星降る夜に6話あらすじネタバレ
大学病院で働いていた5年前、伴(ムロツヨシ)の妻を救えなかった、鈴(吉高由里子)。
時を超えた今、SNSに「人殺し」という誹謗中傷コメントや盗撮画像をばら撒かれ、自宅まで襲撃された鈴は、その男の正体に怯え震えます。
一方、鈴を守るため、自宅へ駆けつけた一星(北村匠海)は。自分より先に来ていた、額に傷を負ってまで、鈴を守る深夜(ディーン・フジオカ)の姿を見て激高。
自分じゃ耳も聞こえないし、頼りないのかと落ち込みました。
翌日、頭を冷やした一星は、鈴にちゃんと謝ろうと、星空デートに誘います。
しかし、待ち合わせ場所で鈴が目撃したのは、車の中で、北斗の娘、桜(吉柳咲良)にキスされる一星の姿。
一星にからかわれて、咄嗟にキスをした桜は、彼に自分が片思いをしていることを伝えました。
「一星が誰を好きでもいいの。あーなんでこんなことしちゃったんだろう!でも、私も自分が好きだっていうことを一星に伝えたかった。とにかく私は一星のことが好きだから返事はいらない、じゃあ」
キスをしたのを後悔し、車から降りた桜は自分の用事へ。
その後、鈴はタイミングを見計らって、車に乗り込みます。
そんななか、一星の勤務先、「遺品整理のポラリス」で、北斗(水野美紀)の元に一通の手紙が届きます。
それは桜の実母からでした。
実は、桜は元夫の連れ子で、北斗千明とは血縁がないのです。
海外に移住するので、娘に一目会いたいとのこと。
慌てて、千明は桜に悟られまいと誤魔化します。
桜は千明がおならをしたと勘違いし、明るく振舞いました。
一星に唐突にキスをしたことを恥ずかしく思い、内心は複雑な気持ちでいっぱいでした。
実母に会うべきか会わざるべきか葛藤する、桜。
鈴は一星から、佐々木のことを誤解していた件を謝られますが、桜の件も追求。
一星は鈴が好きである事を正直に伝え、2人は仲直りをします。
「星は生と死の境目にあるような気がする。何万年も放った星がやっと地球に届いていると思う」
鈴は鈴で、死産があり、医者は無力だ、死は絶望だと告げました。
「生と死は隣り合わせで、死は絶望の終わりじゃなくて、生の延長だと思う、人は明日は当たり前に来ると思っているから近しい人の死に戸惑う、だから明日死んでも後悔がないように自分は鈴が好きだと伝え続ける」
手話での一星の感受性の強さや繊細な面に触れ、ますます距離が縮まります。
一星は鈴に、同棲を求め、その夜2人は一夜を共にしました。
翌朝。
一星が作る朝食を食べた、鈴と、一星の祖母、柊カネ(五十嵐由美子)と食べました。
桜は千明から、実母への手紙を読むように言われ、戸惑います。
彼女は今、一星への恋心で余裕がないのです。
そんな時に、実母への手紙で複雑な心境を抱く、桜。
鶴子の息子、チャーリー(駒木根葵汰)に声を掛けられ、少し元気づけられました。
鈴の家は妨害され、看護師長の犬山鶴子(猫背椿)は、元レディースということで、仲間に鈴の自宅周辺を見守ってもらいました。
鈴は仕事前に、一星に新しい家を探すのを手伝ってもらいます。
ここで、不動産屋(磯村勇斗)に紹介してもらったのですが、電車の走行音の煩さが目立ち、断る、鈴。
不動産屋は鈴と一星が、耳の聞こえない夫婦だと誤解していた様子。
鈴はそれを一星に誤魔化しました。
桜はチャーリーに美容院を教えてもらい、彼と同じ濃いピンク色の髪型にチェンジ。
そして、彼女は一星との子供を妊娠したと軽い冗談を言い、鈴に相談をすることに。
「なんで医者になったんですか?」
「親に期待されて洗脳されたのかも」
「産婦人科を選んだのはどうしてですか?」
「いろんな科を回る時お産を経験して、これだと思ったの」
「私は子供いらないかな、気分が子供を捨てたくなったら困るから」
「私も聞いていい?なんで今日、私なの?」
「自分でもわからないです、私を生んだ人がどんな人か見に行こうと思ったように、一星の好きな人がどんな人か知りたいんです」
その頃、北斗は海鮮居酒屋で佐々木にお酒を飲んで相談。
「世の中さ、どうにもならないことばかりだよ。手紙見せなきゃよかったじゃん」
