彼女はキレイだった3話あらすじネタバレ
朝、出勤していく愛を温かく送り出した梨沙(佐久間由衣)。
宗介からの「昨日は楽しかった。一緒に頑張ろう」というメールにときめいてしまい、複雑な葛藤が生まれるのでした。
出勤中の愛は、仕事の先輩、樋口は前夜、愛が泥酔して宗介に電話をし、自分の正体を怒りながら訴えた様子を見て、電話を切ってくれていたことを知ります。
樋口の心遣いに感謝した愛。
先に会社に到着した唯子(片瀬那奈)は相変わらずの集中力の高さで、声を掛けた自分に気付かない宗介を気遣いますが、宗介に唯子の優しさは届きませんでした。
愛は唯子から、今度の会議で、議事録だけでなく、愛ならではの若者目線な企画を提案してみたらと言われ、自分が少しずつ認められていることを実感。
しかし、まだ新人の立場で恐縮する愛は、「自分は脇役だから、サポートが性に合います。私のことを考えてくださり有難う御座います。」と明るく振舞うのでした。
宗介は見事に、一流デザイナーとのコラボ企画を成功させ、編集部のメンバーはお祝いを重ねて食事へ行くことに。
しかし、その夜に残業していた愛(小芝風花)。
残業を終え、愛はみんなより遅れて焼き肉店に行こうとするのですが、宗介が「ザ・モストは廃刊させない」と話しているのを偶然聞いてしまい、ショックを受けるのでした。
宗介は愛に、他の編集部員にはこのことを内密にするように口留め。
モスト廃刊にショックを受ける愛は顔にへこんでいる表情が出ていて、樋口は愛にビールを渡しながら気にかけます。
愛はなんでもないように振舞い、その場しのぎで振舞うのでした。
食事会では、下戸な宗介がうっかり酒を飲んでしまい、愛が倒れた彼を「ザ・モスト」のデジタル班の宮城(本多力)と共に、家まで送り届けることに。
愛は「水!」と強引に飲み水を持ってくるように言う宗介に呆れながら対応。
そこには、子供の頃に遊んだパズルが飾ってあって・・・「いつかまた会えた時に完成させよう」と約束した思い出がよみがえる愛。
咄嗟に気付き、パズルとフレームを壊した愛は整えて、片付けようとしますが、状況を知らない宗介はお酒が抜けていつもの状態が戻りました。
愛に強引に家に帰るように促し、愛はその通りにします。
翌日。
梨沙に声を掛けた樋口は、持っていた飲み物を誤って、梨沙にかけてしまいました。
ジョギングする梨沙と共に一緒に走る樋口。
宗介は連日、残業しながら、人に押し付けられた仕事も懸命にこなす愛のことが気になっていました。
愛はこの前、宗介を家に送り届けていた日に指をパズルケースを壊してしまった愛の指にバンドエイドを貼りました。
また、以前、愛に空港の仕事の時に迷惑をかけ、嫌な思いをさせたことを謝る宗介。
愛に対して、相変わらず冷淡にも聞こえる話し口調で、「アシスタントと雑用係は違う」とフォローも。
愛は低姿勢で謝り続けます。
未だ、愛が彼の幼馴染「佐藤愛」だと知らない為、子供の頃の愛(白水ひより)に元気づけられたエピソードを話し始めました。
友達もいなくて、自分は「脇役」のような隅っこの存在だと、頻繁に感じたことがあった少年期の宗介(高木龍之介)。
「どうして自分の可能性を信じないの?」と愛に励まされた少年時代を回想する愛。
「その人の隣に似合う人間になりたいと思って生きてきた」と言葉を続ける宗介に、愛は彼女こそが宗介の言う「思い出のその人」なので、複雑な気持ちに。
後日
愛は、樋口に夕飯を食べようかと誘われますが、実家の家族に会いに行くからと断ります。
愛が泥酔して宗介に電話をかけた際、「私の初恋を返せ!私があなたの知っている佐藤愛なの!タブレッドばかり見るな!」など洗いざらい口にしたことをからかうように突っ込む樋口。
さらに、事情があって、ルームシェアをしている梨沙に、「佐藤愛」として身代わりになってもらっていることを樋口に告げた愛。
樋口は愛の初恋が宗介だと知り、優しく見守りつつも、ジェラシーのような気持ちを抱くのでした。
実家に帰った愛は、家族の優しさに触れ、つかの間のひと時を味わいます。
その際、押入れから出てきた小学生時代の賞状や、宗介と組み立てたパズルピースを発見。
宗介との幼少期を思い出しました。
「信じるだけならタダだから自分の可能性を信じてみない?」と宗介に告げた幼き頃の自分・・・。
