警視庁アウトサイダー6話あらすじネタバレ
羽村(福士誠治)はかつて、エリート思考の父親からの圧力で、命を絶つことすら考えていました。
「羽村家の恥さらし」など、現代でいう心理的な虐待を受けていた影響で、人間不信と自信喪失に。
そんな若き頃、梶間優人に声を掛けられ、助かりました。
羽村(福士誠治)と共に、小学生だった、本名、「梶間直人」こと、今の蓮見光輔は、羽村の人生に希望を照らすきっかけを作ったのです。
10年前、蓮見光輔(濱田岳)の父、梶間優人(神尾佑)が冤罪に巻き込まれたホステス、歌川チカ(水崎綾女)の事件の手掛かりを求め、架川(西島秀俊)は単身、長野県春蘭市へ。
架川は、バーのマスター(正名僕蔵)を最初に訪ねますが、彼から信濃一家のヤクザと間違えられてしまいました。
さらに、そのバーでは、名物シンガー(花リナ)が歌っています。
その直後、桜町中央署管内では、看護師、今野静香(高橋美津子)が何者かに駅の階段から突き落とされる事件が発生します。
静香は幸い一命を取り留めたものの、意識不明。
蓮見光輔、水木直央(上白石萌歌)らが防犯カメラを確認したところ、黒いパーカーとマスクで顔を隠した謎の男が、静香を押して走り去った事が判明します。
しかし、静香は足のケガで杖をついている元入院患者の白士祐吾(七瀬公)も見舞いに訪れる程、同僚や患者から慕われているらしく、トラブルに巻き込まれている様子はなさそうでした。
また、事件発生時、被害者はコアなファンが多いアニメ、「降魔の射手」のキャラクターのアクリルキーホルダーを握りしめていたのですが、娘の萌(リコ)によると、静香はアニメに全く興味がなかったというのです。
ところが、スマートフォンの履歴を調べると、彼女は事件直前、「降魔の射手」のファン、小久保元気が殺された半年前の未解決事件を検索していたことが判明。
なぜ静香はその事件を調べていたのか、光輔と直央は関係を探り始めます。
その頃、小浜美代子(石野真子)の現状をマスターの立石錠(正名僕蔵)に話し、歌川チカと梶間優人の愛人関係をキャスト全員が納得したと切り出す、架川。
更に、歌川と梶間の件を元人気ホステスの、田並史江(高橋かおり)がキャスト達にそうさせたと証言。
「自分の名前を出さないで、私が探しているキャスト、美依を捜索してくれたら協力する」
その頃、警視庁では米光(長濱ねる)が矢上(小松和重)、直央(上白石萌歌)に、「降魔の射手」のファンで、事件現場のアクリルキーホルダーを力説。
しかし、このアクリルキーホルダーは、偽物だと、鑑識の仁科素子(優香)は解析して指摘。
架川は美依のロッカーを立石に教えてもらったり、彼の店で働く別のキャスト、と美依(飯窪春菜)がお互いの太客をフォローし合う同僚兼ライバルだと知りました。
ロッカーには、マリアージュの花びらが。
架川は直央と警務課の事務員、倉間(野波麻帆)に電話でマリアージュの意味を聞きました。
2月13日の誕生花で、マリアージュと美衣失踪が関連性が高いと察知した、架川。
水木直央と蓮見は、その後、「降魔の射手」のイベントへ。
アクリルキーホルダーが偽造品だと、客に指摘するものの、その客はあまり気にせずに。
蓮見は羽村から、信濃一家と当麻の接触性のリスクを教えてもらい、架川に電話で伝達。
アクリルキーホルダーが偽造品な事を他の客に追求した、蓮見。
おかげで客は偽造品でも個人で楽しむのは良いと反論。
会場では、「降魔の射手」の光矢様のコスプレに身を包む、米光が。
蓮見と直央は、米光こそがプライベートの顔は、カリスマコスプレイヤーな事を知ります。
米光は今回の事件をきっかけに、光矢様になり切って、ファンにアクリルキーホルダーの偽造者の手掛かりを聞き出しました。
首筋に入れ身をしている男だと吐露する客たち。
その頃、蓮見は歌川チカに一人息子、涼牙がいたことを直央と確認。
架川はバーのマスター(正名僕蔵)が自分とのカラオケで勝ったら、美衣の居場所を仕方なく対応。
結果、架川が勝利。
