ハコヅメ~たたかう交番女子最終回あらすじネタバレ
川合(永野芽郁)が作成した似顔絵によって、藤聖子(戸田恵梨香)の元同僚、桜(徳永えり)をひき逃げした「守護天使」と名乗る男(森下能幸)。
「守護天使」は、特に何もせず、静かに女性を見守りつつも、新人女性警官をターゲットにする人物でした。
伊賀崎(ムロツヨシ)は以前にも別件でこの男を知っている模様。
吉野(平山祐介)は麻依のイラストを参考に、情報提供を市民に求めます。
簡単に進展があるわけでもなく、一週間が経過・・・。
鑑識検定の上級資格を持つ聖子(戸田恵梨香)と、源(三浦翔平)は、車上荒らしの被害車両の鑑識作業にあたります。
麻依は聖子と源が、架空のキャラクターになり切り、麻依に分かりやすいように鑑識の作業を説明。
麻依に分かりやすく伝える為、ベテラン鑑識長と新任捜査になりきる源と藤。
次第に鑑識コントがツボにはまる川合と伊賀崎(ムロツヨシ)。
そんな矢先、隣の村川署から、守護天使の似顔絵に似た男、木村よしのり(森下能幸)が現れたとの情報が!
清水農園勤務、アパート20年前に妻子を捨てて、会社から近い場所に住んでいます。
木村には娘がいて、警官の仕事をしているとのこと。
39歳の木村あゆみで、結婚しており、退官しているのですが、娘はもう父親には二度と会いたくないと絶縁宣言していました。
あゆみの写真を見た時、聖子の元同僚、桜(徳永えり)や、川合麻依(永野芽郁)に容姿と髪型がそっくりでした。
尚更、麻依がに狙われる可能性が高いと見た吉野は、麻依を捜査から外したほうがいいのでは?と考えますが、麻依は捜査に参加したい意思を主張。
警察官になった我が子の行方を捜すために、新人警察官に執着していた模様。
さらに、白い軽トラックは清水農園で使われているもので、事件に清水農園の社長と木村が共犯者なのではないか?と疑われている状況。
聖子(戸田恵梨香)と源(三浦翔平)、伊賀崎(ムロツヨシ)麻依、山田(山田裕貴)、鈴木(渕野右澄)は、清水農園に向かったり、守護天使の周辺を聞き込みを開始。
一同は、麻依を守るかたちで接触して捜査することに。
麻依と源は清水農園へ到着、聖子、伊賀崎、山田は、木村の家へ向かいました。
社長の清水に源と麻依がやんわりと追求すると、「あ、バレちゃった?」とどこか挙動不審な態度。
事件当時の車は、木村良典が軽トラックをぶつけて廃車にしてしまいました。
そこで、社長は今は違う車を使っていることや、木村はぶつけてしまったトラックを廃車にする為に持って行ったと話しました。
木村のことは小心者で優しい人だから、ひき逃げするような人じゃないと彼の人柄の良さを口にします。
聖子にすぐ連絡後、麻依は目の前に「守護天使」こと、木村が農作業をしている姿を目撃。
麻依の身の危険を感じた聖子、伊賀崎、山田は、木村の家を後にして、すぐに清水農園へ。
麻依はその頃、緊張しながらも「守護天使」木村に接触して会話。
「知り合いの解体業者に持って行ったのでもうありません」
「どこの業者ですか?」
「でもお知り合いですよね?車検とか廃車手続きとか必要なものありますよね?本当に忘れちゃいましたか?」
「本当は多忙で廃車にしていなくて・・・」
「じゃあまだ車あるんですね?!軽トラがある場所に案内してください」麻依はなんとか肝心なところを突っ込みます。
案内されて、桜を轢いた白い軽トラを発見。
その隙に、木村が遺書のメモを残して逃走しました。
なんと、ひき逃げ事件当時の映像がドライブレコーダーから見つかり、木村が運転していたと特定できる映像を発見!
