家族募集します6話あらすじネタバレ
俊平(重岡大毅)と陽(佐藤遙灯)親子と、桃田礼(木村文乃)と、雫(宮崎莉里沙)親子。
蒼介(仲野大賀)は店内の改装、9歳の一人息子、大地(三浦綺羅)を育てるシングルマザーの横瀬めいく(岸井ゆきの)は親子、黒崎徹(橋本じゅん)と8歳の一人娘、いつき(板垣樹)にある親子の溝を解決しました。
黒崎家は、「にじや」が定員オーバーなので、俊平と一緒に住むことはできませんが、友達がいないいつきの状況や、閉鎖的な親子関係改善の為、「にじや」を心の拠り所として頼ることに決めて、去っていきました。
礼は夫の三浦芳樹と離婚。
みどりが遺したボイスレターで思わず、何だが止まらない俊平。
感受性が豊かで心優しい人柄が伝わるみどりの声に、一時停止して聴き直すものの、大切な人を飛行機事故で失った俊平は溢れる思いを堪えきれませんでした。
陽も大好きな母親の声に嬉しそうに反応しますが、父や母方の祖父母のやり取りにモヤモヤした気持ちを抱くのでした。
ママの声を聞いて、晴れやかな陽ですが、陽の祖父母である、みどりの両親は、まるで自分達にお別れを言っているみたいに聞こえると言って、涙ぐみました。
子供達が二階で遊んでから、礼は夫の芳樹に離婚する意思を伝えたことを「にじや」のみんなに告げました。
新しい礼の出発を応援する意思の「にじや」の面々。
めいくが、礼の新しいスタートに触発されて、「恋がしたい」と言い出しました。
一方、みどり(山本美月)が海外で取材の際に使っていたボイスレコーダーとスケッチブックを見つけた俊平は、亡き妻に想いを馳せていました。
みどりの実家で聴いたボイスレコーダーを俊平は職場の出版社で、上司の枕崎(小松和重)に聴かせました。
次回作を執筆する気が高まっていただろう彼女のひたむきさに思わず、号泣する枕崎。
不慮の飛行機事故に遭ったみどりを偲ぶ俊平と枕崎ですが、俊平はみどりがボイスメッセージを遺した理由を考えるように。
黒崎親子は、夏休みの間、いつきが、「にじや」に泊まれるように、サブスクステイをすることに。
いつきがにじやの陽、雫、大地にミサンガをまた作ってプレゼントした様子に、黒崎も少しずつ柔らかい表情が出せるように。
思わず、他の子供達と笑っているのを見て、楽しそうにする娘の姿に、笑みがこぼれます。
早速、恋のお相手候補として、ナオトのことを夕食の餃子パーティーで話題にするめいく。
恋が分からない陽や大地に、めいくは保育園で好きな人がいる?と子供にわかりやすい説明をします。
「雫ちゃんが好き」と素直に答える陽。
ときめいたり、ドキドキして好きな人を思うことが、恋だと優しく伝えためいく。
俊平も、ママが「トリプル戦隊」になってパパと陽を見守ってるのと同じで、パパが変わらず好きなことと同じだと口にするのでした。
その後、にじやに、なんと、芳樹が訪ねてきますが、みんなに会わず、銀治とだけ話しをします。
芳樹と礼は子供の前で離婚届を出し、お互いに納得。
芳樹は雫が傷つかないように、「パパはずっと雫のパパだからね」と配慮。
「にじやのみんなに嫉妬したこともありましたが、礼が冒険に出かけた少女のような自分には見せたことがない顔をしていて・・・ここが礼と雫の新しい居場所だと感じました。2人を宜しくお願いします。」
礼、芳樹、雫は、円満離婚を通して、一歩前に進み、それを祝福する俊平や礼、めいく。
しかし、その夜、めいくは大地に「もしも大地に新しいパパが来たらどんなタイプが良い?」とそっと聞きます。
大地は母の幸せを願う一方で、母の発言に寂しさや環境の変化への戸惑いを感じていました。
めいくは翌朝、仕事の合間に、ナオトに会いに行きます。
同じ頃、職場にて、俊平は、上司の枕崎(小松和重)がみどりのボイスメッセージを見て、相変わらず泣いているのを見て、みどりの次の作品が読みたかったと伝えた、伊野三鈴(丸山礼)。
陽を夕方、迎えに行ったみどりと俊平は、2人が仲良くしている様子を見て、お互いにそれまで心に余裕がなかったと振り返るのでした。
にじやに来てからは、俊平も礼も安らげる時間や子供と心地良い距離をとれる環境を改めて実感。
音楽仲間のナオト(井口理 king gnu)をにじやに連れてきたため、俊平たちは大混乱。
めいくは、ナオトに、俊平や礼を自分の姉や兄だと偽り、銀治は祖父だと誤魔化しました。
直斗を囲む和やかな食事会のはずが、黒崎(橋本じゅん)や銀治(石橋蓮司)まで参戦していて、まるで面談のような緊迫した雰囲気に。
めいくはナオトを明るく紹介しますが、母親の好きな人に激しく戸惑う大地。
家族のふりをして、俊平、蒼介、礼はめいくと大地の将来性を心配します。
しかし、銀治は「にじや」を継ぎたい強い意思を持つ蒼介に逆に、将来のビジョンを問いただします。
「自分が死んだらにじやは終わりだ・・・お前は俺の跡を継ぐんじゃなくて、元々、目指していた写真家の仕事を考えたらどうだ?お前みたいに腕のいい写真の撮り方をする奴はいない」
銀治に自分のことを指摘され、複雑な心境になる蒼介。
一方で、めいくも礼に勢いやノリで若い頃みたいに恋愛や結婚を踏み切るのではなく、子供優先にもっと真剣に考えてほしいとアドバイス。
めいくの態度がいい加減で、自分本位なところがあるのを礼は心配していました。
2人を何も言わずに見守る俊平。
