グレイト・ギフト7話あらすじネタバレ
明鏡医科大学付属病院内のみならず、ついには院外にも波及し始めた連続殺人事件。
一連の事件に使われた殺人球菌「ギフト」の創造者だと名乗る正体不明の真犯人が、ついに動き出しました。
601号室の板橋よしこを早速、オクトセブンを使って殺害しました。
被通知でかかってきた犯人からの着信に出る、藤巻。
「ご確認いただけたでしょうか?ギフトを売ればさらに犠牲が増えます。」
「販売は中止します。あなたがギフトを売る理由は?」
「ギフトには欠点があります。私のオクトセブンを調べればわかるはず。」
犯人の指示通り、藤巻と白鳥は顕微鏡で調査。
オクトセブンは色と固いが違います。
ギフトと同じ培地以外にも環境などを変えられそうとのこと。
「犯人がメンバーの中にいるかもしれないし、内通している人もいる。」
白鳥は藤巻に慎重に調べるよう、指示しました。
あろうことか真犯人は、ギフトを発見し、培養してきた病理医、藤巻(反町隆史)に電話で接触し、白鳥理事長(佐々木蔵之介)が裏で手を付け始めようとしていました。
そこで、神林の力を借りて真犯人探しをすることにした、白鳥。
「随分と心痛した面持ちですね。」
「必死に生きようとしていた患者さんを殺すなんて許せません。」
「医者のプライドですね。」
「琴葉さんの手術を必ず成功させます。これも医者のプライドです。」
「言ったはずです、誰にも白鳥先生の邪魔はさせません。」
板橋が入院していた部屋は、監視カメラが分かりにくい場所にあり、藤巻達の作業部屋の盗聴器はギフトが生まれる前の昨年設置されたもの。
しかも、真犯人は新たな殺人に使った球菌を「オクトセブン」と呼び、ギフトには大きな欠点がある」と言うのではないか?今回使われたのはギフトと異なる球菌かもしれないと考えを巡らせる、藤巻。
遺体から液状検体を検出し、白鳥の極秘指令に従い、検査技師、久留米穂希(波留)と共に水面下でオクトセブンの培養及び、研究を開始します。
一方、娘の命を守る為、白鳥と手を組む警視庁の元刑事、神林育人(尾上松也)は、真犯人探しに力を入れます。
ギフトの第一被害者となった、愛宕元首相(山田明郷)と深い関係を持つ、「国立生命理化学研究所」の元職員、北本が、明鏡医大に在籍していることを突き止めます。
「犯人は私のオクトセブンと言っていて、ギフトを操れる人物だと思います。」
藤巻、久留米(波留)、白鳥(佐々木蔵之介)が、神林の元に集結しました。
臨床検査部の細胞培養士、北本ゆうすけは、藤巻の元妻、麻帆の心筋細胞シートを研究施設で作った関係者です。
愛宕元首相とも知人でした。
藤巻は培養を、白鳥は神林と協力して独自の捜査をすることに。
真犯人は、癌の終末期の患者をターゲットにしていたことも判明。
オクトセブンの力で、終末期の患者を集中的に犯人は狙っていました。
北本を呼び出す、神林と藤巻。
「生命研のトップだった関係者に、オクトセブンを知っている方がいますね?」
「はい、稲場所長です。生命研には守秘義務があります。僕からの発信だと言うことを伏せていただけるなら…。生命研では研究過程で未知の細菌が突然変異することがあります。名前をつけるのが決まりで、オクトセブンは、オクトーバーセブン…10月7日に誕生。危険ごとに菌は分類され、ほとんどは無害なEで、たまにDが出ますが、オクトーバーセブンは危険性の高いBでした。研究所内で完全に消滅させられたと思われていたものの、まだそうでない事実があります。僕から言えるのはこれまでです。」
その後、琴葉の意識が回復したことで、神林は涙して喜びました。