伊賀崎は現場へ向かう途中、美濃部橋に木村がいる可能性を伊賀崎が示唆。
案の定、自殺をして、警察官を退官した娘に申し訳ないと弱音を吐きました。
「借金作って家族を捨てて、人を轢いて・・・最後は死んで逃げるのか?逃がさないよ・・・あんたには罪を償ってもらう」と厳しく追及。
木村はふと、動きが止まった際、山田と源が確保。
木村の両腕に手錠をかけた聖子らによって、木村は逮捕されました。
3年前のひき逃げ事件がやっと集結し、喜ぶ警視庁たち。
ふと、伊賀崎が交番勤務の前にどこにいるのか聖子に聴きますが、別の部署にいたとのこと。
木村はその後、犯行を認め、20年前、清水農園に就職後、町山交番所の配送担当に。
その作業当時、娘のあゆみによく似た桜を見て、長年に会えていない娘と重ねた。
事件当時、沢山の荷物を配送しなくてはならない状況にいた木村は、徹夜の疲れなどから運転操作を誤り、桜を轢いてしまったことを後悔しているとの事。
そして、愛娘のあゆみが警察官であることから、なかなか名乗り出れなかったと自白。
事件が解決し、聖子、桜、同期の桃木(臼田あさ美)と松島(大西礼芳)を呼んで、桜の退院祝いと共に、3年前の事件が解決したことを祝福。
町山警察署の寮から、近いレストランで、聖子がまだ、桃木と松島、桜と勤務していた時期に、みんなで呑もうと考えていた日本酒を用意。
その日本酒は、警察寮で、聖子が中身をすり替えて誤魔化したものでした。
楽しい時間が流れますが、桜は事件が解決して吹っ切れた気持ちではあるものの、警察官の服を見ると、トラウマが蘇り、PTSDの状態にあることを仲間たちに吐露。
そして、自分を守る為にも、警察官の仕事には二度とつかないことを口にしていました。
翌日。
出勤した麻依は、源から桜が退官することを聞きました。
杖をついている桜は伊賀崎や、周囲から気を遣われつつも、気丈に振舞います。
桜は退官届けを出しにきました。
そこで、わざと、麻依は、聖子の悪口を桜に言って、桜の心を動かそうとします。
「私のペア変えてくれませんか?あのマウンテン雌ゴリラぁ!」
励ましの言葉よりも、後輩の女性からの悪口のほうが原動力になるかと思ったと言い、にやっと笑う麻衣。
聖子の悪口を聞き、たまらなくなった桜は、「それ私のゴリラだし!」と言いました。
桜はリハビリを頑張って、もう一度、警察官に復帰することを決意。
麻依が聖子を信頼しているからこそ、敢えて、聖子の悪口を言った効果がありました。
麻依と聖子はまた通常公務に戻り、違法駐車を取り締まってから、「どうせ来るならクソヤロウ」と悪態をつく始末。
毒舌な一面や、正義感が強くて妥協しないところがだんだん、麻依は聖子に似てきました。
これまでとは違い、確実に最強のペアに成長した麻依と聖子の物語は続きます。
ハコヅメ~たたかう交番女子最終回~感想・みどころ
3年前のひき逃げ事件がやっと集結しましたね。
桜をひき逃げした木村は、気の弱い男で、家族とも向き合うことすらできなかった小心者。
町山署付近で配達作業をしていて、前夜の仕事の多忙さとはいえ、桜の一生を揺るがす後遺症が残ってしまいましたね。
凶悪犯でなくて良かったと思う反面、1人の女性の身体に障がいが残っていること、警官の服を見るだけで恐怖を思い出してしまう桜を思うと、執念の逮捕劇だったのではないでしょうか。
捜査の途中で、伊賀崎が冷静すぎて感情のない表情で、追われている木村が自殺するべく、美濃部橋にいることを口にした時、ちょっと怖いなって思いました。
まさか、にこやかで、子供が生まれたばかりの温厚なハコ長、伊賀崎がひき逃げ事件の黒幕?!と思ってしまった。
でも、伊賀崎自身が、聖子よりも元ペアの桜をひき逃げして、そのうえ自殺して片をつけようとしている木村を一番許せない心を持っていたことが判明し、気が抜けましたよ。
ああ、良かった・・・ハコ長、最初から最後まで優しい人で。
桜(徳永えり)は退院したものの、足は杖をついており、警察官の制服を見ると3年前のトラウマや恐怖を思い出す心的外傷後ストレス障害に近いことが起きるので、一度は警察官の仕事を辞めようと葛藤。
その心の弱さをラストシーンで変えたのが、麻依!
麻依が敢えて聖子の悪態をつき、ペアの愛があるからこそ、聖子が今まで良くしてくれたことをわざと、パワハラを受けたということにすり替えて、桜の心を見事に動かせていて感動!
桜も「聖子ちゃん、ただでさえ忙しいのにあんなアホな子がペアなんて・・・私が彼女の根性を叩き直すわ」と穏やかな顔とギャップのある言葉で、自分の弱さに打ち勝ちましたね。
麻依が、敢えて後輩が同性の仲間の悪口を言うことが、先輩、桜の原動力になる・・・怒りを原動力にして、警察官仕事から退こうとしていた桜は、心機一転!
麻依、本当に立派な警察官に成長している!聖子と一緒に過ごしてきて、「ひよっこ」1話など初期よりは、威厳や、バッサリ言う毒舌、そして、愛する人、大切な市民を守る為ならどんな捜査もいとわない情熱も受け継いだなと思いました。
聖子と麻依は、これからも最恐の女性警察官として世の中の人の安全を守り、犯人に時に優しく、また、凶悪犯には厳格な姿勢で挑んでいくことでしょう。
最終回が寂しいです!警察官として逞しく生きる聖子と麻依、そして、復帰の為にリハビリを続けながら、いつか、桜や聖子と同じ光の中に立つ桜の今後が知りたくなった最終回でした。