今の宗介が「”自分の可能性を信じてみない?”と励ましてくれた人の隣に似合うような人になりたくて生きてきた」という言葉を思い出し、宗介の努力を認めます。
愛は翌日、モストの力になれる為に努力すること、自分の可能性を信じられるように頑張ると自分の意思を宗介に伝え、仕事にさらに精を出すことに。
唯子(片瀬那奈)も愛の頑張りを陰ながら応援。
しかし、愛は勤務中、実家から持ってきて、ズボンのポケットに入れた宗介との思い出のパズルのピースを無くしたことに気付いて慌てます。
パズルピースは社内で見つかりますが、宗介が電話する際に踏んづけていました。
愛が困っていることに気付き、パズルピースを拾えるよう、わざと宗介に抱きついて阻止。
「ザ・モスト」のみんなは、突然の樋口の行動に驚愕。
愛にのちほど、パズルピースを渡した樋口ですが、彼はわざとふざけて、傅きます。
愛のことが好きで、「昔の”ジャクソン”は盗られちゃったけど今のジャクソンなら」と本音を吐露。
愛は樋口の行動を笑い、自分の恋がなかなか愛に伝わらないことに、切ない笑みを浮かべた樋口。
一方、梨沙(佐久間由衣)は、宗介の存在が日に日に自分のなかで大きくなっていることに戸惑いを感じるのです。
相手は親友の初恋の人で、自分はあくまで身代わりです。
このまま愛に内緒で宗介と会うのはどうなのか?と葛藤が生まれた梨沙は、心配する愛に抱き着き、初めて「人に甘えること」を覚えるのでした。
ただ、愛を傷つけたくなくて、愛には真実を話せません。
ひょんなことから、愛の職場の先輩、樋口(赤楚衛二)と知り合いになった梨沙は、まさか、彼が宗介の同僚とは知らずに、ある頼みをするのでした。
樋口に真実を話し、愛の為に自分はいい加減、「見切り」をつけるべきだと決意。
大切な人が傷つかないように一人、悩みすぎる理沙に寄り添う樋口。
その頃、宗介は帰り道にパトカーを見て、母を亡くしたきっかけであるパトカーに過呼吸やパニック障害を起こしました。
実は、宗介の母親は大雨の日、パトカーの前で倒れていたのです。
父親の再婚、そして、母を悲しいトラウマで亡くした宗介に、愛は幼い人同じように、「大丈夫、私が宗介の傘になるから」とでもいうように、あの時と同じ行動をとります。
宗介はついに、幼き日と同じ行動をとる愛を見て、彼女こそが「佐藤愛」だと気づくのでした。
愛が幼きあの日の「佐藤愛」だと気づいた宗介と、自身の真実を少しずつ明るみにしていく愛との本格的なストーリーが次週、進展します。
彼女はキレイだった3話感想・みどころ
愛がパズルピースや、幼き日に宗介を励ましたのと同じ「自分の可能性を信じる」という匂わせ発言などで、宗介はついに愛が「佐藤愛」だと気づけて、今後はハッピーな展開を期待です。
宗介のつらい過去が少しまたベールが剥がれ、こちらも、どんどん解明していき、愛の優しさが宗介の凍り付いた心を徐々に溶かしてくれればいいですよね。
宗介と対照的に、優しくておおらかな性格の樋口にキュンキュンしてしまいました。
樋口って精神的に大人なんですよね。
宗介は母親の愛情をもらいつつも、恐らく父親が原因で、自分にも他人にも素直になれず、彼なりに内面に秘めた優しさが空回りしていっているのが伝わりますよね。
ただ、今日の宗介は仕事を奮闘し、任されたこと以上のことを取り組む愛を見て少し小さく笑ったシーンは安心しました。
宗介は愛に出会って、彼自身の埋められなかった気持ちや、人を大切にしていた少年時代当時の優しさを取り戻せたらいいな。
樋口が愛に告白しても、愛は笑って「何やってるんですかー!」と学生のような返しなので、彼の一途な想いが愛に良い意味で伝わることを願っています。
梨沙と樋口の距離も気になりました。
まさか、梨沙は樋口に傾倒する?それとも、宗介への淡い思いを無事、断ち切ることができるのか楽しみです。
愛が傘のようにして、パトカーを見て過呼吸を起こし、トラウマを思い出す宗介を上着で覆うシーンはこの作品において感慨深い名場面です。
「大丈夫、私が宗介の傘になるから」この優しい言葉に心揺らいだ少年期の宗介と、優しい愛が重なり、エモくて美しい描写・・・!
「愛・・・」と気付いたシーンは、ようやくか!とちょっと突っ込んでしまいましたが、愛の行動がやっと宗介に届いた感動的なラストシーンだと思いました。
同姓同名だからこそ、ちょっとイラつく新人が、まさか自分の初恋の「佐藤愛」だと知った宗介の動きが楽しみな3話でした。