合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~5話ネタバレ
依頼人の自死という悲劇の結末を迎えた上水流涼子(天海祐希)と貴山(松下洸平)の胸に大きなしこりを残した8カ月前の出来事。
その当事者で依頼人の施術を行った「美の魔法使い」こと、整形外科医の愛原樹里亜(水野美紀)。
彼女の元に脅迫状が届いたことから、「上水流エージェンシー」での因縁の再会となりました。
「やめましょう、会って5秒で罵り合っている」と涼子と樹里亜を諭す、貴山。
「今まで直接、コロスって言われたのは初めて。」
「西田真紀さんあんたのせいで自殺した。」
「真紀さんの顔に不認可で薬品を使ったでしょ、真紀さんは自殺した。」
「警察嫌い」
「あんたの悪事がばれるからでしょ。」
「やるのやらないの?」
「1日ごとに報酬を延長するわ…100万円」
自らの過ちに相変わらず反省しない樹里亜に依頼を当初は断ります。
ところが、高額な報酬を前に身辺警護と犯人特定の依頼を引き受けることにしました。
「高額な報酬ではなく、亡くなった西田真紀の為よ。私のなかではまだ依頼は終わっていないの。それに、あいつの傍に張り込んで見張って、悪事を暴いて評判を落とす。」
「私は魔法使い!」とスローガンを口にし、「財前」に扮し、若い新人に混ざる涼子。
早速、最初の客であるふくよかな女性(かなで≪ぼる塾≫)が悩みを相談。
涼子は正論をかまして女性を戸惑わせ、樹里亜の反感を買うのでした。
その後、樹里亜の行きつけのエステへ。
海で自死したと伝えられる、真紀のニュースに心を痛める、久実。
ふと、貴山は久実に涼子が未だに真紀の件を引きずっていることを伝えました。
ナースに扮した涼子が、樹里亜の身辺警護をしていたある日、歩いていた2人に向かって工事現場の鉄パイプが落下しようとして、運良くよけます。
後日、樹里亜はその一件を記者の前で発表。
「ギリギリに私が財前さんを庇いました。これまでは精神誠意に務めていましたが、女性が安心して暮らせる環境を作ります。私は選挙に出て国の為に力を尽くすつもりです。」
すると、人混みの中から作業服を着た一人の男が、「おい!何綺麗ごと言ってるんだ!悪魔!魔女」と樹里亜を罵って去っていきました。
その風貌から、涼子が救えなかった依頼人で樹里亜の元患者の西田真紀(市川由衣)の元婚約者、滝本悟志(小久保寿人)ではないかと考えた涼子。
彼の作業着の制服「十字建設」から、樹里亜に鉄パイプを落とそうとしたのは彼ではと疑うのでした。
そこで、涼子は、有田浩次(中川大輔)にわざと滝本を不良グループとして襲撃させました。
貴山が青森出身の工事現場の男に扮して、有田たちから滝本を庇いました。
アシスタントの久実(白石聖)には、有田たちから貴山の妹のフリ。
すると、真紀が自殺した当時の状況について新たな事実が判明。
真紀は死ぬ前に、樹里亜に会うつもりだったとのこと。
しかも、自殺ではない可能性が。
なんと、「これから愛原樹里亜に会って話をつける」。
これは真紀が滝本に送った最期のメール。
「自殺をする人がこんな事するかしら」
滝本と同じ青森出身を偽って地元の郷土料理で、滝本の心を掴むことに成功。
愛原樹里亜にいつか落とし前をつけようとクリニックの近くで働いてきた、そして、愛原樹里亜に恨みを持つ者が大勢いると匂わせた、滝本。
そこで、樹里亜に政界進出を発表した際、西田真紀の婚約者だと伝えました。
「本当はあんた犯人に心当たりがあるんじゃないの?」
「もう、うるさい…あんたクビ」と樹里亜はエステで呆れました。
その頃、上層部の人間に夜、連絡した樹里亜は、届いた謎の小包に怪しいものが入っていると知り、怯えました。
「ああ、良い人のフリするの疲れる…」
樹里亜に似せた人形の顔に待ち針が…。
「良いから何とかしてよ!」
「警察頼れば良いじゃんそんなに怯えているなら。私に脅迫状持って突きつけた態度とは偉い違うじゃん。」
上水流エージェンシーに戻ると、貴山から樹里亜の脅迫事件について動きが。
なんと、樹里亜のクリニックの前に爆弾犯が。
爆弾犯の役は、有田(中川大輔)。
そこで、警備員のふりをして対応し、樹里亜を気絶させます。
そして、箱の中に入れると、どこかへ樹里亜を連れ去った、涼子たち。
椅子に樹里亜を拘束し、誘拐犯を演じる涼子。
「誰よ!」
「西田真紀です、あなたにずっと会いたかった。」
真紀のふりをして、樹里亜に真実を吐かせるためでした。
「あの夜の事、忘れた日はありません」
真紀が死ぬ前。
「あんたが雇った探偵、何の役にも立たなかったわね、何が望み?」
「わかった・・・払ってあげる、手切れ金よ、慰謝料じゃないからね。」
「私はあんたのせいで、顔も婚約者も失ったのよ!」
「男に逃げられたのも顔じゃなくてあんた自身のせいなんじゃないの?これ録音したから…どっちを信じるかしら」
「私にはもう怖いものはないです。覚悟ができています。この顔とあなたにされたことを晒します。」
