家政夫のミタゾノ

家政夫のミタゾノ1話 ”最恐”家政夫があなたの家を大掃除!

家政夫のミタゾノ1話あらすじネタバレ

宮城県の美田園駅で降りた三田園(松岡昌宏)と、三田園の家政夫の村田光(伊野尾慧)。

高級タワーマンションに住む「前田家」。

前田則之(本多力)は、「出かける時はメッセージを」「GPSはONにして」など、監視されているようなことを口にしてきます。

則之が肩に触れた時に力が入ったのを感じた、翠。

妻の前田翠(松本まりか)は、うんざりしながら、夫を見送るのでした。

するとそこに、引っ越し業者のコスチュームを見に纏った「むすび家政婦紹介所」所属の家政婦、三田園薫(松岡昌宏)、村田光(伊野尾慧)、新人の矢口実優(桜田ひより)、そして、所長の結頼子(余貴美子)がやって来ました。

「荷物の梱包が終わっていない客、一番迷惑なお客さんナンバーワンですね」

ぼそっと皮肉を言う、矢口実優。

「もしや、夜逃げならぬ朝逃げとか?」と勘付く三田園。

「あなたの言う通りよ、夫に気付かれないうちに早くここを出ていきたいの。」

どうやら夫からの激しい束縛とモラハラに悩む、緑。

則之が会社に行っている間に、夜逃げならぬ「朝逃げ」をしようと、“むすび引越センター”に依頼したのでした。

則之が家にいる間は、荷造りができなかったので、何一つ梱包されていない状態。

「ダメよ!あなたたち、住人に見られているでしょ。あいつは金と地位に物を言わせて、思い通りに人を支配する。私はあいつの所有物じゃない!自由になって自分の力で生きていきたい」と、翠。

そうこうしているうちに、「家でリモートになったから今から帰る」との連絡が!

「奥様の荷物だけならなんとかなるでしょ?」

三田園の怪力と肉体労働で何とか作業がスムーズに進みます。

荷物を配慮し、小さな荷物を下にする工夫をして、運んでいきました。

そして、前田則之が帰宅。

「おい、帰ったら出迎えてくれっていつも言っているだろう?翠?翠?」

三田園のスキルと怪力で何とか荷物を運び出すことに成功した、翠は、スマホと離婚届けを残して田舎町へ。

離婚届を帰宅後すぐに目の当たりにした、則之は怒りで震えるのでした。

トラックで荷物を運んできた三田園達が目にしたのは、古民家をリフォームしたカフェと緑の新しい男、後藤礼二(細田善彦)。

翠は礼二と新たな人生をリスタートさせようとしていたのです。

「私がまだ結婚していることは秘密にしてね。」

「家政婦には守秘義務がありますから。」

翠から釘を刺されたミタゾノたちは、「むすび引越センター」の「家政婦パック」で翌日までの家事依頼手伝いをさせられました。

荷ほどきをする中で、翠が礼二から古民家を譲渡されようとしていることを知りました。

礼二は二軒目のお店を経営することに。

「地位や金に惑わされず、自分の力を試したくてね。」

礼二と翠は同じ価値観をもっていて、新生活をスタートさせようとしていました。

理解ある礼二との新生活は順風満帆そうに見えます。

ところが、三田園は既になにかの始まりを勘付いていました。

「ネットでこの古民家カフェの事を見つけて、互いに求めているのがぴったりと合って…こういうのを運命というのね。彼とこの新天地で幸せになるって決めたの!私はカフェの準備をするから、あなた達には荷ほどきをお願いするわ!」

