合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~

合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~10話 涼子(天海祐希)に催眠を掛けたのは?

合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~10話ネタバレ

突如、涼子(天海祐希)のスマホに送られてきた謎の動画。

そこには虚ろな表情の涼子が!

「これから言う数字を聞いたあなたは自分で抑えきれないほどの怒りの感情が沸き上がってきます。その数字は3776」。

椎名保(野間口徹)と会ったあの日、「上水流さんはご存じですか?3776」

この言葉に、涼子は椎名をいつの間にか殴りつけていたのでした。

刑事の丹波(丸山智己)に送られてきた動画を見せると、後催眠暗示を掛けられたのでは?と言われました。

貴山は久実(白石聖)と買い出しへ。

その帰りに、貴山(松下洸平)の前に再び、氷川(阿部良平)が姿を現します。

「あの探偵のお姉さん、何か言っていなかった?」

因縁の相手を真っ向から拒絶しました。

氷川は「自信満々な探偵のお姉さんを困らせたくて、ゲームを始めた。俺の“仕事”を手伝え。じゃないとお姉さんが大変な目に遭うよ。明日、俺のところに来なかったら全部バラすから!」と意味深なことを口にしてきました。

改めて、動画を見ていた涼子は、映像の中に見覚えのあるものを発見します。

それはメトロノームとクリニック。

久実を先に上がらせてから、涼子は催眠を掛けられたクリニックへ。

しかし、テナント募集の建物になっていました。

その手計から、かつて自分の後輩だった弁護士、谷川に行きつきます。

ヒプノセラピーといって、当時、不眠症で悩んでいた涼子にこのクリニックを紹介したのも、谷川。

「3776って数字の暗示を掛けられて、あんたのせいで、私は弁護士資格も失った。どういうこと?」

しかし、谷川は、通行人に、「誰か助けて!殺される!」と騒ぎ出し、涼子を悪者に。

「大丈夫、ただの痴話げんか」

涼子が誤魔化したすきに、車に乗って逃走した、谷川。

そこで、8カ月前の記憶で、谷川の弁護士事務所へ。

谷川は涼子が事件を起こしてから、涼子が担当するはずだった案件を引き継いでいることが判明。

その頃、貴山も新宿のバーで飲みながら、ストレスを発散しようとするものの、浩次(中川大輔)に、涼子と喧嘩したことを茶化され、不機嫌に。

その頃、本気で探偵になろうとしている久実(白石聖)を止める為、諫間(仲村トオル)が上水流エージェンシーを訪れます。

「それくらい自分で言ったら?」

「ますます意固地になるばかりだ。君から言ってくれ。私はあの子が心配なだけだ。」

「なんで命令するの?」

「命令じゃなくて頼んでいるんだ。」

「涼子くん」

「別にあなたがどうこうしなくても、久実ちゃんはセンスないから近々、クビにするかも。丁度私もあなたに連絡しようと思っていた。私が弁護士を止めた8カ月前から全て…教えて。もしも私が椎名さんを暴行したのが、催眠によるものだったら信じる?それを後輩の谷川が仕組んでいたとしたら…」

