結婚相手は抽選で 第6話
放送日:2018年11月
東海テレビ土曜ドラマ
結婚相手は抽選で 第6話のあらすじ
友人の北風祐輔からLGBTであることの告白を受けた宮坂龍彦は、LGBTについて熱心に勉強を始めた。
そんなことを知らない冬村奈々は、龍彦から連絡がないことに苛立ちを覚えていた。
一方、順調に仲を深めている鈴掛好美と銀林嵐望は、好美の母親と会食をし、結婚を認めてもらうことができた。
しかし、帰宅すると母親は大反対。
その裏で龍彦と再会していた奈々は、断って欲しいと龍彦に願い出た。
結婚相手は抽選で 第6話の感想
抽選見合い結婚法改正案上申書
龍彦と奈々は連絡先を交換。
好美と嵐望はお互い惹かれ合い男と女の関係で結ばれました。
そして、北風くんのLGBTの告白。
国が勝ってに決めた法律のせいで抽選見合いを国民がしているにも関わらず、断られる方にも断られる回数制限をするべきだと言う議員の発言があり、とてもビックリしました。
確かに断られる方にも何かしらの問題があったとしても、ペナルティは人権問題にもならないでしょうか。
そもそも3回断ったらテロ対策活動後方支援隊ということだって無茶苦茶です。
しかし、そんな議員の言葉をさらに上回った大臣の発言。
モテない人間に国の税金を使えないというのも大臣の偏った考え方です。
欠陥だらけの抽選見合い結婚法。
多くの犠牲者が出ており、その中でも北風くんのように悩む人もいることを知った龍彦は、LGBTの勉強をし、法の改正案上申書を作り上げました。
このままではいけないと変わる勇気をした龍彦はとても力強い姿でした。
しかし、龍彦がLGBT問題に向き合っている裏で、龍彦は“アニメくん”とあだ名を付けられ、お好み焼きを食べてから1週間経過しているのに連絡がこないと奈々はモヤモヤが募るばかり。
龍彦のペースにすっかり飲まれています。
そして、好美と嵐望はすっかり恋人のような関係で、嵐望は「好美」と呼び捨てにする関係になっていたことに驚きました。
好美と嵐望の関係が深まっていく仲で大きな壁なのが母親の存在です。
嵐望は信用ある人間なのか見極めたいから紹介して欲しいと言う母親。
嵐望の前で母親との電話を切ると、結婚を前提にしていると嵐望からプロポーズをされました。
抽選見合い結婚法で結婚すると、そういうのを省略しがちなのではないかと思いましたが、けじめとしてプロポーズがあった方がお互いのためであり、実はとても大切なことなのかもしれません。
見えない糸
抽選見合い結婚法改正案上申書を龍彦は作りあげたものの、どうやって政府に届けるのか、そして、LGBT当事者を余計に傷つけてしまうのではないかと心配しつつも、ダメ元でフリージャナリストのHikariに力を貸してもらえるよう要請をしました。
「あのHikari」ということはとても有名なジャーナリストなのでしょうか。
Hikariは龍彦の前に現れ、龍彦の話す言葉に、愛読しているブログのことを思い出しました。
ブログの主は龍彦。
赤い糸ではないけれど、見えない糸で繋がっていた龍彦とHikari。
龍彦の考え方を知っていると思うので、上申書が友達だけのためでなく、どのような想いが込められているかHikariは理解をしていることでしょう。
上申書は置いといて、龍彦の見合いはどうなっているのかとHikariに聞かれました。
初めて連絡先を交換したけど、連絡がこないという龍彦の言葉に、龍彦も待っているのかと思わずニヤついてしまいました。
可愛らしい2人です。
龍彦は知りませんが、奈々も連絡がこないとモヤモヤしているのですから。
気の進む相手だけれど、好きかどうかはわからない。だけど一緒にいると楽しい。
Hikariに自分の恋愛も進めてみたらどうかと言われ、龍彦は奈々に連絡をしました。
連絡が届いた奈々はぶっきらぼうな返信でしたが、心中はどうだったのでしょう。
奈々の本音
2017年12月1日。
とうとう嵐望と好美の母親が対面です。
お酒をたしなむ程度と聞いて安心の様子。
男前で家柄も良く、結婚を許して欲しいという嵐望の言葉に母親は大賛成でした。
だけど…、予告では反対だと母親が声を荒げたシーンがあったのですが、一体どういうことなのだろうと疑問が過ぎります。
帰宅すると、さっきの喜びは嘘のように、嵐望との結婚を反対する母親。
あんなに喜んでいたのは建前だったのでしょうか。
「目に真実味がない」…母親の勘だと言いましたが、確かに言われてみるとそんな気もしてきます。
ここまで順調だった好美と嵐望の関係はこれからどうなってしまうのでしょう。
一方で、背伸びしないお店、普段着で龍彦は奈々と再会をしました。
自然な感じの2人。
とてもいい雰囲気です。
結婚した後も仕事を続けるのかという龍彦の質問はお見合いっぽさも出てきました。
龍彦は、改めて、潔癖症だと告白。
だけど、奈々の荒療治のおかげで、奈々といると気にならなくなり、マイ箸をしまい、居酒屋の箸を使えたことは潔癖を克服する一歩です。
そして、奈々がキーパーソンであるということが2人の関係を深めるきっかけになるのではないかと思います。
しかし、バイオリンも仕事も恋愛も中途半端、情けない、変わりたい、だけど変わらない自分が結婚をして幸せになれるはずがないと、奈々も結婚に対しての思いがありました。
それが理由なのか、リーチが理由なのか、龍彦が好みではないからなのか…、奈々は断って欲しいと龍彦に願い出ました。
奈々の願いに対し、龍彦はどんな答えを出すのでしょう。
結婚相手は抽選で 第7話の期待や予想
思った以上にLGBTを深堀していっていることに驚きましたが、LGBTに触れる以上、ドラマだからと適当に扱うことはできません。
どんな形で収められていくのか注目が必要となりそうです。
奈々の本音を聞き、断って欲しいと言われた龍彦は、今までならすんなりと断ってしまったのではないかと思いますが、今回はきっとそうはいかないのではないかと思います。
どうやって奈々の心を繋ぎ止めるのかとても楽しみです。
そして、波乱の好美と嵐望。
次回では嵐望の秘密が明らかになるとのことで、好美の母親の勘は何かしら当たっていたのだと思うと、どんな秘密が告白されるのかとても気になります。