結婚相手は抽選で 第3話
放送日:2018年10月
東海テレビ土曜ドラマ
結婚相手は抽選で 第3話のあらすじ
抽選見合い結婚法は人を傷つける法律なのではないかと宮坂龍彦は感じていた。
抽選見合い結婚法施行前に電撃結婚をした職場の先輩は、後悔がある様子。
龍彦は、抽選見合い結婚法に多くの被害者がいるのではないかということも感じていた。
3回目のお見合いをすることになった龍彦。
お見合い相手は花村早苗という女性。
とても感じの良い女性だったが、彼女は結婚しない理由を抱えていた。
彼女もまた抽選見合い結婚法による被害者だった。
結婚相手は抽選で 第3話の感想
難航する抽選見合い結婚
人を傷つける法律があるなんておかしい、龍彦がそうブログに書き込むと誰かがコメントをしました。
それはフリージャーナリストのひかりだったんですね。
てっきり奈々かと思っていました。
そんな奈々は、祖母から難病だと嘘を吐いて、条件のいい男性を選ぶように言われました。
国がその不正に気づくかどうかは別にしても、さすがに嘘はいけません。
一方で、2回目のお見合い相手と順調にデートを重ねる好美。
しかし、いい人だけど、それ以上でもそれ以下でもないことに好美少し不満げです。
そんな好美に言葉をかけたのは先輩同僚でしょうか。
“男はおでんのこんにゃく”。
「見た目は地味で淡白だけど、食べてみたら味が出てきて癖になる」。
その言葉になるほどという思いです。
龍彦の友人である鯨井は、対象年齢から外れるまでカウントダウンとなりました。
しかし、断られ続けられる一方。
好きでもないのに断られてしまうのは、わざわざ屈辱を感じさせられているようなものです。
龍彦の会社では、抽選見合い結婚法施行前に電撃結婚をした同僚も…。施行前に行った合コンの彼女でしょうか。
だけど、急いで結婚をしたこと後悔しているようです。
龍彦の同僚はまさに“抽選見合い結婚被害者”ですが、鯨井のように不本意に断られ無駄に心が傷つくのも “抽選見合い結婚被害者”ではないかと感じます。
奈々はお見合い3回目となり、3回目の相手は奈々の好みのタイプではなさそうですが、誠実そうな男性です。
祖母から難病だと嘘を吐くように言われた奈々。
まさか本当に嘘を吐くとは思いませんでした。
しかし、相手は一歩上手。
難病だと聞けば相手から断ってくるという祖母の予想は外れ、奈々を支えると言うのですから奈々も困ったことでしょう。
登場人物がそれぞれ足を進めていく一方で、抽選見合い結婚法は良からぬ方向に結果を出し始めていました。
テロ対策活動後方支援隊には既に100人が入隊しており、女性が圧倒的に多いとのこと。
男性は恋愛と結婚は別だけれど、女性は恋愛の延長上に結婚を意識しているので、好きでもない男性と結婚するぐらいなら入隊を選ぶ女性が多いのだと、結婚法担当する小野寺友紀子は推測をしていました。
しかし、女性の気持ちはわからないわけではないけれど、大臣としては放っておけない結果。
入隊者を増やさない方法を考えることにしたようですね。
抽選見合い結婚被害者
2017年9月24日。
龍彦の3回目のお見合い相手は花村早苗という女性でした。
1回目のお見合い相手のことを考えると、2回目の不動怜子も今回の早苗もとても感じがいいと感じます。
早苗が結婚の必要性を龍彦に聞くと、龍彦は今現在は必要性を感じていないけれど、子供が欲しいと話し出しました。
この話で、早苗の心は辛い方向へと動き始めたのでしょう。
龍彦をお酒に誘ったのもそれが原因だと思います。
案の定、早苗の話はとても重いものでした。
5年前に子宮頸がんを患い、子宮を摘出し、子供が産めない体になり、結婚しない人生を選択したのに、抽選見合い結婚法により結婚を避けられなくなってしまったのですから痛ましいものです。
抽選見合い結婚法は少子化ストップのために作られたもの。
子供を産めない早苗にとってはとても残酷な内容です。
早苗もまた“抽選見合い結婚被害者”ではないでしょうか。
それにしても、龍彦は怜子や早苗といった訳ありの女性ばかり。
だけど、テロ対策活動後方支援隊には体的にも男性が行った方がいいからと自分から断らせて欲しいと言える気持ちの優しさがある龍彦だからこそ、怜子や早苗にとって見合い相手で良かったと思います。
抽選見合い結婚法対象外の人の声
2017年9月25日。
抽選見合い結婚法が一部改正されることになりました。
自力で結婚相手を見つけたら、抽選見合い結婚法から除外となるのです。
これがテロ対策活動後方支援隊に入隊する者を増やさない方法なのでしょうか。
この改正により多くの人が動き出したと思いますが、奈々もまた好きでもない男と結婚するぐらいならと手当たり次第電話をかけていました。
しかし、結婚をする、結婚をしたという報告ばかり。
嵐望の電話番号を見て、奈々は嵐望との自力の結婚を勝ち取ろうとするのでしょうか。
抽選見合い結婚被害者について、龍彦はブログを書きました。
そこに付いた一件のコメント。
ひかりかと思いきや、在日韓国人だという人からのコメントでした。
それはとても考えさせられる内容でした。
日本で暮らす外国人は抽選見合い結婚対象外であるなんて考えてもみませんでした。
抽選見合い結婚法はドラマの中だけのことですが、現実問題、選挙だけでなくこういったことがあるのではないかと思います。
少子化ストップのために作られた抽選見合い結婚。
ドラマの中の話ですが、少子化ストップを図れるなら、日本に暮らす外国人も対象にしてもいいのではないでしょうか。
結婚相手は抽選で 第4話の期待や予想
次回はなかなか深く面白い回となりそうです。
龍彦はブログで潔癖症について告白。
龍彦の過去が明かされるようです。
奈々は3回目のお見合い相手にてこずっている様子。
そして、自力で結婚するために、嵐望に連絡を取ったようですね。
さらに、龍彦と奈々がお見合いをする雰囲気も。
好美は2回目の結婚相手に価値観の違いを伝え、次のお見合い相手はいよいよ嵐望のようです。
龍彦、奈々、好美、嵐望。人間模様が交差し、これまでにない展開になっていきそうです。