獣になれない私たち 第8話
放送日:2018年11月
日本テレビ水曜ドラマ
獣になれない私たち 第8話のあらすじ
橘呉羽の夫・カイジの仕事を手伝うことになった根元恒星だったが、カイジにドタキャンされてしまう。
そんな恒星が会計検査の仕事をしていると、行方不明中の兄・陽太が見つかったと連絡が入った。
一方、深海晶が勤めるツクモ・クリエイト・ジャパンで募集をしている求人に長門朱里が申し込みしてきた。
朱里が晶の知り合いだと知った社長・九十九は一声で朱里は採用した。
獣になれない私たち 第8話の感想
朱里にまで“いい人”を利用される晶
会う約束をしたのに、リスケして欲しいとカイジにドタキャンされた恒星。
カイジは実は恒星に会いたくないのではないかと晶は言いました。
恒星は呉羽の元彼。無きにしもあらずです。
そういう晶は京谷と別れ、仕事の方も上野くんはやる気を見せ始め、松任谷さんは手伝ってくれるような予感を見せ始めてくれたことから仕事も好きだしと、仕事もいい人も継続をするようです。
ただ、どうやら“退職願”という爆弾を懐にしまっているのも心強い様子。
しかし、会社では監視カメラをきっかけにみんなが社長に気を使い、辛い空気となっていました。
でも、当の九十九社長は今にも佐久間さんに辞められそうで気が抜けており、すぐに監視カメラを外すという発想にまではなりませんでした。
社長のせいで次々とスタッフが辞めていき人員不足のツクモ・クリエイト・ジャパンは求人募集をしていました。
そこに1人申し込みがありましたが、その人物は朱里でした。
晶がいると知っていてどうしてツクモ・ジャパンに申し込んだのか聞くと、「採用募集をしてたから」、晶が「お人好しだから何とかしてくれるかも」と朱里は言いました。
朱里の言うように晶は面倒を見てくれるでしょうが、それにしたって驚くことは当然です。
ブライダル業界からの転職、趣味はゲームとツクモ・クリエイト・ジャパンとは共通点がないことに社長はいつもの調子で食いかかりましたが、晶の知り合いだと知ると即採用をしました。
そして、「面倒を見てやれ!」と晶に言います。
社長にも朱里にもすっかり流されてしまいました。
お土産を持って現れた朱里に京谷ビックリ!
ツクモ・クリエイト・ジャパンに採用された朱里。
しかし、初日から遅刻です。
お昼までに来てくれたらいいと晶は言いましたが、お昼を過ぎても朱里は姿を現しません。
そこに「変な女の人がいる」という報告が入ります。
その変な女とは朱里でした。
晶は早速手を焼く始末。
そんなところに契約を持ってきてくれた京谷。
京谷を見た朱里は当然驚きます。
晶は京谷と別れたことは伝えたけど仕事で関わっていることは伝えていませんでした。
だけど、そんな朱里を新人と言って京谷の元に呼びたがる社長。
何度も晶がフォローに入りましたが、お土産を持って現れた朱里を見て、京谷は二度見し、目をまん丸にしていました。
そんな京谷を見た晶と朱里は大爆笑。
京谷の彼女だったという共通点は複雑ですが、2人はいい友達になれるかもしれません。
だけど、京谷はモヤモヤが残ったのでしょう。
5tapに現れると朱里のことを聞きました。
そして、京谷にはもうひとつ晶に確認をしたいことがありました。
晶と恒星が交際をしているかどうかです。
だけど、晶と恒星は飲み友達で気を遣わない関係。
「気を遣わない関係」というのは違う意味でショックだったのではないでしょうか。
橘カイジの正体
そんな恒星はというと、経理部長の不正について内部告発をした大熊さんに何度も押し込まれます。
事務所に押し込まれ、「またかよ」という恒星の言葉に思わず声を出して笑ってしまいました。
そしてこの大熊さんとの関わりと平行するように、失踪していた兄・陽太が見つかりしました。
陽太は警察に逮捕され、恒星が身元引取り人となります。
しかし、一度は事務所に向かえ入れたのに、陽太は行方をくらましてしまいます。
でも、恒星が大熊さんによって事務所に押し入れられたのに合わせるかのように戻ってきました。
偶然陽太を見かけた晶は、陽太と一緒にラーメンを食べに行きます。