めいくは、自分のせいで大地に父親がいないことを申し訳なく思っていること、周囲と比べたら欲しい物を買ってあげられないし、旅行にだって連れていけない、父親が必要なのかなと考えているからこそ、焦っていると口にするめいく。
すると、大地は「パパはいらない。ママがいればいい」と正直な自分の気持ちを吐露。
大地の素直な言葉を受け止めためいくは、大地をハグし、考えを改め直すのでした。
俊平は「自分も蒼介もパパはいなかったけど、にじやのみんなに出会えて今、居場所があり、新しい環境でやっていけている」と吐露。
気持ちを引き締め、めいくは「にじや」には、大地にとって俊平と蒼介が温かくて、頼りになる父親代わりだと感じるのでした。
ナオトも、めいくとの距離感や、関係を恋人ではなく、同じ音楽の道を志す同志として認めることにして、にじやを去っていきました。
翌日。
出版社「エッグプラント」にて、俊平は、枕崎や三鈴と共に、みどりのボイスメッセージには、「バイバイ、また明日」とあるけれど、それは別れやみどりを懐かしみ、偲ぶことではなく、またいつかどこかで会えるという意味なのではと推測。
みどりのボイスレコーダーを通して、みどりとまた再会できたと感じる俊平。
みどりが作ろうとしていた新作を、みどりも一緒に製作に参加している感覚で、作ろうと決意した俊平、三鈴、枕崎。
そして、俊平と陽は以前、みどりも含めて親子3人で住んでいた家を退去することに。
ボイスメッセージを再生し、みどりがどこかで自分達を見守ってくれていて、ボイスメッセージを通してまた「会えた」という感覚を大切にします。
ふと、俊平には、全ての荷物が片付いた家で、陽と俊平に「またね。」と笑顔で手を振る姿が見えたのでした。
親子はまた気持ちを新たに、自転車に乗って再出発していきます。
家族募集します6話感想・みどころ
今日のエピソードは、再出発、再生が伝わる前向きなエピソードでしたね。
にじやに来た、黒崎親子が、いつきに笑顔を見せるようになった黒崎、にじやの子供達とはしゃぎながら、サブスクの形式で、夏休みを利用して、にじやで過ごせるようになったいつきの環境変化に涙です。
黒崎、いつきの為に、前を向いているし、俊平たちに促されて、出会った当初はずっと仏頂面だったのが、心から笑えるようになって・・・涙。
礼と雫親子の再出発を門出を温かく見守り、雫にも、「離れていても雫のパパなことに変わりない」といった芳樹の温かさ。
当初、芳樹と礼の間には、何か複雑な事情があったのではないかと勘ぐってしまいましたが、過去エピソードで登場した芳樹は申し分のない温かい人柄で、女性目線に立って物事を考えられる愛が伝わりました。
めいくの恋がメインでしたが、最終的には、ナオト(【king gnu】井口理)を同じ音楽の道を志す仲間として認め合えたことも、良い関係性でしたね。
大地に父親がいないこと、よその子供達と同じくらい最小限の贅沢をさせてあげられないことに悩み、ナオトとすぐお互いに相性が合えば、結婚に踏み切るのが早くても良いと考えていためいくが、当初は心配でした。
また、「大地も私の幸せを喜んでくれている」と言うものの、大地本人は、寂しさや、幼くて、恋愛が分からず、母親が知らない世界に行ってしまうことへの戸惑いが凄く表情に表れていて、礼と同じように、めいくに少し落ち着いて行動してほしいとさえ思いました。
大地が本当はめいくに誰よりも傍にいてほしくて、にじやのみんなが家族同然だから、新しい父親はいらないという自分の気持ちをめいくに正直に伝え、めいくも自分の恋愛脳一歩手前な価値観を変えることができたシーンはステキでした。
めいくだけでなく、銀治を通して、蒼介も母親に捨てられた自分を気にかけてくれた銀治の店を継ぐことばかりを考え、本気で自分が向き合いたいことから逃げている葛藤にもフォーカスが当たっていて、蒼介も一歩踏み出すきっかけができた救いのシーンではないでしょうか。
俊平が冒頭から、みどりのボイスレコーダーの音声で泣いていて、その気持ちに共感。
みどりが事故に遭う前、何が伝えたかったのか葛藤し、みどりが次回作を作ろうと情熱をもって生きていた証が切ないし、複雑な気持ちになりました。
しかし、俊平も出版社で彼と陽を見守り、みどりを仕事仲間として見守ってきた上司の枕崎や、三鈴の存在に救われて、みどりのボイスレコーダーは、「さようなら」ではなく、「また会えるよ、その時までじゃあね」という希望と、姿は見えなくても、一緒にいるというメッセージ性が込められていましたね。
俊平と陽が、みどりと暮らしていた家を退去する時、俊平にだけ、みどりが霊となって現れ、「じゃあね」とそっと笑みをこぼし、夫と可愛い陽を見守っているラストシーンは、一気に感情が渋滞し、心に刺さる温かくも切ない終わり方ですね。
亡くなっても、姿は見えなくても、そっと遠くから見守っているというみどりの立場、状況、きっと、今日の放送を見ている方の中にも、俊平親子と同じ環境を一生懸命、生きている方がいるはずだから、亡くなって「悲しい」けど、一緒にいる、想いが、過ごしてきた日々が消えたわけじゃないっていう、みどりからの家族愛なのではないかな。
次週、「にじや」のみんなが最高の夏休みを過ごす俊平たちの忘れられない夏のエピソードに期待したい6話でした。