ハヤブサ消防団

ハヤブサ消防団最終回 彩(川口春奈)を救え!ハヤブサをかけた消防団の絆!

ハヤブサ消防団最終回あらすじネタバレ

随明寺の住職、江西佑空(麿赤兒)が聖母アビゲイル騎士団を受け入れたことに、愕然とします。

「和尚、なんやようこそって。あいつらがなにしたか話したやろ」

怒りをぶつける、勘介(満島真之介)。

「住職はアビゲイルの人間ではないですよね。展子さんと住職の血縁を調べました。浩喜さんの死とアビゲイルの関係を住職はご存じですよね?」

斬り込む太郎。

「杉森さんが東京からハヤブサへ来た時点で話を聞くうちに全てを察しました。」

「ではどうして?」

「展子への償いです。展子の為に私は魂を売ったのです。」

全てを聞いても、ハヤブサ消防団のうち、宮原郁夫(橋本じゅん)は納得いきません。

「あのたわけ和尚が!」

「聖母降臨の儀式がやるみたいだよ」と、居酒屋の店主、賀来武彦(福田転球)。

その矢先、太郎たち消防団は、近々、教団が「聖母降臨」の儀式を行う予定だと知ります。

彼らは発足以来、江西の亡き妹である、山原展子(小林涼子)を神格化し、聖母として崇めてきました。

その後、後継者として新たな聖母を確立する計画を企てているようでした。

太郎はその「聖母」こそ、立木彩(川口春奈)だと勘付きます。

皆既日食の日に儀式が開催されるに間違いないと推測。

ハヤブサ消防団は、儀式を阻止しようと一致団結。

「俺らで儀式を阻止しよう」と、山原。

「皆さん、僕は警察に任せた方が良いと思います。もし誰かが徳田省吾みたいになったら」

徳田(岡部たかし)の二の舞を心配する、中山田(山本耕史)。

杉森(浜田信也)と対峙する、太郎。

「僕があなたから感じるのは歪んだ支配欲だけです。ユートピアは存在しない。心の中に存在します。あなただってわかっているんじゃないんですか?」

「現代の人は互いの足を引っ張り、心が歪んでいます。一ノ瀬さんのことだってあなたたちだって救えなかったですよね?」

「自分が自身が誰かを助けられると思い込む勝手な妄想ですよね。」

「立木さんの事は僕が救った」

「ただ騙して利用しただけじゃないですか。ハヤブサに立ち入らないでください。それから彩さんも、ハヤブサも、あなたには渡さない。」

儀式前日、ハヤブサは信者に水をぶっかけて、儀式妨害を考えます。

刑事の永野が慌ててそれを止めます。

「やめとけ、俺があんたらを逮捕しなきゃならなくなる。前から真鍋のことは怪しいと思っていたんや」

「真鍋をマークしておきながらなんで動かなかった?」と勘介。

「大事な捜査情報を口外するわけないだろ!もし、徳田が死んでいなかったら、真鍋をしょっぴこうと思っていた。」

太郎は作家として、この出来事を小説にすることにしました。

作品として夜中に書き上げた、太郎。

そして、儀式当日。

「俺はみんなとハヤブサで笑顔で楽しく暮らしたいだけなんだ。」

涙を流す勘介を見守る、宮原郁夫、山原賢作(生瀬勝久)、森野洋輔(梶原善)。

そして、江西から虐待を受けてきた展子を庇い続けてきた、江西佑空(麿赤兒)の話を聞きました。

母を自死で亡くし、江西の父に、乱暴に腕を引っ張られ、江西家の養女になった、展子。

元々、家庭内暴力が横行する家庭だった、江西家。

妻も実子でない展子のことなど眼中にありません。

殴られた後に物置に閉じ込められていた展子を見て、佑空だけは実の兄のように味方でい続けようとしました。

「ですが、父は1年後、子供のいない親戚の家に出しました。新しい家でもまたつらい目にあった展子は江西家を訪ねてきました。」

「お兄ちゃん、展子帰ってきたよ!開けて!」

幼い展子の叫び声に何もできなかった、江西。

「当時、私は学生だった故に、暴君だった父に逆らえなかった…。」

展子はその後、キャバクラ嬢になり、万引きをするなど、生きづらい人生を歩んでいました。

「あのとき、展子を助けていれば違った人生だったかもしれない。」

展子の事実を江西や、映子から聞いた太郎。

展子の生涯をテーマにした物語を小説して、彩に持って行ったこと、彩は激怒。

「これは展子さんへの侮辱です。教本に書かれたことが真実です。」