真紀は身投げしようと歩き出すと、樹里亜は石で彼女の頭を強打。
そして、樹里亜が真紀を海へ捨てたのです。
その頃、警察が捜査。
丹波勝利(丸山智己)は誤魔化します。
ところが焦りから会話の途中で、正体がばれそうになった涼子はスモック効果を使います。
「爆ガス」と樹里亜には嘯き、怖がらせました。
そして、涼子たちが移動に使った車は、なんと見知らぬ一般人のもの。
ネットで募集を掛けて、運転手を募集。
男はまんまと話に乗って、警備員のふりをした涼子たちを乗せ、樹里亜を誘拐先のアジトまで車を走らせてしまいました。
そして、予想外な事に、西田真紀本人が樹里亜の前に現れました。
真紀は実は死んでいなかったのです。
真紀は漁師に助けられ、生還。
「誰にも言わないでほしい、私は突き落とされた時に死んだ、だから復讐する」
漁師にそう告げた真紀。
涼子たちは樹里亜の真紀に対する殺人未遂を暴き、なんと脅迫状も自作自演だと暴きました。
樹里亜はこれでも悪びれなく、「あんた結局生きているから、私、何も悪くない。沢山の人を幸せにしてきたのに…こんなことで私が終わるわけない。」
「いい加減にしなさいよ。あんたは顔を傷つけて、女性としての西田真紀さんを殺した、それから海に突き落として人間としての西田真紀さんを殺した。でも奇跡が今は起きた…なんでだと思う?真紀さんのような思いをして泣き寝入りした女性たちが沢山いる。あんたが幸せにしてきたと思っている女性にはそういう人も沢山いる。あんたがしてきた罪、きっちり償いなさいよ。」
そして、到着した警察に対して、動画を再生したまま、待機する、樹里亜。
わざとらしく、丹波も到着。
「上水流涼子…絶対忘れないから。」
そして無事、再会した真紀と向き合う、涼子。
「もしあの時止められていなかったら私…」
なんと、真紀は涼子と樹里亜がいたエステの従業員でした。
「復讐したい気持ちはよくわかる。手を汚す必要なんてない、あの女を渡しと一緒に自獄に突き落としてやろう。」
そして、樹里亜誘拐を企てて、真実を暴きました。
脅迫の人形は、真紀が原因。
「私、神様が復讐しろって言っているかもしれなくて…ずっとその機会を狙っていました。でも彼が…このままじゃ悟志が先に何かする可能性がある、だから焦ってしまって。」
悟志が樹里亜に暴言を吐いているところを目撃した真紀。
上水流エージェンシーで、真紀と悟志は再会。
「俺が結婚やめようなんて言わなければ…真紀の心が落ち着くまで待とうって意味だったんだ。俺が結婚を辞めようと言ったのは顔じゃない。心が好きなんだ…生きていてくれてありがとう、本当に有難う。」
樹里亜のネックレスを2人に「結婚祝い」として渡しました。
そして、真紀と悟志の新しい人生を祝福。
悟志は猫カフェに行くと言って、父親の見舞いへ。
丁度、父親の心拍数が回復したのですが、不安定な状態。
「どうして…どうして母さんを殺した?どうしてカスミを殺した?絶対許さない…僕が殺してやる…起きろ!起きろ!」
すぐに病院のスタッフに止められる、貴山。
貴山が父親を心底憎む理由には彼自身の心の傷が影響していたのです。
合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~5話感想・みどころ
先週のゲストだった水野美紀さんが再登場!8カ月前の西田真紀の件の因縁の決着が着きましたね。
真紀が何よりも死んでいなくてどんなにホッとしたことでしょう。
樹里亜は自分が違法な薬を使い、真紀の人生を破綻させた上に、意を決して樹里亜と直接対立しようとした真紀を殺害未遂。
まさに涼子が言うように、「あなたは西田真紀さんを二度も殺した」という言葉がしっくりきますね。
樹里亜はどこまでも往生際が悪く、自分が勝ち残り、ステータスを築くためなら人の人生を潰しても構わないサイコパスな面を感じました。
政界に出て知名度を上げたとしても、その醜い本性はいつか化けの皮が剥がれるでしょう。
そして最後に、目を奪われたシーンは、貴山。
いつも「猫カフェに行く」と言って、父親の見舞いに行く彼。
しかし、本当は父親を殺したい程憎み、母親と「カスミ」という女性を「殺した」ことが長年、彼が他人には見せない「しこり」を持っていることが判明しましたね。
重体で意識不明の父親の胸倉を掴んだ瞬間は背筋が凍ると同時に、彼自身を苦しめている呪縛の鎖を解いてあげたいとさえ思いました。
SNSでは視聴者の反応として、「こんな松下洸平も見たかった!」が多数。
ドラマ「最愛」の時も優しく主人公を見守り、時に助ける恋人役など、松下さんが演じる男性は温厚な人物が割と多かったりしますよね。
それが本日の貴山としては、全部ひっくり返るぐらいの勢いで、迫真の演技に脱帽です。
「どうして母さんとカスミを殺した?起きろ!起きろよ!俺が絶対許さない、殺してやる…っ!」
言葉からあふれ出る貴山の父への「毒親」を匂わせる憎しみの根源が気になる5話でした。