小山内雄一(斎藤工)の公演会へ行く、直央の父、有働(片岡愛之助)。
有働は、小山内を支持していて、妻の響子(青山倫子)が見守る中、公演会は終わります。
その夜、歌川の息子、涼牙は、当麻と繋がっていました。
涼牙の首筋には特徴的な入れ墨が…。
翌日。
直央は仕事復帰していないはずの白土の腕に塗料がついていたことが気になりました。
そのことを蓮見に報告。
架川は、有働を車から睨んでいました。
どうやら彼は、歌川チカ関連で、当麻と接点が。
涼牙(小越勇輝)が当麻と繋がっていて、「降魔の射手」の偽アクリルキーホルダーを作った人物だと指摘する、蓮見。
蓮見が母親のチカの件を調べている事に、涼牙は彼が優人の息子、直人だと勘付きます。
架川は、愛鈴が客の家にいることを知り、誘拐など事件性に巻き込まれていないことを知りました。
直央は、萌(リコ)を訪ね、萌の母親を見舞うフリをした捜査へ。
病院では、白土が本性を現し、彼が杖なしで最初から歩ける事が判明しました。
白土がアクリルキーホルダーを作った本人で、涼牙は売人。
白土は小久保元気にアクリルキーホルダーを売ろうとしたところ、偽物だという真実を突きつけられ、殺害。
さらに白土は、直央を人質にとります。
なんと彼は、萌の母、静香を階段から突き飛ばした張本人。
病院にいたのは、静香を口封じで殺す為でした。
どうやって白土に自首させて罪を償わせようか迷い、事件の事を調べていた、静香。
しかし、そんな人の優しさを理解しようとせず、自分はいつ無職になるか分からない、静香を突き飛ばして全部、終わりにするはずだったのに、無駄な奇跡が起きたと身勝手な殺意を怒鳴り散らす、白土。
そんな彼に心からの怒りをぶつける、蓮見。
「無駄な奇跡だと?静香さんはあんたが更生するように、未解決事件になっている降魔の射手で、殺害された小久保元気さんの犯人をずっと調べていたんだよ。あんたが自首するように…命を何だと思っているんだ」
その夜、架川は藤原(柳葉敏郎)を殺した男にスタンガンを撃たれ、アジトに誘拐されました。
警視庁では今日の事件解決を祝って、矢上や直央、蓮見らは盛り上がっていて、架川と連絡が取れないことに疑問を持つ、直央なのでした。
警視庁アウトサイダー6話感想・みどころ
歌川チカ(水崎綾女)と蓮見光輔こと、梶間優人(神尾佑)の息子、直人と、羽村の過去。
エリートで高学歴な親からの精神的抑圧に苦しめられ、心の拠り所も生きる希望もなかった羽村が命に終わりを告げようと行動する気持ちが伝わりました。
しかし、当時、小学生だった息子の直人と共に彼の行動を食い止め、家族のように温かく接してきたことは、羽村の心の傷を癒すことに繋がって良かったです。
羽村の過去から一変、アニメイベントでの偽物のアクリルキーホルダーをめぐって、未解決事件と今回、階段から突き飛ばされた高校生の母親。
母子をよく知る元入院患者の白土の本性がとにかく恐ろしかったですね。
小さな仕事ゆえにいつ失うか分からない漠然とした不安のなかで、自分の秘密を知る静香を突き飛ばして、殺したつもりだった彼。
さらに、奇跡的に助かったものの、意識不明で入院している彼女をさらに口封じさせようとする醜悪さ。
白土を信頼していた静香の娘、萌。
小久保元気の未解決事件で、白土が殺人犯だと知っていながら、彼が更生するように動いていた静香の立場や心情を思うと、彼の命を軽視する犯行動機に怒りが…。
蓮見が思わず激高して、白土の胸倉を掴み上げる気持ちがわかりますね。
そして、静香が意識を取り戻し、涙を流していた描写もまたとても切なすぎます。
でも、命が繋がって、二度目の奇跡が起きて良かった。
ラストでは、架川が藤原を殺した男に拉致。
怖すぎますよね…歌川の件を追っている架川に向けられた刃。
そして最も疑わしいのは、直央の父、有働。
警察側の人間でありながら、彼が当麻と繋がっている可能性は黒ですね。
架川が誘拐されたのも、有働が裏で糸を引いているとしか思えない6話でした。