家政夫のミタゾノ

家政夫のミタゾノ4話 株を動かす令嬢の一歩前進

家政婦のミタゾノ4話あらすじネタバレ

天宮グループの令呪、雨宮麗美(佐津川愛美)は、交際相手を見つける恋愛バラエティー番組で注目されていました。

ホテルやレストランなどを経営する天宮グループの社長、雨宮雄一(伊武雅刀)宅へ派遣された、三田園(松岡昌宏)と村田光(伊野尾慧)、矢口実優(桜田ひより)。

天宮家の令嬢、麗美(佐津川愛美)は、番組やネットで話題に上がるたびに会社の株価も上がるので、「株価を動かす令嬢」と呼ばれていました。

美人で謙虚な社長令嬢として世間では認知されている、麗美。

一人娘の麗美に、角紅商社など重役の息子を父から紹介されるものの、わがままで人を見下していました。

しかし、三田園、光、実優が見たのは高飛車で我儘娘でした。

「今度の家政婦さんはいつまで持つのかしら。イタリアン!イタリアンが食べたいわ。10分でつくりなさい。魚はととの屋の魚しか食べないの。市販や市場で仕入れたものは駄目よ。」

早速、三田園達は、麗美の要望に応えようとしますが、食材の乏しさにがっかりします。

しかし、実優は「令嬢はあれぐらい高飛車でなきゃ!早速、嫌がらせ最高」と状況を楽天的にとらえていました。

お吸い物の元とプチトマト、鮭、アサリを使い、簡単な魚料理を拾う。

麗美は、どら焼きを持った和菓子屋の子息、橘は四苦八苦。

「麗美は一人娘で、甘やかしてしまってすまない」

「なにがこしあん貴公子よ、和菓子なんて庶民の食べ物は合いませんわ。」

「いいえ、個性があり、自分の真を貫くところがありますね」

橘はなんとか気を遣います。

なんとか麗美に見合った相手と結婚させたい、という雄一の願い虚しく、麗美は「そんな男が私と釣り合うはずがありません。」と一向に取り合いません。

家を訪ねてきた和菓子チェーンの若き社長、「こしあん貴公子」こと、橘虎彦(西銘駿)にも無関心。

その頃、三田園は、麗美の部屋からお好み焼き屋のチラシが。

麗美から押し付つけられた無理難題を軽々と解決してみせた、三田園にも、麗美は、「私とお父様の命令は絶対、少しでもそそをしたらクビ」と宣言。

そんな麗美ですが、鮮魚店「ととの屋」の舟木啓介(松倉海斗)にだけは様子が違います。

啓介と麗美は幼馴染でした。

「幼馴染だけどなれなれしくしないでよ」

「ごめん。…まいど有難う御座います。」

麗美の部屋を覗き見た三田園は、麗美が啓介と幼馴染であることを察知。

光と実優も、麗美が結婚を断り続けているのは、長い間、圭介に片思いをしているからだと推測します。

しかし、啓介が店で使うタオルを置き忘れていることに気付いた三田園。

その後、麗美とともに、タオルを返しに「ととの屋」へ向かいますが、圭介に親密な女性、真緒(寺本莉緒)がいることを知ってしまいました。

「夜、僕の部屋で誕生日パーティーをしようよ。」

真緒とそう話している様子に、麗美はショックを受けました。

麗美は三田園に、「あの男をもう一度振り向かせなさい」と命令。

よそいきのドレスに着替えた麗美は、啓介と会うことに。

圭介と真緒を食事に招待し、高級な食事とマナーで真緒にマウントを取ろうとします。

「品格という名の毒で恋人を制して、彼の心を奪おうとしているのよ。」

実優は麗美が真緒に対抗心を燃やしていることに興奮。

三田園に「麗美特製アップルパイ」と称して、香辛料を振りかけたアップルパイを食べさせた、真緒と啓介。

「うまい!ウソみたい!」

「シナモンがよく効いています。」

「作って良かった。どうしてもというなら毎日これを食べさせてもよくってよ」

そんななか、真緒に「麗美さんはお付き合いされている方はいらっしゃるのですか?」と聴かれた麗美。

「…そうね、いるに決まっているでしょ。」

「お相手は上流階級のかたですか?」

「そりゃ…そうよ、貴公子と名乗っていらっしゃるわ。」

「私たちも庶民同士、お似合い。」

精一杯、見栄を張り、偶然やってきた虎彦を「フィアンセ」と紹介。

「麗美さんのフィアンセって、こしあんの貴公子だったんですか!」

真緒と啓介は衝撃。

真実を光が口にしようとすると、麗美は口を塞ぎました。

「みっともない真似なんかできないわよ。私だって令嬢の見栄があるわ。」

帰り道。

啓介と真緒は、麗美の家の凄さを喜びますが、啓介は複雑な模様。

翌日。

橘が友人に話したことから、麗美は橘の婚約者としてネットニュースに掲載。

大喜びの父、雄一を見た麗美は事実が言い出せません。

「これでうちの株価はうなぎ昇り!さすが、株を動かす令嬢だな」

そして訪ねてきた橘も、「僕の愛はこしあんよりも深い、あなたを愛している」と告白。

沁みついたプライドの為に素直になれない麗美に見たそのはある策を掛けます。

父に真実を打ち明けようとしますが、父は亡き母に、麗美の結婚を喜んで報告している姿に、思わず益々、打ち明けられませんでした。

「一人で買い物もできなかった麗美が自分で結婚相手を決めたんだ。感傷に浸ってしまってな、パパはこの日をどんなに待っていたか…本当に嬉しい。麗美、幸せになってくれ。」