その後、翠の腕時計がないことに気付いた、村田。

「あの腕時計はこの世にひとつしかないものなの。もち見つからなかったら、損害賠償請求をするわよ。」

その腕時計は彼女がアーチェリーの仕事で功績を得た時にもらった「グランドホーライ」の高級時計。

時計は、一瞬、引っ越し作業の時に所長の結(余貴美子)が触れたものの、すぐに箱に戻したとのこと。

翌日、自治会長、上岡忠雄(螢雪次朗)がやってきました。

会費は現金で手渡し、年に1万5千円、トータルで10万ほどするとのこと。

「自治会はそういうものだから。」

「強制はダメだよ、田舎は助け合わなきゃだから色々不便なこともあるんじゃないかな」

須藤と上岡はさらに話を続けます。

「ゴミ捨ては自治会のごみ捨て場を勝手に使っちゃダメです。ゴミ捨て場はここから8㎏離れています。」

渋々、自治会費用をその場で払ってしまった、翠。

さらに、須藤と上岡の妻らにせかされた翠は、消防団の手伝いもしなくてはならない羽目に。

自治会の集まりで、三田園は東京の人しか使えない決済サービスアプリを上岡のスマホから発見。

古民家カフェの準備のために帰ろうと思った翠。

「すぐに帰る人はよそ者扱いされるよ。今日は翠さんがみんなと打ち解ける為に手伝ってくれるみたいだ」

上岡に引き止められ、逃げ場を失う、翠。

ここで、三田園はお肉の解凍方法を独自に自治会のみんなに伝授。

常温の水とアルミ鍋2個で挟むと、解凍する秘訣でした。

「素晴らしい!これこそまさに助け合いだ!」と感心する、上岡。

なんとか帰れますが、須藤と鮫沼の妻らに、毎週、自治会の消防訓練があることを知らされた翠はげんなり。

その夜、日曜日にカフェができないという状況や田舎町の暮らしに不満を早速、礼二に吐く、翠。

「自治会長上岡さんは30年以上、自治会を仕切っているからなかなか説得が難しい。でも翠ならきっとうまくやれるよ。」

家政婦パックが1日のため、三田園達は業務終了を翠に伝えます。

「腕時計は?腕時計が見つかるまで帰さないわ」

その後、礼二は夜中にも関わらず、打ち合わせへ出かけていきました。

しかし、三田園は、時計の出所をスマホで調べます。

翌朝、翠は安物のトースターで焼いたパンを実優に試食してもらいました。

「まったく、安物のトースターじゃ使えないわね」

ふと、古民家に客が。

なんとそれは夫の則之でした。

翠は真っ青になります。

「金を使えば探すのは簡単。君は僕の妻なんだぞ?君のことを思って大事に、大事にしてきたのに。なにが不満なんだ。」

「いやよ、私はここで生きていくって決めたの」

「君にカフェ経営なんてできるわけないだろ?まさかあのオーナーとできているのか?!ふざけるな!離婚なんて絶対に認めないからな!」

「オーナーが私にここを任せてくれるって言ったの!」

ここで、住民の一人、鮫沼が様子を見て声を掛けます。

「リコピンの話をしていたのよ、栄養が豊富なのよね」

なんとか彼のおかげで、その場を切り抜けます。

回覧板が回って来て、用水路清掃の件で集まらなくてはならないとのこと。

三田園は卒なくこなしますが、翠はぐうの音をあげるのでした。

礼二に翠は田舎町の暮らしに慣れず、二軒目を手伝わせてほしいと頼みました。

「2人のことはこれから考えよう、やっと譲渡契約書が取れたんだ。サインして?」

その後、三田園の同級生で、回覧板を届けにきた男(ゆってぃ)により、翠の腕時計が勝手に転売されていることが発覚。

「そうね、電話番号は…!」

「ちょっと待ってよ、翠、よそ者が騒ぐと自治会のみんながうるさいって…」

「誰が自治会はよそ者に五月蠅いって?」

礼二の声を聞き、自治会の上岡達が不満を言います。

「自治会を抜けるなんてどういうことや?ここで助け合って生きていけなくなるぞ。」

「自治会にはもう入りませんし、私たち夫婦はここを出て行きます。」

突っぱねる翠と頷く、礼二。

ここで、三田園はうっかりわざと、ごみをぶちまけました。

一千万を請求する督促状は、礼二宛。

それはこの古民家カフェの負債でした。

礼二の家は、かつて上岡が住んでいて、古民家カフェを経営し、自治会に入るという条件の元、破格の値段で、礼二に渡したのです。

「お前らみたいなよそ者が遊びで使うなら自治会費を払うのは当然だべ」

「もし、この譲渡に私がサインしたら?債務も含めた費用を全て譲受人が引き継ぐ」

「つまりお店と一緒に借金も引き継ぐってこと?」と実優。

