彼女はキレイだった9話あらすじネタバレ
宗介(中島健人)が夕方、横断歩道にて、過労で倒れました。
愛(小芝風花)は、連日激務をこなす宗介を心配します。
愛を突如、寂しさから引き寄せ、ベッドに横たえさせると、キスをした宗介。
突如、岡島唯子(片瀬那奈)が、モストでの仕事のフォローをし、宗介を見舞います。
思わず、クローゼットに隠れて、身を潜める愛。
宗介は会話を繋げながら、唯子が帰るタイミングを調整。
しかし、回復後、当の宗介は、愛と晴れて恋人同士になれた喜びでいっぱいに。
「ザ・モスト」のみんなは、副編集長の宗介がすっかり丸くなって、周囲への態度も優しくなった変化に驚愕。
愛はいつも通り、冷静にしてほしいし、珈琲の飲みすぎに気を付けてと宗介に頼みました。
仕事にもより一層、精を出し、存続がかかった次号の目玉企画として、メディアにほとんど出ない人気アーティスト、アリサの独占インタビューをとってきます。
一方の愛は宗介との恋が実ったことで、自身に片思いをしていた樋口(赤楚衛二)に対して気まずさを感じていました。
そんな愛の胸の内を察した樋口は、「自分に無理して気を遣わなくていい。何があっても良き仕事仲間に変わりはない。愛にとって最高の友人になる」と言葉を掛けます。
恋人になれなくても、仕事仲間の同志として、お互いを尊重することに。
温かくて温厚な樋口に安堵をと信頼を覚えた愛は、昼休み中に、途中で一緒に小さな雑貨店に立ち寄りました。
そこでキャップ帽子を愛に買い、その後、樋口は取材へ。
モストに戻ると、次の号で「ザ・モスト」が廃刊になるかどうか決定打になるので、気合を入れる愛や編集部一同。
夜、そのことを同居人で親友の梨沙(佐久間由衣)に報告。
梨沙は今、働いているレストランのマネージャーを辞めて、転職することを愛に相談。
今まで父親に反発しながらも、自分の軸がないので、甘え倒してきたからこそ、自分を変える為に進みたいと口にする梨沙。
そんな彼女を愛は応援。
翌日。
愛たち「ザ・モスト」編集部員は、ミステリアスな大人気歌手、アリサのインタビューという目玉企画に向けて、みんなで一致団結し、仕事への情熱を高めていきます。
次号の締め切りまで、あと数日、編集部員たちが急いで新たな取材対象者を探すなか、白羽の矢が立ったのは、年齢・性別・国籍・全て非公開の作家、楠瀬凛という人物でした。
しかし、出版社の編集担当者すら、凛に直接、会ったことがない気難しい人物像が垣間見れます
休日出勤している宗介に弁当を差し入れた愛は、宗介から「モストの存続が決まったら、プロポーズする」と告げられ、2人の幸せは最高潮に。
しかし、そこへ、週刊誌にアリサの脱税スクープが出て、独占インタビューはお蔵入りに。
モストのみんなが一生懸命、用意したページはボツになり、モスト編集部一同は落胆を感じました。
タイムリミットが刻一刻と近づくなか、後がなくなった宗介は、ある決断をします。
SNSを始めたばかりの楠瀬凛をターゲットにし、担当の男性と直接、話した宗介。
楠瀬はとても閉鎖的な性格で、連絡を取るのも厳しい状況を担当者は示唆。
そこで、宗介は楠瀬凛に、モストからの伝言があったことを伝えてほしいと頼むのでした。
ザ・モスト編集部は、凛がダメな場合、次にインタビューがとれる芸能人を必死に問い合わせて探しますが、四苦八苦。
ふいに、須田絵里花(宇垣美里)が、里中をモストの腰掛編集長、蘭子(Lilico)の甥っ子を里中と誤解してその真相を確認しますが、里中ではありませんでした。
インタビューを受けてくれるタレントがなかなか決まらず、苦戦するモスト編集部。
あちこち関係者から、レイアウトやデザインを早く決めてほしいと催促が来て、廃刊危機が刻一刻と迫るなか、愛たちは焦りを感じます。
愛は梨沙の転職を応援しつつも、仕事ではハードなこの状況をなんとか乗り切ろうとしていました。
落ち込む愛を仕事中、樋口(赤楚衛二)が優しくフォロー。
宗介は夜も楠瀬凛にインタビューができないか問い合わせました。
その後、ストレス発散に夜の公園を走った宗介は、愛とイヤホン型通信で電話をした後、バスケットコートのある2人が知っている場所で、バスケをします。