当時、深夜の妻、彩子(安達祐実)が出産中に亡くなった葬儀のことが読みがります。
そんななか、一星と深夜が居酒屋でまさかの鉢合わせ。
知り合ったのは、キャンプ場で、一星が母の葬儀で遺品整理の担当をしていたことを伝えました。
実母は自分が生まれてすぐに父と自分を捨てた、父親も3歳当時の自分を捨てたけど、北斗千明だけが自分を捨てなかったと振り返る、桜。
ふと、桜に会おうとしている女性に気付いた、鈴。
彼女こそ、桜の実母、原田すみれでした。
「はじめまして、北斗桜です、お母さんですか?」
その頃、居酒屋で一星は深夜に敵対心むき出し。
千明が止めます。
千明は深夜が親友、春(千葉雄大)の妻、うた(若月祐美)の担当医であることや、千明と深夜が幼馴染なことを知りました。
その日の夕方。
北斗は泥酔して、鈴や、深夜と一星に支えられながら帰路に着きました。
桜は実母が全然普通で、会っても憎しみを感じなかったこと、そして変わらず育ての母である千明を愛していることを告げました。
娘がピンク頭に染めたことをすっかり、実母の件でグレていたと思っていた千明。
しかし、桜は一星にフラれたことをきっかけに自棄を起こして髪を染めました。
桜が無事、帰ってきたことにホッとして号泣する、千明。
その夜、鈴は深夜と、一星が友達として距離が縮まったことを見守ります。
翌日。
鶴子とチャーリーの親子関係を知ることに。
チャーリーは行きずりの男との子供でしたが、鶴子は一度は息子と離れて、住み込みの仕事をしていたものの、以降は何度も向き合い続けて今があると話しました。
鶴子は今のピンク頭ではあるものの、添い寝士としての仕事も続けている我が子を応援。
誕生日は、親に感謝を伝える日だと初老の女性客から教わったチャーリーは、鶴子がレディース時代の写真がデジタルプリントされたケーキを持ってきました。
彼女を見守る、麻呂川(光石研)、看護師の蜂須賀志信(長井短)。伊達麻里奈(中村里帆)。
「鶴子、生んでくれてありがとう!」
鶴子は我が子の優しさに胸がいっぱいになります。
そんななか、鈴の幸せを壊す匂わせのように、とうとう、伴が姿を現しました。
伴宗一郎(ムロツヨシ)は、患者としてマロニエ産婦人科医院へ。
「久しぶりですね…先生、また人、殺していませんか?」
5年前に、子供を鈴の医療事故をきっかけに、妻を亡くした伴。
裁判の席では、鈴に向かった「黙れ!人殺し!」と怒鳴り散らしたあの男です。
鈴が逃げられないように、診察を受ける患者のふりをする伴の目は笑っていません。
鈴はトラウマが蘇り、硬直状態になりました。
星降る夜に6話感想・みどころ
鈴と一星の距離がどんどん縮まり、この2人の恋のゆくえを応援したくなりました。
「ステイ」NGになった2人の微笑ましい姿は、結婚を考えてしまうかも。
北斗親子が血の繋がり以上の絆がありましたね。
一星への恋が実らないことをわかったうえで、彼に片思いしている素直な気持ちを伝えた桜が切ないけど、成長しているのが伝わりました。
一方で、チャーリーと鶴子も、チャーリーがグレて四苦八苦。
彼が元気でいてくれればいいという母の愛が滲み出ていましたね。
北斗に愛情いっぱいに育ててもらった桜が、実母と真っ直ぐ向き合えたことが何よりの証ですね。
桜が実父と実母と生き別れても、たくましく育っているのは、北斗のおかげ。
そして、温かい母子のエピソードの後に視聴者を震撼させたのは、ムロツヨシさん演じる、伴宗一郎。
鈴が5年前に医療事故で、妻の七海を亡くし、娘と生きてきた男。
鈴の自宅に誹謗中傷のビラを貼り、SNSでは鈴のことを侮辱。
ムロツヨシさんの作り笑いをしていて、目の奥が笑っていない微笑みが怖すぎます。
大河ドラマでも得体のしれない不気味な怪演が話題のムロさん。
ここでも、鈴の鍵を握る人物として良い意味で背筋が凍る重要人物を熱演していると思いました。
トラウマを思い出すきっかけとなった彼がついに目の前に現れた時、深夜と一星は鈴を守り切れるのか、胸のざわつきを抑えられない6話でした。