「泣くなって…絶対良くなってやるから。」
琴葉の頭を撫で、見守る神林と、白鳥と郡司。
藤巻は犯人からの新たな着信に驚愕。
「そろそろお気づきになりますよね?」
培養したオクトセブンを移植したものの、死滅し始めているのです。
「オクトセブン創造者としての義務です。」
ギフトは温度管理をすると増やせますが、オクトセブンは依種類の培地だと成長しますが、複数の培地のレシピを変更すると死滅するのです。
「培養が簡単なギフトのほうが優れていると思いますね。犯人はギフトに欠点があると言いましたね。ギフトは作りやすいけど、オクトセブンは死滅すればコピーができない。」
考察する、久留米。
「ギフトを販売し続けると、コピーされて悪用されてしまいます。ラボを拡張させます。」
白鳥の指示で、藤巻は新しい住居を与えられました。
その住居で、藤巻はラボを用意してもらい、培養を続けることができました。
本坊事務長(筒井道隆)にラボに案内された藤巻と久留米。
「藤巻先生、白鳥先生を警察に売ろうと思ったら、培養を続けるなんて。」
「もう諦めました。」
「私は杏梨さんを諦めませんよ。」
外に出ると、検査技師、奈良茉莉(小野花梨)に遭遇。
「藤巻先生と久留米先生、ここ、独身寮なんですよ。私も使っていて。」
「私、ここで藤巻先生の引っ越しの手伝いをしていて。」
「ええー!そういうことですか。」
時を同じくして、郡司(津田健次郎)と不倫関係にある藤巻の元妻、麻帆(明日海りお)は、郡司の診察を受けていました。
心臓の状態も良好で、軽い運動を取り入れられるまで回復しました。
麻帆は、鶴下綾香が亡くなったことで香典を鶴下の実家に渡してもらえないだろうかと、郡司に頼みました。
「患者さんの個人情報ですし、本来は患者さんから金品は受け取れないんですが…」
郡司は麻帆と交際しているものの、表向きは医者として対応します。
「できればお渡ししていただけませんか。」
「わかりました、こちらで対応します。」
看護師が麻帆の香典を預かりました。
「後で連絡する。」
看護師がいなくなってからそっと麻帆に伝えた、郡司。
通院帰りの麻帆は、郡司の妻、佳澄(西原亜希)に声を掛けられました。
「藤巻麻帆さん。」
「え?」
「私、病院内であなたのこと聞いたんですよ。退院祝いにお声がけしようと思って。」
「あ…はい」
「仲間集めに。」
麻帆と佳澄はお茶をしますが、佳澄は麻帆に怪しげなかかわり方をします。
「あなたとうちの夫との関係は知っています。協力して下さいね、断ることは許しません。郡司を理事長にしたいのでご協力して下さい。あ、心臓は大丈夫ですか?ドキドキ…。郡司は、力を合わせて郡司を理事長にしましょう。」
その後、郡司に電話を掛けた、佳澄。
「あなたが鶴下さんと二股賭けていたことは言わないから安心して?」
「ねぇ、藤巻先生がなんで理事長になれたか知っています?」
さらに、怪し気に麻帆に囁く、佳澄。
麻帆は帰宅すると、藤巻が家に残した着替えを取りに来ました。
「勝手に入らないでよ。」
「着替え取りに来て。」
「気持ち悪いことしないで。」
「鍵、返しておく。」
僕が逮捕されれば2人に迷惑がかかる…家族の縁を切ったはず。
「元気そうでよかった…お邪魔しました。」
麻帆の家を出てから、稲場との連絡がついたと、久留米から着信がありました。
「稲場さんとコンタクトが取れました。藤巻先生、今から来られますか?」
稲場は愛犬を可愛がりながら、応じます。
「明鏡医大の先生と刑事さんが何の御用で?」
「我々は愛宕元首相の死因を追求しています。」
「なんだか不愉快ですね。」
