ケイジとケンジ、時々、ハンジ最終回あらすじネタバレ
一軒家に押し入って、海老沢夫婦を拘束し、500万円を奪う強盗事件が発生。
海老沢は妻、敬子に起こされて、一人で立ち向かうものの、失敗。
夫婦の一人娘が家に帰ると、夫婦は拘束されていました。
「顔を見たら殺す」と脅迫され、縛られて金庫の番号を聞かれたのでした。
豪太(桐谷健太)ら横浜みなとみらい署強行犯係の面々は、犯行に及んだ3人を逮捕。
井口こうすけ(33)3年前で窃盗容疑で逮捕された前科が。
「その傷はどうした?」
井ノ口の腕の傷は老夫婦の夫に引っかかれたもの。
井ノ口と大月、楢月の3人。
しかし、彼らはみな、「キング」と呼ばれた指示役に雇われた、闇バイト。
SNSで指示され、互いに会うのが初対面のメンバーでした。
「キング」は、1年間の間に少なくとも15件の強盗事件に関わり、警察がマークするものの、未だ正体不明の凶悪犯でした。
キングと会ったことも話したこともない3人。
キングの正体を起訴までに突き止めようと動く、検事、仲井戸みなみ(比嘉愛未)、矢部律子(中村アン)、二階堂(北村有起哉)。
持丸栄支部長(峯村リエ)に頭を下げるみなみ達。
しかし、一つも手掛かりが得られないまま、最大20日間の拘留期間が終了してしまいました。
そんななか、被害に遭った老夫婦、海老沢修二の元に宅急便で、突然、500万円が送られてきます。
やがて、送り主はモデルの森野さやか(横田真悠)と判明。
「送りました。」
送ったことを素直に認める、さやか。
強盗が盗んだ金額と同じ額ですが、お金はさやかの給料から出たものです。
「あれは寄付です。可哀想だと思ったから見ず知らずの他人に送りました。」
海老沢は500万円を受け取らないとのこと。
さやかの行動は刑事責任は問えません。
さやかへの事情聴取を重ねるなか、モデル仲間は口を揃えて、さやかの人柄は優しいと答えました。
ところが、森野さやかが事件に関連していることを睨む、豪太。
さやかの着信履歴から、阿久津守という人物を特定。
豪太らは彼女の婚約者、阿久津守(佐野玲於)がキングではないかと疑います。
「もし、阿久津さんがキングだとわかったらこのまま結婚生活が続けられますか?そして事件が繰り返されたらまたお金を誰かに送るんですか?教えてください…阿久津守さんのことを。」
そして、阿久津の事を話し出します。
阿久津とは合コンで知り合ったというさやか。
投資家をしているとのことで、優しくて誠実、高層マンションに住んでいるので、すっかり信用してしまいました。
「誰からも命令されず、株を売ったり買ったりできる。」
彼の意味深な言葉が気になっていたとのこと。
強盗事件を家で一緒に見ていた時も、「年寄りは金を貯めているし、強盗される方が悪い」というひどい発言をしていた事もありました。
さやかは阿久津がシャワーを浴びている際に、阿久津が「キング」として動いている確たる証拠がパソコンの履歴に残っているのを目撃。
さやかは、強いショックを受け、被害に遭った人にお金を返そうとしたとのこと。
「私は彼に色んなものを買ってもらって、そのお金がそんなお金だって知って怖くなって…」
突然、阿久津から着信が鳴りだします。
「もしもし、さやかです…。」
「仕事終わった?」
「はい」
「なんだよ、はいって。今夜うち来ない?」
「今夜?今夜はダメなの」
「どうして?」
「どうして…別の撮影が入っちゃって」
「誰かいるの?」
「いないよ」
「じゃあ明日は?」
「明日も夜まで忙しいの。」
「さやか…僕たちの間に隠し事はなしだよ。」
「隠し事って…」
電話を切ったさやかは、豪太と目黒に危険を伝えました。
「もしかしたら私を疑っているかも。」
下手に動けば証拠が隠滅され、振出しに戻ることを考え、慎重に捜査する、豪太たち。
キングが新たに殺しの闇バイトを募集し出しました。
豪太はキングの尻尾を掴むため、潜入捜査として闇バイトに応募。
物証がないまま突っ走って失敗したらどうするのかと二階堂は豪太に反論。
聴取、家宅捜索も無理、データを消され、のらりくらりとかわされる可能性があるという二階堂。
「殺人の超高額バイト」を募集した阿久津。
それは、さやかをルックスとステータスの為だけに利用する「トロフィーワイフ」にしようとしているのではないかと疑う、目黒。
岸本凜(長井短)に指示し、「キング」の罠に引っかかった振りをします。
「やりますか?」
「やります。」
