に花枝のことを報告。
薫は芦田の恋を応援することに。
曲を作り、アーティストとして再始動を計るためとはいえ、芦田が本当に恋の取り組みを始めたことに呆れる弓子。
芦田はこんなチャンスもう二度とないし、今、自分は真剣に恋をしていることを２人に伝え、自分のことをほっといてほしいと口にします。
弓子は、まだマネージャーではあるので、芦田を野放しにできないと答え、薫は引き続き見守ることに。
花枝はまた杉野葉子（石田ひかり）のハウスクリーニングのバイトへ。
医者（橋本じゅん）に、生まれつき聞こえない人と、病気で少しずつ聞こえくなるのとどちらが精神的にくるのかを聞いたことがあったからでした。
そこで、杉野にいつから聞こえなかったのか聞きました。
大人になってから聞こえなくなったからこそ、聞こえるまでに音を沢山楽しんだという経験を聞き、少し自身の病気に関して前向きになった花枝。
仕事後、凛のバーバラへ行った花枝は、花枝が恋に積極的かつ、芦田と「恋の取り組み」を期間限定で行うのは何かしらの理由があると指摘。
凛は養護施設時代から、花枝を知っているからこそ、彼女がモヤモヤしていて何か悩んでいることを見抜いていました。
何かあったらいつでも自分に相談することと、気分転換にヘッドスパを奢ることを伝える凛。
花枝は大喜び。
そんな二人をバーバラサッコの店長、迫（戸次重幸）は優しく見守ります。
その頃、芦田が今住んでいる部屋に新しく住む予定の同じ事務所のクリスと相方のレイチェルがやって来ました。
レイチェルとクリスは、芦田の事務所ながら売れていて、芦田が、事務所の上司から、今の家を近々追い出される可能性が高いことを伝えました。
レイチェルは芦田に帰り際、不幸なオーラが漂っていると告げました。
その夜、すぐに弓子に電話する芦田ですが、レイチェルとクリスが既に横浜ベイホールでコンサートをしている状況を察した彼はすぐ電話を切ります。
弓子は芦田が今いる家を追い出される可能性やアーティストとしての存続危機を感じるものの、自分の状況が不安定なことを察した彼が電話を切った時、何とも言えない気持ちを抱くのでした。
そんな周りのやきもちを知らない花枝と芦田は、デートの仕切り直しで横浜中華街へ。
穂香（莉子）から横浜デートでは夕日をバックにキスをすることをすすめられ、花枝は胸をときめかせながらデートへ。
いてもたってもいられない慎吾は、凛を牧沿いにして、２人の後をこっそりつけることに。
苺飴を買った直後、花枝と芦田と鉢会いそうになった２人はこっそり、苺飴の看板に隠れます。
この時、凛と慎吾も何かを感じていました。
花枝と芦田はミニゲームをしたり、中華街でお面をつけたりとデートを楽しみ、「マーハー王」の中華まんを食べました。
凛と慎吾は、慎吾が嫉妬全開で芦田にイラついている様子を大人な態度で見守りながら、同じ肉まんを後から買って食べました。
そして、夕日が出る頃、初キスの話を思い出す花枝に対し、もっと花枝のことを知りたい、もっと恋を知りたいと声を掛けてきた芦田。
２人はキスする寸前までいきますが・・・次週、恋の進展が微笑ましいなか、芦田は事務所から契約解除の危機に！
ファイトソング３話感想・みどころ
最初から最後まで終始、微笑ましくて、優しい気持ちになれました。
芦田と花枝、凛と慎吾が横浜中華街へ行くシーンは、まるで２人のデートをこっそりつけているような感覚でした。
幸せをおすそ分けしてもらったような感じで、横浜中華街デート疑似体験をしているような見ていて楽しくなれるシーンが多かったですね。
花枝と芦田の周りは温かい人たちに恵まれていて、２人の初々しい恋は今後も周囲に反対されることなく、愛が沢山溢れた状態で続くと良いですよね。
耳が聞こえなくなっていくまでに、音を聞き、芦田の歌を沢山聞く機会を得ようと積極的に動いている花枝の心境は少し切ないです。
花枝が慎吾のハウスクリーニングを通して知り合ったクライアントの葉子（石田ひかり）も大人になってから急に病気の影響で聞こえなくなった状況。
今まさにその葛藤と闘う花枝にとって、葉子が「耳が聞こえなくなるまで沢山の音に触れた」という体験は、彼女の人生にほんの一歩の希望と現実と向き合う勇気をくれたのではないでしょうか。
葉子を演じる石田ひかりさんの柔らかい雰囲気や話し方は、別ドラマ「監察医朝顔」でも癒されましたが、今回の葉子も、花枝にとって、小学生の頃に亡くなってしまった母と重なるような部分があるのかな。
葉子って、花枝にとって直美とはまた別角度の意味で、家にいて安心している第二の母のような感じがして、視聴者側の私も、葉子に甘えたくなってしまいました。
慎吾の嫉妬が可愛すぎる。
花枝のこと養護施設にいた時期から本当に好きなんだなということが伝わる小さな初恋のメロディのようでした。
凛は花枝と慎吾のそんな関係を知っていてずっと見守って来たけど、大人になった今、慎吾と共に、花枝のデートを追跡している様子は、彼女自身、慎吾に淡いときめきを感じていて、もしかして？！という凛の今後の幸せを願わずにはいられない３話でした。