「ああそうだよ、誰にも縛られずに自分の力で生きたいって言ったよね。なにがグランドホーライの腕時計だよ。あの時計、3800円だったよ。」

「私との結婚は?2軒目の店は?…私を騙したのね、この嘘つき!」

翠の腕時計は礼二が売りました。

さらに回覧板の男(ゆってぃ)は、上岡が東京都目黒区在住だという証拠を回覧板につけました。

免許書のコピー。

古民家を礼二に売りつけた際に、東京に既に家を持っていました。

新しい家から出てゆく上岡の姿を三田園に頼まれて、動画に収めていた、光(伊野尾慧)。

「それは不可能です。高額な自治会費を自分の懐に貯めこまない限り、無理でしょうね」

「まさか…会長!」と須藤。

「やかましい!俺は30年間自治会長してきたんだよ!それぐらいいいじゃないか」

「なにが助け合いの精神だ!ふざけやがって!自治会費横領の疑いがあるって警察に通報してやるよ!」

礼二は上岡にとどめをさします。

さらに、古民家カフェを祝う礼二の活躍を願うバルーンには、彼が父の意志を受け継いで、選挙に出ようとしていました。

「このマザーファ…!私の大事な腕時計を3800円で売りやがってクソガキが!おい、そこのじじい、来い!なにが自治会のごみ出しとかうるさく言いやがって」

翠は豹変し、上岡と礼二にぶつけるのでした。

次に、礼二は、回覧板の男が三度訪ねて持ってきた、翠と則之の写真がデザインされたTシャツを見て、彼女が既婚だと知って怒り心頭。

「お前こそ、既婚で俺を騙して、婚約詐欺で訴える!お前みたいなババア誰が相手にするかよ!」

「ねぇまた引っ越し頼める?ここよりはましでしょう。あなた達が羨ましいわ。自分の力で生きていけて」

三田園は疲れ果てた翠にトースターでパンを焼きました。

「どうしてこんな美味しいの?トースター変えた?」

「食パンを濡らしてトースターで焼くと美味しく焼けます。」

その後、翠は則之と和解しようとしますが、女がいて、彼を責めます。

しかし、翠は則之と離婚せず、彼女が自治会長を務めながら、アーチェリーカフェを夫婦で経営。

変わらなくてはならないのは、夫と共に、自分自身だと気付くことができたのでした。

家政夫のミタゾノ1話感想・みどころ

2023年も、三田園薫は恐るべし!でしたね。

侮ることなかれな家事エキスパートで、アルミホイルと水で、肉の解凍をしたり、トーストに水分を含ませることで焼き上がりをふっくらさせるなど、家事のちょっとした豆知識も為になりました。

三田園といえば、派遣先の家族事情を隅から隅まで大掃除するのが「仕事」。

今回は、GPSをオンにするなど、ストーカー並みの執着を妻に持つ、本多力さん演じた、則之が不気味でした。

しかも、夫を出迎えるのが普通とか、どこにいて何をするか逐一報告するとか、時代錯誤と人権侵害も良いところです。

翠はここぞとばかりに踏ん張る逞しい女性であることが伺えました。

一方で、感情を爆発させると歯止めが効かない瞬間湯沸かし器。

松本まりかさんの名演にまたしびれましたね!翠は、松本さん以外にはハマりませんよ。

細田善彦さん演じる、礼二と古民家カフェを経営しながらやっと自分らしい人生が歩めると期待しすぎなところはあると思いましたね。

引っ越し先の田舎は消防団の訓練が毎週あったり、用水路清掃があり、女性が周りに気を遣って片づけを手伝うなど、まさに、昭和。

アーチェリーでかつて栄光を掴んだ、翠にとっては、夫との暮らしの二の舞を思わせる田舎暮らしが耐え切れない気持ちに共感しました。

三田園の真実の解明により、翠だけでなく、礼二が最初から翠を利用して、上岡への負債を返済しようとしていた根端がいやらしい。

礼二の婚約も、うまがありすぎるとは思っていましたが。

さらに、上岡も、自分が都会暮らしをするべく、自治会の費用をこっそり懐に入れていたとは…助け合いの精神はどこへやら。

そもそも、上岡の自治会費用は1万5千円、合計で10万円…どうみても詐欺の匂いしか感じませんでしたよ。

翠と夫の則之、さらに、上岡と礼二の心まで磨き上げた、三田園に次週も待ち遠しい初回放送でした。

 

data-ad-format="rectangle" data-full-width-responsive="true">
data-ad-format="rectangle" data-full-width-responsive="true">

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください