持続可能な恋ですか~父と娘の結婚行進曲~8話あらすじネタバレ
杏花(上野樹里)と晴太(田中圭)がマンションから出てくるところを目撃した晴太の元妻で、虹朗(鈴木楽)の母、安奈(瀧内公美)。
杏花のヨガスタジオを訪れた安奈は、そこで初めて杏花が「仕事ファースト」で独立を目指したいと思っている意思を知るのでした。
杏花にとって、人生の最優先順位を聞く安奈。
「自分らしくいられれば・・・・何が私らしいかははっきり言えない。今は、仕事・・・独立一番。今付き合っている人はいるけど、仕事ファーストで良いと相手が言ってくれて」
その言葉に元夫の晴太がちらつく、安奈。
費用を抑えたオンライン上での独立プランを提案。
内心では晴太とのことが気がかりで、虹朗を心配しています。
一方、林太郎(松重豊)は、明里(井川遥)からお見合いを申し込まれて驚きを隠せない様子。
編集担当の児玉千尋(武田玲奈)と共に仕事に精を出した林太郎は、サステナブルという言葉に興味を持ち、高揚感が増します。
その直後、明里と電話をしますが、しばらくは一緒に散歩することができないとの言葉にショックを受ける林太郎。
婚活の練習なのか、明里の本気なのか迷いつつも、彼女に電話し、お見合い当日までの接触を断られてしまうのでした。
その日の夜、杏花に相談。
逆に「もしも子持ちの男性との結婚を娘の私が考えているならどうする?」と逆に相談されて戸惑います。
しかし、杏花が新しい世界を見つけて、周りも杏花も幸せなら祝福するという林太郎。
そんななか、颯(磯村勇斗)がフランスから帰国。
放課後キッズ英語クラブに通い、杏花の家の付近から引っ越しをした近況や、以前のように英語クラブでの勤務が頻繁でないことを、虹朗に伝えた颯。
彼を理解した虹朗は、颯が杏花を好きなことを杏花に話しておいたことをニヤッと笑って報告。
お互い恋に前進するもの同士、応援し合う颯と虹朗なのでした。
杏花と晴太はその日の夜に、夕食を食べ、杏花は新事業の展開、晴太も育児を頑張りながら今を頑張ることを決意。
帰宅後は、元妻の安奈と虹朗を寝かしつけた後、虹朗が家にいるのに、杏花を家に迎え入れたことを指摘した安奈。
晴太の再婚は応援するけど、虹朗が傷つかないように配慮してほしいと伝えました。
また、安奈自身は大阪万博に3年単身赴任しなくてはならない状況を告げます。
虹朗を晴太に任せきりで良いのか心配とのこと。
杏花と相談して、いろいろ考えて返事が欲しいと晴太に話して帰宅。
杏花と林太郎がいる沢田家を訪ね、予想外のお土産を渡します。
ホテルの支配人の仕事をしていて、大学の時の友達と彼の父の伝手を利用し、新事業を奮闘中。
いつかマレーシアにいろんな事情で居場所がない子供たちにホテルを創設したいという夢がありました。
颯自身も家庭環境が複雑だったから、杏花の家庭が自分にとっての子供時代の居場所だったこともきっかけとのこと。
颯にとって、杏花の母や杏花たち沢田家が自分に、子供らしい時間を取り戻させてくれたと思い返します。
次に、颯はなんと、マレーシアでの今後の事だけでなく、杏花もヨガができる環境を整えるから、一緒にマレーシアに来てほしいと頼みます。
杏花はオンラインを通して集客をし、国内で独立を目指そうと奮闘中のため、今は返事が出せません。
颯が澤だけを去ってから、杏花は犬飼というオンラインヨガスタジオ経営者と接触。
新しい生徒たちの体験講座を開始。
林太郎は先に仕事から帰宅し、杏花が成人した日のこと、それをまだ元気だった妻、陽子(八木亜希子)と喜び合ったあの日・・・。
自分はもう一度、結婚していいのか迷いが出ていて、そのことを杏花に言えません。
翌日。
林太郎は、明里、晴太の上司、芝光子(伊勢志摩)をまじえてお見合い。
そこで、明里の骨フェチに共感していることを伝えて言葉をしくじります。
明里と2人きりになって思いが通じ合いそうになりますが、明里に真剣交際することを求められ、戸惑って一旦、保留にします。
安奈のアシストの元、順調に独立へ向けて動き出した杏花。
勤めていたヨガ教室で最後のレッスンをします。
カリスマインストラクターのMIKAKO(ゆりやんレトリィバァ)や、青山(鈴木康介)、師匠で経営者のヴァネッサ(柚木礼音)から温かく見送られて退職。
その夜、親友の大石理歩(水崎綾女)と、浅木鈴(清水くるみ)と女子会。
お酒を嗜みながら、今後は独立のために連絡が取りにくくなる忙しさを2人に伝え、今後を応援してもらいます。
晴太から突如、SOSの連絡が。
虹朗が体調不良で熱を出し、学童へのお迎えが必要だが、晴太は仕事ですぐには対応できない状況にありました。
そこで、杏花が自分が迎えに行くと返事をします。
しかし、独立に向けた大切な会議で、犬飼と話し合わなければならない状況。
杏花は犬飼に急用ができたことを伝えますが、犬飼は「今の沢田さんにとって僕との話し合い以外優先すべき用事はない」とぴしゃり。
会議を続ける杏花ですが、虹朗を迎えに途中で退出。
そこで、颯に連絡をして、虹朗を家に連れて帰ってもらいました。
颯は今、時間の都合がつく働き方をしているから、困ったときは自分を頼ってほしいと告げて帰っていきました。
間もなく、入れ違いで、息子を心配した安奈が。
彼女と杏花が知人であることを知らない晴太は唖然。
安奈は当然、杏花と晴太に違和感。
杏花のことは信頼しているけど、中途半端に虹朗に関わるなら、母親として認めることができない、虹朗にとって自分にはできなかったことができる、温かい母親になってほしいと静かに告げます。
女性は人生選択が厳しい、自分にはできなかったから、2人が付き合うことに全く反対ではないけれど、色々話し合ってほしいとのこと。
杏花は新しい自分になりたいけど、好きな人がいて、これから目指したい自分の軸に迷い、落ち込みます。
涙をこぼし、精神的に迷いが生じる杏花。
「お父さんに好きな人がいたら、祝福するよ。それと、私の好きな人は・・・東村晴太さんなんだ、できれば祝福してほしい」
林太郎は娘を心配しつつも、見守ることに。
杏花は晴太と会う約束をし、自分の本音を明かすことを決意。
予定していたお店の時間が過ぎたので、肉まんの屋台へ。
同じ頃、林太郎は明里を訪ねますが、明里は林太郎に隠している自身の健康上の問題を抱えていました。
林太郎は明里からの交際を断りました。
杏花と横浜デートを楽しんだ後、自分と結婚を前提に付き合えないかを提案。
しかし、晴太からの言葉は信じられないものでした。
「すみません、もう・・・終わりにしましょう」
林太郎と明里の恋、晴太と杏花の恋にも終わりが・・・。
持続可能な恋ですか8話感想・みどころ
林太郎と明里、杏花と晴太・・・それぞれが思い描こうとしていた新しい世界の現実は厳しいものですね。
安奈に言われてようやく、晴太への気持ちが結婚を前提とした交際という答えが自分のなかで出たにも関わらず、晴太から告げられたのは、まさかの別れ。
晴太なりに、杏花の幸せを願っての答えなのでしょうけれどね。
安奈からの、虹朗の母になる覚悟という言葉の重みに左右された杏花の決心を振り出しに戻すような衝撃的な展開。
物語前半は、杏花と晴太の距離がより一層縮まったにもかかわらず、晴太のなかでは杏花との交際を経ての結婚はなにかが違うのだと思います。
一方で、林太郎にそれまでずっと自身の病気の疑いを隠し続けてきた明里がつらい。
もしかして、がんなのかもしれない可能性が高いですね。
林太郎にとってかつて癌で、杏花の母、陽子を亡くしたつらい経験から、もう一度、同じような悲しみを明里で体験しなければならないのでしょうか。
明里が彼を好きになったにもかかわらず、迷いがあって彼女からの交際の申し出を断った林太郎。
明里が隠し続けてきた自分には生きる時間が残されていないかもしれないという人生の選択肢。
林太郎は再度、明里と向き合い、彼女と新しい世界を見つけることができるのか期待しましょう。
また、杏花は晴太に結婚を前提とした交際を断られてから、今後、彼女が開く扉は何なのかそわそわしますよね。
失恋した杏花がサイコロを振って出る新たな答えにも注目したい8話でしたね。