「今夜できますか?」
「何人でやるんですか?」
「3人です。」
「2人はもう決まっています。車出せますか。」
「残り2人が決まっているんですよ。俺が行くしかない。」と豪太。
ところが妹で検事のみなみは、ターゲットがもしも森野さやか以外の人物かもしれないと疑ります。
「私が責任を取ります。」と豪太。
ところが、その全責任は、二階堂がとるとのこと。
阿久津が犯行を行う事実確認の必要性があるからでした。
そこで、二階堂らと連携して、おとり捜査が始まります。
その夜、豪太はバイトで雇われた男と会いました。
ターゲットは、やはり、森野さやか。
凜と目黒は車で待機。
連絡役の男は、豪太と男2人に、さやかを誘拐して山の中で殺すことを、指示。
阿久津は家にいて、男からのメールを受け取りました。
咄嗟に、凜を人質にとろうとする男ですが、凜は華麗な体当たりの技で撃退。
そして、目黒と凛は連絡役を逮捕。
二階堂は、判事の諸星美沙子(吉瀬美智子)に現状を報告。
一刻も早く、事件を解決し、森野さやかや次の犠牲者が出る前に逮捕をすることを急ぎます。
実行犯の男を無事、道を間違えたふりをして、警察署へ連れて行く豪太。
そして、海老沢夫妻が盗まれた500万円も無事、返ってきました。
凜、豪太、目黒、原口奈々美(岡崎紗絵)は、さやかを護衛しながら、阿久津の家へ。
「どうしたの急に…」
捜索差押令状が出ていることを提示する豪太。
慌ててパソコンのデータを削除しようとしたものの、目黒が確保。
半年後ー。
阿久津の裁判が始まりました。
阿久津は諸星に逮捕令状を出してくれたことで礼を言います。
みなとみらいシネマで仕事終わりに映画を見に行こうとしていた、諸星。
お互いに見たい映画があり、目黒は諸星と夜7時に映画を観る約束をしました。
凜と原口は居酒屋で焼鳥を食べて、打ち上げ。
律子(中村アン)、亀ヶ谷徹(西村元貴)、持丸支部長(峯村リエ)はお祝いにケーキ。
律子はこの時、東京地検特捜部に昇進したことを持丸から報告され、3人は温かい空気でケーキを食べます。
豪太、みなみ、二階堂は宮沢かほり(大貫薫)の小料理屋で夕食。
県警の捜査一課長、見城長一郎(池田成志)に「キング」逮捕をしたことをリモート中継で報告する、署長牛島(伊藤淳史)。
見城は彼を褒め、2人は穏やかなリモート中継に。
豪太は二階堂の人間性の良さを喋り出し、みなみとの交際をようやく笑顔で認めるのでした。
横浜の夜景を見ている豪太。
そこへ、田口健介(湯江タケユキ)が通りがかります。
「あれ?仲井戸さんどうしたんですか?」
「自分の良さを褒めていたんや…俺はこの正義感を活かして、犯人逮捕に貢献する。街の平和を守る。」
今後も、持ち前の正義感を活かして、事件解決に勤しむことを誓いました。
ケンジとケイジ時々ハンジ最終回感想・みどころ
豪太たちが逮捕に挑むのは、数々の強盗事件を繰り返し、闇バイトを雇って、自分の手を汚さないように裏で操作する、「キング」と呼ばれた存在。
なんと、豪太たちが出会った、人気モデルの森野さやかの恋人、阿久津だったことが判明。
阿久津は、投資家を装うものの、化けの皮が剥がれるのが早すぎる。
そこが少し、彼の浅はかなところでしたね。
海老沢夫妻の強盗被害事件を見て、「高齢者はお金を持っている…狙われる方が悪い」なんて人でなしな発言しているなと思ったらやはり。
海老沢夫妻は娘の発見により、無事でよかった。
阿久津が次に狙ったのは案の定、森野さやか。
誘拐して山の中で殺せって、ここまで人の命を軽視する犯人、史上初ですよ。
阿久津ってまともな親の元で育っていないんだろうなと思いましたね。
さやかは、彼を疑りつつも、豪太達が事情聴取したおかげで助けを言えて本当に良かったです。
阿久津が投資と偽って、闇バイトで犯罪を犯している事実に目をつぶり続けていたら彼女の未来は最悪の結末になったでしょう。
熱き豪太と二階堂の対立後の共闘で、「キング」の阿久津と、闇バイト達を逮捕出来た最終回は今まで以上に見応えがありましたね。
みなみと二階堂の恋をようやく認めた豪太の誇らしい顔と妹の幸せを照れくさそうに祝う笑顔が最高に輝いていました。
目黒と諸星判事も一緒に映画を見に行ってちょっと距離を縮めるなんてロマンチックな進展!
深刻な事件の後には、豪太の周りの人達の幸せエピソードがほっこりしましたね。
また、犯人逮捕と街の平和を誰よりも守る仲井戸豪太と横浜で再会できることを願いたい最終回でした。