「説明不足で至らないところがあり申し訳ありません。」
「愛宕元総理の病理解剖の写真です、右警部に黒いシミがあります。新種の球菌が発見され、3カ月の間で、急性心不全での急死が10名発生しました。稲場さん犯人に心当たりありませんか?」
「な、なんで私にそんなこと聞くんです。国の衛生期間に相談したり、警察に行けばいいでしょう。」
「そんなことをすれば困るのは貴方ではないですか?今回の事件に使われていたのは、生命研で使われたオクトーバーセブン。何者かが生命研からオクトーバーセブンを持ち出した可能性があります。」
「稲場さんもこれ以上、関わりたくないですよね。ご協力をお願いします。」
「少し、考えさせてほしい。」
しかし、稲場は飼い犬と外へ出ている最中に、何者かにギフトを打たれて殺されてしまいました。
「やはり、お前か…俺が指示したからだ…報いだな。」
稲場は、犯人を知っていました。
稲場の死は、明鏡病院を訪ねた、神林によって藤巻に伝えられました。
その夜、久留米と藤巻は、夕食をとりながら、犯人に気を付けながら動くことに。
「僕らを殺せば犯人は球菌を支配できる」
「なぜ犯人はギフトを培養している私たちを止めなかったのでしょうか。」
「それが僕の中の一番の謎です。」
ふと、これまでの発言から、久留米の身を案じ、同時に疑惑が拭えない、藤巻。
「久留米さん、明鏡から離れて下さい。」
「どうしたんですか?急に」
「貴方が心配なだけです。」
「犯人が分かりました。明鏡病院に来てください。」
神林の呼び出しで、白鳥の理事長室へ。
郡司と本坊もそこにいました。
「犯人がわかったというのは…」
「ごり押しで北本から名簿を出させました。」
「ここでめぼしい名前が…」
名簿を除く、藤巻は、久留米の名前にぎょっとします。
「待ってください…まさか久留米さんを疑っているんですか?彼女が働いていた場所だからって!」
しかし、久留米にすぐ、郡司が注射器を打ちます。
「待ってください!久留米さんは違います!」
「藤巻先生!栽培している時、オクトーバーセブンの名前を記す筆跡や、ギフトの個数が栽培室から減ったのも、久留米さんの犯行だって気付いていましたよね!」
目の前で久留米が注射器を打たれ、混乱して暴れる藤巻を抑える神林と本坊。
「やめろ!やめてください!久留米産は何も悪くない!僕が真犯人です。」
「5秒以内に答えなければギフトを流し込みます。あなたが、犯人ですね?」
「久留米さん、何も言わないで!何か言えば殺される!」
「レベルB、オクトーバーセブンを作ったのは私です。」
久留米は注射を打たれ、まだ意識があって話せるうちに真実を認めました。
グレイトギフト7話感想・みどころ
ギフトは国立理学研究所の生命研にて、作られたオクトーバーセブンだったんですね。
オクトーバーセブンを使った恐ろしい連続殺人の目的がますますわからなくて、先がもっと知りたくなりました。
創設者は確かに久留米ですが、久留米が真犯人なわけがないと思います。
ギフトでこれ以上、大切な人を失いたくない藤巻の悲痛な声が痛々しかったです。
藤巻の元妻、麻帆に近づく郡司の妻、佳澄が怖すぎました。
郡司と麻帆の不倫も知っている、そして郡司を理事長にするために力を貸してほしいと初対面で頼んできた無礼さが際立ちました。
彼女は明鏡会で横のつながりもあり、怖すぎますよ。
麻帆にギフトを仕掛けてもおかしくない彼女の行動も今後、見逃せません。
麻帆にももう少し警戒してほしいなと思いました。
オクトーバーセブンを使い、止まらない真犯人の暴走に、藤巻はどう決着をつけるのか、久留米は助かるのか、ざわつきが拭えない7話でした。