家族募集します8話あらすじネタバレ
俊平(重岡大毅)と陽(佐藤遙灯)親子と、桃田礼(木村文乃)と、雫(宮崎莉里沙)親子。
蒼介(仲野大賀)は店内の改装、9歳の一人息子、大地(三浦綺羅)を育てるシングルマザーの横瀬めいく(岸井ゆきの)は親子、黒崎徹(橋本じゅん)と8歳の一人娘、いつき(板垣樹)は、繋がりや絆を感じ、それぞれの一歩を着実に踏み出していました。
銀治が俊平・礼・黒崎親子が旅行に行っている間、胸を押さえて倒れてしまいました。
めいく(岸井ゆきの)と、蒼介(仲野太賀)は近所をぶらついていて、「にじや」には、大地と銀治の2人きり。
大地は、俊平と礼に電話。
大地からの電話に出た時、俊平は過去に妻のみどりを亡くした際に連絡がかかってきた記憶が蘇りました。
そして、2人で冷静に対処します。
俊平と礼、黒崎といつき親子は急いで、東京へ戻りました。
病院にそのまま直行した彼らは、カテーテル手術をして容体は安定。
蒼介とめいくは、大地を一人にして外に出たことを詫びます。
蒼介が銀治の後の対応をし、めいくと大地、雫と礼、俊平と陽、黒崎親子は「にじや」へ帰宅。
帰宅した俊平たちは、銀治の本当の家族に連絡を入れるべきではないかと相談。
銀治は、それまで自分の家族に関しては頑なに拒んできたので、まったく情報がなく、連絡先も不明。
翌日、銀治の病院へお見舞いに行った「にじや」の面々。
医療器具に繋がれ、いつ急変するか分からない銀治。
大地は自分がキャッチボールをしようと言ったからじゃないか?と不安になりますが、銀治は、「大地のせいじゃない、じいちゃんが勝手に倒れただけだ。大地は命の恩人だ」とフォロー。
銀治の姿に思わず蒼介は涙しつつも口だけ悪態をつきます。
銀治は体が弱っていても、雫、陽、いつきを気遣い、旅行は楽しかったかどうかを優しく問いかけるのでした。
「もう俺は潮時かもしれない」と言う銀治に対し、「にじやの暖簾は俺が守る」という蒼介。
本当の銀治の家族に連絡しようと試みる礼、蒼介、俊平ですが、銀治は頑なに実の家族に連絡することを拒否。
俊平たちは、「にじや」に戻ると、多くの客がランチタイムに押し寄せていて、みんなで協力して、蒼介を手伝いました。
礼の同僚、中里(金子大地)や、陽と雫の幼稚園教諭、圭太(福山翔大)も来店。
ランチタイムが終了し、蒼介は銀治の「最悪」な時を考えて、実の家族を探して、連絡を取ることを決意。
その後、蒼介は銀治の家族の手掛かりを探すものの、自身に関する過去の物を銀治がとっておいてくれたのを発見。
当時の自分を思い出して切ない気持ちに。
母親に置いて行かれ、父親もおらず、親せきの家を経て、祖父母の家で暮らすものの、祖父母は他界。
それ以降、駆け出しカメラマンとして活動していた頃に銀治の店を訪ねたことがありました。
そして、技術に頼るだけの写真を撮り、自分が納得できる写真を撮ることができないと苦悩し、挫折。
にじやで、カメラを久々に撮影した時、写真を撮ることの情熱や喜びを思い出したものの、今は銀治の店を継ぎ、かつての活気を取り戻したいと今のビジョンを口にした蒼介。
そこで、俊平たちはSNSを駆使して、銀治の家族を探すことに。
銀治は容態も安定し、起き上がれるようになりました。
俊平たちは引き続き、銀治のことを気にかけながら、めいくの優しい新曲と共に、SNSで募集をかけました。
俊平は仕事面で、みどりのことを想いながら作る新作絵本の企画は、飛び出す絵本を提案。
世界中の子供達が笑顔になれる絵本を製作。
俊平は礼と話をしていて、嬉しいことや幸せばかりではなく、悲しいこともケーキを切り分けるように共に乗り越えていくのが家族だと気づきます。
それは、みどりが絵本に込めたメッセージでした。
すると、銀治の娘と名乗る女性(ヒコロヒー)と連絡が通じ、「にじや」を訪ねてきました。
彼女は、銀治の義理の娘、久美子。
銀治の息子である夫と銀治には6年の確執があると告げました。
銀治と自分の夫が喧嘩になり、絶縁状態であることを伝えた女性。
