警視庁アウトサイダー4話あらすじネタバレ
警視庁生活安全部の参事官、黒石元警視正(井上肇)が自宅アパートで自死を図ったとの通報が。
黒石は生活安全部の参事官で、組織犯罪対策部の部長候補と目されていましたが、数カ月前、若い女性との不倫が週刊誌に報道されてしまい、依願退職しました。
桜町中央署の架川(西島秀俊)はとても世話になった彼の死にショックを受けます。
架川が配属当時から、黒石がずっと見守ってきました。
黒石の元妻、山川華絵と接触し、彼女も元夫の死を落胆。
また、まもなく黒石が架川に遺言を残していたことも判明し、それを華絵から受け取った、架川。
「あれは罠だ、私ははめられた、君も気をつけろ」
蓮見光輔(濱田岳)、鑑識の仁科(優香)を巻き込み、誰が黒石を罠にはめたかを探り始めます。
仁科によると、胃の中は空っぽで、部屋が清潔。
現場を汚したくない刑事らしい黒石の行動が現れていると指摘。
通報したのは宅配業者の男。
蓮見光輔は無実の罪で今も尚、獄中にいる父と黒石を重ねます。
その頃、警視庁上層部では、警務部人事第一課の羽村(福士誠治)が、蓮見光輔の素性を疑っていました。
架川は、知人に森沢未央の身辺について知人に連絡を入れて探してもらいます。
水木直央(上白石萌歌)には黒岩のスキャンダル相手、森沢未央(喜多乃愛)に接触するよう、依頼します。
怪しげなマルチ商法に関わっていた森沢。
ホテルで、船津警視正と椛島、架川の元部下も裏で動いていることを尾行する、蓮見と架川。
その頃、水沢は森沢未央がいるクラブへ潜入し、年の近い遊びに来た女の子のふりをして、マルチ商法に引っかかる潜入捜査を開始。
やがて、背後に暴力団「鷲尾組」が絡んでいることを知りました。
実は組織対策部にいた時に麻薬の情報を架川が流したことにされて、組織対策本部を追放された過去がありました。
おかげで、再会した元同僚からは感じ悪い態度をとられる架川。
水木も潜入捜査とはいえ、クラブで遊ぶ女の子のふりをしているせいで、「なんですかこの馬鹿な女」と初対面早々、毒づかれました。
蓮見は組織対策本部の藤原(柳葉敏郎)と偶然会い、彼の素性を知っている事を聞かされました。
「安心しろ、口外するつもりはない。架川は事件の真相を調べようとしている。架川は根は真っ直ぐなんだよ、あいつの事よろしく頼む」
架川と光輔は、真実を求めて裏社会の大物、鷲見組の傘下である、「一途会」の元へ。
その相手は鷲見組の敵対組織、「一途会」の最高顧問、手嶌春(浅野ゆう子)。
「意外と粗忽だね、もう自分で答えを言っている」
「鷲見組にとって黒石さんがそこまでの脅威になるとは」
「そうだね。価値のない男だった。別に死のうが生きようが望むままに。」
「つまり望むなら消しても良い?組織対策本部には鷲見組の犬がいるらしいですね。」
「手島さん、鷲見組の犬が誰なのか教えてください」
「菓子折りもなしに誰に物を頼んでいるんだい?」
「新宿の花久保の闇カジノ。それを見逃してお金を受け取っている奴が刑事にいる。その証拠を掴んできな?そしたら人肌脱いでやるよ」
彼女は情報提供の見返りにとんでもない要求を架川、蓮見らに求めました。
夕方。
警務課、事務員の倉間(野波麻帆)と巡査長の米光(長濱ねる)は警視庁を訪ねてきた羽村に夢中。
同じ頃、「兄ちゃん」と慕う正体を見せない協力者に、警視庁に潜む「鷲見組の犬」の存在を調査するよう、依頼していた蓮見。
自宅にて、母、水木真由(石田ひかり)組織対策本部にいた時、直央は父親がヤクザとの抗争に巻き込まれ、バディを組んでいた刑事が半身不随になったことを聞かされました。
架川と蓮見は情報を持ってきて、鷲見組の犬を教えるように手島に伝えました。
その頃、北川と春の組員は、黒島の遺体を土の中へ。
しかし、そんな約束はしていないと開き直る、手島。
その後、何とか難を逃れた2人。
椛島の事をじっと勘ぐるように追っていた、蓮見を気にする架川。
椛島が控訴しようとしていた蓮見の父を陥れた事を架川に伝える蓮見。
そして、鷲見組の犬と倉庫で待ち合わせる2人。
なんと、鷲見組の犬は、藤原(柳葉敏郎)だったのです。
藤原は目の前で自分のこめかみにピストルを当てて、自死を図ろうとしています。
娘の麻里が事故で起こし、ひき逃げをもみ消しました。
船津に麻里の件で声を掛けられ、黒石が邪魔だと意味深な言葉を掛けられた藤原。
そして、鷲見組に頼んで、黒石を殺害。
さらに、家族を守るため、架川が組織対策本部とマフィアが関わった件で、組織対策本部の追放されるよう、伝えました。
「何が幕引きだよ・・・ふざけんな。こんなことをして身元確認する麻里ちゃんの身にもなれ。麻里ちゃんはひき逃げして混乱して逃げなければ良かったって後悔するぞ。一途会使って黒石の事を調べてくれてありがとうな。これから出頭して全部ぶちまける。一応これ捜査対象になっている構成員のリストだ」
架川はデータの入ったUSBを架川に渡します。
「娘にな、麻里にずっと伝えたいと思っていたことがあってな、なんかやらかしたら円了なく人に頼れ、耳の痛いことを言ってくれる人に話せ、そういう人がいたらやり直しも効くからってな。架川・・・俺にはお前がいてくれてよかった」
一人夜の街を歩く、藤原は、架川に電話。
そして、始末書を警視庁で書こうとしていた直央は偶然、架川がいつもひそめている架川のペン型の録音機から蓮見の秘密を知ってしまいました。
ペンは鷲見組の春の家に入る前に、架川がすり替えて、直央に拾わせたものでした。
藤原は傘下の鷲見組の件を調べ、ある人物の名前調べた。
10年前の長野県警にいて、蓮見光輔の父の梶原優人の不倫をでっち上げ、彼が拘置所に陥れた人物、折原大悟。
電話の途中でなんと、藤原は撃たれていました。
警視庁アウトサイダー4話感想・みどころ
架川がお世話になった心優しい上司、黒石。
しかし、その黒石は鷲見組によって自殺に偽造して殺害され、土の中に埋められた衝撃の事実。
架川を裏切り、鷲見組の犬ながらも、最後は蓮見の父が無実の罪で拘留していることに関与する人物、折原大悟の名を出した瞬間、殺されてしまった藤原のラストシーンはつらいものがありました。
あれだけ架川が説得したのに…。
本当は娘の麻里を愛するただ一人の父親であった藤原の切なすぎる素顔が目に焼き付きます。
麻里がひき逃げ事故を起こしてその場からパニックになって逃げ、もみ消しをするために、黒石を殺してしまった、藤原。
我が子を愛し、元々あった正義感をヤクザと手を組んで手放してしまった彼の悲しい選択が衝撃的でした。
最後に、架川に鷲見組と絡む裏切り者の情報リストデータを渡した唯一の藤原がみせた良心に涙です。
日頃から目をかけてくれた存在を殺したのは、ちょくちょく連絡を取り合う、もう一人の先輩ってどれだけ架川の心が心配ですよ。
蓮見光輔の父の件もまだまだ真実が視えず、上層部では羽村の探りが背筋が凍る、4話でした。