副編集長と部員という関係ではなく、恋人としての優しい時間を過ごした2人。
翌日。
蘭子を伴い、宗介は今回、目玉企画はなしにして、みんなの思う記事を書くことを相談した宗介。
蘭子も、この状況に賛成し、もしかしたら、思いもよらない奇跡が起きるかもしれないと言って、モスト編集部のみんなの背中を後押し。
愛は自分が書きたいことを考え、絵本作家の夏川ちかげ(日髙のり子)に再び、接触。
その根気や情熱はますます、モスト編集部でも好評化され、愛は唯子に「もうすっかり編集者の顔をしているね」と褒められました。
編集部で打ち上げ中、宗介は作業所に、最後の企画ともいえる資料を持っていき、輪転機をまわしてほしいと頼みました。
モストがこれを機に廃刊になるかもしれないけれど、ザ・モストのみんなの努力は無駄にならないと想いを一つにした編集部たち。
新福編集長の発表が、モストの企業に設置したテレビで発表され、その様子を見守る愛たち。
なんと、宮越文太(本多力)でした。
その頃、宗介は、作業所から連絡があり、輪転機の作業をストップしてほしいとの依頼が。
それを頼んだのはなんと、経歴や国籍、性別を非公表の人気作家、「楠瀬凛」・・・。
慌てて、宗介は楠瀬凛が待つホテルへ向かいますが、なんと、楠瀬凛の正体は・・・・樋口(赤楚衛二)だったのです!
次週、楠瀬凛だった樋口の意図は?!モストに何をしようとしているの?最終回をお楽しみに。
彼女はキレイだった9話感想・みどころ
過労で倒れた宗介ですが、意識回復して落ち着いたと思ったら、愛を病院のベッドに引き寄せてキスとか強引すぎますよ。
全国の中島健人さんのファンを愛は敵にまわしちゃったかもしれませんね。
愛は家庭では長女で、お節介で優しい性格が滲み出ていて好感持てましたし、愛と出会ってから、トラウマの克服、優しさを取り戻していけて良かったです。
少しずつ宗介の表情にほころびや、リラックスした表情が出ていて、佐藤愛の存在がどれだけ温かく、宗介の人間性、仕事でのモラハラを思わせる態度を変えていったことでしょう。
宗介にとって、愛ほど、人間性の意味で、砂糖のように優しい愛を持った人物はいないと思います。
愛も、モストで、少しずつ一歩ずつ成長していって、唯子や仲間たちに認められ、樋口の温かさや、穏やかになっていく宗介の存在、モストでのライター経験で、目覚ましい変化を遂げていて、2人を応援したくなりました。
ゲストの声優、日髙のり子さんが演じた、夏川ちかげの存在もほっこりしました。
日高さんはベテランアニメ声優として、視聴者の印象に残りやすいなと思いました。
今回、演じた夏川ちかげの声を聞いた視聴者さんの反応には特に、日高さんが過去に「タッチ」の浅倉南ちゃんや、海賊のキャラクターが沢山登場する冒険ロマンアニメ「ワンピース」のヒロインのナミの養母、ヴェルメールを思い出す方も多かったですね。
日高さんの声って、声優さんが女優として活躍するシーンにおいて、故郷に帰ってきたような声の特色が強いなと感じました。
日高さんの絵本作家、夏川ちかげとしての人物像は、母性的で愛を温かく歓迎し、愛の向上心、熱意を受け入れ、モスト以外の場での、愛にとって心強い味方なのではないかな。
愛やモストのみんなの奮闘は報われるかと思いきや、楠瀬凛という謎多き有名作家が、輪転機で印刷する作業に突如、ストップをかけていて、一気に不穏な展開に!
楠瀬凛って一体何者なんだ?誰なんだ?ザ・モストに何がしたいの?と真意が気になるなか、宗介が会った楠瀬凛は、長年、モストの仲間の一人として信頼していた、樋口(赤楚衛二)というラストの衝撃は凄かったです。
普段の樋口とはまるで別人の服装、上品な出で立ちに、これがずっと隠してきた素の樋口なんだろうなという印象でした。
樋口ほど、あんなに周囲に優しい人物はいません。
楠瀬凛として、樋口、何がしたいの?せっかく輪転機作業にまで進んだのに、モストの存続も廃業まで一歩手前だというのに・・・次週は怒涛の最終回!樋口こと、楠瀬凛の意図や、宗介と愛の恋の終着駅はどうなるか気になる9話でした。