「この店に縛られずお前らの好きにしろ」という言葉の裏の意味を、「この店は俺の一代で終わる」と言ってしまいました。
久美子の夫は、絶対に銀治を見返すと言って大阪で奮闘しつつも失敗し、普通の仕事に就いているとのこと。
義理の両親である銀治と銀治の妻がいて、自分と夫、一人息子、そして、蒼介がいる温かい活気ある日常を懐かしむ久美子。
彼女は、蒼介が撮影した写真を見て思わず、「家族なのに銀治のピンチにずっと気づけなくて、情けない」と涙をこぼすのでした。
その夜。
蒼介は礼と俊平には女性のことを伏せて、銀治の家族として訪れた者はいなかったと優しい嘘をつきました。
にじやに客層が増え、賑やかになる一方で、蒼介はもし、銀治が退院し、家族が元に戻れば、「にじや」での俊平たちの生活は終わりを告げることに葛藤していました。
そして、銀治の家族、久美子と、久美子の夫で銀治の息子、達也(宇野祥平)が入院中の銀治を見舞い、それぞれの決意を固めます。
さらに、音楽業界関係者で、ツアーを飛び回る黒崎の元妻、倫子(平原綾香)も、いつきにメールをして、「ママ、もうすぐ帰るよ。またママと暮らそうね」と意味深なメッセージを残して、いつきを戸惑わせていました。
家族募集します8話感想・みどころ
銀治のピンチをきっかけに、「にじや」のメンバーの「家族」の絆がより一層、深まってきたと思います。
疑似家族から始まって、衝突したり、笑ったり、泣いたりしながらも、温かさや人間的な強さで逆境やつらい過去を乗り越えているような気がします。
子供達も大人たちの行動を見て、騒がず、静かに遊んでいたり、銀治を幼いなりに気遣う優しさを見せ、本当にいい子に育っていますよね。
自分の子供の成長を見ているような気持ちになりました。
SNSの力で、生活環境も、抱えている心の痛みも、前進する活力もみんな違う、俊平、礼、めいく、黒崎、そして、蒼介は日に日に、心も、結束が強くなっていて、忘れかけていた家族のぬくもりを思い出させてくれますよね。
育児、思い出、将来の夢と現実のギャップ、過去の壁と立ち向かう勇気・・・このドラマには誰もが忘れかけてきた優しさ、人と人との繋がりが生む奇跡がより一層、伝わってきます。
また、俊平の職場の出版社は恵まれたホワイト企業だなと改めて思います。
こんな会社まずありえないって思うぐらい、一緒に働く人のことを考えて機能している理想的な会社ですね。
ケーキを切り分けるように、喜びも苦悩も乗り越えていくのが家族っていう、メッセージ深かったです。
家族でいるからこそ、ぶつかり合い、愛おしむ時間もある、そして、みんなで同じ壁を乗り越えていく・・・このドラマには当たり前のことなのに忘れかけていた大事なことを伝えている気がしました。
そして、黒崎の元妻(平原綾香)の登場や、久美子の家族が動き始める時・・・
銀治の家族として、銀治の息子と、その妻、久美子(ヒコロヒー)。
もう一度、家族で笑い合えたらと言いながらも、銀治の様子を見に駆けつけたのが少し遅すぎるなぁ。
銀治と夫が店を継ぐことで口論になり、6年間も絶縁していたなら無理もありませんが、もう少し妻を亡くし、高齢の銀治のことを考えてほしかったな。
蒼介が、ここを解散せざるを得ないのかと頭に考えがよぎり、涙を流しながらキャベツを切るシーンは胸が痛みました。
俊平たち、どうなっちゃうのか次週の最終回がなおさら、濃厚な展開になることが期待されますね。
いつきのことを一時的に夫と離婚後、預けていた黒崎の元妻は、どこか心に闇があるような人物に見えました。
ラストシーンで映った平原綾香さん演じる、黒崎の元妻は、いつきのことを本当に大切に思っているのか疑問です。
音楽業界関係者でツアーを飛び回り、多忙な彼女の元から、最初は堅物で感情的になりやすい黒崎の元に預けられたいつきですが、にじやの温かい面々の優しさによって、穏やかに変わっていく父に信頼を感じ、漸く笑顔が自然と出るようになったのに・・・!
どこか負のオーラをまとう母親を演じる平原綾香さんが次回、どのような演技を見せてくれるか必見の8話でした。