しかし、展子は教団にいた頃は、「のぶこ」という名前を他人から呼びづらいことから、アビゲイルの愛称、アビーと呼ばれて崇められていました。

杉森ら、教団は最初から、展子を利用する気でした。

度重なる不幸が続き、癌に。

「みんなを騙すことは間違っている…死んだらハヤブサに帰りたい。」

江西がその最期を看取り、遺言を残して逝った、展子。

「しかし、教団が権利を主張して展子の遺骨は引き取られてしまった。今でも展子の遺骨は教団に利用されています。」

そして、杉森から展子の遺骨を江西が引き取る条件で、アビゲイル教団に加担することを脅迫されました。

その後、彩と対面し、真正面に彼女と向き合うことにした太郎。

「私は信じません、教本に書いてあった。」

「教本には皆既日食の日に展子さんが亡くなったとありますが、でもこれが展子さんの真実です。展子さんは特別な力があったわけでもない。展子さんは一生懸命生きた。でも教団に利用されたんです。」

そして、映子は数年前、自分の人生に迷った時、大人になって再会した展子と再会し、アビゲイルへ。

しかし、アビゲイルに入信すると環境は変わり、展子を崇拝しながら、石楠花の花を捧げ、裏切り者には鉄槌を下すとの事。

「展子はそんな子じゃない…」

一般会員の立ち入り禁止の場所へあえて行った映子は、展子の人間性を否定されたことに納得がいきませんでした。

そこで、杉森が独裁政治をしていて、展子の死を利用して聖母として祭り上げ、暴力を正当化。

展子の件で彼女も制裁と称してひどい暴力を振るわれてきて、ハヤブサへ逃げたのでした。

ハヤブサに移住してからは気が触れたふりをしていたのです。

「聖母アビゲイルなんておらん、彩ちゃんを救ってや…」

「ごめんなさい、他に話せる人がいなくて、三馬さんがアビゲイルと同じような大切な存在になりました。どうしたらいいですか?」

彩はかつて、映子に相談していました。

そして今、彩は太郎と向き合います。

「彩さんは大切な人間です。この世に聖母なんかはいない」

「聖母じゃなきゃダメなんです!私は誰かの役に立たないと…アビゲイルじゃない三馬さんには分からない」

「わからないよ!聖母なんかより本当の展子さんの人生の方が尊敬できるじゃないですか!最後まで困難を乗り越えて必死に生きたんですよ。彩さんもただの必死に毎日を生きる人間です。今、あなたはアビゲイルが救ってくれると言っていますけど、そんなにつらい顔をしているじゃないですか…。僕も消防団の皆さんもそうです。僕が何かに導かれてハヤブサに来たんだとしたら東京に来て挫折して、僕らと同じように苦しい思いをしてきた彩さんに出会わせるためなのではと思います。今日は行かないでください、ここにいてください。」

「みんなが私を待っています。」

「僕と一緒にいてください。焼きそばを作ります。一緒に食べましょう」

儀式がいよいよ始まる夕方。

「カメラマンさんですよね?一つの家族のようなこのハヤブサを守る人がきっといます。」

彩は、展子の亡霊を見て、自身が本当は何をすべきか葛藤。

そして、彩のなかで新しい答えが出ました。

洗脳を自ら解き、ハヤブサを目の敵にしている八百万町町長、村岡信蔵(金田明夫)に包装室を借りて、真実をみんなに話すことにしたのです。

「皆さん、ハヤブサは火事が続いて、亡くなった人もいます。ハヤブサは元々のどかで平和な町だったのに…でも今日からハヤブサは変わります。無限の縁となり、世の中の不幸を減らすユートピアになるのです。そう、本当は言いたいです…でも真実を伝えなければいけません。ハヤブサ地区で連続して起きた火事は、このユートピアをつくるために私たちアビゲイルがおかした放火です!放火の実行犯は信者の徳田省吾さん。指示していたのは、同じく信者でルミナスソーラーの真鍋明光。一の滝で遺体となって発見された山原浩紀さんは、真鍋によって殺害されました。東京で亡くなった徳田さんも恐らく、真鍋によって殺害されました。杉森登さんはこの事実を黙認しています。私、立木彩もこれらの真実を知りながら黙っていました。ハヤブサの皆さん、申し訳ありませんでした。アビゲイルを信じている人達ごめんなさい…私は、聖母なんかじゃないです!ユートピアは幻想です。」

