結婚相手は抽選で 第2話
放送日:2018年10月
東海テレビ土曜ドラマ
結婚相手は抽選で 第2話のあらすじ
「抽選見合い結婚法」には事前に提出書類が必要となった。
見合い相手に対してひとつだけ希望条件を記入できることができるようだ。
龍彦、奈々、嵐望、好美の4人は何を書くべきかそれぞれ悩んでいた。
いよいよ抽選見合い当日。
龍彦は見合い相手となった女性にスマホの待ち受け画像を見られ、引かれたうえ、仮病を使われてしまい、まともな話しをすることもできなかった。
結果、“性格の不一致”で断られてしまう。
好美は“ 飲酒しない人”という条件だったため、初めての見合い相手は条件に合わず“ 無効”。奈々は条件が抽象的過ぎたことから、奈々が断ったこととしてカウントをされてしまった。
2週間後、龍彦は抽選見合い推奨喫茶店で2回目のお見合いをすることになった。
今回の見合い相手は、達也も恋愛対象にならないと断ろうとしたが、再び“性格の不一致”で先に断られてしまった。
龍彦はどうして断られたのか相手の女性に話を聞き、結婚に対して様々な事情を抱えている人達がいることを知る。
結婚相手は抽選で 第2話の感想
結婚の条件
「抽選見合い結婚法案」が可決され、抽選見合いの封書が次々に対象者の元に送られてきました。
見合い相手に対して希望条件をひとつだけ国に提示することができるのです。
たったひとつ。それは登場人物達を悩ませました。
その他は妥協をしなければいけないのですから、たったひとつなんてとても難しいことです。
しかも、条件に当てはまらない見合い相手は、“断る”にカウントされず、“ 無効”になるのですから慎重にならなければいけません。
ヲタク友達・鯨井と北風との作戦会議で、龍彦は“優しい人”という条件を考えましたが、“優しい”というのは人によって感じ方が違うため、主観的であり抽象的だと鯨井から言われました。
確かにその通りです。
そして、その主観的であり抽象的というのはある登場人物に初めての“断る”というペナルティーを与えることになります。
鯨井の指摘はとても大切なことだったのだと後から知ることになりました。
結局、龍彦と奈々は何を書いたのかわかりませんでしたが、嵐望は“母性の強い人”、好美は“飲酒をしない人”という条件を国に提示しました。
嵐望の“母性の強い人”というのは意外です。
奈々にはそれを感じられないので、別れを告げた理由も納得。
好美の“飲酒をしない人”というのも好美にとっては重要なことかもしれませんが、飲酒をしないからといって暴力を振らないとは言えないのでは…とふと思ってしまいました。
龍彦がスーツを買いに行った様子を見て、スーツ業界は儲けているのではないかと思っていたら、スーツ業界だけでなく、抽選お見合い攻略本などの発売も相次ぎ、景気が上向きです。
まだ行われていない抽選お見合いを攻略する方法が書かれているなんて、どんなことが書かれているのでしょうか。すごく興味深いです。
この経済効果は、首相の収賄問題を隠しながらも、国として有難いことでしょう。
ここで、抽選お見合い結婚対象者であるライターが記事を書いていました。
これは年齢差別ではないかと…。
確かに、抽選対象は25歳~39歳と決まっており、選ばれなかった年齢の理由は何なのか気になるところです。
抽選見合い開催
いよいよ抽選見合いが始まりました。
当たりハズれがありそうな感じです。
中でも奈々や嵐望に当たった女性はラッキーだったことでしょう。
同じ会場に嵐望を見かけた奈々は、抽選で当たったタイプではない男性と仲良くする姿を嵐望に見せつけようとしますが、嵐望の目が届かないところに行くと、その男性に自分を断るようにと伝えました。
奈々自ら断るのではなく、相手に断らせるなんて…と思いましたが、奈々のプライドが許さないのでしょう。
しかし、奈々が国に提示した条件は抽象的だったため、“ 無効”とはならず、奈々が“断る”というカウントとなりました。
龍彦が作戦会議で鯨井に指摘されたことは正しかったのだとこの時に感じます。
嵐望は困る様子もなかったのか、あまり登場がありませんでしたが、奈々は飲酒をする男性とのお見合いだったので“ 無効”となりました。
海外勤務の男性だったため、結婚した後は、海外に移住することができるというのはは、母親と離れることができるため、奈々にとっては好条件ではあったのですが…。
結婚しない理由
2017年7月29日。
抽選見合い推奨喫茶店で、龍彦は2回目のお見合いをしました。
しかし、龍彦にとって恋愛の対象にはならなかったため断ろうとしていると、見合い相手の女性・不動怜子から“性格の不一致”という理由で先に断られてしまいます。
ほとんど話しをしていないのにどうして断られたのか。
“性格の不一致”で断られたのは2回目のため、どんな理由があるのかとルール違反と思いながら龍彦は見合い相手だった怜子に会うことにしました。
怜子はデブスと男子からからかわれ、将来はお嫁さんになりたいとキラキラした目で語る他の女の子達のように夢を持つことは自分には無理だと、お嫁さんになりたいという夢は胸にしまい結婚しないと誓ったそうです。
遊ぶのも我慢して必死に勉強し、デブスにガリ勉がプラスされてしまったけれど、国立のいい大学に入って、みんながうらやましがるような今の会社に就職。
入社してからも楽しいことには目もくれずに資格試験や昇進試験を受けて、今の肩書きをもらい、最年少で主任になれたので、欲しかったマンションの審査も軽く通過。
そうやって結婚の夢を捨て、今の自分を手に入れてきました。
しかし、結婚は人間の義務、結婚しなければ国からは人間として認めてもらえないことから、どんな気持ちで普通の女の子の夢を封印したかと涙を流します。
龍彦を断った理由は達也にあったわけではありませんでした。
とっとと3回断り、テロ対策活動後方支援隊に2年従事した後は復職できると知ると、テロ対策活動後方支援隊に2年従事することなんて怜子には容易いことだったのです。
この話を聞いて怜子はとても素敵な女性だと感じました。
怜子のような女性こそ、結婚をして幸せになって欲しいと思ってしまいます。
「結婚をしないことは人間として認めてもらえない」
怜子の言葉を思い出した龍彦は、人を傷つける法律があるなんておかしいとブログに書き込みます。
地方都市ではスムーズに進んでいる抽選お見合い。
しかし、東京はいまいちの結果。
東京は色々な事情を抱えている人が集まってきます。
怜子のように、聞いてみないとわからない事情を抱えている人がまだまだいることでしょう。
抽選見合い結婚法担当する小野寺友紀子もそれを感じている様子です。
結婚相手は抽選で 第3話の期待や予想
龍彦も奈々も好美も次の抽選お見合いが必要となります。
それぞれが次に出会うお見合い相手はどんな相手なのでしょうか。
嵐望は困ることはないのでしょうが、相手がまだ決まっていない様子。
嵐望には好美のような女性が良いのではないでしょうか。
次回も結婚しない理由がある人の事情を聞くことができそうです。