ますます、麗美は引っ込みがつかなくなりました。

啓介にも電話で素っ気ない態度です。

「私、婚約したの。あ、じゃあ忙しいから切るわね。」

「あ…麗美さん、おめでとうございます。」

麗美が本当の気持ちに嘘をついていることを光と実優は心配します。

「お嬢様ほんとうにこれでいいんですか?」

「これ以上、パパに迷惑を掛けたくない。今更なしなんて言えるわけないでしょ」

ミタゾノと2人きりになった際、麗美は本心を打ち明けました。

「私、昔から天宮家に相応しい人間でいなさいと言われた…啓介さんから誘われたけど、突っぱねてしまった。ツーリングもできないし自転車も乗れない、お好み焼きなんて食べたことない。バカよね…プライドばかり高くて…笑うでしょ?」

「いいえ」

三田園はリンゴの皮と軍手で洗面台の靄をふき取りました。

「靄が残っているならちゃんと話すべきかと…」

その頃、「とと屋」に夜中に向かった、麗美。

啓介に声を掛けられました。

「麗美さん!」

「ツーリング!…あの‥‥!明日、婚約会見があるの。お祝いにいらして。幸せをお裾分けするわ、じゃあ」

やはり、麗美は真緒と啓介に素直になれません。

そして、婚約会見当日。

麗美が挨拶をしようとすると、インターネット上に、麗美が「ととの屋」にいる姿が、盗撮されて拡散されていました。

麗美が常識を知らずに、お好み焼きを食べている様子が映り込みました。

「麗美の非常識が表にでてしまう…麗美、否定しなさい!」

「こんな庶民の食べ物、私が食べるわけない。」

それでも、麗美は金を払わず、食い逃げ。

大勢の記者たちは辛辣に批判。

さらに、人物一致アプリで三田園は検証し、確証。

「無税飲食が通用します。泥棒と同じですよ!」

「ここまで常識知らずだとは知らなかった…この婚約は破棄で。」

父の雨宮は、麗美を厳しく叱りつけます。

「人様に迷惑を掛けるなって言っているじゃないか、どうして私を裏切るんだ。」

その天宮は麗美を映した動画で脱税の証拠が。

「私を利用して脱税していたの?動画配信ってお金が入るの?」

育児日誌は、月々のこれまでの費用が書かれており、赤字だらけ。

「黒字化させろ!これまで何不自由ない生活をさせてきたのに、お前を使って動画を撮ってなにが悪い!」

「私は不自由だった!好きな人と帰って、好きな人と過ごしたかった。私は自由じゃなかった!」

「なにを言っているんだ。」

「麗美さん、お好み焼き屋行ったのは俺のことを覚えていたからですね。」

「全部あなたのせいよ、あなたのせいで私は…私はずっとあなたのことがあの頃から好きなのよ!」

麗美はバッドタイミングで啓介に告白し、父に封じ込めていた本音を吐露。

親子揃って、犯罪者となった麗美と天宮。

おかげで時価総額はだだ下がり。

「麗美さん」

「帰って…私はお嬢様じゃなくなる、なんの魅力もなくなる。」

「もう好きってちゃんと素直に言いなよ!お兄ちゃん!」

なんと、真緒は啓介の妹でした。

「私は恋人の振りをしていました。でもなかなか兄は本当の事を言わなくて…麗美さんはお兄ちゃんの初恋の人だったんです。自分はお嬢様とは釣り合わないって思っていて。」

三田園は3人の行く末を見守ります。

「三田園、まだもうひと仕事あるわ。わぁー!三田園、手を放しちゃだめよ、あっ!乗れた!乗れたわ!」

三田園のおかげで、自転車に乗れるようになった、麗美。

父が「ととの屋」でアルバイトをする形で、啓介と交際。

三田園は「むすび家政婦紹介所」で、天宮家から沢山の給料をもらい、所長の結(余貴美子)阿部真理亜(平田敦子)、式根志摩(しゅはまはるみ)は大喜びするのでした。

家政夫のミタ4話感想・みどころ

世間知らずで一流のものしか食べたことがない、麗美。

一人で買い物すらできなかった彼女は父親に生まれて初めて反抗し、自分のやりたいこと、本当の曲げたくないことを貫き通すきっかけを、三田園は作ったと思いました。

初めて幼馴染の啓介を好きになるものの、プライドが邪魔をしてしまうところはなんだかいじらしかったです。

実優と光が応援する気持ちや、素直になれずにじれったい行動をしていることにモヤモヤさせられる気持ち、わかりますね。

母を亡くしてから、麗美を男手一つで育てた、天宮ですが、実際は経営難で、娘を利用して動画配信。

彼自身も必死だったのでしょうけど、後半で麗美に吐いた言葉はひどすぎると思いました。

「今まで自由にさせてきたのに、動画配信にお前を使ってなにが悪い、黒字化させろ」って、親が我が子にいうことじゃないですよ。

しかし、彼がここで自業自得だ、自分も家族の為に変わらなければという強い意志が動いたことは救いでした。

元々は妻の遺影に、麗美の成長と橘との婚約を涙ながらに報告する姿は完全な「毒親」ではないと思いました。

麗美と啓介の交際を認め、「ととの屋」でアルバイトをしながら家族再生をする、天宮一家の背中を見守りたい4話でした。

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