彩の喋っている内容を太郎、賢作、宮原、森野、勘介ら、そして、江西和尚らが見守るなか、真鍋と杉森は彩への強い裏切りに怒りを覚えていました。

全てが終わったと思い、皆既日食彩と太郎は楽しもうとしますが、なんと、真鍋が三馬を銃で撃ちます。

「裏切り者は、死ね!」

ここで、消防団の賢作、森野、勘介、宮原が間もなく到着。

「狩猟の腕は俺らの方が長けている。」

「聖母にとどめを刺せなかった、やれよ…アビゲイルのない人生なんか無意味だ!」

「賢作、やめろ…!撃ってもこいつが喜ぶだけや!」

慌てて止める、宮原。

その頃、永野も賀来の店で飲んでいる、杉森を逮捕。

「お心遣い有難う御座います、賀来さん…けど、アビゲイルは滅びない」

胸を撃たれた太郎を救急車を呼んで、必死に救助しようとする彩や消防団たち。

「太郎くん!しっかりせぇ!」

「死ぬな!太郎!」

意識が遠のく中、数日が過ぎました。

町長(金田明夫)は記者たちから不倫を追求されるものの、適当に誤魔化して立ち去りました。

そして、展子の遺骨をようやく手元に受け取れた江西は、映子と共に、展子の遺骨をハヤブサに放り投げました。

三馬太郎は回復し、ベストセラー作家への道を着実に歩んでいました。

中山田が原稿の礼を言っているなか、新たな聖母、アビー(ちゃんみな)が、信者を増やそうとしていました。

立木彩も洗脳が解け、犯人隠避の罪を償いながら、太郎の元に拘置所から近況報告の手紙が届きました。

太郎はハヤブサで消防団としてみんなと穏やかな日常を手に入れることができました。

ハヤブサ消防団最終回感想・みどころ

「ようこそハヤブサへ」と信者を両手を広げて、迎え入れた江西和尚を見たときは、まさかの哀しい裏切りの連鎖かと思いきや、そうじゃなくて良かったです。

妹のように虐待から庇い続けていた展子への罪滅ぼしがしたいという後悔と、教団の元に都合よく利用されている展子の遺骨を取り戻すための演技だったのですね。

当時、10代の学生だった江西が、幼い展子を助けるのはとても無理がありますよね。

彼自身も暴力が横行する家で緊迫した空気のなか生活しなければならず、父親の機嫌を損ねて余計、そのとばっちりが展子に当たらないようにとも考えていたのかもしれません。

展子は江西家から無理やり追い出されるように、親戚の家に行ってもひどい扱いを受けた…だからこそ、自分を一人の人間として大切にしてくれる場所がアビゲイルだったのかもしれません。

しかし、アビゲイル教団は、展子を利用価値がある道具としか最初から思っていなかった。

展子を本当に心配して、人間として見てくれたのは、年老いて、随明寺の和尚となった江西と、幼馴染の映子だけでしたね。

ずっと怪しげな映子でしたが、アビゲイル教団に展子に誘われるがまま入信。

唯一無二の親友だったからこそ、教団の実態を知り、人生を変えることができたと思います。

平和なハヤブサ地区になったものの、現実にも言える事ですが、形を変えて新たな信者を増やそうとこっそり動く、新教祖、アビーの存在が恐ろしかったです。

ハヤブサ消防団主題歌を担当する、ちゃんみなさんの圧倒的な宗教家オーラと艶やかさが独特のオーラを出していました。

太郎たちの決死の努力が彼女の行いで、潰されないことを願いますよ。

「聖母なんかいない、みんなただの人間なんです。弱くても良いじゃないですか」

わかっているようで、一度、彩のように未知の世界へ救いをもとめがちな現代人もいます。

太郎の言葉が彩だけでなく、視聴者の心にも届いていたら良いな。

ハヤブサ地区がアビゲイル教団に染まろうとしていた暴徒を、消防団の絆と、太郎の彩を洗脳から解く本当の人間的な愛が実を結んだ最終回でしたね。

 

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