1人ではなかなか入ることができなかったラーメン屋さんだけど、「手を貸してください」と言えば、自分に似た陽太は断らないだろうと思ったからでした。
だけど、ラーメンはきっと口実なのでしょう。
陽太を引き留めるために咄嗟に思いついたのではないかと思います。
恒星が晶と陽太は似ていると言っていたという話を聞き、陽太は晶に3万2千583円を貸してもらいます。
何のためのものかはこの時はわかりませんでしたが、583円という端数まできっちりとしている真面目さは確かに晶っぽさを感じました。
その3万2千583円を持って出かけた陽太。
恒星は陽太を尾行し、陽太が現金書留を送ったことだけを確認します。
現金書留を送った先は埼玉に残してきた妻・真美の元でした。
そのお金は家賃分で、陽太はずっと現金書留を送ってきていたそうです。
だけど、真美はお金は送らなくていいから離婚届けを送って欲しいと言います。
5tapでタクラマカン斎藤さんに陽太のことを話す恒星。
そこに偶然居合わせた客が「現実だけでは生きていけない」と言います。
一体何者かと思いましたが、その客が名乗るより先にカイジだと気づいてしまいました。
カイジがずん飯尾さんだということもあるかもしれませんが、呉羽の鐘が鳴ったのが何だか納得です。
カイジならどんな呉羽も受け入れてくれたのでしょう。
色んな話を聞いてくれたのでしょう。
だけど、恒星は聞いてくれなかった…。
カイジという人物を知ったから思うですが、呉羽にはカイジがお似合いだと思うと、呉羽はどうして恒星と交際することになったのかと疑問が沸いてきました。
夢を語るカイジ。
だけど、恒星は陽太のことを思ったのか強く当たってしまいます。
そしてきっと呉羽を思った嫉妬もあったのでしょう。
恒星と陽太。
2人はタクシーに乗り込みました。
陽太はてっきり警察に行くものかと思いきや、向かっているのは埼玉でした。
離婚届けを送って欲しいと言っている妻の所にわざわざ行くの?と思わざるを得ませんでした。。
埼玉に向かっていることを知った陽太はタクシーを降ります。
それを追う恒星。
そして、2人は随分と昔の話を持ち出して喧嘩を始めます。
やっと怒りたい相手に怒れてるんだと感じていたら、「兄貴と喧嘩してる」という恒星。
そして、誰に怒っていいかわからないから向き合って怒っていると言い、「やっぱりそうだったのか…」と2人の様子はとても微笑ましいものとなりました。
埼玉に着くと陽太の娘は陽太の元に駆け寄ってきました。
真美が離婚したくても子供はそうはいかないのだろうと観ていると涙ぐむ真美。
離婚届を送って欲しいというのは強がりだったんですね。
このドラマの着地点とは…
埼玉からの帰り路。
バスの中で解体前の実家の写真を見た恒星は涙を流しました。
陽太なら涙の一滴も流すだろうと言っていましたが、陽太と本気で喧嘩できるあたり、家族で過ごしたことが恒星の中にも温かく残っているのでしょう。
それを知っていたかのように、わざわざネットオークションで“生き残り頭脳ゲーム”を落札し、兄弟対決を見るために晶は恒星の元を訪れました。
だけど、陽太との対決は終わりました。
そんなわけで恒星と晶が対決することになります。
純粋にゲームをする2人は友達でも男女でもなく、とても穏やかないい雰囲気です。
亮一からだと3万2千583円を恒星は返そうとしましたが、晶は眠っていました。
眠っている晶を抱きかかえベットに寝かせ、キスのひとつでもするのかとドキドキしましたが、何もありませんでした。
このドラマは晶と恒星がくっつくという内容だと思っているのですが、それは一体いつになるのでしょう。
獣になれない私たち 第9話の期待や予想
特別チーフクリエイターから特別チーフクリエイター部長に昇進する晶。
朱里は社長秘書。
そんな中、朱里は機密データを漏らした様子。
ツクモ・ジャパンに大きな嵐が吹き荒れます。
そして、橘カイジの妻として知られた呉羽は恒星とのスキャンダルが取り上げられてしまいます。
晶と恒星の距離はじわじわ縮まっているのはわかるのですが、このドラマの主人公が、そして、着地点が全く見えなくなってきました。