「あり得ない。君の口癖を借りるならそんなことは常識的にあり得ない」

ふと、警察が訪ねてきました。

谷川がビルの8Fから転落死。

刑事は、涼子に詳しく話を聞きたいとのこと。

谷川と駐車場にいた時、彼が、「助けて!殺される!」と言ったからでした。

警察に呼ばれると、取り調べを担当するのはなんと丹波(丸山智己)。

「大柄な女性が谷川さんを殺そうとした。それを見た」

タレこんだ者がいて、涼子は疑いを掛けられている様子。

女性刑事にも、「私は執行猶予中です、やるわけないでしょ。」と否定。

貴山と久実は心配し、貴山は氷川と関わっていることを久実に隠して、電話。

「期限、今日だからな…」

貴山は涼子を屋上に呼び出し、自身の事を告げようとするものの、涼子は自分の催眠を掛けられた件を簡単に説明しました。

「私を谷川って後輩がはめて、催眠術をかけさせた。それで、椎名さんを私は殴った。谷川は何者かに殺された可能性がある。」

「だったら僕は必要ないですね。荷物は処分してください。」

「本気で言っている?」

貴山も貴山で、涼子を危険な目に遭わせたくなくて、一人抱え込みました。

案の定、貴山は「山田」と名前を変えて会社経営をしている氷川から次のターゲットは涼子であること、氷川がやはり、谷川を殺したことを告げられるのでした。

ネイルサロンを開こうと話を持ち掛け、不動産屋を訪れた、涼子。

「リバーエンドコーポレーション」という会社名を聞き、氷川の会社だと知りました。

氷川から、クライアントの老女のお金を奪い、口座にお金を振り込むように指示される、貴山。

涼子は事務所へ戻ると、氷川のことを浩次から聞き出しました。

「俺とのぶりんが会ったのもあいつの仕事だった。殺人容疑をかけられたまま、植物状態だっただろ?のぶりん。それでお父さんの入院費を稼ぐために手を出した。」

その頃、氷川に対し、貴山は仕事の依頼を断ります。

「あのお金はあの奥さんが旦那さんの為に貯めたお金です。そんなことできません…」

「2人の絆に俺は感動したよ…俺とかつてつるんでいた時は違ったね。お前、あの探偵のお姉さんと接して変わったなぁ。」

氷川が手下の男をけしかけ、貴山に暴行を加えようとします。

そこで、貴山は涼子と格闘したようなイメージトレーニングをし、相手を倒していきます。

ところが、氷川が拳銃を向けました。

氷川が発砲。

氷川は貴山を誘拐し、教会へ移動。

手下に足を殴られ、氷川は涼子がもうすぐここへ来ることを貴山に伝えました。

パソコン画面に、「ようこそここへ来たな。勇敢なお前にプレゼントを贈ろう」

その画面には涼子が催眠を掛けられている映像が。

「これからいう数字で、自分でも抑えきれない怒りがあります。その数字は3776」

そう‥‥貴山が涼子に後催眠を掛けていた本人でした。

涼子は激しいショックを受けます。

「最初は貴山が映っていない動画だけを送った。そのヒントでどこまでたどり着けるかゲームをした。くだらね、お前ら本当に信じあってねぇじゃん。あの探偵のお姉さん今頃お前に見損なっているだろうな。」

「やっぱり僕が間違っていた。あんな仕事受けるんじゃなかった。」

当時、貴山は氷川に、後催眠暗示ができるかどうか聞きました。

貴山が心理学の知識があることを知った氷川は若い彼を利用。

涼子の飲み物に薬を混ぜた氷川。

そして、「3776」の暗示をかけた貴山。

「お金の為に涼子さんの人生を奪ったことを僕は忘れない。」

「じゃあなんで涼子さんに会った?自分のことを覚えているかどうか確認する為だろ。」

「報道を見て、僕のせいで立場も何もかも失った。だから…」

そこで、わざと猫を車のバックに入れ、涼子を騙しました。

そして、涼子に近づき、今に至ります。

氷川は貴山を殴りつけ、銃で殺そうとしていました。

「心残りなら言ってみろ」

「あんたあの以来誰かに頼まれたんだろう?涼子さんに後催眠暗示かけるの誰かに依頼されたんだろ?」

銃の引き金を引こうとする、氷川。

「頼む…誰に頼まれたんだ…教えてくれ。」

「そろそろあたりがでそうかな。次が外れたら教えてやるよ。そいつは…」

囁いた言葉に、貴山は絶句。

そして、貴山を殺そうとする、氷川。

「やっている?!…見つけた。その子、うちの子なの…返してくれる?」

「あんた動画見ただろ?あんたの人生めちゃくちゃにしたのは貴山なんだよ。ずっと相棒の振りをして嘘をついていたんだよ。」

「最低!クソ腹立つ。お前みたいな屑に貴山を侮辱する資格はない。信頼は過ごした長さじゃないんだ、過ごした深さで築かれるのよ。」

そして、丹波が来て、涼子は貴山を助けます。

「だからここを止めるなんて言ったんだ。」

「しかも必ず涼子さんに何か危害を氷川が加える。だから氷川に騙された振りをして、丹波さんに全てをメールをしました。また、誘拐される直前、スマホを置いて居場所がわかるようにしました。」

「あんたが誘拐されたことを知った時、丹波から連絡がきたの。」

「先生、貴山君が拉致されました。早く助けないと命が…」

「それを聞いたら、貴山を助けなきゃ助けなきゃって体が動いていたんだ。あんな映像を見たのに」

「涼子さん謝って済まされる事ではないってわかっています。でも本当にすみませんでした。今までずっと嘘をつき続けて申し訳ありませんでした。」

「あれさー氷川って男に頼まれた闇バイトだったんでしょ?つまりあなたは依頼された仕事をこなした。だったら、あなたが罪悪感を感じることは全くない。あなたは…自分の仕事を立派にやり遂げただけ。罠にはまった私が愚かだったこと。だから…ここで働いて!今まで通り。私には貴山が必要なの!」

「本当ですか?」

「まだまだ分からないことだらけじゃない!なんで氷川ってやつが私みたいな弁護士にあんな手の込んだことするわけ?!」

「そのことなんですが…氷川から聞いたのです。涼子さんに催眠を掛けるように依頼した人物の名前は」

「それは…諫間けいすけです。」

「なんであの人が?」

「わかりません、でもそう言ったんです…」

久実の父、諫間が涼子を利用。

その真相は次週、最終回で明らかになります!

合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~10話感想・みどころ

貴山と氷川の関係が明るみになりましたね。

なんと父の入院費を稼ぐために仕事を転々としていた貴山を氷川が利用していたとは。

IQが高く、心理分野にも長けている貴山ならいい働きぶりを見せると思っていたことでしょう。

しかし、貴山は涼子と出会い、本来の優しさを取り戻し、真人間に。

そりゃあ、氷川は今の貴山は「使いにくい」。

涼子に催眠を掛けて、「3776」の暗示をかけていたのは貴山。

「あなたは自分の仕事を立派にこなした。ただそれだけ。自分が愚かだった」と言える、涼子は冷静さと人柄の良さが伝わりましたね。

そして、涼子に催眠をかけるように指示し、弁護士資格はく奪に追い込んだのは、諫間。

今思えば、諫間がどこか全面的に黒幕に近いなとは思っていましたが…。

久実がもし、今後、父親が涼子の人生を狂わせた張本人だと知った時、どんなにショックを受けることか…。

父子2人暮らしで、絵に描いたように純粋すぎる久実が悲しむ顔は見たくないなと思いました。

氷川の思惑通り、貴山と涼子の絆は一緒に過ごした長さではなく、深さと言えた10話でした。

 

 

 

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